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2020年12月04日

1982年のパジェロのカタログ

1982年のパジェロのカタログ SUVが今のブームだそうです。
SUVとは”Sport Utility Vehicle”の略称となりまして、定義は若干曖昧かなとも思うのですが、ブームに乗る形で軽自動車からフルサイズまでフルラインSUVの様相、しかもそれらが売れているのですから、ブームであることは間違いないでしょう。高級セダンの代名詞でもあるクラウンですら、無視できなかったくらいですし(笑)

アメリカ、ヨーロッパ、日本でSUVのルーツは異なってくるのですが、日本に限定して遡ると、1990年代のRVブームが連なるように思います。このRV、”Recreational Vehicle”というやつも、思い返せばクロカン4駆・ライトトラック・ワンボックスワゴン・ステーションワゴン等、セダン・ハードトップ・ハッチバック以外は全て網羅している様相ではありました。

この内、クロカン4駆が一般に普及した最大の功労車は、今回紹介するパジェロとなるように認識します。

自衛隊の前身となる警察予備隊への納入が発端となりそうなトヨタランドクルーザー、日産パトロール、三菱ジープといったクルマ達は、輸出に販路こそあったものの、こと国内においては特殊用途的な捉え方をされていて、それ故販売台数も少なく、近代化からは取り残される形となっていました。

そんな状況から最初に動いたのが日産で、サファリを発売。続いてトヨタは40を継続しつつも50を60にフルモデルチェンジします。同じ頃、ライトトラックの4輪駆動が輸出のドル箱となり、いすゞはライトトラック、ロデオのコンポーネンツを多用したビッグホーンで参入しています。
三菱は、ジープの近代化を模索し、パジェロ名でモーターショーの参考出品を繰り返していますが、クライスラーとの提携もあって、結局最後発となっていますね。

今回ご紹介するのは、そのパジェロの最初期型となります。

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他車はショートとロングの2種類以上をバリエーションとして持っていましたが、パジェロは当初ショートのみで登場しています。ショートでもキャンバストップとメタルトップの2形態というのは、他車でも見られた設定です。ライバル車には、中間にFRP製のトップを持つ車もありましたが、パジェロには設定はなく。

三角窓は残すものの、トーボードが廃止され、フェンダーが一体化されたスタイルは従前の4輪駆動車に比べ、明らかに新時代を感じさせるものでした。

4WD初のターボディーゼルということで、2台の”DIESEL TURBO”グレードが掲載されています。(余談ですがターボとディーゼル、順番が紛らわしいですね)
当時、サファリとランクルは、エンジンをトラックと共用。ビッグホーンは乗用車との共用でしたが、NAのみということで、このターボディーゼルはパジェロの大きなアドバンテージとなりました。

当時はまだRVという言葉が一般化していないように記憶していますが、既にカタログでは使われていますね。



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外観同様、インパネも近代を感じさせるものでした。
サファリ以前の4輪駆動車は、鉄板むき出しのインパネにプルスイッチを多用という具合でしたからね。

メタルトップディーゼルターボだけは、乗用を意識した設定だったようで、唯一パワーステアリングにカセットステレオが標準でした。
パワーステアリングは、ギヤ比が16.4とクイックになるのですが、オフロードだとマニュアルの20.5~24.5にも長所はあった筈です。

一方でアングル角等は相当な数値。一見では乗用車に近付いたように映るかもしれないが決して軟弱になったのではないというのは、強調しておきたかったのでしょうね。



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インパネは最終までほぼ変わらずでしたが、最初期型のインテリアはかなりシンプルになります。
フロアはビニールマットではなくカーペットとなりますが、トリム類は結構省かれていますね。

4ナンバーの制約もあり、リヤシートは狭く・小さくとなりますが、それまでの横向きシートからすれば、前向きになっただけでも、新時代を感じられたのです。

サスペンションシートは、飛んだり跳ねたりの用途を想定したはずで他車にも設定が広がったと記憶していますが、現在では見られなくなった装備かと思います。シートスライド量は80mmと少なめですが、サスペンション機構の皺寄せかもしれません。

近代化ではベンチレーションも大きな改善の一つ。エアミックスヒーターは乗用車が先に採用していましたが、4輪駆動車では中々望めなかった装備なのです。



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後年にはV6・3000まで積んでしまう初代パジェロですが、当初はガソリン2000とディーゼル2300、同ターボ付きの3種類でした。ガソリンは当時の最新シリウスシリーズですが、ディーゼルは一世代前となるアストロンシリーズというのは、少し前に話題になった点ですね。

4輪駆動は燃料消費がどうしても多く、できればディーゼルというのが当時の買われ方でしたから、そこにターボというのは先述の通り、セールスポイントとして大きなものがありました。トヨタはパジェロの登場後、間もなく2L-Tを登場させますが、4輪駆動への搭載はしばらく時間がかかっていますね。

後年の売れ方からか、メタルトップの印象が強いパジェロですが、ソフトトップの設定もありました。モーターショーへの参考出品はこちらでしたね。



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ガソリンとディーゼルターボは5速で、ディーゼルは4速を採用。ATはまだありません。ギヤ比を見ると、5速は乗用車に近く、4速は1速がかなりローギヤードの商用車の系譜を感じさせるものとなっています。
加えて、4駆のローレンジはギヤ比1.944ですから、4速はオフロードユース向きと言えるかもしれません。トランスファーの4L・N・4H・2Hという組み合わせは他車にも多かった作りですね。

はしご型フレームに組み込まれるサスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーンで、リヤはリーフリジッド。走破性だけならフロントも固定軸が勝りますが、操縦性と乗り心地も重視しての選択かと。

パートタイム4駆では必須に近いフリーホイールハブは、マニュアルタイプとオートマチックタイプの両方が選択可能でした。イージーさではオートマチックですが、本格的なサバイバルモードではマニュアルの確実性が勝るが故の設定ですね。



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バリエーション一覧です。
後年の豪華さとは別の車に思えるくらいシンプル装備のグレードが並んでいます。パジェロがシンプルということではなく、当時の4駆では逆に装備が充実していたくらいですけれど。

まだ5ナンバーや3ナンバーの設定はなく、これら全てが4ナンバーとなります。



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装備の紹介頁です。
アクセサリーの類は少なくて、機能装備が大半です。ターボだけはやや上級の設定。

オプションも用途からして、オフロードでの使用を想定したものが多く用意されていました。



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裏表紙は主要諸元です。

全長3,870~3,930mm×全幅1,680mmというのは、今だとロッキー/ライズに近いサイズです。大径タイヤにフルフレームを備える全高だけは、1,845~1,875mmと250mmほど高くなります。

車両重量は、ボディサイズやシンプル装備の割に重量級ですが、構造からして仕方なし。ガソリンとキャンバストップの組合せが最軽量で、逆のメタルトップディーゼルターボとは150kg以上の差がありました。

当時のお値段は、最廉価がキャンバストップのガソリンで約135万円、最上級はメタルトップのターボディーゼルで200万円弱の設定がされていました。当時のギャランシグマと並べると、最廉価は1800の中間グレードと同等、最上級は2000ターボの最上級と同等となります。4輪駆動は、ワンボックス以上に意外とお高いクルマだったのです。



セダンと違って、どうにも解説し辛いと言い訳しつつ。
後年の豪華なパジェロだけを知る方なら、初期型というのは新鮮に映るかと思います。

最初期型はディーゼルターボ以外、あまり大きな特徴を持たないように映ったパジェロでしたが、ここからの進化には目を見張るものがありました。

他車では先ずやらないだろうという組み合わせは、当時の三菱ならではのものでしたが初代パジェロに関しては、これが上手く嵌った感が強いですね。

先ず翌年には、5ナンバーのワゴンが追加。これにはディーゼルターボに加えてガソリンターボの設定があり驚かされたものです。この手の4駆にハイパワーって、当時は水と油と思っていましたから。5ナンバー枠でハイパワーを求めた結果なのですけれど、パジェロの独自性となりました。

ここは余談ですが。
ショートのワゴンガソリンターボは、親子2代でお世話になった整備工場の社長さんが登場直後に購入されました。何台か車をお持ちの方でしたが、メインは初代セリカLB1600GT→280ZT2by2(これも登場直後の購入)を経ての購入。
スポーティカーからRVへの代替は、当時としてはまだ少なかった筈で、後年、流行の先駆けだったのだなと改めて。もっとも、ご当人は初代VR-4を次車に選ばれていたりするのですが。「最初は新鮮だったのですが、やはり速い乗用車が恋しくなりまして」というのは、当時語られていた話です。


その後も、ロング、AT、etcという進化が続き、RVが一般に浸透する牽引力ともなりました。最終のロングエクシードともなれば、最初期型とは名前以外別の車と言ってもいいくらいですよね。

乗用車が主流だった三菱にとって、パジェロが社の柱になるというのは、当初は想定になかったことかと思います。支柱がどんどん太くなって、やがては大黒柱となる。その過程でパジェロは、どんどん大きく・重く・高価になりました。

ユーザーの声に応えた結果とも言えますが、昨年国内の販売が終わった最終型というのは、色々な面で簡単には手が届かない車になっていたように思います。そこからすると、この初期型というのは改めて振り返る価値があるようにも思うのです。40年近い時代の差がありますから、再販というのはあり得ないのですけれど、コンセプト等には今でも参考になるものがあるように感じます。

そして最後にもう一つ。
社が苦しかったのは重々承知と前置きしたうえで。
社のアイデンティティともなったこの車は、車名なり何なり、何かしらの形で残すべきだったように思えてなりません。この車名は間違いなく、社の代名詞の一つでした。それが国内から消えたことで、社としての碇を失ってしまったように思うのです。そして替わりは簡単には見つかりそうもなくて。

今に続くSUVの歴史を振り返ると、三菱の貢献というのはパジェロに限らずで大きいと思っています。そんな名門の新たなる提案を心待ちにしています。
ブログ一覧 | カタログ話(雑談編) | クルマ
Posted at 2020/12/04 19:24:30

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この記事へのコメント

2020年12月4日 21:11
うろ覚えなんですが80年代のTBSドラマで
中山美穂がパジェロを運転していた
ドラマがあった気がします
「ママはアイドル」だったか…(__)
女性が街中でクロカンRVに乗るギャップ!にやられた当時小学生の私(^_^;)
いまでも自由が丘の狭い駅前をGヴァーゲンで走るミセスとか見ると…あの小学生の時の気持ち思い出します。
パジェロ惜しい…
代を重ねる度に洗練されるのは当たり前なんですが…本来のルーツも忘れてしまった感じというか。
コメントへの返答
2020年12月4日 22:33
80年代の中山美穂だと、まだ10代とかですよね。そこにパジェロというのが驚きです。私も見ていたら、確実にギャップにやられていたと思います。
Gヴァーゲンは今や邸宅街のアイテムの一つと化している感があるような。
2代目には、初期の系譜を感じさせるJトップとかあったんですけれどね。クロカンは、同じ進化を辿った車がいくつか思い浮かびます。
2020年12月4日 22:22
こんばんは。

初代パジェロ、ドアの枚数が異なるとはいえ、ロッキー/ライズとほぼ同じ長さと幅には思えないですね。背の高さの違いもありますが、ガソリンで比べれば過給機の有無こそあれ排気量はパジェロが倍ですから、やはりパジェロの方が「大きいクルマ」に感じるのでしょうね。加えて、角ばっていることも大きいのかもしれません。

初代のRAV4もほぼ寸法でしたが、こちらも今やずいぶんと成長しています。しかも、オフロード感を強調して人気復活ですから、それを横目に、より本格的なパジェロは、モデルチェンジをさせてもらえず悔しかったでしょうね。

今の三菱でRAV4に対抗するのは、先刻マイナーチェンジしたエクリプスクロスなのでしょうが、きっとクルマは悪くないんでしょうけど、どうにも影が薄いんですよね。

かといって、ギャラン(フォルティス)の時のように、これをパジェロとしなかったのは、過去の栄光を傷つけなかったという意味で、よかったのかもしれません。
コメントへの返答
2020年12月4日 22:50
こんばんは

クロカン4駆は大きな車という先入観でしょうかね。実はランクル40もショートはこの辺りのサイズでした。
重量がありますから、排気量倍でも仕方なしでしょう。4ナンバーの制約が無ければ、ガソリンは2.6を積んでいたのでは、とも思います。

RAV4は短い3ドアが途中で消えていますね。5ドアの方も結構な成長ぶりですけれど。初代の5ドアはヤリスクロスと重なるぐらいで。

途中、ミニやイオも出していますから、パジェロ名をどこかで復活させるという選択肢はまだ残っているように思います。ただ、ファンや作り手の思い入れの多いクルマというのは、過去の栄光がどうしても大きかったりしますよね。

エクリプスクロスですが、軽自動車に続いて日産へのOEMが実現すれば、結構販路は広がる気もします。軽自動車と違って、社内外共に賛否が分かれそうですけれどね。
2020年12月4日 23:41
この手は実はいすゞが先鞭でしたが、商売下手というのか、素人でも考えつきそうな「売れ筋」をなかなか準備できず。
日産も4ナンバー規格や当時のトラックには無かった6気筒を用意するなどマジメなのに、コレまた売れ筋を外し。
ランクル60が国内市場無視の1ナンバーワイドボディが逆に受けて人気があるも、当時の1ナンバーは任意保険や税制面でも敷居が高く、限られたユーザでしたね。

4駆界隈では出尽くした話題ですが、三菱はライセンス上でも足枷のあるジープを防衛庁の絡みでJ5系のみを残して、雑多にあった中長尺ジープの後継を急ぎたかった。
そこでまず、ピックアップのフォルテを4WD化して一応の成功をみると、応用版としてパジェロ、更にデリカと進んでと言うのが教科書的歴史ですけど、今では考えられない程(笑)当時の三菱は商売上手だったんですね。
当時RVと言う呼称も一部では認知されて来てはいましたが、この辺の三菱の企画の力の入れようは、CCV誌主催の故石川氏の4×4magazine時代の記述に詳しく、従来的な四駆雑誌がほぼ淘汰された今、唯一残るキュリアス誌の特集にも組まれています。
それによると、RV市場も大きくなかった事もあり登場当時はあまり台数は出ず、84年のマイナー、更に翌年のオートマ追加の頃より急速に売上を伸ばした様です。

いわゆるミリタリタイプの4駆の「乗用車化」(登録上ではない)はピックアップ系が最初でしょうけど、雰囲気を残したまま使い勝手を良くしたのはパジェロならではでしょう。
実際には細かく見ていくと、まだまだ乗用車との開きは大きかったのではありますが。

パジェロ登場前後の中学生時にクルマに深く興味を持ち始め、その全盛期と共に育ちそして枯れた(未だ自分は死んでませんが笑)身としては、パジェロの製廃は、感慨深いを通り越して非常にショックでした。
たとえ三菱とパジェロの現状を良く知っていたとしても。
コメントへの返答
2020年12月5日 7:00
ビッグホーンの登場時期からすると、アスカは最終段階ですし、ジェミニも構想は進んでいた筈となりますから、手数的にも厳しかったのでしょう。
サファリとランクル60は、旧型からの継承と海外の方が国内よりもはるかに売れていた事情が足枷になっていた感はありますね。もっともサファリはバリエーションの拡充、ランクル60はディーゼル仕様の追加という辺りに国内拡販の意図を見ることはできそうですが。

当時の三菱の事情、私的にはなるほどということで、興味深く拝読しました。
その中での謎は、パジェロはロングとショートだけでミドル仕様を出さなかった点でしょうか。ランクル40・70はミドルも売れていたよなという思いもありまして。
あと、確かに当時の三菱は商売が上手かったなと(笑)。ピックアップの4WDは、フォルテの他にもハイラックス・ダットサン・ロデオがありましたが、ハイラックスサーフやテラノへの展開はパジェロから年単位で遅れていますね。5ドア・AT・ワゴン、どれも三菱は早かったです。一番のライバルとなったプラドは、サーフよりさらに動きが遅くもありました。
パジェロの販売台数の動向ですが、時期からすると、70年代末から80年代初頭にブームとなったワンボックスワゴンがシュリンクした時期と重なるように思います。乗用車からの移行はもちろん、ワンボックスからの移行もあったのかもしれませんね。

ミリタリタイプを乗用で使い始めたのは、バニング同様、輸入文化かなと。アメリカの西海岸ブームと重ねてみたりします。
最初は不便を我慢してでも、という車たちでしたが、急速に乗用車化が進みましたよね。

パジェロは三菱の代名詞の一つでしたし、カテゴリの代名詞の一角にもありました。その製廃は三菱の核の喪失だけでなく、一つの時代の終焉を表していて。
後者に関しては、マークX(マークII)・エスティマの終焉も重ねて受け取ってしまうのですが。
2020年12月5日 8:38
RV車とかSUVにワゴン車、はたまたSUV車と云う表現に代表されるマスコミのクルマへの無理解、そして相も変わらず高級外車、スポーツカーのネガ表現に呆れる次第ですが…

このパジェロ、ロングガソリンターボを出たばかりの叔父が乗っていました。しかも、のちに追加されたディーゼル用のインタークーラーを無理やり付けて…もう40年近く前でしょうか、SUVはおろかRVと云う言葉も浸透していない時代、一族郎党クルマ好きばかりの中でも異彩を放っていました。

話はやや戻って、なんでもかんでもSUVを呼称するのは違和感があります。個人的にはパジェロはピックアップ派生故にSUVで、ランドクルーザーはCCV、ハリアーはCOVと言いたいところですが、私のV40CCのように曖昧なクルマも増えてるので明確な線引きが難しくなってるので仕方ないかもしれません。
コメントへの返答
2020年12月5日 9:47
無理解故の誤用か、わざとやっているのか判断に悩むところですね。そのレベルに惑わされるのもどうよという話にも繋がって。惑わされちゃう人、意外と多いんですけれどね。

ロングガソリンターボ、特に初期ものだったりすると、当人は大満足でも周りは理解が追い付かなかったでしょうね。スタリオンでは4G63ターボにインタークーラーを付けていますから、いい目の付け所と感じました。実車はターボの出力アップではなく、V6・3000に移行していますね。

RVもそうでしたが、定義を明確にする前に一括りが先行していますよね。それで流行と言われても、どうにも恣意的なものを前面に感じてしまいます。
もっとも定義と線引きが明確になり、売れ線と目されると、我も我もと参入した挙句に根絶やしにしてしまう、というのがこれまでの歴史だったりしますね。
2020年12月11日 21:31
意外な車種が取り上げられてびっくりしました(笑)

これも嫌というほど津々浦々で見かけましたし、母の友人のおばちゃんが5ドアのMT車に乗っておりよく乗せてもらいました。私もパジェロと言えば豪華絢爛なクルマというイメージを持っていましたが初代の初期モデルはスッキリとしたクルマなんですね。そしてこれでも都会派を感じさせられたというところも興味深いです。今でも自衛隊パジェロのRrコンビランプは初代の部品が継続使用されていて懐かしく思います。

私が小学生のころはパジェロやテラノビッグホーン、サーフに乗っている家がとてもうらやましく感じました。「どこでも走れ・・・そう」というのがクルマの持つ魅力の一つを強調して輝いてましたね。

あのパジェロがまさかの結末でしたね。似たような境遇のランドクルーザーは今もブランドが継続しているは資金力と地道な努力の賜物だと思いますが、パジェロだってもう少し何かやれたんじゃないかと思ってしまいます。ブランド力だけなら相当なものがあったはずなのに・・・。どうしてもあの不祥事がすべてを狂わせてしまった。モーターショーに出ていた2.2Lディーゼルのラージセダンも見たかったんですが、ランクル200に挑戦状を叩きつけるSUVの王者パジェロPHEVが見たかったです。
コメントへの返答
2020年12月11日 22:13
たまには間口の広さをお見せするのもいいかなって(笑)
その分、調べた時間はいつもより確実に長かったりします。

RV系全般が豪華になる一方で、その中でもパジェロは顕著、さらに売れ筋も豪華なグレードでしたからね。
RAV4とも重なるというか、初期モデルはスッキリですよね。それまでの4WDと比べて土の匂いが少ないという点では、明らかに新時代のモデルでした。
書かれているようにRrコンビだけは土の世界に回帰した形ですね。

同世代で少し余裕のある知り合い関係は、マークIIやスカイライン等からパジェロ、サーフ、プラドに代替というのが多かったです。夏はテニス、冬はスキーがセットで、自分とは異なる世界はまた違う意味で羨ましくもありました。

ランクルでも60~80等は異なるとしても、プラドは明らかにパジェロのフォロワーでしたからね。しばらくはブランド力も勝っていたくらいだったと思っています。
そこからの逆転は確かに資金力と地道な努力の賜物ですね。何よりあの不祥事がパジェロのブランドも棄損したことも間違いがなくて。恐らく国内でも何らかの形でその名を残したかったのだろうと推測するのですけれど、昨今の情勢では叶えることができなかったのでしょうね。確立したブランドだけに安易な引用は避けるべきという判断もありそうですし。
GT-Rと同じで、その名に相応しいモデルができた時にはきっと復活する。そんな期待は持ち続けたいと思っています。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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