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2020年12月10日

1981年のハイラックス4WDのカタログ

1981年のハイラックス4WDのカタログ 前回、パジェロの初期型を取り上げた際に、「ミリタリタイプの4駆の「乗用車化」はピックアップ系が最初」というコメントをいただきまして、それならそのピックアップ系の創成期を纏めつつで取り上げてみようと思い立ちました。


このピックアップ系、当時のムーヴメントの中心、そして近年再販されたということからしても、取り上げるべきはハイラックス4WDだろうということで。

もっとも、日本におけるピックアップ系の4WDの歴史を遡ると、始祖は意外やいすゞだったりします。

北米におけるライトトラック市場というのは、日本車の輸出初期から開拓されたものであり、1970年代半ばにおいては乗用車以上に台数が捌けるドル箱となっていました。当時、トヨタ・日産・マツダと共にいすゞもフローリアンと前半分を共用したファスターを送り込み、また兄弟車としてシボレーLUV名でも輸出していました。

このLUVに4WDが設定されたのが1979年。輸出仕様と言えども、その売れ方共々、当時結構な話題だった筈で、日本の自動車雑誌にもこの4WDが誌面に登場していたりします。

輸出はガソリン仕様だったものの、ディーゼル仕様への変更もあり、国内仕様の登場には時間を要しています。加えてファスターはモデル末期だった(翌1980年に次世代モデルが登場)ということで、結局いすゞは先行者の利益を少なくとも国内では得られることはできませんでした。

もちろん、他社がその売れ行きを傍観するはずもなくて、直ぐに追随。
2番手はトヨタで前年に登場したハイラックスのショートボディに、2000ガソリン(18R-J)を搭載した4WDを1979年10月に追加しています。

3番手は日産でダットサンのロングボディ、こちらはシングルキャブとダブルキャブに1800ガソリン(L18)を搭載した4WDを1980年4月に追加。1980年10月には三菱がフォルテに2000ガソリン(4G52)を搭載した4WDを追加しています。このフォルテがパジェロ・デリカに発展したというのは、前回のコメントでいただいた内容ですね。

こうして俄かに活気づいた、ピックアップ4WD。もちろんその多くを売るのは海外、特に北米となりますが、国内でも作業用に留まらずレジャー用としても売れるようになります。ワンボックスワゴン・クロカン4駆と共に第一次のRVブームを形成するわけです。

国内にも商機があるとみたトヨタは、ハイラックス4WDを他車よりもいち早くマイナーチェンジしバリエーションを一気に拡大。以降、ピックアップ4WDの中心的存在となるのです。

ということで、今回はハイラックス4WDの最初のマイナーチェンジモデルを話の主役にしてみます。取り上げるカタログは、マイナーチェンジ当初となる1981年10月に発行されたものとなります。

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登場時点では、左側のガソリンのショートボディのみでしたが、このマイナーチェンジを機にディーゼルの3ボディ(ショート・ロング・ダブルキャブ)を追加しています。

同時に丸目2灯から角目2灯に変更。この種の変更は、角目になって精悍になったというのがアピールのお約束でもありました。もっとも私の今視点だと、丸目の方が似合っているように思います。

同時にイメージカラーもオレンジからイエローに変更。ブラックアウトされたディテール各所とのマッチングはこちらの方が良いかもしれませんね。



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日本車は、前年のターボブームやこの年の初めに登場したソアラを契機として、出力競争の道を再び走り始めます。そんな状況にも関わらず、スピードという魔力から離れ、クルマを使って遊ぶことを提唱している点は興味深いところです。絶対的な速さを追わない点では、むしろ現在的と言えるかもしれません。

レジャーユースが前面という点では、同時期のワンボックスワゴンにも通ずるものがありますね。もちろんレジャーだけではなくワーキングビークルとして使われることも多かった筈ですけれど。



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新たに追加となったダブルキャブです。
キャブ部分を共用していた一クラス上のスタウトには先に設定があって、ハイラックスに転用された形です。

追加されたリヤドアは、フロントドアのオープニングラインと合っていませんが、これは恐らく左右でパネルを共用したため。次世代以降は、改善される部分です。

スタウト関連でもう少し書くと、ハイラックスを名乗っていますが、シャシーはどうやらスタウトの系譜が近かったりします。ハイラックス4WDのみ、フロントリーフあるいは2WD比で横方向にも広がっている理由はその辺りかと。他車も2WDをベースに地上高を稼ぐため車高を上げる変更は行っていますが、横方向はほぼ変わらずだったりするのと対照的です。

ライバル車よりも、リフトアップ量が多く大径のタイヤを履いていたハイラックスですが、当時としてはかなりワイドな215サイズのタイヤを得たことで、下半身の安定感は随一となりました。このサイズが収められたのも、スタウト由来のワイドフェンダーが功を奏した形です。



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続いては当初からあるショートボディ。
もっとも排ガス規制の関係からか、形式名はRN36からRN39に変更されています。エンジンの形式名は、18R-Jで変わらず。
ガソリンの2000は、スタウトやダイナ等にはOHVの5R、乗用車系には21Rが搭載されていましたが、ハイエース共々18Rが選択されています。ハイラックスと18Rの組合せは、この前の代にも2WDのハイウェイシリーズがありました。

ショートボディは、ロングボディよりもホイールベースは215mm、リヤデッキは385mm短くなります。全長の-350mmと合わないため調べてみたところ、ショートボディの4WDのみ、フロントバンパーにフィラーを追加して前出ししていたようです。

この世代のシングルキャブは、荷室長の確保を優先したショートキャビンとシート後方の空間を少し増やしたキャビンの両方があり、2WDではスーパーデラックスのみ後者が設定されていました。4WDはデッキ長に関係なく後者となっています。

キャビンと言えば、シングルとダブルの中間にあたるエクストラキャブは、当時ダットサンに設定があったものの、ハイラックスへの設定は90年代末まで見送られています。使い勝手の良さそうな仕様なのですが、現行もダブルキャブということで、あまり需要はなかったのでしょうね。

マイナーチェンジでは、サイドステップの標準化と共に、SRパッケージのみが選択可能な215Rタイヤ&ホワイトスポーツホイールとリヤステップバンパーのオプション設定が追加されています。
前者はランクルに続いての設定となりますが、これらを付けることで一気に働く車感が減りますね。

水辺に乗り入れた画像は、機動力の訴求も兼ねてのものと見受けますが、環境問題が厳しくなった現在では使われなくなりました。



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新たに搭載されたディーゼルエンジンは、少し前にクラウンで取り上げた2.2LのL型です。2WDには一足早く1979年12月に搭載車が追加されていました。ランクルが3.2Lの2B型を搭載していたことからすると、3LのB型を積む選択もアリだった気がするのですけれど、静粛性等を優先したのかなと推測。積載も含めるとパワー不足は否めなかったようで、次世代では2.4Lの2L型に、その次の世代では2.8Lの3L型へと拡大されていきます。

トランスファーは、前回のパジェロ同様、Nを挟んで、L4とH4・H2が振り分けられていました。ミッションは、ガソリンが4速で、ディーゼルは5速。

サスペンションは、先に書いた通りフロント・リヤ共にリーフリジッドを採用。独立式より乗り心地やハンドルの切れ角では不利になりますが、悪路の走破性や堅牢性では勝ります。ハイラックスの特徴として受け入れられた面はあったのでしょう。サーフは比較的早期にフロント独立式に転じますが、ピックアップはこのレイアウトが長く続いています。

まだこの時代には、パワーステアリングの設定はありませんでした。
特にノーマルの7インチ幅(≒175mm)より40mm幅が広がった215Rタイヤでは、据え切り等では相応の腕力を必要としたでしょうね。

当時の4WDのカタログではお約束だったアンダーボディの画像。前回のパジェロと比べてみると、配置の違いも含めて興味深い点がありそうです。



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マイナーチェンジ前のメーター配置は、インパネクラスター内にスピードと燃料&水温で、SRパッケージは時計をインパネに、シフトレバーの前には油圧計と電流計という配置でした。
タコメーターがSRパッケージに追加されたことに伴い、電流計が電圧計に替わり、油圧計に替わって時計がシフトレバーの前に配されることになりました。

ガソリンとディーゼルでクラスター内の配置が異なるのも興味深い所。輸出仕様の18Rにはハンドル位置に関係なく、ディーゼルの配置もあったようです。

ブラウンのインテリアカラーは、ベージュのボディカラーのみの組合せで、イエローとホワイトのボディカラーには、ブラックのインテリアカラーが設定されていました。

後年と比べるとはるかにシンプルなインパネ。エアコンは助手席足元の吊り下げではなく組込み式となるものの、温度調節は独立。オーディオもDINサイズ以前の規格ということで、この辺りは時代を感じさせる部分ですね。

フリーホイールハブの設定はあったものの、マニュアルのみでした。



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左頁はバリエーションの紹介です。
ダブルキャブとロングボディのインテリアがSRパッケージ付きで、ショートボディが標準仕様。レジャービークルとワーキングビークルの境目と見ていいと思います。ランクル40には、Lパッケージ以上に布張りシートが設定されるようになっていましたが、こちらはSRパッケージでもビニールレザーのままでした。この種だと使い方次第で、どちらがいいとは簡単に言えない部分ですが。


右頁にはオプション品の紹介、装備一覧表、主要諸元が並んでいます。

レタードテールゲートは、特に海外でTOYOTAの知名度を上げた装備になります。あまりに印象に残るそのデザインは、台数の多さと相まって海の向こうのトヨタがトラックメーカーと誤認されることにも繋がってしまいました。高級車を展開するにあたり、レクサスブランドを新たに立ち上げた要因の一つですね。

4ナンバーの枠内ということで、ロングでも全長4,690mm、全幅1,690mmに収まっています。現行ハイラックスは、全長5,340mm、全幅1,855mmですから、そのサイズ差には隔世の感があります。
ところが、ダブルキャブ同士で荷台のサイズを比べると、現行の1,520mm×1,535mmに対して、当時は1,535mm×1,430mmと、あまり違いはなかったりします。最大積載量も500kgで変わりませんし。
純粋なスペース以外の部分で、ボディサイズが膨らんでいる。今に至る傾向は、ここにも表れているということでしょうね。

4WDのディーゼルということで重量級かなと思ったら、ダブルキャブでも1,450kgと意外とクラウン並みの軽量でした。装備もシンプルですからね。現行型は2,100kg前後ということで、1.5倍の重さに増えています。



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裏表紙には、第3回パリ=ダカールラリーの完走とアメリカでインポート・4WD・オブ・ザ・イヤーを受賞したことが書かれています。

前者は、バブル期辺りから知名度が上がり、メーカーが本腰を入れて参戦するようになりますが、当時はまだ初期で、ワークスではなくプライベーターじゃないのかなと推測。砂漠の10,000kmに及ぶラリーですから完走だけでも立派なものではあります。この次の回では、登場直後の3代目カリーナ1500が2WDながらも完走して同じくカタログを飾ることになります。

後者はランクル共々の受賞のようですね。


といったところでいかがだったでしょうか。
2WDの時には、どうしても働く車としてだけ認知されがちだったこの種のトラックも、4WDの機動力と組み合わされることで、注目を集めることとなりました。自家用としても認知されるようになっていくのです。

もっとも、雨大国の日本においてむき出しのリヤデッキというのは、利便性の反面、どうしても積載可能なものが限られる面があって、初期にはキャノピーの積載が見られ、やがてはバン形状に変更されたサーフが、販売の多数を占めるようになっていきます。

それでも、この種のボディを必要とされる方は少なからず存在するのでしょう。サーフと並行してピックアップは21世紀初頭まで展開されますし、一時期は国内での販売が途絶えるものの、2017年にタイからの輸入車として復活を果たしています。

当時の新車価格は、最安のショートボディで約110万円、ダブルキャブが約140万円でした。SRパッケージを加えても、パジェロよりはお安めの設定だったのです。商業車ということで税金も安く、人気を集めた理由の一つですね。

そこからすると、現行の350万円スタートというのは、先に書いたボディサイズ共々だいぶ手が届きにくくなった感は否めません。もちろん、当時よりはるかに豪華で安全、環境にも配慮となるのですが。お値段だけなら、1ナンバーですし、ガソリン2.7Lの2TR-FEを搭載すれば、もう少しお安くなる気もするのですが、今の台数だとそんな望みは酷なのでしょうね。

安全や環境等の法規制の影響もあって、登場後は濃厚長大の一辺倒で、いい意味でのお手軽さは段々失われていったと言えると思います。

それでもハイラックスというのは、時代を超えて若者にとって新鮮な存在に映るらしく、現行型も想定以上に若者が買っているようです。その点は当時と変わらないという見方もできるかと思います。

40年という決して短くはない時間を隔てた両者は、何が変わり、そして共通するものは何なのか、改めて見出す機会となれれば幸いです。
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Posted at 2020/12/10 18:50:33

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この記事へのコメント

2020年12月10日 20:05
こんばんは。

ハイラックスは、この後々の6代目の前期まで規格の角形ライトが使い続けられ、5ナンバーサイズに収まっていたこともあって、40年経っているようには見えないですね。

逆にインパネ周りは乗用車ライクになっているものの、時代を感じますね。もっとも、カローラで言えば、まだFRの70系の時代、そう考えるとインパネの作りに70カローラと共通項もあるように見受けられます。

当時のカローラも新世代のA型エンジンに、古参のK型やT型が併存していましたが、こちらもディーゼルは新世代ながら、ガソリンの18Rはベテランエンジン。フルトラをアピールしているあたりに時代を感じます。

縦置きの4気筒エンジンに、キャブのエアクリーナーの真黒いフライパンが乗る様子は、家にあったSX70マークⅡ(トヨタの乗用車では最後かな?)にも共通する、80年代まではごく普通のボンネット内の眺めですね。

警察署で免許更新の際にもらえる交通教則本では、エンジンの点検の説明図で、そんなフライパンが鎮座するイラストが長らく使われていたのを思い出しました。
コメントへの返答
2020年12月10日 20:49
こんばんは

なるほど、丸目だともう少し旧車感がでるかもしれませんね。この車も小型車枠ギリギリの中できちんとアップデートしているという見方も出来そうです。

透過照明の採用も含めてメーターパネルは当時の最新様式ですが、操作系の配置は少し前ですかね。ステアリングホイールやオーディオ等、登場時期が近い2代目カリーナとの共通部分もありますね。

乗用車は21Rも末期でS型が登場していた時期でしたが、商用車ではY型が登場するまで18Rが使われていました。Y型はヘッドの小型を狙ったOHVということで退化の感もありますね。フルトラの採用から5年ぐらいですから、一気に普及したという見方もできそうで。

エアクリの配置で時代を感じていたように思います。今はエアクリの配置も様々ですし、エンジン本体もカバーで覆われるようになりましたので、メカニカルな部分は少なくなってしまいました。

今の交通教則本には、ASVと各装備の解説が載るくらいですから。これもまた時代を映す鏡の一つと言えると思います。
2020年12月10日 23:09
ミリタリータイプの乗用車化は国内ではピックアップが最初、とは言ったものの強いて言えば1967年のランクルFJ55があったのですが、普通貨物故の維持費の高さから公官庁等の使用に留まっており、乗用車化はしていないもののミリタリータイプの一般ユーザー化は、ダイハツB型ディーゼル搭載で経済性と小型貨物化で敷居を下げた、1974年のランクルBJ40と言われています。
1970年代、世間ではジープタイプの自家用使用は今で言う「ちょいワル」や個性を主張したい層に乗られていた様で、それも良路での快適性の犠牲を乗り越えてこその自己主張でした。
今じゃ考えにくいですが、田原俊彦主演作「ただいま放課後」で教師役がテンガロンハットで初代ロデオに乗っており、小学生の自分は「フローリアンのトラック」と思っていました(笑)。
ロデオに続くダットラ、フォルテも似たようなモノでしたが、フロントリーフのハイラックスRN36は頭一つ抜けてトンガってましたね。
実際対地アングルも優れ、モーグルでの走破性も良く、リフトアップのし易さもあって「ハッタリ系」への人気も高かったです。
マイチェンで売れ筋は一般的なディーゼルWキャブにシフトしましたが、前期のRN36は映出したりラジコンのモデルになったり、広く記憶に残るピックアップと言えるでしょう。

コメントへの返答
2020年12月11日 18:23
FJ55・56について遡って調べてみたところ、ボディサイズや価格こそ同時代のクラウン+α程度ですが、やはり4L級のガソリンエンジンが普及を拒んでいた感が強いですね。40がB型を積んで敷居を下げたというのも、納得できます。
書かれている個性派は、ジムニーやタフトで入門されていたのかなと推測します。太陽にほえろ!の初期が重なりますし、最初の職場にいた先輩が正しくそんな方で、登場早々にタフトを買ったという話を思い出します。恐らくランクルまで至った方というのはかなりの本格派だったのかなと。

初代ロデオは、フローリアンの前半分を共用していましたから、正しい認識だったのです、きっと(笑)
ステレオタイプの感もありますが、テンガロンハットにベルボトムのジーンズですよね。

RN36は、唯一のショートでしたし、当時のリフトアップ系改造車とも重なるその見た目は、一番トンガっていたに同感です。人気を集めた要因でもあるのでしょう。
2シーターはカッコよくてもどうしても利便性で不利ですから、リヤドア付2by2的なダブルキャブに売れ筋が移ったのも道理かと思います。それでも5代目まではショートとダブルキャブの両方をパーソナル向けで並行設定していますね。
2020年12月11日 9:01
前回のパジェロに続き、叔父が乗っていた車です。
時系列を思い出すと、仕事用にピックアップを所有していて私の記憶にあるのは、ファミリアピックアップです。余談ですがダッシュクーラーからしたたり落ちる水滴を明確に記憶しています。その次に、この30系ハイラックスを購入し荷台にシェルを載せて使っていました。初期モデルなのですがハイリフトして相当派手なクルマだったと記憶しています。その後、4WDが出てすぐに買い変えてこれにもシェルを載せていました。

叔父がパジェロを買ったのも、このハイラックスがあったからだと思います。
コメントへの返答
2020年12月11日 18:37
パブリカ、サニーと並んでファミリアのピックアップも自営業や商店の店先等で比較的見かける車だったと記憶しています。今だと、ハイゼットやエブリイがその役を担っているのかなと。
ライトバンよりも重量が積めるためか、トラックにシェルを載せた車も当時はよく見かけました。ハイリフト共々、北米から入ってきた当時のボンネットトラックの文化ですよね。

この種の面白さを知ってしまうと普通の乗用車では物足りなくなる筈で。パジェロに代替されたというのも、なるほどと思わされるものがあります。
2020年12月16日 0:05
楽しいRV感覚満載の私の考える正しいRV的カタログですね。
大自然の中での活用事例の紹介やメカニズム解説。当時っぽい少々むず痒くなる言い回しもとにかく懐かしいんだ。(笑)
水面に乗り入れている写真も環境問題でアウトかもしれませんが、本文中の表現もセクハラと指摘されかねない危ない表現も新鮮。

シャシーの説明の為の下面視の写真がそそります。
よく見ると、板金の隙間を埋めるエッジシールが無く、
幾ら当時でもそのまま量産しないと思うので、カラフルな部品同様ボデーも撮影用に仕立てたんでしょうね。いまのCGのカタログには無いリアルな写真の大変さと魅力を感じました。

私は次々期型のハイラックスに思い入れが強いですが、この世代のハイラックスも母のお友達の家具職人の方が仕事で使われていました。当時、長野にお住まいでしたが2WDのロングボデーだったかと。家族用はグランドシビックのシャトルでした。

ピックアップトラック市場も日本と北米と新興国で求められる姿が変わり分裂してしまい、パイの小さい日本からは姿を消しました。北米は人気がありますがもはや日本ユーザーには着いて行けない世界に。新興国版の輸入再開はタコマやタンドラを正規輸入されるよりはマシな選択なのでしょうね。今はSUVブームなので、SUVの派生として選択肢が残されていることは評価したいですが、会社の同僚が買おうとして自宅に駐車できず断念したという悲しいエピソードがありました。日本でも便利なサイズ感のハイラックスが輸出先でも十分受け入れられていた時代がうらやましくもあります。
コメントへの返答
2020年12月16日 20:47
RVとはRecreational Vehicleの略。だから楽しんだものが勝ちなんだ。(笑)
それまでになかった提案型の車ですから、断言口調で勧誘するのは正しいですね。同時期のワンボックスにも共通する表現かと思います。
現行型のカタログも提案するものは同じですが、コンプラがとても厳しくなった時代背景から、表現は大分大人しくなってしまいました。

メカ好きの方が買われることが多かったのか、この手のシャシーの説明は、「撮影用で実車とは異なります」の注意書き共々、当時のお約束の一つですね。ここでエッジシールに注目される方は少なかろうとも思います。当時は、撮影用にボディカットとかもやっていますからね。

この2代後は、国内に限れば歴代で一番売れたんじゃないかと思っています。サーフだけじゃなくピックアップも割と見かけたような。
2WDの方は、RVよりお仕事車でしたけれど、それでも複数社が競えるだけの需要が当時は存在したことを懐かしく思い出します。

北米のピックアップは、各種の規制からも外されていて、往年のアメリカ車以上に、今やガラパゴスな存在ですよね。一番、らしさがあるとも思いますけれど。タコマやタンドラも並行で入っていますので、需要はあると推測するのですが、メーカー自らがやらなくてもいいかなとは。
参考でタイの本国仕様を確認したのですが、ディーゼルのみですし、ショートもシングルキャブのみですから、今の仕様で仕方なしなのでしょう。日本でも2WDが選べてもいいかなとは思いましたが。
タウンエースといい、輸入で充てるが増えつつあります。輸入車だとどうしても仕様が限られてしまいますので、仕様の細かさが望まれる商業車は、本来は国内生産が理想の筈なのですが、今の状況だととても採算が合わずなのでしょうね。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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