
昨年10月に借り出した
アルファードのレビューを書いたところ、当人も驚くようなPV数を積み上げるに至りました。
その後、2か月ほどの月日を経て、再びミニバンを借り出すことが必要となりまして、今回もまたトヨタレンタリースにて、W3クラスを予約。
ハイブリッドが回ってくれば、レビューとするつもりだったのですが、期待は叶わず、今回もガソリンのXグレードとなりましたので、ブログで済ませることにしてしまいます。
前回同様、初年度登録は2018年1月ということで、マイナーチェンジ実施時に大量導入された一台。今回の走行距離は31,000kmを超えていまして、相変わらずの人気高のようです。
ここまでは前回と同じでありまして、今回の一番大きな違いはヴェルファイアとなったこと(笑)
タイヤも銘柄が違い、GOODYEARのEAGLE RV-F。走行距離からして、リプレイス品でありましょう。今回のGOODYEARの方がロードノイズが多いようにも思いましたが、前回からの時間差もあり、今一つ確信は持てず。きっと言われなければ判らないくらいの差というのが真相でしょうね。
インプレッションは前回に同じでもほぼ網羅できるのですが、今回は高速主体の使い方となったことで、再認識や新たな発見もあり。
再認識したのは、やはりもう少しパワーが欲しい点。
今回は大人7人での使用でしたが、高速で80→100km/h等の加速がもどかしい感は否めず。多少でも登坂状態となると尚更。CVTの特性もあってか、エンジンは唸るもの車速がリンクしない感があります。
前回も思ったのですが、このクルマ、8AR-FTSに8速ATを載せるとかなり印象がよくなるんじゃないかと推測しています。上級には2GR-FKS+8速ATの仕様もありますが、間も開いていますので、両者の中間があってもいいように思うのですね。
高速で便利だなと思ったのは、全車速対応のレーダークルーズコントロール。一定車間での追走は、スロットルワークからの解放となり、疲労軽減に効果大だと感じました。
一方で、必要性をあまり感じなかったのがレーントレーシングアシストです。
クルーズコントロールの作動と同時に効く形となるのですが、こちらは作動するとステアリングがグッと重くなり、操舵自体を受け付けないような反力も加わります。
ところが、直進の車線内でも自分の思う位置とトレーシングで導こうとしている位置は異なりますし、さらにカーブでは無意識にトーイントーを狙ってしまうのに対して、トレーシングはカーブでも一定ということでありまして。どうにも運転者の意に反するというか、運転者と装置が互いに存在を主張して喧噪し続けるような操舵感というのは、最後まで馴染めませんでした。
装置に全幅の信頼を置くことが出来ていないから、尚更なのでしょうね。夜間の長距離等では役立ちそうですし、将来的には確実に必要となる技術であることは認めるのですが、今の時点ではあまり欲しい装備とはならずでありました。
さらに加えると、この装置は西日に向かって進む中では、ロストと再設定を繰り返し、都度鳴る警告音が煩わしくもありました。現時点の機構上、やむを得ずの事象であり、安全装置にも限界はあるということなのですが、クルマの制御の高度化・複雑化が進む中にあっては、こうした装置への正しい理解や使い方が必須であり、それ無には無用の長物だけでなく危険でもあると思う次第です。
燃費の方は、新たな発見ですね。
平均時速24km/hでタイトル画像の数値が表示されていました。給油の際の計算でもほぼ同等の数値が算出できています。瞬間燃費計の表示からすると、高速の巡航速度が上がっても、あまり燃費に効くとは思えず、市街地が少なければもう少し上がるかなくらいでしょうか。都市近郊だと上限に近い数値だと思います。
約2トンの車重に7人乗車ということからすると、かなり優秀にも映ります。
あとは前回の繰り返しで、「多人数の移動には最適」「(サイズの割に)取り回し良好」「同乗者には大好評」「価格の割に商品力極めて高し」といったところでしょうか。
さて、最後にこのクルマに関して、見解が分かれそう、かつ論が沸きそうなのは、アルファードとヴェルファイアのどちらを選ぶかだと思っています。
私的には、ノンエアロのXグレード同士であれば、ヴェルファイアに一票を投じることにします。
市場の人気は、マイナーチェンジ以降、アルファード優勢ということのようでありまして、人気の理由も理解するのですが、私的には、両車間ならヴェルファイアの方が若干抑えが効いているように映ります。そのことは両車の出自からすると、要望に応える中で位置付けが逆となるに至ったようで興味深くあります。
しかしながら、ヴェルファイアの方も、フロントマスクにおけるメッキの装飾の仕方には圧倒されつつ後ずさりしてしまうのも事実でありまして、それならばと思い付き&やっつけで遊んでみたのが、下の画像です。
フードトップモール、アッパーグリルのロアモール及びバンパー部の装飾メッキをカラード化してみたら、という想定。
さらに手を加えるなら、エンブレムをアッパーグリルの高さに収まるくらいに小型化したいところですが、画像の編集だけでなく、実際に実現しようとしたら造形変更が必要な部品は増え、かなり大がかりとなりそうです。
もっとも、これだけでも、かなりシンプルになり、私的に好ましい方向に寄ったと自画自賛(笑)
ドレスアップというと加飾一方に映る風潮へのアンチテーゼとして、こういう提案があってもいいように思えて仕方がないのです。
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試乗記 | クルマ
Posted at
2019/01/14 21:32:59