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parl-siroのブログ一覧

2014年09月29日 イイね!

430グロリアのオプションカタログ

430グロリアのオプションカタログ明日まで、秋の全国交通安全運動が実施されています。
特に明日は、交通事故死ゼロを目指す日 だそうです。

皆様、”明日も一日、ご安全に”。


という話はさておき、ここの所セドリック/グロリアの話が続きましたので、一区切りということで、ちょっと珍しいカタログをUPします。

オプションカタログは、これまで8171を掲載していますが、共にアクセス数が多かったりです。意外と潜在的な(?)要望は多いのかもしれませんね。

法規制がまだガチガチだった時代のため、派手にイメージを変えるオプションこそありませんが、それもまた当時の世相の反映なのです。

それでは、前期グロリアのオプションカタログをご紹介。
2015/5/28 画像を全て更新しました。



最初の見開きから、インパクトの強い画像(笑)。
リヤシートにかかりますジャケットは、フランスから素材を直輸入の上、伊勢丹のファッション・デザインチームがグロリアのためにデザインしたそうです。高級品のため、15%(!)の物品税が課税される、おまけまで付きます。気になるお値段は、最終画像をご参照くださいませ。





室内関係のオプション品
高級車らしい品揃えとなっています。
官公庁関係では、今でも採用事例の多い後席読書灯はこの時期に初登場しています。





内装に続いては、最上級のHT280E ブロアムをほぼフルオプションにした画像。当時でも、ここまで装着したクルマは少なかったと思います。
何故か下段には、メーカーオプションのドライブコンピューターの紹介。





外装関係のオプション一覧
当時、アルミホイールはまだまだ高価なオプションでした。何故かハードトップ専用。ウィンドーフィルムが、普及する前はこういったリヤバイザーが日除けの手段でした。





最後は、ワゴンのオプション装着車の画像。
当時の日産のワゴンといえば、白のボディカラーにウッドサイドパネルのイメージが、強かったりします。海の向こうの文化を持ち込んで成功した事例ですね。





最後は、オプション価格表。
最初のファーの金額予想はいかがだったでしょうか? 
現在との物価差(現在比で1/2くらい?)を考慮しても、予想外に高いものから意外と安いものまであるように思います。品数自体は、前述の理由からどうしても少なくなりますね。


当時のオプションを発掘するのは、クルマ本体の発掘よりさらに難しいと思いますが、画像だけでも楽しんでいただければ幸いであります。
2014年09月26日 イイね!

Y31カンパニーセレクション

Y31カンパニーセレクション他所にコメントをいたしましたところ、こちらについて調べられているとのことでしたので、急遽UPいたします。

Y31のセレクションというと、ブロアムVIPに設定されていた「スーパーセレクション」あるいは、ブロアムに設定されていた「エクセルセレクション」はカタログに記載されていたので比較的知名度は高いと思われます。その一方「カンパニーセレクション」はカタログにこの名称は記載されていませんので、初聞の方が多いかと。

検索キーでも回答は出てきませんので、難易度は高そうでしたが、意外とあっさりと判明。たまたま手持ち資料に記載があった次第。


ちなみに、結論は期待を裏切ることとなると思われますので、あまり期待されませんよう、お願いいたします・・・と事前に布石。


同様の理由から、
カンパニーセレクションの仕様を最初に記載してしまいます。

1.設定車種:ブロアムVIP全車

2.パック記号:W5

3.装備内容
 ・リラックスシート(フロアA/Tのみ)
 ・後席ヒーターシート
 ・モイスチャーコントロール(フロアA/Tのみ)
 ・断熱ガラス
 ・Cタイプ
  (エアサスなし、光通信ステアリングスイッチなし、6スピーカー→4スピーカー)

4:OP価格(1987年(昭和62年)6月時点)
 ・フロアA/T車:-25,000円
 ・コラムA/T車:-85,000円


ここまでで、詳しい方なら答えはお判りかと思います。

【結論】
 カンパニーセレクション = ブロアムVIP Cタイプ(Cタイプの”C”はカンパニーの頭文字引用だったのですね)


結論は書いてしまったので、ここからは推論での分析。まぁ誰も書いていない気軽さもあります(笑)

何でこんなややこしいことになったのかについては、当初はスーパーセレクションと横並びのOP設定にするはずで、形式認定まで進めたのですが、発売直前で急遽グレード併記に昇格したと推測されます。(この論を裏付けるように、スーパーセレクションのパック記号はW1~W3又はW6~W8)

これも”おそらく”の前提ですが、ブロアムVIPはエアサスのみの設定とするはずが、どこからか(販売方面辺り?)待ったがかかって、バネサス仕様もグレード扱いになったのでしょうね。少し後にモデルチェンジした130クラウンは、ロイヤルサルーンGをエアサスのみにしてしまったのと比較しても、面白い事象だとは思ったりします。


最後に資料を掲載しておきます。急遽の撮影でしたので、影が映ってしまったのはご容赦くださいませ。 ⇒ 9月27日画像を差し替えました
2015/5/11 画像を全て更新すると共に一部追加をしました



左から、「セダンとワゴンの価格表」、「H/Tの価格表」となります。





続いて左から、「オプション価格表」、「系列一覧」です。



この価格表は、今ではセブンイレブンに変わってしまった、旧西武日産の池袋営業所にて登場直後に貰ったものになります。四半世紀の時を超えて、役立つとは思いもしませんでした(笑)。
Posted at 2014/09/26 20:52:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | カタログ話(雑談編) | クルマ
2014年09月24日 イイね!

思い出のクルマをカタログで振り返る22(Y30セドリックバン)

思い出のクルマをカタログで振り返る22(Y30セドリックバン)思い出のクルマ第22回です。

回数を増やすべきかは悩みどころですが、グロリア・セドリックの違いということでカウントを増やしてみます。まぁ、どちらでもいい話ですね。

通称は、形式名のY30。ワゴンはWY30、バンはVY30で区別されることが多いようです。(実際は、エンジン別でさらに細分化されるのですが)

初登場の1983年から1987年までは、セダン・HTと変遷を同じにするのですが、1987年のY31へのモデルチェンジの際に変更されたのはセダン・HTのみで、こちらは据え置かれることとなります。通説では、遅れて登場する初代シーマに開発能力を注ぐこととなり、台数の少ないワゴン・バンが割を食ったということになっています。

遅れてモデルチェンジをされるのかと思っていたら、何と90年代末期まで法令適合のアップデートくらいで大幅な改良を受けることなく継続生産されています。

もっとも、90年代に入りワゴンブームが盛り上がる中で、そのクラシカルな装いに一定の支持があったりであるとか、少数ながらも根強い官公庁需要があったのもモデルチェンジが延ばされた要因かもしれません。

この辺、トヨタの70マークIIワゴン&バンと重なる部分ですね。(セダンは一世代だけ進んでいたのも同様)


前段はこのくらいで、いつものとおり、カタログを紹介。
セダン・HT独立後も法令適合の関係で、微妙な改良は数多くされていたりなのですが、今回は1991年(平成3年)6月のカタログとなります。
2015/5/9 画像を全て更新すると共に一部追加をしました。


ワゴンSGLの外観
クラウンは130系へのモデルチェンジの際に、今泉主査の意向もあって、ロイヤルサルーンも加えて上級志向を強めますが、こちらは先述のとおり、そのまま据え置かれます。ボディカラーは、Y31登場時に追加されたもの。
上級志向=価格上昇なので、フリートユースの多いこの手の市場では、両車で上手く住み分けが出来ていた感もありますね。





ワゴンSGLの室内
当時の日産車では曲線を基調としたインパネが主流となる中で、こちらは一世代前の所謂”絶壁インパネ”。エンジ系の内装色と共に80年代の雰囲気を残しています。もっとも、90年代流のモダン化が進む中では、むしろクラシカルな雰囲気が魅力的だったのも事実。この内装自体は、コスト縮減要素が入る前の作りですしね。





ワゴンの装備及びメカニズムの紹介
ワゴンのみ備えるサードシートを特徴としていました。
バンと共通ながら、リヤクォーターのサイドウィンドーが開けられるのも歴代の特徴でしたね。





左頁は、ワゴンSGLのリヤビュー
右頁は、ワゴンのグレード紹介
1985年のマイナーチェンジでSGLが追加されています。この時点では、後年人気の沸騰したベンコラは、28D・6 GLのみとなります。





バンGLの外観
バンも当初は、CA20SとLD28のシリーズだったため、1G-Eと2Lを搭載したクラウンよりも経済志向(ディーゼルは逆)だったのですが、VG20E追加時にGLを追加して豪華さで逆転します。(クラウンバンは、グレード名称こそスーパーデラックスでしたが、実質はセダンデラックス相応でした。)





バンGLの室内
フロント部分のみは、ワゴンGLとほぼ同等。リヤシートは法令適合の関係と格納時に平らになることが優先されているため、ワゴンとバンで明確に作りわけがされています。





バンのメカニズムと装備の紹介
ワゴンと同じような内容ながら、構成が逆なのが興味深いですね。
リヤシートを折り畳むと2mを超える荷室長は、このクラスならではの特徴でした。





左頁は、V6(VG20E)を搭載したグレード一覧
右頁は、その他(CA20S・RD28)を搭載したグレード一覧
V6シリーズは、ワゴンと共通のフロントマスクですが、その他はセダンスタンダード同様、1985年のマイナーチェンジ時でもそれ以前のマスクのままとされます。





左頁は、主要諸元表
VG20E搭載車で1,400kg前後、CA20S搭載車なら1,300kgを下回っていますから意外と軽かったりします。サードシートを備えるワゴンよりもバンの方が重いのも意外。積載対応のために、足回りが強化されているのが要因?

右頁は、主要装備一覧表
クラウンでは先述のとおり、セダン・ワゴンはグレード間でほぼ共通ですが、バンはセダンの一グレード下同等とされていました。こちらは、VG20E搭載車であれば、ワゴン・バンでほぼ同等の装備を備えます。





カタログには価格表も同封されていたので、掲載します。
左頁は、ワゴンの価格表
右頁は、バンの価格表
最上級のSGLにエアコンを付けても250万円にギリギリ収まる価格設定。最廉価のスタンダードなら120万円少々。ここ最近で値上げされたADバンと比較すると割安に思えますね。



それでは、エピソードを紹介。

以前いた職場には、これのV20EのバンATばかりが数台在籍していました。導入時期の関係で、GL・カスタムDX・DXの全グレードあり。各車には、専属のドライバーさんが居て、私も年何回かは乗せてもらう機会がありました。


エピソード1
私、幸いにして幼少時代から車酔いには無縁でありました。遊園地のジェットコースターの類は全く駄目ですが、観光バスのエアサスぐらいならどこに乗っても全く平気。ところが、唯一「キボヂワルイ・・・」と喉元まで出掛かったことがありまして、それがこのクルマの後席でした。
場所は、中央道下りの高井戸料金所を過ぎてから調布にかけての区間。わかる人はお解りのとおり、あそこはちょうど路面のつなぎ目が連続しています。あの時は、ほぼ空荷だったこともあって上下の揺れが収まる前に次のつなぎ目で揺らりがさらに増幅されて・・・
リヤサスは過積載対応のリーフで、さらにバンの座面はほぼクッション性が皆無だったことも要因でしょうか。もう少しであわやというところで調布も過ぎて、失敗談になることはなかったのですが、忘れられない思い出です。
当該区間は、今でも時折使うことはあって、前車・現車・あとタクシー(クラウンセダン)の後席ということもありました。皆、上下に揺すられるのは同じですが、さすがに気分が悪くなることはありませんでしたから、これは組合せの妙だったのでしょうね。


エピソード2
各車に乗ったのですが、やはりドライバーさんの上手さには、ある程度の差が出てしまいます。私自身、運転をするのが好きな人ですからどうしてもそういう目線で見てしまうのですね。上手な方でも特一だと思っていた方は、本当に抜群の上手さでした。すごく丁寧でありながらも、決して遅いということはない。一言で言えば、とても滑らかかつメリハリの効いた運転とでも言いましょうか。これまで何十人と乗せて貰った中でも、最上ですね。

ある時、あまりに感心していたもので「いつも運転が上手いなぁと、思って乗っています。私も運転する時にはこういう運転をしなくちゃいけないと思うんですよね。」などと率直に申し上げました。そこから会話が弾んでいったのですが、やはりクルマや運転が好きな方でいらっしゃいました。

何でも・・・

「車名では解らないかもしれませんが、ついこの前まで、1979年のマークIIグランデに乗っていたんですよ。(もちろん知らないはずはありません・笑)色はダークグリーン。古いクルマですが雰囲気がいいなぁと思っていました。車庫に入れて大事にしていたんですけれど、熱心な方が来られたので、この方なら大事にしてくれるだろうと思って譲ってしまいました。」

「クルマは趣味にしか使わないので、オープンカーが欲しかったのですが、Z3だと妙に若者向けっぽくて年齢不相応かなと思って、3シリーズを買いました。Z4は大人が乗っても良さそうなので、次はあれかなと。」

「妻用にと思って、フィガロが出たときに即発注を入れました。でも殆ど乗らなくて、10年以上経ったのに走行1万キロ以下なんです。」

等々、次々出てくる話は大変興味深いものでありました。


で、そんな中でも忘れられない話です。

「同じ車を使っているでしょう。でも他車だと、なんでそこが?という箇所が壊れたと言うんです。注意して乗っているとちょっとした異変の時点で、本当に壊れる前に気付くはずなんです。テキトーな乗り方をする人だと故障に至るまで気が付かないのかなぁと思うんですよね。」

名指しこそなかったものの、中には思い当たるような運転をされる方もいましたからね。何よりこういう方から発せられる言葉は重みが全く違います。

あの方の運転に対する真摯な姿勢は、思い出すたびに、自分自身を振り返って反省することしきりなのです。これでも若かりし頃よりも慎重になりはしましたが、あの頃乗せてもらった運転には、まだまだ追いつけない私なのです。あと20年で年齢は追い付けますが、他人を感心させる運転はきっと無理でしょうね。

もう10年も前の話ですから、あの頃あったVY30達はほぼ代替されてしまいました。それでも忘れられない、いや忘れてはいけない思い出なのです。
2014年09月19日 イイね!

思い出のクルマをカタログで振り返る21(Y30グロリア)

思い出のクルマをカタログで振り返る21(Y30グロリア)思い出のクルマ第21回です。

今回は前回の続編的要素も加味しつつですね。

通称は形式名のY30(初期は、130~430と続いたので530と書かれることもありましたね)。430に引き続き「西部警察」・「特捜最前線」・「あぶない刑事」等の刑事ドラマの劇用車に用いられたクルマとなります。

開発の主管には、個人的に名主管だと尊敬している、三坂泰彦氏がマイナーチェンジの時期に前後して就任しているようです。きっとこのことは、マイナーチェンジによってそれまでの430風味がY31風味に切り替わったのとは無関係ではないはず。この後、三坂氏はY31グランツーリスモ・初代シーマの誕生に主管として関わります。(半ば余談ですが、さらにプログレが誕生した事情には、きっと三坂氏が同じコンセプトを考えているはずだからという話があったようです。)

オーナー変遷は、基本的には430同様なのですが、ハイソカーブームの影響もあって、新車時から若者が購入するようになります。好景気の波に乗って、可処分所得が純粋に増えたこともありますが、長期ローンが組めるようになったのも入手が容易になった要因ですね。ローレルよりも、むしろ平均購入年齢は若かったようです。
新車時こそ、若者を意識した仕様とはなっていませんでしたが、当時始まっていた日産ディーラーによる中古車商品企画なんかは、エアロ・扁平タイヤ・アルミ等が後付されていて、若者を目当てにしていた感がありありだったり。数種類あった内、「IMPUL 630R」は比較的有名ですね。

このクルマは、一時期自分で乗っていたというのは以前に述べたとおりです。近所・友人・知人・親戚が乗っていたというのも430と同じ。


手元には前期のカタログもあるのですが、エピソードを紹介する都合で今回は後期を抽出ということで。

前期のみでも、大括りで当初・VIP追加時・VG30ET追加時と3種類があり、後期でも、当初・エクセレンスorグランデージ追加の2種類は確認しています。
今回の発行は、グランデージ追加時の1986年(昭和61年)1月となります。
2015/6/2 画像を全て更新すると共に一部追加をしました。




トップグレードのV30ターボ ブロアムVIP
ボディカラーは、トヨタのスーパーホワイトに対抗して白さを追及したクリスタルホワイト。
後期から、VIPに標準のアルミホイールは、後述する”渦巻きアルミ”となります。左右で非対称の凝ったデザインのタイプですね。
マイナーチェンジでは、フロントは3ナンバー用バンパー以外はパネル類も含めて一新されていますので、比較的大きな改良でした。
マイナー前は、一世代前の430の印象を各所に残すものでしたが、ここでイメージを一新します。





5ナンバートップグレードのV20ターボ ブロアム
スタイリングとしては、430よりもリヤデッキを持ち上げてウェッジ基調の構成になっています。
マイナーチェンジにより、5ナンバーは、前後バンパーもアンダー部分まで一体の物に改良されています。
グロリアのリヤレンズは、セドリックと逆でテールランプが下側。この兄弟車間の際は、若干の紆余曲折はありますが、基本的にY33前期まで続きます。





HT V30ターボ ブロアムVIPのインパネ
名物(?)カラオケマイクは取り外されていますね。
430と基本配置は同じながら、エアコンやオーディオのパネルは液晶表示&プッシュスイッチ主体の構成に進化しています。
シートメモリーやオートワイパー等、現在になって採用が拡大され始めた装備はこの時期に生まれています。
光通信を活用した非回転式ステアリングセンターパッドは、エアバッグモジュールの縮小&スイッチ機能の増加が可能となった現在、再現されてもよさそうですが、こちらはこの時期のみに留まります。





HT V30ターボ ブロアムVIPの室内
助手席リラックスシートは、どちらかといえば前席優先のHTながらも標準装備でした。マイナーチェンジでシート縫製が変更されて、豪華な印象が増しています。当時の評価では、トヨタの方がデザインが洗練されている、日産は豪華だが今一つというものでしたが、今の目線ではワインレッドの内装色を持たない分、むしろ抑えが利いているようにも見えます。





セダン V30E ブロアム
セダンのフロントマスクは、HTにあるフォグランプが組み込まれませんが、その分グリルを強調して、濃厚感を演出しています。
登場時は、ヘッドライト下にクリアランスを入れる2段構成に違和感を感じたのですが、段々見慣れていきます。後年デザイン手法の一種として定着しましたね。4代目初期ハイエースワゴン、170マジェスタ等を見た時には、真っ先にこのクルマを連想しました。クリアランス部分の色は、セダン・HT共に、セドリックがスモークでグロリアがアンバー。この処理はグロリアの方が好み。





セダン V20ターボ SGL
セダンもリヤテールやバンパー等、HT同様の改良が加えられています。
HTは、430及びY31が6ライトウィンドーを採用する狭間の4ライトウィンドーですが、セダンはその間一貫して6ライトウィンドーを採用しています。







HTのバリエーション
カタログ上に掲載されるグレード構成は、ミッション含めてセドリックと同一なのですが、HT VIPとSTD以外全て色違いというのが興味深いところです。







セダンのバリエーション
スタンダードのみ、フロント部分の変更をされていません。Y31以降、セダンの下級グレード(DX→カスタム・STD→オリジナル)は、営業車のみとなるため最後の掲載でした。





主要装備一覧表





主要諸元表

装備一覧や諸元表は、前回の430と比較していただくと、6年余りでどれだけ進化したかをご理解いただけると思います。トップグレードは、145馬力 → 230馬力ですからね。


それでは、エピソードを紹介。

前回紹介した流星号は、あまり見かけないうちに、こちらに代替されます。
仕様は、HT V20ターボ ブロアム。当時の最多量販グレードですね。車両価格だけで300万を余裕で超えていたのですが、若者も長期ローンを組んで購入をしていたのです。この辺、今の若者クルマ事情のみを知っていると信じられないかもしれませんね。

色は、白全盛期にも関わらず、前車に続いての拘りの黒。オプションでVIP標準の通称「渦巻きアルミ」、ほかにはリヤパワーシート・リラックスシート・TVチューナー」が選択されていました。総コミで400万近かったのではないでしょうか。(現在換算だと500万以上でしょうね)

色に関しては、当時の黒って白に対して大幅な減額査定をされていたので、もの好きだなと思いましたし、実際に指摘もしたりして。ところが購入の翌年に、Y31が登場して、グランツーリスモSVが黒をイメージカラーにしたところ、一転黒が大人気に。当然Y30の黒にも人気が飛び火をして・・・友人が自慢をしたのは当然でして、私自身はまたもや見る目のなさを認識する結果となるのです(笑)。

印象は、一段と豪華になったというのが第一。オーディオやエアコンに電子制御が入り込んだ頃で、各種表示やインターフェイスには目を見張るものがありました。走りは、相変わらず高速が速いクルマでした。430から豪華装備でかさんだ重量、さらに5速からATに変わったにも関わらず、全くその差を感じることはありませんでしたね。

友人は、同学年でも生まれが早かった方なので、高校時代の夏休み明けには、これを乗り回していました。私は、免許取得可能年齢に達していなかったので当然自転車。(当時の埼玉県は、「免許を取らない・乗らない・買わない」の3ナイ運動とやらで、バイクの免許取得は事実上不可能でした) 同じクルマ好きとして、これには大きな格差を感じずにはいられませんでした(笑)。

早めに免許を取得した同級生の一部は、同様に初心者マークを付けて運転を始めます。それでも高いクルマの上限は、71マークII3兄弟くらいまでで、さすがにこのクラスを乗っているのはいませんでしたね。

もっとも、そんな彼は、早期に登場早々のS13シルビアを買ってもらい、彼の家では当時大流行していた初代シーマを同時に購入することとなります。

この時期って、クルマは日進月歩が当然。次々出てくる新車は間違いなく旧型より商品力がアップしているのが当たり前でしたから、登場時は、凄い高級車に思えたY30もあっという間にこの流れの中で埋没をしていった感がありました。

もっとも、バブル景気からバブル崩壊を経ていく中で、ふんだんにコストの掛けられたこのモデルは、ハチマルが見直されていくのと軌を同一にして、再評価されていくようになります。日本車が高級車の指向を、米車から欧州車に変えていく過渡期のモデルとしても貴重な存在でしょう。個人的にリバイバルの芽にもなるんじゃないかとも思いますが、今の日産はそんな余裕は持ち合わせていませんね。

何れにせよ、私にとっては多感世代だった免許所得前後に近くで見た思い出のクルマ。後年Y30を一時期にしろ乗ろうと思ったのには、このクルマの影響が間違いなくあります。

Y30には、他にも思い出があるのですが、それは次回に。
2014年09月16日 イイね!

会津若松・裏磐梯旅行

会津若松・裏磐梯旅行前回予告のとおり、遅めの夏休みということで(?)、この3連休を活用して会津若松&裏磐梯に出かけてきました。6月末には、既に予定を入れていたため、楽しみにしていた旅行です。これがあるから、夏休み中の仕事も何とか頑張れたという裏話もありつつ(笑)。

旅行中の画像は、リンク先に掲載していますので、こちらは純粋にクルマ関係のみを記載。
 → 画像へのリンク
  ・その1 ・その2 ・その3


今回の経路を紹介すると・・・

1.初日(9月14日)
 ・大泉ICから川口JCTを経由して、東北道で白河中央スマートIC
 ・国道294号線で猪苗代湖の西側を辿りつつで、国道49号線に合流
 ・会津若松で国道118号線に分岐して七日町・鶴ヶ城
 ・国道118号線、国道49号線を戻って県道7号線、県道64号線(ゴールドライン)経由で桧原湖

2.2日目(9月15日)
 ・五色沼周辺を巡りつつ、桧原湖を反時計回りで3/4週
 ・国道459号線で喜多方
 ・国道121号線(会津縦貫道)、県道326号線で七日町
 ・国道118号線、国道121号線で会津田島
 ・国道121号線、国道400号線で那須塩原
 ・県道30号線、県道53号線で那須ガーデンアウトレット
 ・県道53号線、国道4号線で西那須野
 ・国道4号線で矢板IC
 ・東北道で川口JCT経由して、大泉IC


3連休ということで渋滞が懸念されましたが、早朝出発&深夜帰宅が幸いして、東北道の交通量こそ多かったものの、何とか渋滞らしい渋滞には遭遇せず。無事予定通りの経路で帰宅しました。これが、連休初日・2日目の組み合わせだったら、渋滞に遭遇した可能性高し(笑)。

国道294・118・121号線は、いずれも信号が少なく、流れも地方の幹線道路ということでかなりスムーズ。行きの東北道・那須までと、帰りの埼玉県内の東北道も交通量が多かったため、双方の車線ともに80km/hから90km/hで流れる様相で、共に燃費には貢献しています。

今回、満タン出庫で帰宅時に給油したため、旅行期間のみの燃費計測となりましたが、そのおかげで、ほぼ想定される範囲で上限となる燃費値が出ました。燃費計:16.4km/l、実測:15.4km/lの燃費(何故か常に燃費計は甘めの数値が表示されるのが不思議)は、常時A/Cを使用した1,500kgのクルマとしては十分に褒められる数値だと思います。

700km弱を走って、燃料タンクにはまだ1/4以上残っていますから、航続距離は800km以上が余裕の計算が成立。

高速安定性は定評のとおりですし、やはり長距離の一気走りが一番良さが出る使い方なのでしょうね。


それにしても、帰りの東北道の追越車線は、夜間で帰宅を急いでいるのか、推定120km/h以上の速度&車間10mで次々流れていくのは、結構恐ろしいものがありました。(こちらは走行車線ですので、念のため)


下の画像は、道の駅裏磐梯にて撮影
ここまでに300km以上乗っていますので、既にホイールは、ブレーキパッド要因の汚れでガングレー風味になっています(笑)

Posted at 2014/09/16 21:03:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | お出かけ日記 | 日記

プロフィール

「12年目の1年点検に入庫 http://cvw.jp/b/1984303/48573850/
何シテル?   07/31 22:03
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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1989年式マークII3.0グランデG感想文 
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