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イイね!
2021年01月08日

2020年と1990年の新車販売台数

コロナ禍の拡大により新規感染者数は急激に増加、1都3県には昨日緊急事態宣言が出されました。さらに緊急事態宣言の地域追加もありそうな状況です。
私生活には自粛を強く意識せざるを得ませんが、せめてブログぐらいはポジティブにやろうと思っています。

新年のご挨拶も程ほどにということも意識して軽めの更新の回となります。

本日、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(通称:自販連)から乗用車系車名別ランキングが、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会(通称:全軽自協)から軽自動車通称名別ランキングの発表がありました。

乗用車系車名別ランキングはこちら
軽自動車通称名別ランキングはこちら

両ランキングから、昨年の年間販売台数を順位付けすると、ベスト15は次の通りとなるようです。(赤字車名は軽自動車)

1.ホンダ N-BOX:195,984台
2.トヨタ ヤリス:151,766台
3.スズキ スペーシア:139,851台
4.ダイハツ タント:129,680台
5.トヨタ ライズ:126,038台
6.トヨタ カローラ:118,276台
7.ダイハツ ムーヴ:104,133台
8.ホンダ フィット:98,210台
9.トヨタ アルファード:90,748台
10.トヨタ ルーミー:87,242台
11.日産 デイズ:87,029台
12.スズキ ハスラー:80,114台
13.ホンダ フリード:76,283台
14.ダイハツ ミラ:73,462台
15.日産 ノート:72,205台

トップはもちろん、ほぼ半数を占める軽自動車は相変わらず強いなと。

そして、ほぼコンパクトの全体傾向とは明らかに異なるアルファード(笑)
モデルチェンジ時期の関係でハリアーはランク外となりましたが、最近は上位の一角にありますから、今年はランキング入りする可能性は高そうです。

こうして並べてみると、アルファードとハリアーは別格の存在だと改めて実感します。日本の車市場は様々な要因から、実用車を求める傾向が強くなっていますが、そこから少し外れて高級を求める先はこの2車に集約されている感があります。共に中古車輸出の影響で経年の少ない中古車のリセールはすこぶる高く、短期間で代替をしても大きく損はしないようです(もっとも中古車相場は水物という話はありますが)。販売店も売り易く、利益にもなり易いということで、上手く回っているのでしょうね。

そして、もう一つ。
少し前まではミニバンが多かったのですけれど、アルファードを除けば、少し落ち着いた感はありますね。単にアルファードが他車を喰ったのか、全体傾向で他ジャンルに移行しているのかは、もう少し見守らないと結論は出なさそうですが。


ここで話のついでと参考を兼ねて、この30年前となる1990年のランキングも掲載してみます。手元資料では、当時の軽自動車の台数はメーカー別しか把握できないため、乗用車限定での掲載となります。

1.トヨタ カローラ:300,008台
2.トヨタ マークII:224,868台
3.トヨタ クラウン:205,259台
4.トヨタ カリーナ:175,805台
5.トヨタ コロナ:172,410台
6.日産 サニー:166,416台
7.ホンダ シビック:141,107台
8.マツダ ファミリア:122,371台
9.トヨタ スターレット:121,807台
10.トヨタ スプリンター:115,689台

1990年は一番新車が売れた年となります。今後塗り替えられる可能性は極めて少ない空前絶後の台数と言っていいかとも思います。

ベスト5を独占、日産、ホンダ、マツダの各1車以外は全てトヨタですから、この時点で既に独走態勢に入っていたと言えそうです。

30年の違いで車名はもちろん、ボディ形状も全く異なりますが、コンパクトカーが強いのは共通点。そしてその中で目立つ、マークIIとクラウンの存在。
この両車、今と異なり中古車輸出の需要はほぼありませんでしたが、それでも中古車のリセールはやはり強くて。ブームが去った時には台数が多い分、一気に相場崩壊もしたのですけれど。

こうして並べると、アルファードやハリアーを当時のクラウン・マークIIに重ねるのも解る気がします。強さの背景にあるのは、強かとしか言いようのないマーケティング。もちろん、そのことへの肯定と否定は明確に分かれるでしょう。
それでも実用一辺倒よりは、クルマへの趣味的要素を多少なりとも見出せていいかなと考えています。

変革期を迎えていると言われる現在からこの先、ランキングがどう変わっていくのか、注目し続けていこうと思っています。

1990年の販売台数の出展:月刊自家用車誌掲載の新車販売台数
ブログ一覧 | 気になったニュース | クルマ
Posted at 2021/01/08 19:09:13

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この記事へのコメント

2021年1月8日 22:59

国産車はもう、実用的なクルマしか選ばれないと思っていたのですが、ハリアーやアルファードが売れるというのはまだクルマに付加価値を求めている層がある証拠だなと感じました。姿カタチは違えど、90年のクラウンマークⅡなどと似た選ばれ方、とも言えるかもですね。地味ながら、カリーナとコロナを足すと35万台も売れていたことにも驚きます。

んー、でも今回の新車販売台数をみて、自分は今でも付加価値のあるセダンを選びたいと思ってしまいました(笑)
コメントへの返答
2021年1月8日 23:22
実用的なクルマだけだと、文化的視点では寂しいですからね。付加価値に応えるクルマも存在して欲しいと思います。手の届く範囲の上級志向の具現化が当時のクラウンやマークIIであり、現在はハリアーやアルファードに転じたのでしょう。
前年にモデルチェンジしたEDが約40%、Exivも約35%を占めて台数に貢献していたりしますね。前年まではブルーバードも両車に絡んでいたのですが、プリメーラとプレセアの登場で台数減となっています。

付加価値のあるセダンは私も一票です。そして、売れているクルマを選ぶにしても、仕様やOPで僅かながらも個性を主張してみたかったりもします(笑)
2021年1月9日 13:52
こんにちは。

軽自動車の独走は、地方にいると特に実感しますね。首都圏は異なると思いますが、地方ですと走っているクルマの半分どころか、2/3ぐらいが軽自動車かに感じます。スーパーの駐車場などは、大多数が軽自動車、時々ミニバンといったところでしょうか。

30年前は、カリーナがこんなに売れていたんですね。私が90年代前半に通っていた中学校は1学年2クラスの小規模校でしたが、170カリーナで通勤されている先生が3人いらっしゃったほどで、本当によく見るクルマでした。

その先生が、2000年の成人式にもそのカリーナ(170前期)で見えて、「先生まだ乗ってたんですね。」「俺は物持ちがイイんだよ。今は車検が1年ごとにもならないし」と話したのを覚えています。今では、11年以上経った軽自動車ですら普通に見ますが、当時はまだ珍しかったように思います。

30年前の販売台数は景気が良かったこともあろうかと思いますが、実は地方ではクルマは必需品なので、保有台数は30年前からさほど減っていないと思います。30年前ですと、まだ高齢の、特に女性はクルマを運転しない方も多かったですし。
クルマの所得と比しての高額化と同時に、超寿命化も販売台数が減った要因の一つなんでしょうね。

軽自動車が増えたのは性能や安全性の向上とともに、若い男性が軽自動車を所有することへの抵抗が無くなってきたのが大きい気がします。30年前はまだ軽自動車は「奥さんが乗るセカンドカー」的印象がありました。
今そんなことを言ったら問題発言ですよね。
コメントへの返答
2021年1月9日 17:43
こんにちは

首都圏でも都心から少し離れた郊外になると、軽自動車が増えたことが実感できます。週末等で地方に出かけたりすると、その感は更に強くもなりまして。背の高いクルマが増えたことで、自車が隠れてしまうなんてことも日常の一コマになったように思います。

170カリーナは、SGエクストラやマイロード等の中級グレードを中心に、あまり目立たないながらも多くの台数を売る車でした。もっとも、セダンのみだとコロナの方が多く、カリーナの台数はEDの貢献が大きいですね。

当時のカリーナクラスだと、9年前後で多くが廃車となっていましたから、2000年に170前期となると、長く乗っているという話になりますよね。同年代でもGX81は、まだまだ普通に見かけましたけれど。

軽く調べてみたところ、新車の販売台数が減ったというだけで、乗用車の保有台数自体は30年前が約3300万台、昨年が約6200万台と一貫して伸び続けていたりします。平均使用年数が伸びたからこその台数増加なのですが、長く使われるようになった理由は複数要因が絡んでいそうに感じます。

軽自動車は、30年前に660ccへ拡大されていますが、まだ当時は車庫が狭い等の事情が無ければ、一家に一台の車で選ばれることは少なかったです。今は、ご近所界隈を見ていても、小型乗用車からのダウンサイジングが珍しくなくなりました。軽自動車に対する心理的な抵抗感は、既に過去の話と言い切っていいのではないでしょうか。
2021年1月9日 23:57
こんばんは。

やはりクルマは実用品でもありますから、実用的なクルマの台数が多いのは当然と言えますが、上級志向の車種にも実用性と経済性(維持費や下取り価格を気にする)を求めるというところでも、私たち一般市民の考え方はあまり変わらないのかも知れないと、ブログを拝見して思いました。

小型車も1990年に比べれば大きくなった割に都市部の駐車場は狭いままですし、軽自動車の性能、機能、品質は上がり、「我慢しての選択」というものでもなくなったように思います。
それどころか、小さな車体に機能性を詰め込んだ、真の日本車というのが今日の軽自動車のような気さえしてきます。

おそらく、私も軽自動車を持っていれば、一番使用頻度が高いのは軽自動車になるかなと思います。
コメントへの返答
2021年1月10日 7:52
おはようございます

浮かれていたと言われるバブルの時期でも、意外と堅実なクルマが並んでいる感があります。そこから外れた上級を求める際には、確実な選択ということなのか、定評のある車に集中しているのも、時代を超えて共通している点ですね。

1990年だと、クラウンですら5ナンバーフルサイズをベースに作られていた時代。車幅限定で考えると、今の小型車の大半は当時のクラウンより大きくなっていますから、使い勝手の点で軽自動車を求めるという考えも理解できます。ご指摘の通り、軽自動車も既に我慢しての選択ではありませんね。

軽自動車もスーパーハイトまでいくと、限られたサイズの中に利便性を求めすぎて、逆に一部機能が犠牲になっている感はあるのですけれど、それが今のニーズの反映ではあるのでしょう。日本特有のカテゴリであるからこそ、輸出先事情等に影響されず独自の進化や最適化ができた稀有な存在ですね。
2021年1月11日 16:56
こんにちは。

30年前のランキング…、雑誌でよく見かけた並びで懐かしい気がします(~_~;)。確かにクラウンも常連でしたね〜。スターレット以外は全てセダンがラインナップされてるのも当時ならではですね。だからこそトヨタが強かった思ったりもしますが、その後RVやミニバンになってもやっぱり強さは変わりませんでしたね…。

約10年後、カローラを抜いたフィットの活躍が唯一のビッグニュースでしたっけ?
コメントへの返答
2021年1月11日 19:01
こんばんは

当時を知る方なら懐かしんでもらえる並びかと思います。まだこの頃はセダンが中心。この後10年でミニバンやコンパクトに主流が移っていきます。
80年代にトヨタの販売力が圧倒的になって、今に続いていますね。この先は系列統合による影響が出てくるのかもしれません。

2002年にフィットが一位になった時は話題になりました。2006年以降は軽自動車が車名別に加わってきて、上位を占めるようになっています。それ以前も軽自動車の台数は結構多い気がするんですけれどね。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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