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2015年05月22日

70チェイサー XGエクストラ・XLエクストラの話 

70チェイサー XGエクストラ・XLエクストラの話  そんなこんなで、ドツボに嵌ったネタをお送りします

クラウンのお買い得グレードが好評でしたので、それならこれはいかがでしょう?というのが些細な動機だったのですが。

往年の人気車故、この兄弟を既に取り上げられた方もいると想像しますし、私自身クレスタをやっているのですが、この両グレードだけをここまで追ったところはないだろうとも思います(笑)。

大したことはないと思った方は、意外な奥の深さに驚くはずです。

前振りはこのぐらいで、早速紹介していきます。
2015/5/30~31 画像を追加すると共に一部構成を変更しました。


・1984年8月 70系へのフルモデルチェンジ

最初に、1984年8月のカタログから、全グレードを紹介してしまいます。





最初の2頁はアバンテ系、次の2ページはアバンテ系以外の廉価グレードとなります。

70系へのモデルチェンジが行われた際、チェイサーはそれまで設定のあったセダンが廃止されてハードトップのみに絞られています





話の主役となるXGエクストラのみを再掲
従来同様、1800の最上級グレードとして、マークIIとクレスタには設定の無い、XGエクストラが設定されていました。
この代の代名詞的価値を持つカラードバンパーとスーパーホワイトIIは、アバンテ以外ではXGエクストラのみ、選択可能でした。
内装では、アバンテと同形状の豪華なシートが特徴でした。



・1985年6月 スーパーホワイトIIとカラードパンパーの設定拡大

アバンテ・XGエクストラ以外でもカラードバンパーが選択可能となると共に、ホワイト(033) → スーパーホワイトII(040)に設定が変更されています。(XLのみ黒バンパーとセットでホワイトが継続設定)



両アイテムでやはり外観の印象は変わりますね。
SXLとXGは、ホワイトの色変更により、内装色もクールグレーからマルーンに変更されています。



・1985年10月 XLエクストラの追加


この時のグレード追加は、一般的には上の2台を指す(GTツインターボSは、前期のみの希少グレードという視点もあり)のですが、今回はあくまでも軽く触れるのみとします(笑)



本題の1800に関しては・・・



1985年に入ると、マークIIにはGRエクストラ、クレスタにはスーパーカスタムエクストラという、XGエクストラ同等のグレードが特別仕様で発売されるのですが、こちらはついに見開きでも掲載されることになります。
「TOYOTA GT-SALOON 1800」の文字はさすがに無理やりの感あり。





こちらがチェイサーのみに追加されたXLエクストラ
従来、XGとXLの間には、それほど装備差が無かったはずなのですが、隙間にねじ込むような形で追加されています。
外装ではピラーエンブレムとリヤの「EXTRA」エンブレムが追加、内装では専用のモケットシートが特徴となります。
外装色はスーパーホワイトIIのみ、内装もマルーンのみでした。
XLでは、マルーン内装が選択不可でしたので、それを補う形。



・1986年8月 マイナーチェンジ
 
開発のテーマはいくつかあるのですが、その中には「中級グレードの充実」があったりします。



マイナーチェンジ後もXGエクストラが、カタログの見開きで扱われるのは同様。
さすがに「TOYOTA GT-SALOON~」の文字は消えていますね。

マイナーチェンジではクリアランスモニターが全車標準装備となりました。





おさらいも兼ねて、この時点の4気筒系全グレードを掲載します。

XGとXGエクストラは、1800だとパワーウィンドーの有無が一番大きな違い。XLとXLエクストラは、、、見た目からして全く違います。





この先の話を知っていただくためにも、この時点の主要装備一覧と主要諸元表を掲載してみます。


普通はここまでで、あとは特別仕様車の適宜投入ぐらいでモデルチェンジまでつなぐのですが、実はここから更なる展開が待っているのです(笑)



・1987年8月 特別仕様車「新型XGエクストラ」発売

  生産時期:1987年8月 ~ 1987年10月
  追加装備:大型ロッカーモール、樹脂ホイールキャップ 、カラードマッドガード、トランクキーオーナメント





実は、1988年1月のXGエクストラとXLエクストラのカタログ画像なのですが、一部内容が異なるのみですので掲載してしまいます。

この変更により、外観上ではリヤトレッドとエンブレムを除けば、アバンテと同等になっています。この時期には、マークIIにGRサルーン、クレスタにはスーパーカスタムエクストラが追加されていたのですが、ここまで上級グレードに近い装いではありませんでした。



以下は、特別仕様車のはずなのに、XGエクストラだけ差替えとなった本カタログより抜粋。





1986年8月の画像と比較すると、違いは一目瞭然ですね。
本カタログの差替えが物語る通り、生産時期終了後も、一般グレードとして継続生産となります。



・1988年1月 XLエクストラの仕様向上
  
  追加装備:大型ロッカーモール、樹脂ホイールキャップ 、カラードマッドガード、ホイールアーチモール
  備考:パワーウィンドー&電磁ドアロックのOP設定追加





XGエクストラは特別仕様車として発売された後、一般モデルに転じましたが、こちらは最初から一般モデルの仕様向上となります。

XGエクストラと外観を比較すると、トランクキーオーナメント無、ブルーガラス、ガラス越しに見えるヘッドレストの大きさ相違等の違いはありますが、まぁ一般的には些細な違いであって、判別できないでしょうね。

一般モデルを抜粋したカタログという扱いとなるため、裏表紙の主要装備一覧表には、特別装備という記載は見当たりません。





もちろん本カタログの画像も更新されています。
一部アイテムの変更だけでも大きく印象が変わるのが、クルマのスタイリングの奥深いところです。



・1988年4月 オートエアコン付XGエクストラとオートエアコン付XLエクストラ追加



モデルチェンジ間際となりましたので、さらにお買い得を上乗せ(笑)
手前がXGエクストラ、奥がXLエクストラとなります。
特にXGエクストラなら、フロントにAvanteエンブレムを追加してしまえば、この角度なら判別されることはありません。





販売店装着のオートエアコンが付いたXGエクストラ
同時にドアカーテシランプが追加されているため、特別仕様車の扱いとなっています。





同じく販売店装着のオートエアコンが付いたXLエクストラ
オートエアコンの装着に伴い、コントロールパネルがレバー式からプッシュ式にグレードアップされています。この時まで、XLエクストラはオートエアコン装着不可というのがネガだったので、この追加は福音でした。
もっとも、こちらはオートエアコン以外の追加がなかったため、特別仕様車の扱いとはならなかった・・・というのは本当に微妙な違いです(笑)




表と裏表紙です。
主要装備一覧では特別装備の記載が復活していますが、XG・XLとの比較となっています。



ということで、以前に特集したクレスタと比較しても、チェイサーは1800への力の入れ方が違うのがお解りいただけると思います。

このシリーズは、成功を収めてチェイサーの拡販に寄与することとなりました。
XLエクストラこそ、70のみで終了となりますが、XGエクストラは、80に変更となる際に”ラフィーネ”という独立したグレード名が与えられることになるのです。

そのあたりの事情については、1989年2月号の月刊自家用車、車種別総合研究において、80マークII・チェイサー・クレスタが特集された際に、掲載されたインタビュー記事が解り易いと思います。

ちなみにインタビューしているのは、自動車ジャーナリストの川島 茂夫(高原 誠)氏。インタビューを受けているのは、当時の主査である渡辺 忠清 氏となります。

引用ここから--------------------------------------------------------------------

渡辺 4気筒のほうは、全体の割合からすると30%ぐらいなんですが、地方へ行くともうちょっと出るんです。(中略)

高原 1800モデルでもチェイサーだけはラフィーネをつくりました・・・。

渡辺 これも正にその販売店を扱っている車種を考えての設定です。

高原 去年(昭和62年)、チェイサーは1800が・・・。

渡辺 多いです。マークII、クレスタに比べますと1800の比率が非常に多いんです。それはスプリンターからの上級移行としていきなりポンとアバンテにいくというのはあまりにも大きすぎる。中間的にもう少し充実したやつをつくろう。

高原 そうすると、コロナであり、カリーナであり、カムリでありの・・・肩代わりをするわけですね。

渡辺 そうです。ちょっと違うんですけどね。しかし、だからといって全く新しい車種を入れても、これまた代替は一気にはいかないでしょうから、今までの形態の中でより売りやすくしていくためにはああいった形がいいだろう。それなら、エクストラだとか何とかいう名前を付けるよりはグレード名をつくっちゃったほうがお客さんも気持ちがいいだろうし、売る方にしたって訴求しやすいだろうと。

---------------------------------------------------------------------
引用ここまで

インタビュー記事中にある肩代わり云々についての検証として、比較されている車種の価格を比べてみます。

1988年3月時点の東京地区の車両本体価格(MT/AT)となります。
(チェイサーに関しては1987年から1988年にかけての仕様変更が反映されていないという疑いがあるのですが、まぁあまり変わらなかっただろうということで、そのまま掲載します)

・チェイサー
  XLエクストラ:146.5/153.4
  XGエクストラ:164.3/171.2

・カリーナED
  1800L:142.3/150.2
  1800F:159.8/167.7

・コロナ → カタログへのリンク
  1800MX:141.7/149.6
  1800EXサルーン:158.8/166.7

・カムリ → カタログへのリンク
  1800XTサルーン:139.3/147.2
  1800ZE:165.5/173.4

ということで、価格自体はかなり接近していたのです。
もっとも価格には理由があって、これらFFサルーンとチェイサーを比較すると、

 ・燃料供給装置、 シングルポイントインジェクション : キャブレター
   (さらにコロナのみハイメカツインカム)
 ・オートマチック、 ロックアップ機構付 : ロックアップ機構無
 ・リヤサスペンション、 ストラット : 5リンクリジッド

となって、それなりの格差はあるのですが、まぁ気にしない人には大した問題ではなかったということなのでしょう。


かくしてチェイサーの裏メニュー的な人気グレードだったのですが、この手のグレードの常で、今では本当に残っていません。ごく普通のユーザーが、ごく普通に買って、ごく普通に使って、ごく普通に代替してとなったので、当然ではあるのですが。



長くなってしまったのですが、最後におまけ。

80以降はチェイサーも2.0Lに主流を移し、その傾向は90以降さらに顕著となったのですが、100では唯一1.8Lが途中で復活していたりします。

その100が末期(=チェイサーのラスト)となった時点のチラシです。



表にあるのは、2.0アバンテではなく1.8。チェイサーは、最後まで1.8が拡販の決め手だったのです。
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Posted at 2015/05/22 21:42:03

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この記事へのコメント

2015年5月22日 22:11
こんばんは♪

これぞ渡辺氏が口篭っていたとは言え、実質販売店対策ですよねぇ。

当時のオート店のラインナップを考えれば、スプリンターからいきなりチェイサーのアバンテは冒険でしたからねぇ。

70チェイサーの4気筒は載った事無いですが、我が家に71後期チェイサー1G-EUアバンテが有ったので、多分相当非力だった様な気がしますwww

1G-EUですら高速に乗って坂道になるとかったるかったんですから、1.8だと3速にシフトダウンしてたんでしょうねぇ。

で、100の時の1.8は、JTCC参戦の為のベースと言う位置付けも有ったような気が…?

コメントへの返答
2015年5月22日 22:26
こんばんは

販売店対策だとしても、それを本腰入れてやってしまうのが、このメーカーですよねw
XGエクストラは、正にスプリンターとアバンテの中間点でしたが、XLエクストラは値引き込なら、スプリンターSEサルーンと同じくらいの価格だったのではないかと思います。

教習車が70クレスタでして、非力という実感こそなかったものの、聞こえてくるエンジン音が、1Gとはだいぶ違っていましたwww

当時の1.8だと、高速は相当辛かったと想像します。ロックアップ無でしたから燃費もそれなりの値だったのでしょうね。

なるほどSX100は、JTCC参戦というキーワードがあったのですね。90登場時に、渡辺氏が4S-FEで十分ですと語っていたことを思い出したりします。
2015年5月22日 22:30
こんばんは。

70のカタログにボクが当時付き合いの有った
ディーラーさんの他店舗のシールが
貼って有って驚きました(^^;

担当だったMさんは、係長>課長>所長>部長と
出世されたのですが、70~80の頃でも?
結構チェイサーを販売するのに苦労していたのを
思い出します・・・・
若い子にマークⅡの条件を言われて、
「当て馬だったら、意味が無いんだからな!」と
良く言っていたですねぇ(^^;

話を聞くと?初代のチェイサーの時代は本当に
苦労したそうです。
100系になってようやく?JTCCの活躍で
人気が出た様に思うのですが、それまでは
マークⅡとクレスタの背中を追っていた様に思いますので・・・・
コメントへの返答
2015年5月22日 22:53
こんばんは

後年になって入手したカタログなのですが、なるほどそちら方面のディーラーのシールですよね。

ご担当の方が話された内容ですが、オート店は大衆車からスタートしていて、上級車には後から参入した形ですから、苦労したというのは頷けます。上級車ほど指名買いが多かったりしますし、チェイサーはクレスタのように一時のブームになることもありませんでしたしね。
東京トヨペットですら、大衆車市場への参入は大変だったと社史に残っているくらいですから、オート店の上級市場への参入は、それ以上だったと想像するところです。

そんなチェイサーも100になってようやく(?)、ツアラーVを中心とした人気が盛り上がりましたよね。C&D誌で3兄弟の販売比率が掲載された時に、ユーザー層や人気グレードが大きく異なっていたことを思い出します。あれが最後の花道的になってしまったのは残念でした。
2015年5月23日 1:01
こんばんは。

大変"つまらない"話で恐縮ですが、当時ご近所さんが70系スプリンターHTから写真の70後期のXGエクストラに乗り換えられてました。それを見て、子供心に「アバンテみたい。これで十分。うちの父さんこれに乗り換えてくれないかなぁ」って思ってました。

"つまらない"ついでで度々恐縮ですが、スターレット、スプリンター、チェイサー、そしてライトエースまで廉価グレードがXLという偶然、「何か狙いがあったのかな?」と未だ気になります。
コメントへの返答
2015年5月23日 8:35
おはようございます

いえいえ、いただくコメントに”つまらない”ものはありません。
やはりオート店つながりでの代替が主だったのでしょうね。70系や50系スプリンターからの代替となると、中間の1800が必要という見解も頷けます。

ご指摘のXLは、始まりは初代スターレットの4ドアだと思いますが、系列の車種のGL級全てで揃っていましたね。その下級はDXというのも同じですが、上級はSE・XG・SXL・GXLと見事にバラバラでした。
2015年5月23日 1:33
こんばんは。

当時XGエクストラは見かけましたが、XLエクストラはほとんど見掛けなかったと思います。

私の父が初代チェイサーの後期型2000SXLのセダンに乗っていました。
大きな衝撃吸収バンパーの付いた物でした。
初代や2代目の60系では素の1800XLとか見かける事は有りましたが、70系になると1800に関してはXGエクストラがいちばん多かったのでは?と思います。
コメントへの返答
2015年5月23日 8:42
おはようございます

XLエクストラはこの代限りでしたから、上級移行する中では、XGエクストラの方が多かったのでしょうね。自分の通勤経路には、XLエクストラがあって、随分長く乗っていたことを思い出します。

3代目マークIIではGL系も多かったですから、初代や2代目のチェイサーだと1800&2000XLは、6気筒系よりかなり多かったのではないでしょうか。ご近所や同級生関係で同世代のチェイサーとなると、ほぼXLだったように記憶しています。
2015年5月23日 6:48
おはようございます。

いや~読みごたえありました!!まさに面目躍如ってところですね。
これだけ1800について熱く語った文章、どこにもないでしょう。

さて、1800シリーズ。似て異なるものにずいぶん乗っていた私としては、やっぱり気になる一台で、
7~8系の足回りのグレードダウンはショウガナイとはいえイマイチ納得いかないモノでした。
しかし、R32スカイラインを十分参考にしたと思われる90系、これの1800の出来が秀逸だったのは
よ~く覚えています。
当時勤めていたクルマ屋(伝説の正月コロナ解体オフをやらかした所ですな)で、あたしが付き合っていたP東京・用賀の営業氏から買い取りを頼まれたのが2台のマークⅡ。これが世田谷近郊をメインに活動している不動産屋の社用車で、やっぱりというか、当然グレードはグロワールのわけがなくGL。確か2台3万くらいで買い取って、「車検切れるまで代車にして、あとは輸出だな」なんて考えていたのですが、こいつがま~楽しい楽しい!足回りは60系GT以来の4気筒にして独立懸架、シリーズ最軽量のボディ、そして単体重量軽くてよく回る4Sエンジン。これまた必要にして十分の14インチタイヤと相まって、良い走りをしたものでした。パーキングブレーキがハンド式ってのも妙なやる気を掻き立てられました。これ、社員間でも評判良く、結局Tベルト交換の上、継続車検とってしばらく延命させました。これならわざわざグランデ買わなくても、グロワールにグランデ・エンブレムつけてりゃ十分だなぁと
大いに見直した一台でした。こんな本当の意味での「羊の皮を被った狼」的なセダン、また出ませんかねぇ。
コメントへの返答
2015年5月23日 10:23
おはようございます

お褒めのお言葉をありがとうございます。懸命に調べた甲斐がありました。以前にも一度調べたような気がするのですが、見事に失念していましたので、今回のは備忘録要素もあったりします。
それほどまでした調査対象がこれというのが実に私らしいかと(笑)

60までは、リジッドサスによるリヤトレッドの狭さが気にならなかったのですが、70以降はフロントトレッドが広がったものですから、相対的にリヤトレッドの狭さが気になったものです。そんな視点からすると、やっぱり付けたいリヤマッドガードも定規的要素があって、痛し痒しでしたね。

書かれている90は、私も一度お借りしたことがありまして、そのスーパーハンドリングマシンぶりに感銘を覚えたものです。それまでは、4気筒というだけで興味を持たなかったのですから、正しく目から鱗でありました。
よ~く調べてみたら、大型化されたのに軽量なボディで、重量配分はほぼ50:50。それに4輪独立懸架&4輪ディスクですから、素性からして良かったということでした。
上に書いた通り、90登場時の渡辺主査は、R32を褒めていた一方で、90は1800で十分と発言されていたのですが、さすが開発者は分かっていたということなのでしょう。

なるほど、評判が良くて、継続車検で延命させられたというのも納得なのです。FRの小型セダンでは、アルテッツァが子孫となるのでしょうが、それも生産中止となって久しく。需要は少ないながらも確実にありそうに思うのですが、開発環境に余裕はなさそうですね。
2015年5月23日 8:16
おはようございます。

私の父が新車の1988年7月登録の新XGエクストラに乗ってましたので、凄く懐かしいです。

私が1995年に免許取得し、初めてドライブしたのがこの車で、
その頃の自分にはグロス100馬力は、とてもパワフルに感じましたね。

今ではパワーこそアンダーですが、
4気筒エンジンの為か鼻先が軽く、
意外とハンドリングは軽快だった記憶があります。

途中でGT用フロントスポイラーや、有線リモコンのCDチェンジャーを着けたりしたのが懐かしいです。

私の歴代所有車は全てX系で、まさにこの車が原点、
今のJZX110Wも13年になろうとしてますが、
重課税にめげず、またまだ乗りつづけます^ ^

コメントへの返答
2015年5月23日 10:37
おはようございます

今回取り上げた、新XGエクストラにお乗りだったということで、このブログで懐かしんでいただけたことを嬉しく思います。1988年7月登録となると、X80系の登場直前で熟成が極まった時点での購入ですね。

大き過ぎない&パワフル過ぎないFRというのは、運転の上達には最適ですから、免許を取って最初がこれということは羨ましく思ったりします。

SX70こそ教習車だけでしたが、SX90は上のコメントのとおり、その鼻先の軽さがもたらす軽快さに驚いたことがあります。エンジンの重量ってハンドリングへの影響が大きいということを再認識することともなりました。

お乗りになっているJZX110Wは、今では貴重となった直6搭載のワゴンですから、大事に乗り続けられるのが正解かと思います。
2015年5月23日 20:42
こんばんは。


70系が現役だった頃は良く見掛けていたXGエクストラですが、まさかこれ程の仕様変更があったとは初めて知りました。


特に新XGエクストラと、XLエクストラの仕様変更モデルはこの時点で最終版かと思っていたのですが、度重なる改良とこの後にオートエアコン付きの仕様を出すあたり、チェイサーの1800の割合が大きかったことへの表れのようですね。


実はこの当時、地元でオート店が無かった為にチェイサー自体稀な存在でしたが、田舎故に農家で自家用として乗っている方が多く居まして、見た目は同等ながらトレッドの狭さとエンブレムに疑問を感じ、小学生ながら「アバンテじゃないな・・・」と思いながら見ていました(笑)


最後のインタビューの内容は、とても興味深く読ませて頂きました。 オート店でのチェイサーとスプリンターのポジションは明らかにマークⅡ、クレスタとは異なりますし、その意味で両車よりも1800シリーズを充実させていたのも妙に納得しました。
コメントへの返答
2015年5月23日 22:34
こんばんは

通常だと特別仕様車で対応する内容を仕様向上でやっているのが、不思議であり、今一つ知られていない理由でもあるのでしょうね。

チェイサーは、1800に力が入っている分ロードリーは、マークIIのリミテッドやクレスタのエクシードよりも若干変更回数が少なかったりします。この辺り、各販売店へのバランスが考慮されていたということなのでしょう。

この兄弟の1800も、120クラウンさながらに、上級グレード化けが多かったように思います。エンブレムだけから結構手の入っている物までありました。もっとも、リヤトレッドだけは、どうにもならなかったのですが。

オート店は、ミドルサルーンを持たないというのがシリーズ構成に影響していましたね。70だと、チェイサーの全長が短いのが兄弟間で比較されると不利だったらしく、その点でも1800を充実させて、販売に力を入れざるを得なかったという、もう一つの事情もあったようです。
2015年5月27日 0:00
いつもの通り亀レスです。
私の知識の浅いところを満たしてくださる貴ブログに感謝です。

さて、当時子供心にマークII3兄弟は直6ばっかりだと思っていたのですが、
ラインナップを見ると直4がメインなのですね。
それもアバンテ以外は見た目にも落差が大きい・・・。

量販グレードはどんどん代替されて上級グレードは満足度が高く
残る傾向があるのかもしれませんね。

それにしても特別装備が上級グレードの
魅力的なものが厳選されていていい特別仕様車ですね。

最後の100系はラフィーネ好きでした。
100系で一番かっこいいと中学のときに思いました。懐かしい。
それにしてもかなり安くしてくれたんですね・・・・ネッツ。
コメントへの返答
2015年5月27日 21:59
こんばんは
あまり役に立つとも思えぬ内容ですが、楽しんでいただければ幸いです。

クレスタとマークIIだと直6がメインですが、チェイサーでは直4の比率が高かったようです。先代後期からアバンテの特別感を強めていたのですが、モデル末期になると廉価グレードの比率が上がりますから、アバンテに近付けざて購買欲を煽らざるを得なかったというのが実情なのでしょうね。贅沢しなければ、XLエクストラにオーディオを付ければ、十分な気がしますが、それならカムリの方に目移りしそうな気もします(笑)

書かれているとおり量販グレードは残りませんね。90カローラも最多量販はXEサルーンでしたが、現存数はおそらく違っていると思います。

100系ラフィーネは、90の経験からするとお買い得だったと思います。もっとも、120カローラと110マークIIが出揃っている時点で、あえて100チェイサーを選択するかというと疑問符なのも事実でして、やはり価格勝負に持ち込むしかなかったのでしょうね。
2015年5月27日 23:44
追コメントです。

本日、出張で自家用車を使ったのですが、別の拠点から来られた30代中頃の主任さんが100系チェイサーのツアラー(1G)でした。めちゃ気に入っていて買い換える気に全くならないとのことでした。チェイサーの話題で個人的に盛り上がっていたので嬉しくなりましたよ。うちの会社にはツアラーVがあと二台あります。

ラフィーネ追加時のカタログをもらいに行った記憶が昨日のことのようです(涙)
コメントへの返答
2015年5月28日 19:57
100チェイサーは、同時期のマークII・ローレルと並んで、直6を積んだ4ドアハードトップの末裔ですね。

今では同種は購入不可能となりましたから、代替する気にならないというのも解ります。今乗っていても不足はないというのも大きいのでしょうね。

最終型でも既に旧車増税の対象ですし、解体入庫のピークも過ぎましたが、まだまだ乗り続ける意味を持つクルマだと思います。
2018年8月21日 19:59
はじめまして。

私の父親がSX60のXLに乗ってました。
KE70スプリンターXL(1300)からの乗り換えでしたが、父親が「このチェイサー、付いてるもんはDXでも十分なんだけどなぁ…スプリンターがDXの上のXLだから、さすがにチェイサーでDX買うのは、みっとも無ぇよなぁ…」と云いながら、1800XLを買った次第。
要はAMラジオとヒーターが付いていれば良かっただけのようなので、リアシートのアームレストが付いたXGや、フル装備のXGエクストラは、最初からアウトオブ眼中でした…
それでも、納車後に「タコメーター付いてると、運転が楽しい」だの、「チルトハンドルは姿勢が決まって便利」だの、「シートがビニールじゃないから、汗でべたべたしなくて良いな」だの、XLにして良かったようです。

71系がMCしてから、担当のセールスマンが何度となく「そろそろ…」と云いながらカタログを持ってきましたが、価格が記入されているグレードは、アバンテ以上の上級グレードで、ツインカムだのターボだのに興味のなかった父親は見向きもしませんでした。

当時、姉が大学に行っていて、お金もなかったのですが、それでも、XGエクストラのところに価格が記入されていれば、もしかしたら検討していたかもしれません。
世間(ご近所)のくるまがほぼエアコン付きに替っていたこともあり、本当は買いたかったのでしょうが、やはり「学費」がネックになった模様です。

結局、平成3年まで60XLに乗っていましたが、運転自体はしやすい車で、免許を取ったばかりの私でも、運転は楽でした。
パワステが無くてもハンドルはそれほど重くなかったのもありますし。

ただ、70XGエクストラを買っていたら、もう少し世間に見栄を張れたのかなぁ…と思うと、複雑ですね…

平成3年にスプリンターSEサルーンに買い換えたのですが、その後、私の就職の際に、私に90チェイサーのラフィーネを買わせようとしていたのは、あの当時買いたくても買えなかった70XGエクストラの恨みを晴らそうとしていたのかもしれませんね。

そんな父親も、90ラフィーネの契約前日に急死し、90ラフィーネ購入も無くなったのですが、子どもの頃から父親に刷り込まれたおかげで、私もトヨタ車ばかり乗りついでいます。

長くなりまして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いします。
コメントへの返答
2018年8月21日 21:58
はじめまして
コメントをありがとうございます

KE70からSX60というのは、当時多かった代替ではないでしょうか。チェイサーはマークIIと異なり、ウレタンバンパーが全車標準だった分、若干見栄えが良かったながらも、それでもサイドモールのないDXともなると、教習車等の営業車然としていた感は拭えません。装備差はあまりないに同感ですが、そこはXLで正解だったと思います。購入時は不要と思いつつも、付いてくると便利さを享受できるのが快適装備でもありますね。

71の時代だと1800も売れ筋の一つでしたが、要求される装備水準が上がったことで上級グレードの比率が増えていきます。売る方もそれを意識していた感はありますね。

「学費」はかなり大きな出費となります。うちの父もその間は、車は我慢していたようでした。「学費」からの解放がマークIIに再び戻らせた大きな要因だと思っています。

今になって本当に実感するのですが、クルマでの見栄って、本当に期間が短いです。ここに囚われると最新型のみが華と思ってしまいますし。
横目で華やかな最新型を眺めつつ、自車を長く愛でるのも一興と思うようになりました。

書かれている70XGエクストラが傍にあれば、また違った思い出が作られたのかもしれませんが、遠くにあったからこその思い入れがあるように拝見しました。

私も好きなこの回が、そんな思い出のきっかけになれたのであれば、大変光栄に存じます。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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