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2020年11月26日

思い出のクルマをカタログで振り返る37(ミラクオーレ)

思い出のクルマをカタログで振り返る37(ミラクオーレ) 今年もまた、スズキとダイハツにより軽自動車の年間販売台数のトップ争いが行われているようです。ここ20年ぐらいの風物詩とでも言いますか。

そんな2社ですが、長い歴史の中においては、スズキが自社の軽自動車にダイハツのエンジンを搭載して販売していた時期があったりします。

若い方には意外に感じられそうな、この出来事ですが、発端は軽自動車枠の拡大と排ガス規制となります。第一次の軽自動車ブームが過ぎた70年代中盤、排ガス規制への適合の関係から、多くが2ストロークから4ストロークに移行する中、スズキは2ストロークのまま拡大の方針を採ります。この2ストが、乗用車の53年規制に適合困難という話が浮上したのです。

当時のスズキの国内販売は、軽自動車のみ。商用車が継続できたとしても、乗用車が継続できないのは死活問題に近い訳で、急遽他社からの供給を求めることに。その結果、ダイハツのエンジンが供給されることになります。当時もライバル関係にあった2社なのですが、この供給関係には確かトヨタが絡んでいたと記憶しています。

結局、期限間近になって2ストの53年規制適合が可能となり、スズキはフロンテに自社製の2ストエンジンとダイハツ製の4ストエンジンを併存させる形となります。この供給、スズキ側はあくまでも暫定的な対応という認識だったようで、約1年後に行われたフロンテのモデルチェンジでは、RRからFFに転換すると共に自社製の3気筒4ストエンジンを採用。この辺りは、スズキの強かさが感じられて仕方ありません。

このフロンテのモデルチェンジと同時に発表されたのが、47万円で大きな話題となったアルトです。アルトは価格優先ということもあり、当初は2ストのみでの発売ではあったのですが。

アルトは、他社先んじた新規格でのモデルチェンジと低価格を武器に販売台数を伸ばし、火が消えかかったかのように見えた軽自動車を再興させることに成功します。当然、他社もこの動きは無視できず、早速スバルは、それまでレックス バンスタンダードとして売っていたグレードをファミリーレックスと名付け、4.4万円の値下げを敢行。48万円で追随します。

この一連の流れの中でアルトから遅れる事、約1年で登場したのが今回紹介するミラクオーレとなります。ダイハツの軽自動車としては、途中やや大規模なマイナーチェンジは挟んでいるものの、フェローMAX以来、約10年ぶりのモデルチェンジでもありました。


いつものように前置きが長くなりました。
ここからはカタログの紹介に入っていきます。
どうしても先代との対比視点で書いてしまいますので、先代のカタログのリンクを先に貼っておきます。先代のカタログはこちら



今ではミラの名のみが残りますが、当時はクオーレの4ナンバー仕様のみ、ミラがサブネーム的に付けられていました。ダイハツのボンネットタイプ軽自動車は、時にメインネームとサブネームが下剋上状態になるというのがお家芸の一種でもありますね。

「これからのタウンミニ」というコピーが掲げられていますが、むしろ前面に出ていたのは「1.5BOX」だったように記憶しています。1BOXと2BOXという言葉が既に定着していた時代にあって、従前の2BOXではなく1BOXの背が高くてノーズが短いという特徴を取り入れているというのが主張でした。

そのアピールは、新鮮に映ったデザイン共々新たな潮流として受け入れられることになります。もっとも、デザインのテーマとしては同じ流れに映る初代シティの開発陣によると、ミラクオーレはパッケージングとしては軽自動車の枠内にあると分析されていたりします。アップライトなドライビングポジションを実現させるべく、コンポーネンツの大半を新設計したシティほどの革新さはないということなのでしょう。

むしろ大きく流れを変えたのは、リヤピラーを起こした点で、それまではバンに映るということで、皆が避けていたテーマへの挑戦は評価すべき点かと思います。3ドアからバンを起こしたように映るアルトに対して、バン単体としても成立するデザインのミラクオーレは対照的でもありました。

ホイールベースは先代から60mmの延長。先代は新規格に対応する際にバンパーの延長で対応していましたから、ようやくの新規格設計でもありました。ホイールも従前の合わせタイプから、今風のものとなる等、10年分の進歩は各所に散見することができます。





ボンネットを前傾させたデザインは、VWゴルフに影響されたものと思っています。ここまでの傾斜は日本車ではあまりなくて、当時の流行だった角目の採用と合わせて、失礼ながらダイハツもこんなデザインができるんだという驚きがありました。先代のデザインからの飛躍という観点でもそれは同じであり。

アルトは価格実現のために、助手席のキー穴も省略するという割切りぶりでしたが、こちらはサイドストライプの採用も含めて、ややコストに余裕があったかなと推測させます。お値段は、このAタイプで49.3万円。アルトの2.3万円高でした。





フロントがゴルフなら、リヤビューにはルノー5が重なります。

大型と書いてあるリヤコンビネーションランプは、当時としても小振りでリヤゲートの開口を優先したかなと推測します。これもバン様式で(ガラスハッチとなるクオーレの5ドアは全く変えていますね)、一度は採用したシビックも2代目では変更したくらい、敬遠されがちなデザインでしたが、思い切っての採用でした。ミラのアイコンの一つとなった感はありまして、後のエッセやミライース等、このデザインへのオマージュと思えるものがいくつかあったりします。

先代のバンは、上下2分割のリヤゲートを持っていましたが、この代では1枚ものに改められています。





従前の営業車需要に留まらず、セカンドカー需要としても買われたこの種のボンネットバンは、早期からイージードライブが求められ、先ずファミリーレックスが登場直後に電磁クラッチを用いたオートクラッチ仕様を追加します。続いてのアルトは、2速のトルコンAT仕様を追加。

操作性の面では当然ATとなりますが、性能的には4速ギヤが使えるオートクラッチが勝る、という一長一短がありました。ダイハツはこの時点では、オートクラッチを採用しています。

朧げな記憶ですが、当時の自動車雑誌のテストでは、アルトのATの最高速は100km/hに届かず、ミラクオーレのオートクラッチは、+10km/hほどだったかと思います。エンジンの違いもありますから、一概にミッションだけの差とは言えませんけれどね。
当時の軽自動車の法定最高速度は80km/hでしたから、当時のアルトの性能でも問題とはなりませんでしたし、120km/hで巡行できる今の軽自動車の性能は、隔世の感があるとも言えます。

また、オートクラッチ仕様のみ画像のセンターコンソールが標準。このコンソールは足元の邪魔になるという評価が多かったようで、2年後のマイナーチェンジでは省略されています。

また、トルコンATとオートクラッチの評価は、前者に軍配が上がり、登場後3年経過したマイナーチェンジでは、オートクラッチはトルコンATに設定変更されることになります。

エンジンや足回り等は、先代からの継続ということもあってか、比較的簡易な記載。女性ドライバーの比率が多くなることを想定していた可能性もありますけれど。

エンジンの出力は、乗用車版の31ps/6000rpm、4.2kg-m/3500rpmに対して、こちらは29ps/6000rpm、4.0kg-m/3500rpmとやや低スペック。当時は商用車の方が排ガス規制が緩かったですから、実際は軽量と相まって逆転していたかと思います。

この世代のリヤサスは、リーフ式。先代のバンの踏襲でもありますし、アルトも同様でしたから、商品力のビハインドとはなりませんでした。





エクステリアが10年分の進歩なら、インパネもまた同じ進歩を感じさせるデザインでした。

機能的にも、ベンチレーションの改善が大きく。先代は独立ヒーターだけで、換気は走行風頼り。停車中の強制換気機能はなかったのです。

ステアリングコラムはマルチユースレバーも含めて、恐らく先代からの継続。当時のダイハツは、シャレードも含めてライトとワイパーのスイッチ位置が今とは逆でした。他社でもこうした配置は、時折見受けられて、現代様式に統一されるのはもう少し後となります。このミラも、途中のマイナーチェンジで逆に改められていた筈。

販売直前で仕様変更が入ったのか、トリップメーターが消されていますね(笑)





続いてはインテリア。
商用車ですから、リヤシートはミニマムサイズ。画像では助手席を前に出して足元の狭さを見せないようにしていますけれど。

フロントシートなんかは、シンプルの極みに映るかもしれませんが、先代のスタンダードのシートからすれば、立体的な形状のツートンになって、リクライニングが付いただけでも、えらく豪華になっていたのです(笑)

リヤシートを狭めた分、リヤラゲッジは拡大されています。先代のセダンは、トランクタイプということもあり、物を入れるのだけでも一苦労していたのとは大きな違い。リヤシートとリヤラゲッジの配分は、税金の安さも考慮しつつでユーザーの選択に任された形です。当時は、これで十分割り切れるという買われ方をしていました。





最後の見開き、左上にはもう一つのグレード、Bタイプが紹介されています。
実はこれまで掲載されていたのは、安い方のAタイプで、とかく豪華さを訴えがちなカタログとしては珍しい構成かと思います。

アルトの例もありますし、ダイハツとしても売れ筋はAタイプと予想していたのでしょう。実際は5.3万円のプラスで装備が充実するBタイプが売れ、軽自動車の装備は高級への道を進むことになります。ミラも2年後のマイナーチェンジでは、更なる上級グレードCタイプ、その翌年にはスポーティなSタイプを追加。ここが分水嶺だったと言ってよいでしょうね。

下にはカラーバリエーション。
今だとブラックが加わりそうですが、当時は軽自動車のカラー設定としてはあり得ず。ビジネスユースで買われそうなことからすると、シルバーがBタイプのみなのは意外で、ブルーと逆でもよかった気はしますけれども。





裏表紙には諸元表と、イメージキャラクターだった岡田奈々さんが掲載されています。

アイドル要素も備えた女優さんがキャラクターとして前面に登場するのも、この辺りが走りで、他社も追随することになります。次はどなたがキャラクターとして登場されるのか、当時は密かな楽しみでもありました。


といったところでいかがだったでしょうか。

このミラクオーレ、先行したアルトを徹底的に研究し、ネガと判断した部分をつぶして登場したことを改めて感じます。スズキが先行して、ダイハツが後を追う。今でもよくある流れなのですが、その源流はここにある気がしてなりません。

商売としては大成功で、ミラはシャレードに続いてダイハツの懐を潤すことに大いに貢献します。先代のフロンテとクオーレでは、販売台数で大きな差が開いていたのに対して、ミラは末期に向かって台数を伸ばしアルトの台数に肉薄することになるのです。

アルトとミラの対決は、販売台数だけでなくハイパワーモデル、モータースポーツと場面を変えながら、激突を繰り返していきます。

冒頭にここ20年の風物詩と書きましたが、その基となったのも、このミラに行き付くように思うのです。


最後に思い出話を記すことに。
先代にあたるMAXクオーレを6万円で父が買ってきたという話は、これまで何度か書いています。実は、この選択は最初から決まっていたわけではないのです。

このミラクオーレも検討の段階は経ています。残念ながら、家族4人で乗るには狭いという理由で選択には至りませんでした。それならということで、5ドアのクオーレも候補に挙がったのですが、こちらは価格がネックに。

この型が登場して2年経過の時点でしたから、ミラ・クオーレ共々、まだ中古車もタマが無かったですし、あっても高価格、さらに人気も高くて直ぐに売れてしまう状態だったのです。

そうこうしている内に、父が「お安いのない?」で買ってきたのがMAXクオーレだったと。それでも一度はこの型を検討した後ですからね。玄関先で「車を買ってきた」と言われ、外に出て実車を見た時のショックと言ったら、それはもう。今でも鮮明に覚えている出来事です(笑)

今となっては、MAXクオーレも懐かしく、琴線に触れる一台ですけれど、当時は家にある間ずっと、カッコ悪いよなって思っていました。

要はそれぐらい大きな変わり方をしているんですよね。
ダイハツにとっては、初代シャレードに次いで転換点となった一台に違いありません。名車の一台とも思います。個人的な心境には、そんな理由で若干複雑なものが混ざってしまうんですけれどね。
ブログ一覧 | カタログ話(思い出のクルマ編) | クルマ
Posted at 2020/11/27 18:45:39

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この記事へのコメント

2020年11月28日 0:00
うちの父が先代マックスクオーレに乗ったので、そちらのブログも覗かせていただきました。
初代フェロー×2、今回俎上の乗用版クオーレと中古ばかり乗ってた父が、マックスクオーレのみ新車で購入したので、個人的には「軽としては豪華な車」という印象を持っていました。
自分も免許取得の練習で、かなりお世話になったものです(^。^)

一方ミラは職場で少し先輩の女性が乗ってまして、
「内装も赤い!」
と驚愕したものです(^^;;
当時は赤ボディ・赤内装のミラを至るところで見かけましたね。

クオーレのリアがガラスハッチだったことは、このブログで久々に思い出しました。
父もマックスのあと乗ってたのですが、全く忘れていました。
たぶん開けて使ってた印象がないからでしょうね・・・
コメントへの返答
2020年11月28日 10:03
初代フェローは、信金上がりを父が祖父に送ったという話を聞いています。ダイハツのセールス氏とは長い間親しくて、これも縁の一つですね。
マックスクオーレは、トヨタのエクストラインテリアに影響されたEXを設定してみたりして、上級車志向は強かったように思います。最廉価のスタンダードだと何もないとなるんですけれどね(笑)

赤内装は中期での追加ですね。赤ボディは当時の流行でもありましたから、確かに多かったですね。赤・赤のコーディネートはミラの販売台数に貢献しているように思います。

5ドアは少なかったですからね。この型のリヤスタイルが瞬時に思い浮かぶ方も少ないかなと。
5ドアはボディ剛性の関係で大きなゲートは設けられないと当時は言われていました。フロンテもガラスハッチで、レックスは開口部を減らしていますね。
2020年11月28日 5:09
こんばんわ。

「いつものように前置きが長くなりました。」

parl-siroさんの長い(笑)前置きにより、事柄のバックグラウンドを
把握することができまして、本題への興味がうなぎ登り的に沸いてきます!☺

先の ”Biyo” 記事の際にもコメントしました、当時我が家にありました5代目フロンテ(SS40型)に何で2ストと4ストが併存する
のか子供の頃、謎に思っていましたが、ある意味「大人の事情」があったということでしょうか。

本題のミラクオーレですが、小学1年生の時の担任の(当時は若かった)女の先生が乗ってまして、「先生、新しいオシャレな車に乗っているね~」なんて言っていたことを思い出しました。その先生、原付の『蘭』にも乗ってまして、「今日はミラか蘭、どちらで来る(通勤する)のか?」を友達とネタにしてましたね(笑)

昨年の年明けに、40年の歴史に幕を閉じた『ニューイヤーミーティング』の会場駐車場で、このミラクオーレに乗っている若者がいまして話を聞くと、何と20歳とのこと!

エンジンはAB型2気筒でしょうか、エンジンサウンドを聴かせてもらい、懐かしさと小学生当時の記憶や思い出が蘇りました。

本題のミラクオーレの時分は我が家はフロンテ(SS40)でして、その後2代目アルト、3代目アルト(エポP2)、ミラ(L200)、ミラ(L502)、そして現在のミラジーノ(L700)、とハッチバック型軽自動車をが常に存在します。



コメントへの返答
2020年11月28日 10:49
こんにちは

お褒めの言葉をありがとうございます。前段と後段は加減に悩みつつも、書きたいことは書いちゃっていたりします(笑)

5代目フロンテの4ストは、既存のジムニー8(4気筒800cc)の3気筒版という成り立ちですね。2ストが排ガス対策で行き詰った時の開発で、ダイハツからの供給はその繋ぎ。他車の設定からすると、2ストが本命だったようですが、逆回転が問題になって4ストに移行しています。

原付がスズキなら、アルトじゃないのというのは野暮ですね(笑)
中々オシャレな選択と見受けまして、スタイリングがミラを選んだ理由だろうと推測しました。アルトが2代目でスタイリングに力を入れるのも、その辺りからですね。

ダイハツだと、2スト360のZM型の音が特徴的で今でも印象深いのですが、AB型も劣らず郷愁をそそられるものがあります。昔は特に意識することもなく、普通にあちこちで聞けたんですけれどね。

今の軽自動車の主流はスーパーハイトにありますが、経済車としての本分はハッチバック型にあると思っています。一見変わらないようでいて、実は技術の進歩がきちんと反映している、そんな車型だったりしますね。
2020年11月28日 9:27
これ実家にありました。
ミラクオーレかミラになった直後のBタイプ赤4MT エアコン付きです。買う時に各社と比較したのですが…

アルト
 いかにも安っぽい
レックスコンビ
 割高
ミニカエコノ
 設計が古すぎ
でミラに決定したようです。数年乗って、買い取りに出した時に「エアコン付きの軽は売れない」と云われ買いたたかれたようです。
コメントへの返答
2020年11月28日 10:58
当時のライバル車との比較、納得できるものがあります。性能的には最後発のレックスコンビが勝るのですが、上級グレードに力が入っている分、お値段もお高くて。

この型から、吊り下げのクーラーではなく組込みのエアコンが選択可能となっていますね。素の状態でも余裕の動力性能とは言えませんでしたから、エアコン付きだとお察しくださいではありまして。
もっともエアコン付きが必須になりつつあった時期ですから、買いたたきの理由はこじつけの感もありますね。
2020年11月28日 22:43
懐かしいですね。
昭和末期、保育園児の頃に親御さんのお迎えの車で様々な軽自動車を見かけていたのですが、今回の真っ赤なミラもその中に居たのでその頃の記憶は鮮明にあります。

内装をまじまじと見たのは今回が初めてでしたが、バンで乗用車よりも警告灯の数も少ないにも関わらず半数以上をセンターへ追いやるデザインが斬新に感じました。
当時の日産車もそうでしたし流行だったのでしょうかね。

ちなみに当時の我が家はこのミラを真似たような格好のレックスコンビでした。
コメントへの返答
2020年11月28日 23:15
街中で結構見かけていた車ですが、今となっては懐かしいとなりますね。
ボディカラーは他色の設定もあったのに、赤のイメージが強いのも特徴と言えそうです。

警告灯の配置ですが、日産車の場合は、数が増えたことでメーターパネルの中に納まらなくなり、運転中に直接必要としないものはセンターに出したということのようです。こちらはそこまでの数ではありませんから、デザイン優先かもしれませんね。

レックスコンビは、ミラの翌年の登場でした。スズキに続いてのRRからFFへの転向でしたね。
2020年11月28日 23:52
こんばんは。

このミラといえば、新車で売っていたころは”友達のお母さんが買った赤い新しい車”で、私が中学生になりカー雑誌を買い始めた頃には”ちょっと悪そうなお姉さん又はお兄さんがいじって乗っている車”でした。
このミラではアフターパーツがかなり充実して派手なエアロパーツを装着した車も結構いたイメージです。

仰る通り、リアスタイルはかなり攻めてきたと思いました。
質実剛健なスタイルのアルトに対して少しお洒落で少し豪華なイメージで出してくるのがいかにもダイハツらしいです(笑)

スズキとダイハツは良いライバル関係だと思います。
良い車が出てくるのは良いライバルがいることが多く、カローラvsサニー、コロナvsブルーバードにクラウンvsセドグロやレガシィRSvsギャランVR-4からのインプレッサWRXvsランサーエボリューション・・・
どれもライバルが不在になってからの運命は・・・

今では軽自動車の主戦場のスーパーハイトで両社苦戦中(特にダイハツ)ですが、またひと花咲かせてもらいたいものです。
コメントへの返答
2020年11月29日 7:52
おはようございます

正しく書かれている印象の車で、”ちょっと悪そうなお姉さん又はお兄さん”が軽自動車を購入する契機になった車だと思っています。そしてファミリアXG、シティRと並んで2BOXのエアロを開拓した車でもありますね。

5ドアを別デザインにしたのは、3ドアが敬遠された時の抑えという意図もあったと推測していますが、次世代では逆に5ドアが統合される形となりました。
Aタイプでもちょっと豪華ですし、Bタイプまで設定する辺り周到ですよね。その結果、アルトも上級グレードを追加して対抗せざるを得なくなっていますし。

ライバル車があるとどうしても切磋琢磨となりますし、市場開拓も早くなってお互い販売台数が伸ばせるに結びつくように思います。これが孤高の存在となると、進化が止まるか、他ジャンルに惑わされるかとなってしまいがちで。

タントはダイハツが先手となった珍しいクルマ(?)なのですが、今は後塵を拝する形となっていますね。現況の分析はされている筈で、何かしらの対抗策は打ってくるだろうと予想しています。
2020年11月29日 8:33
おはようございます。

このミラは幼稚園の時、先生が乗っていてよく見ました。自分の母親は当時初代アルトの角目の後期に乗っていたので、違いが気になったものです。

ご紹介の通り一気に近代化したものの、安全装備や快適装備はもちろん無く、まだバイアスタイヤで前後ドラムブレーキ、手動チョーク、重ステですから、5価格がほぼ倍の現在のミライースやアルトも割高とは言えないと思います。

触れられていた、上級仕様のB仕様が良く売れた件は、今の軽自動車に通じるところがありますね。この頃は一家の「初めて」のセカンドカーとして妻や子供用に新車で購入する場合も多く、メインカーについている装備も見つつ、オヤジさんが「どうせ買うなら、数万円足してこっちにするか」となることは想像できます。

母が乗っていた角目の初代アルトは上級仕様のGタイプで、ラジオはもちろん、フロントの間欠ワイパー、リア熱線やリアワイパー、リモコンミラーと、ラジオすらオプションの初代アルトの当初の潔さから考えると随分と贅沢化が進んでいましたが、極めつけはデジパネでした。タコメーターはないものの、マニュアルなのにシフトインジケーター付き(途中でなくなったようですが)!

デジパネは時代が進むと初代カローラスパシオ、ヴィッツでも採用されて特別感も無くなりますが、80年代前半ですからね。ミラをはじめとする競合車との差別化でこんな過剰なもの(!)まで導入されたと想像されます。

そのくせ、重ステ、手動チョークなどクルマの基本性能に関することはそのままでした。記憶では初代アルトは後期でインパネ周りを替えつつも、ミラBタイプで追加されるヒーターコントロールパネル照明は無かったので、ミラのカタログでわざわざアピールしているのもうなずけます。

インパネに警告灯が有るのも、運転になれないオーナーの横に座るお父さんが、「ほら、サイドブレーキ戻し忘れてるぞ」とか、「チョークボタン押し戻して(笑)」と指摘するように付いていると前向きに考えてみましたが、それなら油圧警告は要らないし、充電警告がインパネ内にあるのも?やはり、ファッションの一部だったんでしょうね。
コメントへの返答
2020年11月29日 9:59
おはようございます

レックスコンビ、ミニカエコノと後続の他社もありましたが、当時のこのクラスはアルトとミラが両巨頭のように思います。

そう、内外装は一新されているものの、メカニカルな部分はほぼ先代からの踏襲なんですよね。
現在の価格はご指摘の通りで、ミライースやアルトの特に廉価版はむしろ当時より割安とも思います。軽自動車が高くなったというのはよく聞く話ですが、価格帯が上に拡がったというのが実状ですよね。

カタログはA仕様がメインですから、B仕様は直前の追加かなと推測します。装備と価格のバランスで相当苦慮しただろうとも。
実際の販売比率は不明ですが、上級仕様が増える契機とはなりましたから、成功と言っていいのだろうと思います。

レックスコンビのXL、ミニカエコノのL、ミラのCと続いた高級グレードのアルト版がGタイプでした。
ソアラから始まったデジパネもだいぶ下のクラスまで採用が進んでいましたが、アルトに装備された時はさすがに驚かされたものです。基本機能よりも装備による差別化については、ワンボックスワゴンとこの軽のボンバンが顕著だったように思います。クラス初の装備が相次ぐというのも共通で。

アルトまで採用されたことで、単体としてのデジパネの特別感は失われたと言えるかもしれません。以降、高級車のデジパネは見易さや高機能を追求する方に進んでいますね。

先代も警告灯は時計の下にまとめての配置でしたので、時計のデジタル化と合わせて場所を変えただけと見ることも出来ますけれどね。トレイ型のインパネの採用共々目新しさを狙った、それが最大だろうと思います。
2020年11月29日 23:31
自分が幼い頃はは既に次の世代を大量に見かけましたが、初代ミラクオーレも本当にたくさん走っていましたね。そういえば父の会社の社用車だったのでたまに大阪から乗って帰ってきていました。

アルトの合理主義は大変尊敬すべきなのですが、私の好みはミラです。機能性を表現しておりスタイリッシュでちょっと豪華。大ヒットのアルトを研究すれば自ずとそういう方向性に行かざるを得ないことは分かりますけれども。

我が家はFFミニカエコノだったので、この時代の軽自動車は懐かしく、つい目じりが下がります。
コメントへの返答
2020年11月30日 18:22
当時としてはやや長い5年間をコンスタントに量販していましたから、よく見かけるクルマでした。当時のこのクラスだと、自家用だけでなく社用車としても多かったですよね。

何事も先駆者は偉大なのですけれど、比べるとミラに軍配は私も同感です。それに軽自動車にスタイリッシュの概念を持ち込み、機能と両立させた点ではミラも先駆者と言えますし。

後続のFFミニカエコノやトゥデイがスタイリッシュに振れたのはミラの影響、そんな風に言えるとも思います。経済車という領分の中で意欲的な取り組みの見られたクルマたちですよね。
2020年12月5日 18:03
母方の祖父の自家用車でした。
ミラ クオーレAタイプ 4MT エアコンレス
鹿児島帰省すると足はこれだけ(笑)
親戚はほとんどMT車に乗れないので、帰省すると私が免許取得するまで父親しか運転できないので、運転手よくやってました。
ブレーキの倍力装着もついていなかったのでブレーキが効かないイメージでしたね。
ワイパーもオン、オフのみ。ライトスイッチも逆でしたね。
2万キロ代で親戚の働くホンダクリオ店の下取り車のtoday にいつの間にかとって変わってました。
コメントへの返答
2020年12月5日 21:47
鹿児島は何回か出かけていまして、市内から少し外れれば、当時の軽でも不足は殆ど無かったのではないかと思います。
50カローラまでは、1300DXでも4輪ドラムの倍力装置なしが標準でしたから、その動力性能からすると充分という見方も出来そうです。今の交通環境だと心許ない、とはなるのでしょうが。
ワイパーとライトは、家にあったMAXクオーレスタンダードも同じでした。スイッチの場所だけ覚えれば、誤操作の心配はしなくて済むクルマでした(笑)
2020年12月12日 23:03
こんばんは。

お久しぶりです。
L55ミラと初代アルトのデジタルメーター付きに乗った経験があります。

ディーラーにいた時代、当時の店長から聞いた話では、L55が登場した時はさほど売れなかったそうです。
翌年にホンダシティが登場して、背の高いスタイルが似ている事から、歴史に残る大ヒットにつながったそうです。

初代アルトは、親戚から借りた車で運転はしてません。
狭いのは仕方ないとして、乗り心地があまり良くなかったです。サスのストロークが短いゆえに突き上げがある乗り心地です。
デジタルメーターとエアコン装置にびっくりしました。

それから10年程経つ1998年にL55ミラと出会います。
初代ムーブが売れていた時代なので、この型のミラは絶滅危惧車でした。
試運転で感じたのは、カローラ70の内装を縮小した質感と、突き上げのない乗り心地に驚きました。

重ステといえば重ステですが、無くても軽く回るので、パワステはいりません。
今の軽自動車と比べると、室内にこもる音はありますが、2ストジムニーやセルボの音を思えば、全然静かでした。

エアコンを使うと厳しいですが、80キロまでスムーズに走ります。

唯一の弱点は、ボディーの錆です。
どんなに表面をきれいにしても、下回りとウェザーストリップの取り付け部分がサビに侵されていて、10年乗るのが難しい時代でした。

実は、その次のL70ミラクオーレグランと現行ミライースL-SAの値段がさほど変わらないです。
グランにあってミライースLにないものと言えば、電動ミラー程度で、4マンほど払えば取り付け出来ます。
後は、ミライースLにあってグランにないものは、パワーウィンドウパワステキーレス自動ブレーキなど、当たり前だと思っていたのがそうではない事に気づかされます。

コメントへの返答
2020年12月13日 12:09
こんにちは

この時代の軽自動車に乗られた経験、実は貴重なんじゃないかなと思います。

MAXクオーレの時には、スズキとスバルが強くてダイハツは追う立場でした。そこからのスタートですから、初動は確かに鈍かったかもで。末期には時にスズキを超える台数となりましたから、大ヒットだったことは間違いありません。

この時代の商用車はリーフ式でしたし、積載の考慮もありましたから、乗り心地は優先順位が低かったでしょうね。

1998年だとL70も減っていた時代だったかと思います。L55は既に旧車の入り口だったのでは、とも。
車両重量は500kg台ですし、バイアスタイヤなら横幅5.0or5.2インチとかですからパワステの必要性は低かったでしょうね。最初の電動パワステは1988年、それも低速時の補助的機構でした。

この時代は、錆の対策は普通車含めてまだまだでした。10年経過でボディパネルに穴というのも珍しくありませんでしたし。足代わりに使い倒され易いこのクラスは、相対的に使用環境が厳しかったというのも影響していたかと思います。

最初のグランはATで89.5万円とありました。当時も車庫スペース等からこの種の高級グレードの需要が少なからずあったようで、L70登場の翌年に追加されています。MAXクオーレ ハイカスタムEXの再来を思わせる仕様でもありました。
消費税と物品税の相殺を含めても、確かにL-SAが近いですね。装備の違いは時代の差が大きいと思う一方で、一番変わったのは買われ方かもしれません。当時のグランは一家に一台的な買われ方をされていましたが、今はイースではなくタントを求めるようになっていますね。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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