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2020年02月19日 イイね!

W204の中古車情報

閑話としか言いようのないお話を一つ。

暇な時間が出来るとついやってしまうのが、中古車情報の検索。
何となくの相場観を掴みつつ、これはいいななんて想像するのは、クルマ好きにとって至福の時間でもあるわけです。

いつものように中古車情報サーフィンをしていたところ、気になる一台を見つけまして。気になったのは、こちら

仕様はもちろん登録月まで同じ。この前月にMY2014が発表され、型遅れとなったMY2013ですから、買われ方も同じだったと想像してもいいでしょう。

掲載されている車両本体価格は、消費税込みで114万円也。
黒の走行距離40,000kmの認定中古車でこの価格ですから、不人気色の走行70,000kmの自車の市場価値ともなれば、かなり寒い数字であろうことは容易に想像できまして。気の迷いで、査定価格なんて聞こうものなら、真冬に確実に凍れそうでもあり(笑)

いや、最初からリセールバリューという言葉は完全無視して、好きな仕様を買って最後まで乗り潰す覚悟で買っていますから、何かしら自分への影響があるというわけでもないのですけれど。
逆に考えれば、途中で売却という選択肢は浮上することもなく、迷わず初心のまま一路邁進するのみとなるわけでして。・・・間違っても自責で壊さない&故障させないように気を付けねばなりません(笑)


自車との関係から離れて、一台の中古車として眺めてみると・・・

6年半を経過した輸入車のセダンですから、この程度の価格が相場だろうとは思うのです。その一方で、中古車の流通期間が長くなった今日、日本車は(特に種類によっては)なかなか値落ちが進まない状況とも言えますので、それらとの比較では相対的にお買い得な価格にも映ります。

自車の経験から、世間一般の風評程、そう簡単には壊れ続けたりはしないと思いつつ、運悪く(?)壊れた時の修理費用は、新車価格に比例していることも間違いないのですけれども。

それだけに、誰にでもというお勧めは全く致しかねますが、修理費の予備計上や多少では動じない大らかな気持ち辺りも想定に見込んで手を出すなら、その価値を享受できる一台だとは思います。

このサイズのセダン、特にFRともなると、今では入手できない成り立ちではありまして。最後の油圧パワステ等も同義。
そのことは、自分が自車を貴重に思う理由でもあるのですけれど。
Posted at 2020/02/19 22:01:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | W204 | クルマ
2020年02月07日 イイね!

カローラ ツーリング ハイブリッドをレンタル

カローラ ツーリング ハイブリッドをレンタル純粋な試乗目的で180kmほど使用。
セダン ガソリンとツーリング ハイブリッドの2択で大いに迷った末にハイブリッドを優先することに。

昨年10月登録ながら、走行は7,500kmを超えていて、さすが人気車だなと。

乗り出した最初は、トヨタ車らしくないソリッド感が前面に出た乗り味に「これが評価高いの?」と疑心暗鬼だったのですけれどw
市街地を抜け山坂道に持ち込んでみたら、目から鱗が落ち、疑ってごめんなさいと懺悔しました。

本体価格は上がったものの、車の基本となる「走る」「曲がる」「止まる」も格段の進歩を遂げています。何より乗っていて安心できる、運転するのが楽しいという感覚を持てる、貴重な存在だと思います。

たとえ普段使いでは気付かずでも、山坂道や悪天候の高速に持ち込んだ時、あるいは緊急回避が必要になった時には、いいクルマを買ったのだなと実感できる、そんな存在です。

使い勝手の点では細かく指摘したものの、現状で致命的と思えるほどのものは見当たりません。

今流行の広い空間やスライドドアを必要としないなら、前席だけの使用が殆どなら、大いに推薦できます。
カローラという名前だけで気おくれするなら、固定観念をお持ちなら、一度乗ってみることを推奨します。ロングドライブの御供にもお勧め。きっと、その方が良さを理解し易い筈。

価格差が大きいため、ハイブリッドとガソリンの判定はせず、お好みや用途に応じてということで。

乗ってみたら想像以上によかったため、おすすめ度は5にしてもいいくらいなのですけれど、改良の余地はまだありということで4とします。
Posted at 2020/02/07 18:21:40 | コメント(4) | クルマレビュー
2020年02月06日 イイね!

Y32グロリア 日産創立60周年特別記念車

Y32グロリア 日産創立60周年特別記念車今回は別件にて書庫で資料を探していて、ふと気になったカタログを取り上げることにします。

話題の中心となるのは、1991年に登場したセドリック・グロリア。型式名となるY32でも、ここをご覧くださる方ならほぼ通じるでしょう。その中から、1993年に発売された日産創立60周年記念車のグロリア版となります。

最初に概要から。
Y32は、Y30のまま継続していたワゴン・バンに続き、セダンも切り離したHTのみで登場しています。1989年に施行された自動車税制の大幅変更後、初のモデルチェンジという事で3ナンバー専用ボディ&販売の主流を3000に移すというのがトピックとなりました。

この成り立ちは、先代に遅れること約半年で登場した初代シーマと同じ。直後に登場した2代目シーマは当初V8・4100で登場しましたから、シリーズ全体を上級移行させつつ、初代シーマの受け皿も担うという役割となっていました。コンセプト自体は、先代の好評を受けて、その延長線上だった印象が強いですね。

登場当初こそ、バブル景気の波に乗って上級グレードをアピールする売り方がされていましたが、バブル崩壊に伴い、一転して下級グレードが充実。売れ筋も同じ変遷をたどっています。今回取り上げているのは、登場後1年半を経過した時点。既に方向変換が始まり、下級グレードに装備を追加し、お買い得を訴求しています。

名目は日産創立60周年記念。50周年記念の時にも50specialと銘打って、数多くの特別仕様車を登場させていましたが、この時にも特別仕様車が多く登場しています。時代背景の違いもあってか、特別よりもお買得の方が際立っていた印象もありますね。


前段はこのくらいで、ここからはカタログの紹介です。

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グロリアの60周年記念車は、最初にクラシックSVをベースとしたものが登場し、この時点では第2弾となります。

先代登場時点では、エアロパーツを纏い、どちらかというとanother sideを担って登場したグランツーリスモも、作り手の想定以上に好調に売れたことで、シリーズの中核を担う存在に成長しています。

この代では丸目4灯がグランツーリスモの新たなデザインアイコンとなっています。
言うまでもなく、その役割の違いも含めてロールスロイス&ベントレーの差異に倣ったもの。本家では好評だったこの差異も、このセグメントでの丸目4灯の採用は、何となく法人タクシーを連想させ安物に位置付けられないか危惧したのですが、こちらも好意的に受け入れられています。この時点で法人タクシーが主な用途だった最廉価グレードも従前の丸目4灯から、上級グレード同様の異形2灯に変更されている辺りも中々巧みではありました。

先代以上にグランツーリスモの販売比率が上がった理由でもありますから、その判断は称えられるべきものでしょう。

この代以降しばらくは、ラグジュアリーを訴求するブロアムとスポーティを訴求するグランツーリスモの二本立て。ここでアイデンティティを確立した感があって、シーマ、ローレル、ブルーバード等、他車にも同様のグレード構成が展開されていくことになります。



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2タイプが設定された内、最初に掲載されているのは、グランツーリスモシリーズの最廉価だったグランツーリスモ(ややこしい記載ですが、他に適当なものが思い浮かばずにてご容赦ください)ベースのもの。

グランツーリスモには、1992年2月にこの特別仕様車に先んじる形でパワーシートやCDプレーヤー等の装備を追加したグランツーリスモSが登場していました。

グランツーリスモと同Sの差異は、今回取り上げた特別仕様車の追加装備と重なるものが多いのですが、ベースはSではない方とされています。後期での関係も含めて微妙な違いなのですが、売れ筋がこの辺りにあったということなのでしょう。

特別装備の特徴としては、グランツーリスモの専用装備の一つだった215/55R16タイヤ&アルミホイールを205/65R15にサイズダウンする一方、アルミホイールが2代目シーマで採用された鍛造のものに変更されていることが挙げられます。
走りを強調したシリーズでのサイズダウンはやや奇異に映るところですが、同シリーズの最上級グレードとして同じ変更を行ったグランツーリスモLVを追加していたりもしますから、鍛造アルミにはそれだけの価値があると言いたかったのでしょう。

この後のマイナーチェンジにより、鍛造アルミは16インチのBBSがグランツーリスモ系に新たに採用され、同じ役目を担うことになります。15インチの方はブロアム系の特別仕様車に転じて設定されていますね。



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次に掲載されているのは、クラシックベースのもの。
こちらも上級グレードの布地への変更やCDプレーヤーの変更は、前頁のグランツーリスモと同様ですが、パワーシートの採用は見送る、同じく一体型デッキとはしない等、追加装備を厳選して価格上昇を抑えています。この辺りの追加仕様は当時のクラウンロイヤルでも見られたものです。当時のお買い得のツボを押さえた仕様と言っていいでしょう。

先にも書いた通り、こちらは初代シーマの面影を残す異形2灯を採用。私的にはこちらの方が好みでしたが、大人しいと評価されたらしく、マイナーチェンジではライトが大型化されて、グランツーリスモのイメージに近づけられています。部品共用によるコストダウンも目的だった筈ですけれど。

ブロアム&クラシック系では、セドリックとグロリアの差異にフードトップモールの有無がありました。無のグロリアの方がスッキリとした印象で私好み。

グランツーリスモの特別仕様とは異なり、ベースグレードの名称を控えているのは、この後、ブロアムJに名称変更される前段という見方ができるかもしれませんね。



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ボディサイズは、全長4,800mm×全幅1,745mm。長く拘束された5枠と比較すると、全長が+100mm、全幅が+50mmというサイズでした。偶然にも同時期のクラウンとはほぼ重なるサイズでありまして、両車、枠外の第一歩はこの程度が許容範囲と慎重に判断していたのでしょう。意外とユーザーは寛容だったようで、この後は拡大の一途を辿ることとなります。

クラシック系には2000のシングルカムもありましたが、この特別仕様車は3000のシングルカムのみに設定。同時期のクラウンは2500のツインカムで対抗していました。この対決、最高出力、税金&保険料ではクラウンが有利、最大トルク、使用燃料ではセドリック・グロリアが有利でした。
判断は微妙なところですが、次世代のY33では2500ツインカムに変更されたことからしても、商品性だけでみるとクラウンが優勢だった感は否めません。歴史のIFとしては、シングルカムのままでも2500を準備していれば、もう少しクラウンを追い詰めることができた気がしています。この時期には、既にVQの準備は進んでいた筈で、日産としては末期商品となるVGに2500を追加するという選択肢は考えられなかったのでしょうね。

ボディカラーは基本的に共通、インテリアカラーの設定を変えることで違いを訴求していました。見方を変えると、インテリアカラーを多く設定できたからこそとも言えます。この後、主にコストダウンを目的とした色統合が進んでしまうと、ボディカラーで差異を出さざるを得なかった、そんな経緯かもしれませんね。



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当時の価格表です。

今視点で眺めるとエアバッグ・ABSが注文装備であること、その価格の高さが懐かしく感じます。安全をお金で買うにしても、なかなか簡単には判断できない価格ですよね。
エアバッグは運転席のみですし、VSCは登場前。現在車との一番の違いはこの辺りという事もできます。

当時の価格基準は、排気量100cc毎に10万円という、何となくの認識がありました。3000ccで300万円前後ですから、ほぼこの基準通り。

一クラス下となるマークII、ローレル、スカイライン等は2500ccで250万円前後の設定でしたから、クラシックの方で価格吸引して、状況次第でグランツーリスモに背伸びしてもらう、そんな戦略だったのかもしれません。

今回ご紹介した特別仕様車は、モデル末期まで仕様を変えつつ存在した、セドリック・グロリアの入門車の第一弾と言えますね。

Y32が好調な販売成績を残した理由の一つに、一クラス下からの吸収が多かったことが挙げられるように思います。セドリックの販売系列となるモーター店ではローレルを、グロリアの販売系列となるプリンス店ではスカイラインを扱っていたのです。
モデル末期で相対的に商品力が落ちていたC33・R32との比較によるユーザーのステップアップは、その次世代となるC34・R33も評価が思っていた以上に上がらなかったことで、長く続く形ともなっていたように思い返します。


Y32は、70年代初頭に続き、最大のライバルとなるクラウンともっとも接戦を繰り広げた世代となりました。その要因は、クジラクラウンと同様、クラウンの失策によるところが最も大きいと思えますが、その一方でY32の商品力の高さがあったからこそ接戦になったと言えるとも思っています。
歴代でも、比較的オーソドックスでコンセプト等が理解し易い成り立ちは、反感を買うことなく共感され易かった気がするのです。

結局、次世代以降はクラウンロイヤルが保守に回帰、その次はアスリートを追加という反撃を次々繰り出して、セドリック・グロリアを土俵際に追い込み、ついにはモデル廃止に至らせることとなります。後継モデルとなるフーガが登場するものの、それも今ではクラウンのワンサイドゲームと化して幾年月が過ぎました。もっとも現況は、クラウンも輸入車、ミニバン、SUV等に追い込まれている気がしないでもないですけれど。

こうして俯瞰しただけでも、30年近くという長い間に、このセグメントの市場構成には大きな変化があったことは間違いありません。それでも、王者クラウンと接戦を繰り広げた一台として、このY32は長く記憶に留められるモデルだと思うのです。

プロフィール

「12年目の1年点検に入庫 http://cvw.jp/b/1984303/48573850/
何シテル?   07/31 22:03
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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2021/08/05 19:34:14

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