
「突然ですが、赤色のイメージのクルマっていうと何を思い浮かべますか?」だそうです。
お題が早々に下げられたこともあって、考えている内に機を逸してしまいました(笑)
しかしながら、リクエストもいただきましたので、私的解釈でブログとしてみます。
ちなみに、今回、W204以外の画像は、
FavCars.comより引用しています。
先ず、タイトル画像のクルマは、殿堂入りで文句あるまい、ということで特別枠。
少し前のブログのとおり、(特に前期は)XGと赤が代名詞なのです。
ファミリア以外の5選ですが、イメージだけで選ぶと先行された方と重なるだろうなということで、他車にインパクトを与えたエポックメイキング的観点も含めつつで、選んでみました。
裏を返せば、他車が影響されるくらい似合っていた、としてみたいわけです(笑)
○2代目コスモ
上級スペシャルティ市場の開拓者だと思います。
このクルマの成功を見て、後を追ったクルマ多数也。
「マイ・ラグジュアリー・ナイト」や「夜はドラマチック」の演出には、やはり内外装赤の組合せが筆頭なのです。錦糸町のキャバレーと評された、赤のモケットシートもまた、一大ムーブメントとなりました(笑)
これ以前は、ややくすんだ領域の赤が多かった印象で、この領域の赤をイメージカラーにしたというのは、これが最初なのではないでしょうか。
○初代チェイサー(後期)
初代チェイサーといえば、これですよね。
前期のイメージリーダーはイエローのSGツーリングだった、なんてことを知っている人は少数派。それぐらいイメージ形成に貢献したのが、この赤のSGSなのです。
マークIIは、無彩色or有彩色もダーク系のメタリックが多数でしたから、チェイサーの独自性の強調という意味でも、いい狙い所ではありました。マークII以外にも、このクラスでは珍しい領域の色でありましたから、それをイメージリーダとするのは、ある種挑戦でもあったのですが。
チェイサーの販売台数が少なかったこともあって、一時期中古車では、この仕様限定で人気が盛り上がったりもしたようです。
まあ、イメージキャラクターだった草刈正雄氏もイメージにだいぶ貢献している感はありますね。
余談ですが、当時の雑誌を飾ったコピー”ロマンを見失うと、あなたもただの「おじさん」になる。”という言葉が、昨今心に刺さりつつあり(笑)
○6代目ブルーバード
赤が似合うセダンって、珍しかったのですが、それを見事に着こなしたクルマですね。
ホワイトとかグレーツートンも良かったですけれど、新たなる価値観の創造という点では、この色を筆頭にすべきだと思います。赤のみ、内装色を黒にするというのもアクセントとして効いています。
これも、沢田研二氏と「お前の時代だ」というフレーズが印象的でありました。
この後、赤とセダンの組合せをイメージリーダーに据えたクルマとしては「サニー」、「スプリンター」、「シグマ」あたりが思い浮かびますが、いずれもこのブルーバードからの影響は否定できないでしょうね。
○初代ラングレー
3ドアハッチバックと赤の組合せは、一大ムーブメントとなりますが、それに貢献した筆頭は、タイトルに挙げたファミリア。もう一台は、このラングレーを挙げたいところです。
初代のラングレーは、パルサーの3ドアハッチバックベースながらも、ミニスペシャルティカー的な独自イメージの形成に成功していますが、それにはこの内外装色のコーディネートも貢献していると思います。
このイメージのまま進むのかな、と思っていたら、次世代は拡販を狙った5ドアを追加する一方、パルサーにはこの領域の色が設定されて、両者の関係が接近。結果、独自のイメージは薄れてしまいます。
よく考えてみたら、これもコスモ由来の赤のボディカラーに、赤いシートの組合せですね。
○初代シティ
最後の一台は、2代目スターレット、初代CR-X等と迷ったのですが、やはりこれかなということで。
この赤は、主にノンターボのRとかEのイメージでしょうか。後から追加されたターボだと黒に替わる気がします。
ファミリアやラングレーを、このクラスに赤を広めた伝道師とするなら、このクルマが更にドライブをかけたと言えるのではないでしょうか。
といったところで、いかがだったでしょうか。
こうしてみると、赤に黒のアクセントが加わると、スタイル全体が引き締まる感がありますかね。
似合うクルマということであれば、他にもまだまだありそうなのですが、最初に掲げたエポックメイキングという視点なら、やや古すぎる感はありつつも、まあ納得をしていただけるかなと。この手の選抜はどうしても、イメージカラーに掲げるクルマが候補に残る気はしますね。
余談
こちらは中古車画像から引用
W204までは、ソリッド赤も選択可能でした。
(私感の前提で)やや鮮烈過ぎる気がしますが、意外とこれはこれでありかもしれません。
メタリック代不要は魅力ながらも、不惑を過ぎた夫婦で乗るクルマとしては、購入候補の俎上に乗ることはありませんでしたけれども。
ところが、都内を走っていると、この色も意外と見かける機会は多いように思います。
ヤナセ扱いということもありますし、バブル時代のアウディ80的買われ方なのかなと推測しているのですが。
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みんカラ投稿企画 | クルマ
Posted at
2016/09/03 23:07:11