• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2018年10月12日

思い出のクルマをカタログで振り返る33(2代目カリーナバン)

思い出のクルマをカタログで振り返る33(2代目カリーナバン) 思い出のクルマ、第33回です。
このシリーズ、2年ぶりの更新となってしまいました。

これまで取り上げてきた流れからすると、意外な車種と思われるかもしれませんが、私の中では絶対に忘れることが出来ない一台です。その理由は、クルマ本体ではないとだけ書いて、後のお楽しみとさせてくださいませ。


後段の話が長くなる予感ですので、早々にクルマの紹介に入っていくことにします。

カリーナは、1970年(昭和45年)にセダンのみで登場しましたが、1972年(昭和47年)にハードトップ、1975年(昭和50年)にバンの順でボディバリエーションを追加し、トヨタのミドルサイズの一角を担う存在に成長していきます。セダンのみの時代には、後発ということもあって、カローラやコロナの合間で販売に苦労したようでもあり、これらのボディバリエーションは拡販材料の一つでもあったわけです。

同時に登場したセリカが好評だったこともあり、カリーナは他車よりも後に回される形でモデルチェンジを受けたのは、セダンの登場から7年近くが経過した1977年(昭和52年)でした。この時には、後続のハードトップとバンも同時にモデルチェンジが行われています。初代のバンは2年足らずしか作られなかったモデルということで、希少車の一つに数えてもよいと思います。


ここでカルト話を一つ。
#A40系に進化した乗用車系に対して、バンのみは先代の型式(1400:TA16V、1600:TA19V)が据え置かれています。バンも乗用車系同様、内外装は一新され、プレスリリース等でもフルモデルチェンジとされていますが、型式上の扱いとしてはバンのみ初代からのマイナーチェンジ。

理由は推測となってしまうのですが、2年未満のモデルチェンジに対して自粛あるいは忖度等の力学が働いたのだろうと考えられます。当時は、マイナーチェンジは2年に1度、フルモデルチェンジは4年に一度という業界内の決まりがあって、それよりも早い変更はご法度的な雰囲気もありました。トヨタは、オイルショック後のモデルチェンジ自粛に反する形でカローラ/スプリンターをモデルチェンジして一騒動となった、という経緯もありますし。
まだ、お上の護送船団が今よりも遥かに強力だった時代でありました。

2代目バンは、登場2年後のマイナーチェンジ時にエンジンを2T→12Tに変更し、型式もTA49Vに変更。名実共に2代目の仲間入りをしています。更に2年後の3代目では乗用車系同様、TA67Vへと変遷。

以上、様々な環境がちょっと珍しい経緯を歩ませた話ということで。


さて、ここからはカタログの紹介です。

alt

見開きは、一新されたスタイリングから。
先述のとおり、先代の登場から2年足らずでのモデルチェンジでしたが、先代の面影はボクシーなデザインという共通項を残すのみで、パネル類はほぼ一新。ホイールキャップは、先代からの引継ぎですね。乗用車系はキャップレスホイールに移行していますので、バンの特徴でもありました。

以前に書いたブログでは、衒いのないという表現でセダンのスタイリングを褒めていますが、バンのデザインも素直さは同様で、同じく高く評価しています。

傾斜の強いリヤドアに連なる形で、バックゲートも比較的強く傾斜していて、意外とスタイリッシュでもあります。ワゴンの市場が限られた時代ということでバンのみで終わっていますが、ワゴンを展開させても成立しそうなデザインだと思います。



alt

続いては、リヤビュー。
Cピラーまではセダンとほぼ同様ですので、そこから後ろがデザインの見せ所となります。先代は、リヤクォーターウィンドーのデザインで遊びを感じさせる一方で、リヤゲートを他車から流用したようですが、この代では共に新たなものが起こされています。

リヤビューからは、時代が重なる3代目マークIIバン/ワゴンの印象にも近いかなというのは私感。共に、関東自工かセントラルが、開発に関わっていたという共通項があったような・・・というのはおぼろげな記憶。



alt

続いては、インテリア。
もちろんこちらも乗用車系と共に一新されています。

インパネやステアリングのデザインに関しては、初代後期(通称:ビッグ)よりも時代を逆行したように映るのは、興味深い点です(参考画像:初代後期)。ラジオの操作性はこちらの方がよさそうですけれども。

フロントシートは乗用車系と共通ですが、リヤシートはもちろんバン専用。
バン登録の制約が絡むスペースに可倒を意識したシートサイズやその構造が相まって、リヤシートの常用はやや厳しいものがありました。



alt

バンで大事な積載に関する紹介。
最大積載量は、先代の400kgから500kgに増量されています。
スーパーデラックスでは、デッキ部分もカーペットが敷かれていて、荷室をあまり意識させない装いでした。



alt

続いては、メカニズム等の紹介です。
細いピラーからも解る視界の良さが謳われています。リヤクォーターウィンドー部分の変更が効いていることも書かれていますね。

サスペンションは、フロントのストラットは乗用車系と共通でしたが、リヤはバンのみの採用となるリーフスプリング。乗用車系は、先代から他車より一早くリンクリジッドを採用していましたが、積載重視のバンではやはりこの形式ということで。重積載対応の反面、空荷ではリヤが弾んでしまう特徴も持っていました。

エンジンは、1600以上で展開していた乗用車系に対して、バンは1400も選択可能。
当時の商用車は乗用車よりも排ガス規制が緩かったため、こうした対応が可能でした。酸化触媒で規制適合に四苦八苦していた乗用車系よりも、触媒を持たない商用車ははるかに素直なドライバビリティを持ち、実際パワフルでもありました。商用車の後回し施策が、後年のNox規制で網を掛けられてしまう対象に繋がってしまったのは、何とも皮肉ではありますが。



alt

装備の紹介です。
乗用車系と重なる頁構成ですが、低グレードで展開する分、全体的にシンプルな品揃えとなっています。



alt

バリエーションの紹介です。
乗用車系では中級に該当するスーパーデラックスを筆頭に、デラックス、スタンダードの3グレードで構成されていました。グレードが下がるほど、乗貨兼用から貨物専用色が強まるということでもあり。当時のバンの標準かつ量販はデラックスだったと思います。

ATは非設定で、MTの4速と5速のみが設定というのが時代です。乗用車でもATは少数派でしたから、商用車だとAT非設定でも不自然ではありませんでした。商用車にもATが求められるようになるのは、もう少し後になってからですね。

ボディカラーは、掲載の3色と聞いた記憶があります。
オールスターゴールドは、セダンのイメージカラーということで乗用車風味が強くなりますが、実際の販売では、ビジネス用途に適したモノトーン系の2色が売れていて、見かける機会も同様だったような印象がありました。



alt

裏表紙は主要諸元表となります。
最初に書いた型式名の部分が確認できると思います。

全長:4,200mm前後 × 全幅:1,600mm前後という当時の日本の標準サイズにこのカリーナも当て嵌まっていました。各車、乗用車系で激しい商戦を繰り広げる一方、その多くには商用車も設定がされていて、そちらでも戦いとなっていた時代ですね。

それは、プロボックス系とAD系のみに集約されてしまった現代からすると、隔世の感を覚えずにはいられません。



といったところで、前段だけでも結構な量となってしまいましたが、ここからは本題の(?)思い出話となります。

今から遡ること40年前となる、1978年(昭和53年)の春先に、とある話が舞い込みます。
その内容は、前にコロナ2000GTデルタの回の時に書いた、父の親友が経営する会社で新たにライトバンを増車することにしたというもの。「クルマは詳しくないから、選定は全て任せるよ」となったのですね。

これだけなら、かなり緩い条件なのですが、購入先はコロナを買っていた東京トヨペットか、デルタを買っていた東京ダイハツから、勿論セールス氏はご指名というのが暗黙の了解でもありました。
今よりも縁故購入や紹介販売が幅をきかせていた時代ですし、共に定期的に何台も買っていて、冠婚葬祭にも参加していた関係とあっては、新たな購入先を開拓するというのは、余程の事情でもない限り成立しない話なのです。

そうなると、車種は自然とこのカリーナバンか、シャルマンバンのどちらかとなります。
当時の東京トヨペットは、乗用車系こそクラウン・マークII・コロナ・カリーナと広く扱っていましたが、バンに限ってはクラウンとカリーナのみを扱っていたのです。他県とは異なるトヨタ店とトヨペット店の関係は、商用車の方がより色濃く表れていました。

乗用車がコロナGTなのにバンがクラウンというのも不自然ですし、「大き過ぎる」となって早々にこの2車に収束。父的には、ダイハツ氏の方がフィーリングが合っていたという理由でシャルマンを推していましたが、私はカリーナを推薦。実質的には一世代前のカローラと最新のカリーナではクルマの実力が違うということで、この選択肢は私が一勝。

色は汚れが目立たないシルバー、都内の使用が殆どなので4速で十分という2点は、親子で意見が一致したものの、意見が完全に分かれたのがグレード。父は中間で十分という理由で、1600デラックス。私はスーパーデラックスを推薦。比べると豪華に映りますし、ブレーキが異なるという理由もありました。家にあった初代マークIIのドラムブレーキで怖い思いをして、ディスクブレーキに換装した経験がありましたからね。

それでも、この部分は父の意見が通ったんです。
商売で使うなら豪華に見せるよりも、当時多かったデラックスで目立たない方がむしろ好ましいと考えていたのだろうと推測するところです。オプションは、エアコンと確かステレオもあったとおぼろげに記憶しています。


あの頃の父は時間の余裕があり、仕様等の確認も兼ねて引き取り納車を担っていまして、このカリーナバンも先ず我が家にやってきました。
朝起きて、「カリーナ来てる?」と聞くと「外に止まっているよ」と父。加えて、「なんか違っているみたいなんだよな」とも。

外に出てみるとそこにあったのは、新車のカリーナバン スーパーデラックスだったのです。
デラックスのはずがスーパーデラックスを受け取るという、何とも信じられないような出来事。
もちろんナンバーも付いているわけで、スタンダードに化けたのなら、また話も違ってきますが、上級グレードですから、今更デラックスに替えてとも言えず、そのまま受け取ろうという結論となります。

このグレード違い事件、その後の経緯は曖昧ですが、注文書はデラックスだったとかで、入れ替わってしまった原因は不明、差金(調べてみたところ5.7万円の差)はほぼ購入側で負担という形で話が収まったと記憶しています。
受注者原因ということで、負担0という見解もありそうですが、この辺りは「長い付き合いの中では、まぁ間違いもあるよ」という商売人流の鷹揚さが勝ったということで。

その後、記憶するだけでも、平均すると2~3年おきにカリーナバン→コロナバン(昭和末期に取扱車種が変わっています)を乗り継いでいくのですが、一度スーパーデラックスが収まってしまうと、当初想定のデラックスに戻るという選択は浮上するはずはなく、ミッションこそ4速→5速→ATと変わっても、バンの最上級グレードということだけは常に変わることはありませんでした。

この会社とセールス氏の取り合わせは、後にコロナクーペでメーカーオプションの注文を忘れるという事件も起こるのですが、それはここからかなり経った後の話。

新車の購入において、これ以上の驚きは経験していませんし、この後も中々起こるとは思えません。そういう意味からしても、私の中で強く思い出に残る一台なのです。
ブログ一覧 | カタログ話(思い出のクルマ編) | クルマ
Posted at 2018/10/12 21:55:24

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

テスラ モデルYかな
パパンダさん

ワンコのネル嬢トリミングしました♪
kuta55さん

ランクル250のデッドスペースを有 ...
YOURSさん

LEDウインカー❣️🤗宜しくお願 ...
青いトレーラーNo.IIIさん

【グルメ】エビフライ🍤定食ゥーー ...
narukipapaさん

5/29)皆さん、おはようございま ...
PHEV好きさん

この記事へのコメント

2018年10月12日 22:07
おばんです。

個人的な商用車の経験=軽トラのイメージしかないのですが、普通車の4ナンバーにこんなドラマがあったとは!

たった、5万円差だと個人商店規模だと、ライトバン=自家用車=もう少しいいグレードにしたいのが人情ですよ。

まぁ、今の軽トラはこのカリーナバンよりも上等なパワステとエアコンが標準装備で、なおかつハイゼット系列だと、ATが4速ATなので、
カローラだとE100系のLX、サニーだとB13系JXのオーナー仕様の最廉価グレード並になっていますし。
コメントへの返答
2018年10月12日 23:27
こんばんは

その出来事によっては、車種関係なくドラマティックになり得るという実例の一つであります(笑)

当時の新車価格が80万円代ですから、10%近い差とも言えるんです。休日には乗用でも使う個人商店向けにスーパーデラックスが設定されていた形ですね。
一方で納入先から儲かっているように見せたくないという考え方は、当時は今より強かったように思います。

今は乗用車に連なる形で商用車も豪華になりましたよね。価格も上昇傾向ですから、いいものを長く使うとなっているのでしょうね。
2018年10月12日 22:27
こんばんは。

知り合いの若武者さんが同型セダンSTに毎日のアシ兼趣味車として乗られていることもあり、かなり身近な存在だったりします(笑)
注文書に「デラックス」と書いていたのにスーパーデラックスが納車されたとは、分かっても不思議なものですねぇ。

コロナクーペは以前書かれていましたが、改めて読み返すとかなり長命だったのですね。
コメントへの返答
2018年10月12日 23:32
こんばんは

排ガス対策が過程だったこともあり、当時は多く見かけたものの、バブル期に大半が消えてしまった感が強い世代です。
当時の注文書は全て手書きでしたから、型式名を間違えた辺りかなと。恣意的でなかったことも間違いはなく。

コロナクーペは、クルマがなくても不自由しない都内で使われていたために、新車からしばらくは距離を伸ばしていましたが、段々使用頻度が落ちていきまして。その分、長命となりましたね。
2018年10月12日 23:17
こんばんは。

書かれているように、現在ライトバンは選択肢が2車種になってしまいましたが、10年ほど前にいた職場には、90年代半ばから2000年代半ばまでの様々なメーカーのライトバンが置かれていて、乗り比べができました。

E100カローラ、サクシード、Y11,Y12,Y13AD、リベロ、ランサーカーゴ、カペラカーゴ、Y30セドリック(!),ジェミネットⅡ(!!)と、多種多様だったのですが、装備が必要最低限な分、各社の素の違いが判る大変興味深いものでした。覚えている範囲で書いてみますと…

E100カローラは豪華な100系のインパネそのままに、ドアは鉄がむき出しで、ハンドルも堅いPPと、徹底的なコストダウン。ATも3速でしたが、4EエンジンはEFIで元気にきびきび走りました。

対照的に、ほぼ同年式のリベロは、ドアはトリムが上までついていましたが、キャブのエンジンはもっさりしていて回らず。ランサーカーゴはセダンやワゴンと差別化するコストが惜しかったのか、内装がほぼ乗用車でいいクルマでした。

ADはY11は古臭いメーターとインパネでしたが、Y12で一気に近代化、しかしうるさかったんですが、Y13になると静かでボディーもしっかりして、高級車になったようでした。

カペラも98年式だった思いますが、キャブで走らず、人気がないのか、距離が伸びていなかった覚えがあります。

セドリックはビニールシートながら、さすがにインパネは高級感があり、なんといっても特徴的なV6エンジン。エンジン音も、ハンドルの遊びもアメ車(?)のようでした。窓は手巻きなのに、リヤクォーターガラスのみパワー。しかも外からもキーで操作できるという、珍装備もついていました。

ジェミネットⅡはレオーネのOEMですが、90年代まで作っていたんですね。バンなのに、エアコンの振り出し口の切り替えがボタン式なのが面白かった。こちらも、キャブでOHVのエンジンは回らない。

と、長文・乱文を失礼しました。しかし、10年経っていても、これだけ思い出すのですから、メーカーごとに特徴があって面白い時代だったんだと思います。
コメントへの返答
2018年10月13日 6:57
おはようございます

商用車は、乗用車よりも人で売る要素が強くなりますから、売る側としてもライトバンは必要としていたんですよね。
OEMでも残しているのは正にその理由ですし、選択肢の縮小は販売系列の統合が大きな要因だったりします。

各車の印象をありがとうございます。
書かれている中では、Y12とY13に乗ったことがあります。共にスライドとリクライニングしか調整が出来ないシートが、自分とは合わなかったです。どちらかというとY12の方がフィーリングは馴染みました。

Y30セドリックは乗せて貰った方で、V6の3グレード全て経験しました。タクシーグレードに近いデラックスと高級風味が入ってくるGLでは、インパネやステアリング等は共通でも、室内の印象がかなり異なってくるのが興味深かったです。バンのリヤシートは、収納性が優先されることから、サイズ・シートクッション共に最小限で長時間は辛かったですね。

ライトバンの選択肢が減った今では、これらの代わりとして、荷物優先ならハイエース/キャラバンか軽キャブバン、人も乗せるなら2L級ミニバンが選ばれることが多くなりました。

タクシーと共に風景の一部を構成していた存在だけに、その画一化は少々寂しく思えたりします。
2018年10月14日 12:04
このシリーズ、お待ち致しておりました(笑)

さてカリーナバンですね。
個人的にケンメリバンや当時ブームになりつつあった、バニングの影響と思われる、特徴的クオータウインドをもつ初代バンのイメージが強烈ですが、僅かな販売期間だったのですね。
30カローラのリヤハッチ流用ですから、その後の登場なのも道理ですがもっと前からあったと思ってました。

当時『大衆車』クラスのバンと違ったのは、荷室フルトリムですね。
日産などは下級グレードはセミトリム、上位グレードはフルトリムと作り分けした例もありますが、このカリーナバンはstdもフルトリムですね。
差別化の為、s-Dx以外は客室内はセミトリムと逆転現象が滑稽です。

何時も思うのですが、ディーゼルやバン(ワゴン設定無しの場合)のグレード設定ですが、下位グレード下位エンジンに集中しての細かいグレード設定は、セダンのグレードヒエラルキー維持の為かと思わせる差別的扱いを感じていました。
例えば 2000とは言わずとも、1800やSE、オートマの設定位はあっても選択肢が増えてよかったのかなと。
そこへ行くと同時期の三菱Σバンは、2000や上位グレードの設定が魅力的でした。
もっとも、セダンに比べバンは同一グレード呼称でも、サスなどやむを得ない場合でなくとも装備の省略が一般的な時代でしたからね。

ご体験された話、企業にとってのリスク管理の面で最近は進んでますね。
例えばネット注文。
言った言わないは勿論、発注後の誤伝達を防ぐ意味で色んな分野で進んでいます。

まあ年配者などそれが嫌な消費者もいますから、あえてターゲットにする商法もありでしょうが、それもいつまで続くかですね。
コメントへの返答
2018年10月14日 18:00
ネタ話を思い出しても、肝心のカタログが中々出てこなかったりするシリーズです(笑)

カリーナバン、おそらくスプリンター同様、乗用車だけでの展開を想定していたところ、販売店要望で急遽追加したものと推測しています。リヤハッチは流用ながらも、リヤドアは上半分を新たに起こしていますから、意外と手が込んでいたりしますね。

荷室フルトリム、実に鋭いご指摘であります。気になって調べてみたところ、初代も1600はフルトリムだったようで、カリーナバンの特徴としてよいと思います。安全コロナのバンは期中全車セミトリムで、130になってフルトリムが採用されていますね。

バンのグレード設定の件ですが、乗用車の方が上級拡大指向が顕著だったためと思っています。50年規制以降、失われたパワーを補う目的で大排気量化が進み、エクストラ等豪華さでアピールすることが増えていますね。その点、バンの方が規制前のヒエラルキーを守っていた感があります。ワゴンが徐々に復活した後、一足遅れて80年代以降は、バンも豪華装備が求められるようになっていきますね。

三菱Σバンの2000は、ワゴン以上の豪華な内容で当時の例外ですね。最近出た本に因ると、ΣはマークIIを意識していたようで、ワゴンLの三菱版を作ったのだろうと推測しています。5ナンバーではなく4ナンバーで出した理由が謎なんですけれどね。

グレード違いは当時でも珍しい事例だと思いますが、付属品等の見当違いは時たま起こっていたように記憶しています。今は、オンラインで繋がっていますから間違いはそうそう起こり得ませんね。
クルマの注文もやがてはネット発注が主流になると言われて久しいのですが、今でも対面販売が主流だったりしますね。登録の方の電子化は進みつつある感がありますけれども。
2018年10月26日 22:43
お久しぶりです。
TA16Vの型式の件ですが、ツイッターでアップされたかたが、同様の指摘をされていて、初代カリーナと2代目バンの共通点を探してみました。
ホイールカバーが初代と共通しているのが不思議ですが、ホイールベースが初代と同じ2495mです。
初代セダンハードトップは2495mですが、2代目セダンハードトップは2500mです。

トヨタホームページの系譜には、初代カリーナバンが掲載されてなく2代目がTA16Vで紹介されてます。

1975年12月にバンを追加して1977年8月のモデルチェンジは、今では考えられないほどの短さです。
プラットホームは初代バンを使い回しして、内外装を2代目に合わせたという推測です。

pirl-siroさんのおっしゃる通り、運輸省の認可をとるのにマイナーチェンジ扱いにしてバランスを保とうとしたのかもしれません。
コメントへの返答
2018年10月27日 7:22
コメントをありがとうございます。
「プラットホームは初代バンを使い回しして、内外装を2代目に合わせた」のご指摘は正しくその通りだと思います。

バンは荷室長から推測すると、30カローラバンのリヤ部分のフロアパネルを拡幅して使ったようです。リヤサスやタンクの配置の関係で乗用車系のフロアパネルのままでは成立しなかったのでしょう。フロント部分は、75年10月のマイナーチェンジの時にエンジンルーム部分を大改良し、ホイールベースの延長&トレッド拡大をした乗用車系と共通ということで、どこで繋いでいるのかは謎ですが。

一方の乗用車系はセリカ共々、77年8月のモデルチェンジにおいて、リヤ部分は一新したものの、おそらくエンジンルーム部分は先代を使い回ししたという経緯ですね。

本文に書いたとおり、79年8月のマイナーチェンジ時にはバンもプラットホーム変えずで40系に編入されている辺り含めて、やや複雑な変遷を辿っているシリーズではあります。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

リンク・クリップ

1989年式マークII3.0グランデG感想文 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/08/05 19:34:14

愛車一覧

メルセデス・ベンツ Cクラス セダン メルセデス・ベンツ Cクラス セダン
2013年9月14日納車 アドバンストライトパッケージ ボディカラー:988 ダイヤモン ...
トヨタ マークII トヨタ マークII
1995年12月登録(同型最終年月) 2001年6月購入 2013年9月譲渡 ボディカ ...
トヨタ マークII トヨタ マークII
1992年6月購入 2009年3月一時抹消 2009年6月永久抹消 ボディカラー:18 ...
トヨタ クレスタ トヨタ クレスタ
1991年7月登録 2000年11月購入 2001年6月譲渡 ボディカラー:27N パ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation