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2021年10月16日

カローラクロス・アクアへの私的感想文ほか

年末での閉館が決定していることから、機会のあるうちにとお台場まで。

時間が限られていたこと、ビッグサイトで開催されたイベントの影響なのか意外と来場者が多かったことから、今回は特に気になった車だけを厳選。

ゆっくりと見るは、次の機会を待つことにします。





先ずは、こちらから。
今一番旬な車なのかなと思います。
ヤリス クロスではやや小さく、RAV4では大きすぎる、という要望の隙間を埋める、ど真ん中の企画と言いましょうか。受注は好調のようですが、部品供給不足の影響を受けて、納期が出せない状況となっているようです。キャラクターはやや異なることは理解しつつも、ポジション的にはトヨタ版CX-30とも言えそうで。

国内展開するにあたり、フロントフェイスを大きく変える等、スクープ記事から予想していたよりも力が入っていたりします。売れ筋という認識があるからこその変更なのでしょう。
売れる前提なら、1.8Lの展開のみに留めず、2.0Lの新世代ダイナミックフォースエンジンを搭載したグレードもあっていい気はします。この辺りは順列の枠内に収めている感は拭えません。生産体制が整った頃合で要望が強ければ、検討するとなるのかもしれませんが。

セダンとツーリングは国内を見据えてナローボディを仕立てましたが、こちらはスポーツ同様、ナロー化せずでの展開。
全高1,620mmは立体駐車場で制約される場面が想定でき、さらに全幅1,825mmとなると都内で使うには狭所や駐車等、大き過ぎて使い辛いと感じることはありそうです。絶対的なサイズは変えようがないものの、見下ろし方のポジションからはボンネットの大半が視覚に入りますし、乗降性も腰を上げるでなく足がそのまま着く感じ等、日常の使い勝手は他シリーズより使いやすいと感じる箇所も多かったりはします。
運転席から後方を振り返った時、クォーターピラーの太さには少々驚かされましたが、BSMや各種モニター等で補足すれば、直接の目視は少ないと考えられ、欠点という指摘には至らないかなと。

軽く眺めていて少々驚いたのは、履いていたタイヤの銘柄で、展示車は”MICHELIN PRIMACY4"を装着していました。自車と同じ銘柄であり、もう少しSUV寄りの製品が装着されていると思っていた次第。

ボディサイズに話を戻して少しの余談。
カローラ クロスのサイズ設定が、次期国内セダンとツーリングのボディサイズ拡大も見据えた観測気球に映るというのは、穿った見方でしょうか。こちらがシリーズ内の最多量販となると、このサイズが許容されたという論理展開がされ、次のセダンやツーリングはワールドサイズを共用するのかもと、何となく危惧したりするのです。

危惧と言えば、もう一つ。
私感だけで書くと、カローラ クロスよりカローラ トレックの国内展開を望ましく思っていました。現行ツーリング以上の後席や荷室スペースに加えて、SUVの順列から外れた新たな選択の提示に映ったのではないかなと。

トヨタが並べるSUV、特にハリアーからライズに至る各車が今のトレンドに乗っていることに異論はありません。ブームの先兵を務めたと理解するC-HRを除けば、統一感もある。でも、今の揃え方、人気には、過去の4ドアハードトップやミニバンの盛衰を重ねずにはいられません。どちらもユーザーが望むからという理由で、次々に新車種が投入されフルラインが形成されました。フルラインは終わりの始まりであるかのように、その後は下降線を辿り、前者は根絶やしに近い形で消費尽くされ、後者も多彩性は失われ一定の様式に収束することになりました。

SUVは流行ではなく既に定番、そんな見方もされていることは承知しています。この先の人気の推移は、、、今の新車マーケットで気になることの一つになります。






続いてはこちら。
実はモデルチェンジが行われると知った時に驚いた車でした。

プリウスCとして、海外へも展開されたのは既に過去の話。私的には、国内専売でヴィッツから転じたヤリスと併存させる必要性も将来性も見出せなかったのです。聞くところによると、先代が10年にわたって売れ続けたことで、既納ユーザーが多数存在。その数はモデルチェンジを行っても十分ペイするという判断だったようです。市場調査を入念に行うこのメーカーですから、恐らくヤリス等の他銘柄では吸収しきれない層が存在するのだろうなとは。

先代よりはるかに保守的に映り、またターゲットユーザーが不鮮明に思えるのも、既納ユーザーが多数存在するが故かと思います。先代が出た時点ではハイブリッドというキーワードに吸引力があり、特に初期はクラスレスの感すらありました。その点がダウンサイザーをはじめ、ユーザー層を拡大することに寄与したと理解しています。

それから10年という年月が経過した今となっては、ハイブリッドは既に当たり前の存在と化していて、むしろSUVというワードの方がクラスレス感に利いているように映ります。初期のアクアの役割は、今はヤリスクロスが担っていると考えています。
かつてのハイブリッド的な商品力を再びアクアに担わせるには、PHEV等の追加も考えられますが、現時点では時期尚早と判断されたようです。新型にはバイポーラ型ニッケル水素バッテリーという新技術が存在しますし、将来的にはPEHVも視野なのかなと推測するのですが。

私感だけで書いてしまうと、アクアの新型は、ターゲットユーザーをダウンサイザーに絞ってグレード設定をG以上のみとし、Zの更なる上級を設定した方がキャラクターも明確になり望ましかったと思っています。今の形なら、フリートユースはヤリスで吸収できたように思えて仕方ないのです。逆にフリートユースを重視するなら、カローラアクシオとフィールダーの新型の方が余程喜ばれたとも思いますし。

発表が重なった日産のノート・オーラ。車種数が限られるという今の日産特有の事情も垣間見えますが、プレミアム コンパクトという主張はノートからの変更点も絡めて理解しやすいと感じます。それだけに新型アクアで同じ領域を問うのもありだったのでは、とも。

先のカローラクロスと同様に、上にはカローラスポーツ、下にはヤリスが存在する中で中間にねじ込まれた感は否めません。車種構成全体を通しで見た時の収まりとしては良いのでしょうが、個の主張としては弱くなるような。

実はこういった車種構成、みん友さんが先に書かれて、なるほどといたく納得したのですが、以前のカローラII/ターセル/コルサの再来のようでもあるのです。
強力な上と下に挟まれて、独自性の確保に苦慮する、何となく新型アクアの姿とも重なります。

運転席に座って感じた点としては、一つはインパネはもう少し開放感重視でよかったのでは、もう一つはパワーシートを挙げることにします。
後者は、マニュアルと異なり無段階調整が可能になったのは加点対象と思うのです。問題は、ワンモーターに伴うスイッチ操作後のタイムラグで、マニュアル、パワーどちらにしろ従前の直ぐ動くに慣れた身には、どうしても違和感がありました。動き出せば滑らかに感じていて、慣れで補えればいいとは思うのですけれどね。

パワーシート関連でもう少し書くと、専用シート表皮になるのはいいのですが、内装色がブラック×ダークネイビーだけでは、オプションを選択させるには弱い感もあります。ライト系の色が選べたりすれば、特別感がさらに増すと思うのですけれど。先代の多彩な内装色を記憶しているだけに、今の内装色の設定は新型を保守的に感じる一因と思わざるを得ません。40系のカローラII/ターセル/コルサは、内外装のデザインやカラーバリエーションだけでも選択の理由として成立していた存在に映つるのですけれど。

厳しい書き方が続いてしまいました。。。
私事情を挟むと、そろそろ上がりのクルマというのを意識し始めなければいけない年齢に差し掛かりつつあります。都内在住や車庫事情等の理由もありますが、大きい車よりも小さい車へのダウンサイジングの可能性の方が段々高くなってもいます。ダウンサイザー予備軍の一人として、こうした層を狙う商品というのは、どうしても気になりますし、評価は自分目線も加わってきます。

少し擁護すると、成り立ちは決して悪くないと思います。扱いやすい5ナンバーサイズで、贅沢過ぎず、かといって我慢も感じさせないイイ線を突いているように映ります。自分が15歳年上でクルマ選びをすると仮定するなら、有力な候補の一台だったろうと思うのです。





MEGAWEBで、目に付いた展示車その1です。
初代プリウスは、量産型ハイブリッドの始祖という点が挙げられがちですが、パッケージングも実は特筆すべきところで、今見てもコンパクトセダンの理想形と強く感じます。近年は、このサイズのセダンがほぼ選べなくなってしまっただけに尚更とも。20年以上の年月の経過をあまり感じさせなかったりもしますね。

大荷物を滅多に積まない環境で暮らす身としては、トランクは室内と一体ではなく独立していた方がありがたいですし、後方や高さ等が限られたスペースにおいてはバックゲートよりトランクフードの方が開き易かったりもします。コンパクトセダンのこれまでの販売実績は知りつつも、需要がないの一言で片付けられるのも、今一つ納得は致しかねるのです。





MEGAWEBで、目に付いた展示車その2です。
ナンバープレートのとおり、トヨタ博物館の所蔵車ですね。

初代プリウスもそうなのですが、今の車と比較するとデザインはシンプルですし、何よりサイズの小ささに驚かされたりします。共に、今も車名が続くクルマ達ですが、随分大きくなったものだなと。

当時のEVですので、性能は推して知るべしの感はありますが、注目すべきはSUVベースで仕立てているところ。床の高さはBEVにとって都合が良いのでしょうね。



といったところで、緊急事態宣言が解除になったことで、最近休館から明けたMEGAWEBの展示車をお題に書いてみました。

冒頭に書いた通り、このMEGAWEB、残念ながらこの年末での閉館が決定しています。オープンは22年前で当初は10年間の予定だったことからすると、よく続いたとも言えるのですが、2013年に閉じたAMLUXの後を追うかのような首都圏の展示施設の閉館は残念でなりません。

22年はあっという間に感じますが、当初は車種数&ボディバリエーションの多さから全ての展示車が収まらなかったのに、今では車種数も絞られ、むしろ展示スペースを持て余している感があるのですから、年月は確実に経過しているのですね。

私は通勤や住居の関係から、AMLUXと併存していた時代にはこちらを訪れる機会は少なく、足を運ぶ回数が増えたのはAMLUX閉館後。新型車が見たくなったらここに、という感じでふらりと立ち寄れる場所でした。車に限らず駅に近いという便利さもありました。
先日の閉館の発表に驚いたのも束の間、緊急事態宣言に伴う一時閉館が続き、そのまま閉館となるのではと危惧していただけに、残り僅かながらも最後の開館となったことを今は喜んでいます。
年末までには、何とか再び訪ね、心の中で閉館を惜しみながら見送ろうとも思っています。

今の施設は周辺も含めて再開発により、数年後には新たな姿でお披露目となるようです。東京地区は、販売店の統合に伴う余剰施設ありと見受けていますが、MEGAWEBの後を継ぐような展示施設がどこかにできるのか、注視しているところでもあります。
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Posted at 2021/10/16 06:49:34

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この記事へのコメント

2021年10月16日 7:14
おはようございます。
初代プリウスは前期、後期とも所有しておりましたが、1995年のモーターショーで登場した、パッケージング優先のコンセプトモデルが強く印象に残っていたことと、センターデジタルメーターに一目惚れしたのが理由です。ハイブリッドは二の次でしょうか。
とにかく扱いやすい車でした。着座点が高く乗りやすい。軽自動車のような小回り性。もちろん車内も広く、乗せた方々みんな驚いていました。タイヤ4本がぴったり収まるトランクは感心しました。
ズングリしたスタイルは好みが分かれますが、背が低いハードトップからハイトワゴンと振り幅の大きい流行り廃りですが、初代プリウスのようなパッケージングに優れたモデルに注目が集まらない不思議を感じます。
長文失礼いたしました。
コメントへの返答
2021年10月16日 7:42
おはようございます
初代プリウスを前期、後期と2台乗り継がれたのですね。
そう、モーターショーの参考出品からでした。当時は背の低いハードトップがまだ多かった時代にズングリと映りましたが、今視点だとスタイリッシュに感じたりします。
全長4.3m弱の5枠に車高を上げた成り立ち。シートポジションを始め、パッケージングから一新していましたから、正しく理想主義だったとも思います。プリウスのハイブリッド機構を外したロングボディ的な存在が最終ビスタで、こちらも車内・トランクが広く使い易い車でした。
全高1.3mから1.8mへと推移するのですから本当に振り幅が大きいと感じます。実はその真ん中辺りが一番扱いやすい筈なのに、意外と空白地帯だったりしますね。初代プリウスのパッケージング、私も再注目するに値する価値があると思っています。
2021年10月16日 17:10
こんにちは。
メガウェブの閉館、残念ですね。当方、アムラックスは末期の5年間しか知らないので、トヨタの展示施設というとこちらの印象が強いです。東京モーターショー開催時には必ず立ち寄りました。
お台場パレットタウンという場所柄か、わざわざ車だけを見に行かないような若年層や女性の取り込みにも成功していたように見受けます。
私も近いうちに足を運んでみたいと思います。
コメントへの返答
2021年10月16日 17:40
こんにちは
後継の展示施設という話がないのが尚更ですよね。
年齢を拝見したところ、アムラックスの開館後のお生まれなのですね。開館当初はもちろん東京トヨペット池袋営業所の時代も知る身としては、年齢差を実感した次第です。
週末は、周辺施設含めて来場者も多かったですね。平日昼間だとコロナ禍に伴うインバウンドの消失後は来場者も少なく、逆に落ち着いて見られる点を気に入っていました。
有限のものは機会のあるうちにと思います。思い出企画も行っているようです。
2021年10月16日 19:13
こんばんは。
フルラインナップ完了は終わりの始まり、、これは私も同じように感じました。4ドアハードトップでいうセレス/マリノ以降の話と酷似しているように思えますが、確かにSUVは定番となったのも確かなことですし。。ただ、カローラクロスの商品力の高さというのは、セダン好きの私も納得させられてしまいます。個人的には、ツーリングの2000リミテッドにサンルーフが付けば代替対処に考えられるくらい、カローラシリーズは気に入っています。
初代プリウス、或いは最終ビスタのパッケージはすごいですよね。シート座面も厚く出来ますし、疲れにくい姿勢で運転出来る5ナンバーセダンというのは得難いものがあります。ただ、最終プレミオも近いものがありますが、それを少数でも何とか育てられなかのだろうかと、とても残念に思います。

アクアは、フリート需要をヤリスに譲る案は私も同感ですが、ヤリスとアクアを共存出来るのはトヨタだけだと思います。新しいアクアは近く乗る機会がありそうなので、じっくり乗りたいと思っています。

上がりのクルマの検討、私はもう少し先にはなるのですが、新型アクアとコペンの組み合わせで時には旅に出かけ、時には箱根走りに行ければと少し前に考えたばかりでした。ホントはCクラスや3シリーズ、ゴルフあたりを理想の内外装色で乗り続けたいのですが、今や10年20年と長く乗れるクルマでは無くなってしまったと思っているのです。
コメントへの返答
2021年10月16日 20:21
こんばんは
ユーザー側に当時ほどのグレードアップ志向は感じられませんし、次の流行もまだ見えていない状況なのですけれどね。一方で「いつかはハリアー」とか言い出すんじゃないかという疑念も拭えずだったりしまして。
車幅が広すぎる感はあるものの、一家に一台で考えるとクロスが一番使い易いかなとも思います。シリーズの最多量販になる可能性も高いと思いますし。
初代プリウスと最終ビスタ、共に5ナンバーセダンの究極パッケージングと確信しています。プログレも含めて理想主義が貫かれているからこそ、気高く感じ全く古く見えないのでしょうね。ユーザーの支持がもう少しあれば残れたかもと思いつつ、失われたことで理解された部分もあるのかなとは。

ヤリスとアクアを共存できるのはトヨタだけ、全く同感です。ただ共存させるなら、難しいと思いつつも、#L40的商品力を持たせて欲しいとも思うのです。

現車がどこまで乗れるかでも変わってくるのですが、段々上がりが空想と断言できなくなりつつあるなと思い始めています。近場だけでなく、少し遠くに行った時に「いいクルマを買ったな」と思えるのが理想なのかもしれません。
新型アクアには、何となくプレミオの後継的雰囲気も感じていたりします。
2021年10月16日 22:57
カロクロ、見たいと思っているのですがカタログ・展示車止まりです。エモーショナル世代のC-HRはとにかくデザインコンシャスで先行する正統派SUVにとの差別化でスペシャルティ的な味付けになりましたが、まさかこれが世界戦略SUV!?と驚いたものです。その疑問を跳ね返すようなスマッシュヒットで二度驚きました。現代版セリカLBみたいな雰囲気を感じているといったら諸先輩方から袋だたきに遭いそうですが、走らせると失礼ながら意外に良くてこれで1.2Tじゃなければなぁと思ったものです。今の落ち着いた売れ行きはある意味当たり前とも言えますが、カロクロは地に足の着いた現実的なSUVとして出てきてさすが層の厚さを見せつけますね。カローラ初のSUVと言われていますが、カローラマトリックス(日本名:ストリートアソビート)が忘れられてしまったようで・・・・初代スプリンターカリブも思い出してあげて欲しいですね。カロスポで気になっていたラゲージ問題もトーションビームで広くなりますし、コストダウンも出来るでしょう。そういう部分で目をつぶって実利をとるのもカローラらしいと言えるかも知れません。先行して公開されていたタイ仕様の鯉のぼり顔も意外とファニーで好きなんですが、日本仕様はC-HRとの関係性も匂わせつつ日本人にはこっちの方が良いかなと思えてきました。日本向けカロツーのあまりの後席の狭さと荷室の寂しさを考えるとファミリーカーの真打ちはコレかなと思います。気になるのはGグレードの外装的寂しさでしょうか。個人的にはセダンと同じですが、Sがベストグレードかなと思っています。

アクアは自分もいろいろ乗ってみましたが、確かにZ以上のグレードはあっても良かったかも知れませんね。上と下ばかり気にした企画になっていくとだんだん先細っていくというのが個人的に危惧していますが、今の主査たちは「自分の城は自分で守れ」という感じでは無く社としての横並び・星取り表で車が出来ていく感じに映るので、ダメなら廃止、と簡単に考えているかも知れません。(そこが大いなる勘違い)

触れられたオーラはまだ未試乗ですが、カタログやすべて本を見る限りは、久しぶりの「日産の小さな高級車コンセプト」でローレリスピリットとは言いませんが、ティーダの再来のように見えますし、ノートから感じられた寂しさはすべてオーラがあったからなんだなと合点がいった次第。プロパイロットの40万円OPTは引きますが、オーラは結構気になっています。

それにしても東京の貴重な展示スポットの閉鎖は寂しいですね。メガウェブは2000年にNCVカローラが出た直後に遊びに行って半日以上遊んでいた記憶があります。東京のアムラックスも2回くらいしかいけませんでしたが何回も通った大阪とは比較にならない規模で回りきれませんでした。愛知には名古屋駅前のミッドランドスクエアに小規模ながら展示がありますしトヨタ会館にも新車の展示がありますが、気軽に車を見る、車文化を発進する、という施設はまだ役割を終えていないと思うのですが残念でなりません。
コメントへの返答
2021年10月17日 8:16
カロクロ、部品供給不足の影響で店頭への配車が遅れているようですし、街中では見れずだったりします。
C-HR、提案型の商品で注目を集めるという先兵的な役割は十分果たした形ですね。最初ドンと台数が出て、初期需要が一巡後は先細りという点もスペシャルティーカー的ではあります。次世代があるのか、少し気がかりでもあります。
ここまでの経緯を見ていると、何とも巧みな商品展開というか、RAV4の国内復活も今の車種構成に繋がっていたと思えば、納得できたりです。トヨタのSUV群の中で、ど真ん中の本命がこのカロクロとなるのでしょうね。これこそナロー版を出してあげればと思いつつも、室内空間の構成はシリーズ内で一番使い易い気はします。Sがベストに同感ですが、初期はKINTO専用での販売らしく。カタログに載せていながら販売方法を制約というのは、難解ではあります。部品供給不足の影響なのか、当初からの計画なのかは不明ですけれど。
カロクロからスプリンターカリブを顧みる記事をいくつか見かけました。初代が出た当初は、レオーネと比較しつつで二番煎じやら寄せ集め等、酷評も多かったように記憶するのです。いま改めて見ると新鮮ですし、ミドルルーフ、エクストラロー、オールシーズンタイヤ等の先見性にも驚かされます。2代目までのカリブも、リヤアクスルを流用する関係もあって、リヤサスをFFとは異なるリンクリジッドとしていて、カロクロのリヤサスとの系譜を感じたりもしまして。

アクアは、ボディサイズを生かした「小さな高級車」で訴求しても良かったように思います。それでカロスポと競合するとも思えませんし。80年代の各主査は、皆違ったアプローチを語っていたという話を思い出しまして、隔世の感はあるなと。今の形は収まりが良い反面、何となく物足りない感は付き纏いますね。

上級車の既納ユーザーを多く抱えていますから、今の日産にとって「小さな高級車」は必要不可欠だったのだと理解しています。ダウンサイザーなる言葉を聞くようになった昨今の情勢と意外と合っている気もします。オーラとノートはセットの企画。オーラがある以上、ノートのガソリン版を安くで並べるは選べなかったのだなとも。

まだ断言はできないのですが、展示スポットは不要と判断されているのだとすれば、寂しい感は拭えません。新車の展示だけなら、販売店やショッピングモールの一角でも満たせはするのですが、商売より時に文化や歴史を感じさせる施設が必要なのではないかと私も思うのです。
各社、規模の大小はあれどブランド体験型施設(なるほど、こんな言い方をするのですね)を持っていますから、別の場所、別の形で再開となる期待は持ちたいと思います。
2021年10月17日 11:30
おはようございます♪

こちらの日記を読んで・・・

自分も昨日MEGAWEBにちょっと足を
運んできました。

コロナ禍の影響でそのまま閉館するの
かと思いきや、残り僅かながらも営業
する姿勢にまず感服させられました。

MEGAWEBへはオープンの頃から足を
運ぶことが多かったのですが、当時は
ちょっとだけ凝ったアトラクションが
あったり、今より車種が多かったのか
展示スペースに余裕がなかったように
思えましたが、販売店統合のあおりを
受けてか車種が絞られ、展示スペース
にもかなり余裕が出来てしまったり、
アトラクションもいつしか撤去される
など、かつてを知る身としては一抹の
寂しさを禁じ得ませんでした。

カローラクロス及びアクアもちょっと
見てみましたが・・・

カローラクロスについてはサイズ的に
丁度良いのが美点ながら、ライバルに
当たりそうなCX-30に比してトリムの
質感が低く・・・

アクアについてはセンターメーターを
取り止めて、シフトレバーが電気式に
なったところに新しさはあれど、これ
ならノートやその上級のオーラの方が
良いかもと思ったのが正直な感想です。

初代プリウスに関しては、自身も今の
ゴルフに乗り換えるまで10年以上後期
型に乗っていましたが・・・

一番最初にコメントをお寄せになった
パワードついんさんと同じくサイズの
割には広々としているので、大人4人が
快適に過ごせるパッケージングの良さに
惹かれたのが一点、何処と無くではあり
ますしサスペンションはハイドロじゃない
もののシトロエンGS/GSAっぽい未来感に
惹かれて手が出ましたよ(;´∀`)

日記の内容が実に興味深いので、こちらも
トラックバックさせていただきます♪
コメントへの返答
2021年10月17日 18:21
こんばんは

MEGAWEBへ出かけられる、きっかけとなれたのであれば大変嬉しく存じます。トラックバック共々、ありがとうございます。

閉館のままそっと幕を引くでも仕方のない状況だったかと思います。だからこそ営業再開は英断ですし、これまで訪れた方に対する感謝の念も感じた次第です。

今思い返すと、アトラクションや企画展は、リピーターを形成するための工夫だったのでしょうね。展示スペースに収まりきれず、一部は場所名の由来ともなった立体のショーケースに収容して見せていたというのも今となっては懐かしく感じます。2階のスペースは、レクサスの他、ダイハツを展示していた時期もあり、共用でもいいのにとは思っていました。インバウンドが激減後、平日の昼間は来場者数が極少の時もあって、寂しさに輪をかけていた感は否めませんでした。

トヨタ車は、ライバル車に対して、質感の高さや作り込みの良さが長所だった時期が長く続いたのですけれどね。近年は見切った感が強くなりました。優先順位が低くなったという書き方が適切かもですが。

アクアについては、ポジション由来の理由が大きいように感じます。ノートはもちろんオーラともなると、プリウス級も比較対象に見据えての設定にも映ります。本文に書いた通り、アクアでもう少しプレミアムコンパクトに近付いても良かった気はしています。

紺ウサギさんも、初代プリウスの後期に長くお乗りでしたね。トヨタ車って、ドイツ車に影響されている部分が多い中で、時折フランス車風が現れたりする点が面白かったりします。初代プリウスの他、初代ヴィッツ、初代と最終のビスタ等がその属性に感じられたりです。
2021年10月17日 13:48
こんにちは。

今年でメガウェブが閉館するという事で、関東に住んでいる者としては、トヨタ博物館に行けなくとも、メガウェブのヒストリーガレージでも楽しめたのは、とても良かったです。
イベントも充実していて、川井郁子さんの演奏が見れた時は、自分で持っているなと思った次第です。
先日は、初代カリーナEDでのコメントで、乗降性を比べた事を述べましたが、ある意味自虐ネタに見えてしまいました。

カローラ40周年の特別企画で、初代カローラが運転する機会がありました。
2006年なので、その当時売っていたミラよりも狭いのは仕方ないですが、パワステなくても適度な感覚は、今の車ではなかなかできないと思います。
所詮、コース内なのでスピードは出せないし、今のようなラック&ピニオンではないので、操作は忙しいですが、運転しやすい車でした。

気が着くと、自動車を取り巻く環境が変わってしまい、都市部では所有することよりも借りるのが当たり前になりました。

しかし、初代プリウスが出た1997年は、規制緩和でそのうち車検が無くなるのではと予想してました。
今は、高度化されてOBDのテスターを差し込んで、コンピュータに以上がないかの診断が検査に加えられました。


自分が思っていた予想とは良い意味で外れたりするものです。

いろんな危機に直面しながら、様々な知恵で乗り切っているので、このようにアピールする場所はこれからも必要だと思います。
コメントへの返答
2021年10月17日 18:59
こんばんは

メガウェブの閉館で一番心配しているのは、ヒストリーガレージの行く末だったりします。新車の展示施設は販売店の力で再現できても、あの種は単独で成立するとは思えずなのです。レストア技術共々散逸してほしくないなとも思います。
イベントや企画展、よかったですよね。情報の発信が本来の役目なのかもしれません。
乗降性の比較話ですが、実は初代EDの主査が、副社長の立場で最終ビスタの開発に寄与したという繋がりもあったりします。

カローラ40周年の特別企画、記憶に残っています。歴代を撮影した記録も残っていまして。
この時、初代カローラを運転できるという貴重な機会もあったのですね。ボールナットはセンター付近に不感帯がありますし、エンジンの始動からして今の車とは大きく異なっていたりします。当時を知るにはいい教材ですよね。

週末のSAでは、若者が複数人乗るレンタカーが風景の一部となっていたりしますね。費用対効果だけでいくと、必要な時に借りるが一番最善とも思います。都市部での所有は、趣味の域に入りつつあるのかなとも。

最近問題になった45分車検の導入は、規制緩和が契機と記憶していて、その辺りからですよね。
今はOBD無の整備は考えられない感もあります。OBDも年々高度化していますので、検査を行う方も更新等大変なのかなとは。

車を売らない展示施設の意義は、ブランド情報の発信ですからね。白物化を防ぐ意味でも後継施設は必要と思っています。
2021年10月20日 21:41
こんばんは。

初代プリウスはハイブリッドのみならず、パッケージングでも時代を先取りしていて、出た当初は頭の理解が追い付かず、正直かっこ悪いクルマに見えた(所有されてい方には申し訳ないですが)ものです。しかし、乗ると本当に中が広くて、まさにセダンイノベーションを感じたものでした。

このころはセダンのみならず2列シートの2BOXでも、ビスタアルデオ、OPAやナディアなど、5ナンバーの枠の中でたくさんの新しい形が提案がされていたころでした。
1800CCクラスで100万円台半ばからの価格設定だったように思いますので、今ではコンパクトや下手をすれば軽自動車の価格帯。いい時代でしたね。

2代目のアクアは、今までカローラが3ナンバーに上級移行したことから、誕生できたのではと思っています。まだまだ5ナンバーを求める方も多いでしょうし。

40系のタコⅡ3兄弟は、3ドアの方は意欲的なデザインでしたし、内装を見ればインパネはスターレットともカローラとも違うオーバルフォルムだったりと、スターレットとカローラの間の狭い空間に独自性を出していました。

しかし、次の50系がよく言えば無難な、ちょっと大きなスターレットになってしまいました。「間違いだらけ」でも当時随分酷評されていて、剛性や安全性の向上、室内寸法の拡大や常用域のトルクの向上など、実用的な改良は数多くされて先代比でより「いいクルマ」になったはずなのに、そうは見えない。
コストダウンに加えて安全性向上も求められたあの頃はどの車種もそうでしたが、モデルチェンジすればよくなる時代は終わったと感じたものでしたね。

その点、出た瞬間から無難に見える2代目アクアにEL50系との共通性を感じるものの、ヤリスとはエアコンスイッチも含め内装も作り分けられていて、ハンドル以外、見た目には共通の部品も感じられません。

往年のカローラや、コンパクトで言えば2代目マーチのように、まじめで長く愛される車を目指したんでしょうか。
コメントへの返答
2021年10月21日 17:42
こんばんは

初代プリウスが出た当時は、低全高HTの流行こそ過ぎていたものの、セダンで1,450mmを超える車高は珍しかったですからね。セダンイノベーションは言葉が先で、新世代の商品化は後からとなりました。格好より実利の感はあったかもしれません。

ナディアはイプサムベースの2列でしたけれど、その他はMCプラットフォームベースの一群ですね。この頃だと100cc10万円から少し値上がりしていて、それでも量販グレードは200万円前後だったと記憶しています。書かれている通り、今の価格設定からすると隔世の感が強いです。

2代目アクア、5ナンバーであることをもう少し生かしてもよかったかなと。プログレが見せた序列の逆転が可能だったように思うのです。カローラの下がサイズ以外にも見受けられるのが物足りなくもありまして。

40系タコIIも序列内で構成されてはいたのですけれど、カローラやスターレットと比較した上で、それでも選ばせるに足る魅力があったと感じています。その多くはデザインで、何となく都会的でもありました。

そうした魅力の多くが削がれた50系は、40系に魅かれた身からすると、改良は認められつつも、あのモデルチェンジが必然だったとは今でも思えません。40系のままで近い改良ができた筈とも言えますし。
あの時期、継続生産車も一部変更で次々コストダウンが行われていましたからね。新車を求める、あるいは代替に至る理由がどんどん乏しくなると感じた数年間でした。

エンジンブロックやシャシー等の主要コンポーネンツは10年近く継続のままコストダウンが前面に出ていた50系とコンポーネンツ一新の新型アクアをさすがに同列に括ることはできないですけれどね。
ヤリスと別部品を起こすなら商品的魅力に繋げて欲しいという思いはありまして。初代は新規ネームながらブランドを確立しましたけれど、新型はもっと特徴を出さないと周辺車種に圧されて何れ埋没するのではないか。厳しめに書いた一番の理由となります。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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1989年式マークII3.0グランデG感想文 
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2021/08/05 19:34:14

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