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2015年01月09日 イイね!

第5弾 開発ストーリー メルセデスベンツ R231 SLクラス

第5弾 開発ストーリー メルセデスベンツ R231 SLクラス皆様、おはようございます。

朝はまだまだ、寒いですね。

暖かくなるまで、もうひと頑張りです。

今回は メルセデスベンツ R231 SLクラス


ジース澤村の開発ストーリー お楽しみください。






メルセデスベンツ R231 SLクラス







メルセデスベンツR231 SL。フルモデルチェンジによって全く新しくなりました。思えばベンツは国産と違いフルモデルチェンジするとプラットホームごと新設計します。トヨタなどは2世代ほど同じボディを使いまわしてコストを掛けない体質ですが、流石ドイツ車は違いますね。
さて、私自身R231 AMGを購入して乗っていましたから他の車よりかなり詳しく分かっており各排気量のエンジン特性を完全に引き出していいマフラーを作っていきます。
ベンツはR230の時からSLに限り(AMGを除く)エキマニ出口からテールエンドまで一体式になっていてどこにもジョイントがありません。これでボルトオンのマフラーをふ制作しようとすると触媒まで交換してフロントからリアまで全部そろえる必要があります。これでは価格がスポーツ触媒を含めると60万円以上になってしまい、気軽にマフラー交換できる金額ではなくなります。そこでシュレンザーでは初のリアパイプ部分を切断して交換するタイプとし、リーズナブルな価格設定を実現しました。不本意ではありますが仕方ありません。どうかご了承ください。
さて、ノーマルマフラーを見てみると350は60φ、550は65φとなっておりパワーに適したパイプ径で制作されております。(AMGは70φ)ですから私も350と550を同一設計にはせず、ちゃんとパイプ径も含めて専用設計をしていきます。

まずは350から。
純正マフラーを切断するので加工しやすい位置、分かり易い設計をする必要があります。写真のようにパイプの曲げ位置の始まり部分が分かり易いリアタイコ入口側から寸法を測って170mmの所で切断してください。バーを取って一度マフラーを下げると簡単に切断できます。





切断したら一度エンジンを掛けて音を聞いてみます。
V6特有のエンジンサウンドが響き、その音の大きさを測定してタイコの設計に入ります。
今の環境エンジンは触媒がかなり細かく音が消えており、昔のような大きな音が出ません。このまま乗っても爆音じゃないです。
タイコのスペースなど車体は私のAMGと同じなので同じサイズのタイコを使い350の排気量に内部構造鵜を合わせていきます。パイプ径はノーマルに合わせて60φを使います。この車は片側1750ccのNAなので昔からジースで採用しているベンツV6用オリフィスを使います。このエンジンの特性を完全に理解していますので低速から高速まで全域で立ち上がりの良い気持ちのいいパワーフールになると思います。ただ一つこの静かな車で普通にオリフィスを使うと音がなくなってしまいますので口径は変えずショートタイプのオリフィスを使い音を確保します。







そして完成!
ノーマフディフューザーにマッチしたマフラーが完成しました。




価格はハーフステンレス188,000円、オールステンレス228,000円です。


続いてSL550。





4,6LツインTBエンジンのため350より一回り太い65φのパイプ径がフロントからリアまですべてにわたって採用されています。さすがメルセデスで細かい部分など全てに専用設計されていて真剣な車両づくりが伝わってきます。当然口径を絞ることなく65φパイプを使い取り付けるバンドも一回り太い専用バンドを使います。350と同じ位置で切断し同じ要領で作っていきます。




この車はTBなのでタイコ内部の口径も絞ることなく完全ストレートで制作しました。これでも音は静かで加速騒音試験も難なくクリアーできるでしょう。
そして完成!
ノーマルディフューザーにマッチしたシュレンザーが完成しました。






そしていよいよ63AMG化に入ります。
このリアアンダーはさらに難易度が高く、専用のショップさんで交換してもらわないと交換は厳しいと思います。
まずはリベットの多いこと!これを全部ドリルでもんで外していきます。





裏側にはバックランプの他に足でトランクの開閉をするユニットとセンサーが付いており後で配線の通し方をよく理解しながら外していきます。




手が入らないうえに一度はめたらはずれない地獄式の爪が一杯取付けてあり本当に外すのが大変です。それでも出来るだけ爪を折りたくないのでCRCを振りかけながら上下左右に慎重にピンを外します。それでも半分ほど折れました。仕方ないですね。









そして取り外したリアアンダーからセンサーとユニットを63AMG用に移植していきます。






写真ではセンサーが1つしか見えませんが実は上側にもう1つあり、リアアンダー取り付け時に同時に爪を入れる構造になっており大変難しい取付です。ここまで来たらあとは63用テールカバーを借り付してマフラーテール位置と合わせます。
写真を見てお分かりだと思いますが63用は開口部分が広く、しかもテールがデュアルに増えた分内側に来ます。したがってノーマル用と63用ではテール位置が違いますので(長さも違います)専用テール位置になります。








そして完成!
完璧なマッチング、そして本当にカッコいいです!!




価格は63AMGデフューザー専用タイプ 
ハーフステンレス198,000円 オールステンレス238,000円です。







最後に試乗に出かけます。
やはりノーマルと違って断然抜けがいいため低速から高速まで一周りトルクが上がっておりアクセルのツキもいいです。これは楽しい!!音も迫力が出て63に近いドコドコ音が鳴るようになりました。ただこれでも静か目で近所迷惑になることはないでしょう。この車はその先すなわち中間、フロントと交換していくと真価を発揮しますので今はこれくらいの音がいいと思います。フル交換は全くの別物のパワーになりますので今後是非開発していきます。ご期待ください。ワンオフ制作でしたら今でも制作いたします。お気軽に声をかけてください。





(写真は63AMGのジョイント部分でワンオフ制作しています。)


大満足のマフラー開発でした!!
最後までお読みくださりありがとうございました。

乱筆お許しください















                         株式会社 ジースプロジェクト
                          代表取締役 澤村淳



マフラー開発ストーリーいかがでしたか?

本年も新車種のマフラー開発、貴方だけのワンオフマフラー製作

致しますので、皆様よろしくお願いいたします。

ブログではホットな情報をお届けできるようにしたいと思います。

みんカラ担当者
Posted at 2015/01/09 10:21:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mercedes-Benz R2** | クルマ
2015年01月08日 イイね!

ジース澤村のマフラー開発ストーリー シリーズ 第4弾 メルセデスベンツ W222 AMG Sクラス

ジース澤村のマフラー開発ストーリー シリーズ 第4弾 メルセデスベンツ W222 AMG Sクラス皆様、こんにちは。

少し体力が回復してきたみんカラ担当者です。

流石に食欲がないです。

インフルエンザには気をつけましょう。

美味しいご飯が食べれません。。


さて、メルセデス・ベンツ 新型Sクラス!! 最強なベンツが入庫しましたね

今回の開発ストリー・・楽しみです。



メルセデス・ベンツ W222 AMG





新型SクラスW222 AMGが入庫し、フロントからリアまでフル交換のご依頼がありましたので開発ストーリーを書きたいと思います。
どうか最後まで読んでくだされば幸いです。

W222新型Sクラス。この車は今年初めからラインナップするつもりで車両を手配しておりました。AMGが入庫したため今後の開発にも参考になると思い渾身の力作を作ってみたいと思います。
まずは乗った感想ですが、さすが世界のトップに君臨する車で全ての部分に妥協がありません。旧型に比べ凄い進化で近い将来この車がロボットに一番近づいていくのだと感じました。走る、曲がる、止まる、のほぼすべてがコンピューター制御で人間が乗せられている感覚がします。しかしすべてが快適!そして速い!時代も進んだものですね。
AMGには標準でバルブ開閉システムが備わっており、コンフォートモードでは閉じていてスポーツモードで開くようになっています。開いて乗ってみると一回り排気音が大きくなりますが、そこは純正。全然物足りません。しかも室内の静けさが世界トップクラスですからかなり大きくしないとあまり体感できません。この辺を踏まえて作っていきたいと思います。
まずはノーマルマフラー。





AMGなのでSLと同じく70φを使っていると思いましたが、取り回しが厳しいうえにボディ剛性向上のために至る所にアンダーバーが付いており部分的に65φが使ってあります。これで限界でしたのでしょうね。しかも至る所がクリアランス確保のために潰されておりかなり酷い!これでは抜けが悪そうです。





まずはフロントパイプを残し中間以降を取り外します。このモデルから左右それぞれが別れており脱着が楽になりました。その分フロントパイプに左右を連結する同調パイプがあります。楽と思ったのもつかの間、なんと交換が大変でしょう!アンダーバーを外すにもアンダーパネルを外さないとダメで、更にステーも外すのがとても大変!やっと外れました。




見てください。このネジの多さ!整備士泣かせのマフラー交換です。




そしてアンダーバーを元に戻していよいよ制作に入ります。
アンダーバーを元に戻さないとマフラーを作った後に取り付けてから干渉する、なんて事になりかねませんからね。

フロント後ろ部分のジョイントはSL63AMGと同じでした。これなら型がありますのですぐに制作出来ます。





パイプレイアウトを決めていきますがやはりスペースが狭すぎて70φは通りません。65φが限界です。しかし純正の様にはパイプを潰すことなく頑張って作っていきます。狭いスペースに苦労しながらリアタイコまで完成しました。



リアタイコ右側出口にフランジがありますよね。これを解説します。
この後に純正のバルブがありまして、カプラーを外すと3本の配線が来ております。



調べてみると1本は電源、1本はアース。もう1本は信号線だと分かりました。そりゃそうですよね、純正コンピューターはバルブが開いてるのか閉じてるのか監視していますから。これを繋がずアフターのバルブを取り付けると(アフターのバルブには信号線はありませんから)走っているうちにエンジンチェックランプが付くかもしれません。私自身試乗してきました。少しの試乗では点灯しませんでしたが、後が怖いので(このお客様は埼玉県の人です)純正バルブを使用することを決断。切断して移植します。これが大変!後でノーマルバルブも復帰できるようにします。この辺が私のこだわりです!!






そして中間以降完成!純正を使用してバルブの開閉が行えます。
タイコの中身は、外側は2重管オリフィス構造で消音し、内側バルブ側は完全なパイプのみの直管となっており開閉により迫力の音量、パワーを発揮できるように設計してあります。中間にタイコがあるため音割れを起こすバリバリと爆音ではなく、M157エンジン特有の迫力の重低音が響きます。この辺り自分のSL63で熟知していますから気持ちよく乗っていただけると思います。






最後にフロントパイプの制作に入ります。
ここで最大の難関が・・・
ほとんどのベンツのフロントパイプはAFセンサー、O2センサーのカプラーがミッション下にありすぐに外れるのですが、この車はミッションの上にあります。全く手が入りません。仕方ないのでエンジンルーム側からトライしようとしましたがエンジン、補機類がぎちぎちに詰まっており全く手が入りません。仕方ないのでフランジ、ステーなどのネジを取り少し降ろしてスペースを確保しながら手探りで外します。配線が切れてしまわないように手が入るスペースを確保しながら、この状態ではカプラー部分を目で見て確認しながら出来ませんので手探りで外します。私自身数多くのメルセデスに携わっていたためカプラーのピンの向き、外し方を熟知していたため外すことが出来ました。本当に大変、手が血だらけになりました。慣れていないと強引に外したり、センサー類を傷つけたりしますのでメルセデスの整備に精通しているショップさんに依頼してください。
黄色とその隣の2か所がカプラーです。写真に撮るのも分かりづらいのでいかに厳しい位置にあるのか分かると思います。





そして遂にフロントパイプが取り外しできました。





フランジは私のSL63と同じでしたのでこれも型がありすぐに作れました。
後はスポーツ触媒をセットして作っていきます。
そしてここでまた問題が・・・
AFセンサーは良いのですが、後ろのO2センサーの配線の長さが足りません。純正は触媒の中にセットされていますがアフターでは触媒のすぐ後ろに持ってきます。この少しの距離が足りません。仕方ないのでセンサー配線延長加工します。熱処理を完全にしないと高温のため危険です。






そしてやっと完成!!バイパスパイプをフランジで結び整備性をよくしました。





今までのメルセデスのフロントパイプと違いステーが純正状態で3か所もあり、非の打ちどころの無い純正設計になっております。したがって追加ステーなどは全く必要ありません。
この状態で取り付けしようとしたら右側は完璧ですが、左側が取り付けできません。AFセンサー台座が邪魔でフランジボルトが取り付け出来ません。そんな事分かり切っていますので慎重にAFセンサーの位置、角度を決めたはずなのに、です。
仕方ないので一度溶接を外し角度をずらして再度確認しました。これで大丈夫、簡単に取り付け出来ます。この車は本当に難しく、1点のみの位置、角度で決めないとフランジボルトが締まりません。狭くて見えない上にスペースもギリギリ、フランジボルトも30cm位のソケット延長棒が必要です。
苦労しましたがこれでやっと完成しました。






価格はワンオフで中間以降フルピースが328,000円、純正バルブ移動、純正戻しが60,000円、スポーツ触媒付きフロントパイプが348,000円、O2センサー配線延長が20,000円、マフラー脱着工賃が30,000円です。





最後に試乗に出かけます。
コンフォートモードでは純正並に静かでスポーツモードではこのエンジン特有の迫力の重低音が響きます。しかしSLより静か目です。これはフロントからリアエンドまでの距離が長く音が消えてしまうのと、パイプ径がSLの76φではなく65φだからでしょう。しかしこれでもパワーアップは目覚ましく下手にアクセルを踏み込むと危険です。触媒を交換してのフロントからの交換がいかにパワーアップするかよく分かります。きっと80~100ps近くパワーアップしているかと思います。この車はすでにコンピューターチューンを行っておりますので大丈夫ですが、この仕様では必ずコンピューターチューンを行ってください。パワーアップした分の燃料を供給してやらないとエンジンを壊しかねません。
全てのチェックランプも点灯せず、安心して乗れる速い車になり大満足のマフラー制作となりました。

最後まで読んでくださりありがとうございます。
乱筆お許しください。













                      株式会社 ジースプロジェクト
                         代表取締役 澤村淳

第四弾 いかがでしたでしょうか

さて次回は メルセデス・ベンツ W231

お楽しみに。。
Posted at 2015/01/08 11:12:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mercedes-Benz W222 | クルマ
2015年01月08日 イイね!

第三弾 開発ストーリー  メルセデス・ベンツ W117 CLAクラス

第三弾 開発ストーリー  メルセデス・ベンツ W117 CLAクラス皆様、第三弾 開発ストーリー

メルセデス・ベンツ W117 CLAクラス 

今回も濃厚な開発ストーリーが待っています














ジース澤村のメルセデスベンツ W117
開発ストーリー



メルセデスベンツ W117 (CLA) クラス。

皆さんもご存じCLSの流れを組み入れたコンパクトクラスで初の新しいセグメントを開拓しようとするメルセデスの意欲作です。4ドアセダンでAクラスよりも20cm位は長いボディを持っているのに同一プラットホームで制作してしまう技術力に感心してしまいます。
私自身すぐに購入してCLA45化を狙っていましたが、純正リアアンダーの納期が思いのほかかかり他の忙しさも手伝ってやっとこの開発ストーリーを書いております。その分内容の濃いストーリーを書ければ幸いです。
まずは乗った印象ですが、Aクラスと同じでとにかく燃費を稼ぐセッティングになっています。アクセルを踏んでも電子制御のスロットルは自分の感覚通りには開いてくれず、思い通りに回転が上がってくれません。しかも回転が上がったらすぐにシフトアップ。1000回転付近をうろうろしてこれでは加速してくれません。エコモードでは厳しい走りですので常にスポーツモードで運転しています。早速スロットルコントローラーを入れたいです。
ボディ剛性、ハンドリングは素晴らしくこのクラスの国産車を超越しており、さすがメルセデスベンツです。パワーアップとレスポンスが良くなれば面白くなりそうですので早速製作に取り掛かります。
時間がかなりありましたのでCLA180,CLA250,CLA250 4マチックと全て開発していきます。

まずはノーマルマフラーから。
Aクラス同様フロントパイプからリアエンドまで一体式で最初から全部交換する必要があります。フルパワーを最初から出せるので頑張って作っていきたいと思います。




なんと長いリアのオーバーハングでしょう!Aクラスと違いトランクルームのスペースが必要なためこんなレイアウトになっています。しかしリアタイコ前の部分はAクラスと共通みたいです。試に作ってみるとやはり同じ、これは開発が早そうです。




この車はノーマル状態でテールはディフューザーだと思っていましたがこれは間違いで四角いテールが付いております。この状態でマフラーを交換して純正テールを使っても交換したことさえ分からない見栄えになってしまうのでCLA45ルックに絞り開発していきます。
早速45のリアアンダーを交換します。





Aクラス同様簡単ではないのでプロのショップさんに交換を依頼してください。




リベットを取り再度リベット止めなのですが、メンテナンスを楽にするためネジ止めに変更します。







テールカバーを借り止めしましたがすぐに外してリアアンダー部分を取付します。





最後にクリアランスをしっかり確認してテールカバーを取付けします。
後は下のアンダー部分をはめ込めば完成です。





後はテールカバーにパイプを導くだけなのですぐに完成!
CLA45ルックの誕生です。





ここでタイコ内部構造について書きます。
この車のエンジンは1600ccと2000ccの2種類で両方ともTBエンジンとなっております。したがってストレート構造を採用してパワーアップしていきたいですが、1600ccの方はあまり太いストレートでは抜けすぎになってしまいパワーが出ません。しかもパイプが右寄りからタイコに入る構造なので右側の消音をしっかりしないと音が消えません。難しいマフラーです。排気量をNAだと換算すると3000ccと3500ccくらいになるでしょうか。今のエンジンは排気量に見合わない小さなタービンを付けて中低速トルクを稼ぎTBラグを無くして、高回転はハイブーストにして稼いでいます。一昔では考えられないブースト圧でノーマルでも1.5バールほどあります。昔のエンジンならノッキングを起こし壊れてしまうのですが緻密な燃調と点火時期によって克服しています。
排気量とパワーにより1600ccエンジンは右側オリフィス、左側ストレート構造。2000ccは両方ストレート構造ですが右側より左側の方が太い違径構造にしました。TBエンジンは抜けが悪いとタービンの風切音が出ますので分かりやすいです。したがって風切音が出ないギリギリの口径を選んで抜けすぎも防止します。これで下から上まで全域で気持ちの良い吹け上がりが体験できます。是非皆さんも体験してみてください。
ちなみに私のお客様が250でパワーチェックを行い27psもアップしたと喜んで連絡してきました。エンジンパワーを完全に解明してそれぞれ専用構造で作っていますので私にとっては当たり前のことですが、大手の量産メーカーには出来ない制作方法だと思います。
まさにジースプロジェクトの神髄ですね!!
見栄えは全く同じなのですが中身は全く異なりますのでご注文の際はお間違えの無いようにお願いします。













完成して乗ってきましたが、やはり全域でパワーが出ていて気持ちいい走りになりました。音は静か目で少し物足りません。しかし今の加速騒音を通すために仕方ないのと、今後フロントパイプ、スポーツ触媒を発売する予定なのでそれを交換するとかなり音が大きくなりますので、最初のステップはここまでとします。

最後に250 4マチックを制作します。
Aクラスと同じレイアウトでフロントにタイコが無く中間にタイコをセットします。プロペラシャフトがあるのでパイプの取り回しが結構厳しい。ノーマルはいたるところでパイプを潰して取り回ししてあります。
パイプを潰すことなくタイコのサイズは違いますが中身の構造は同じですので何もパワーダウンなく同じ走りが実現できました。








以上すべての種類を開発しました。すでに全車種に国の加速騒音試験を実施し認定が取れています。どうか安心してご購入ください。

最後までお読み下さりありがとうございます。

乱筆お許しください。




                          (株)ジースプロジェクト
                           代表 澤村淳




どうでしたでしょうか

日々ざまざまな車種の開発をしております

その都度、試行錯誤し良い製品をお届けするように

努力しております

さて、次回開発ストーリーは・・・・

メルセデス・ベンツ W222 AMG

お楽しみに。。
Posted at 2015/01/08 01:31:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mercedes-Benz W117 | クルマ
2015年01月08日 イイね!

第二弾 開発ストーリー porsche 911 TB 編

第二弾 開発ストーリー porsche 911 TB 編皆様、お待たせしました。

第二弾、 開発ストーリー porsche 911 TB 編

ブログアップ致します。













ポルシェ997TB
とうとうワンオフで入庫してきました。今までNAなら何度も作りましたが今回は究極のTBです。一番レイアウトの厳しい、世界屈指のスポーツカー。お客様がバルブ付きマフラーを希望されたので私の渾身の力作、是非開発ストーリーを書いてみたいと思いこの書面を書いています。最後まで読んでくだされば幸いです。

さて、いよいよ制作に取り掛かります。
リフトアップしてよく見てみると狭いスペースにギリギリマフラーが収まっておりこれを取り外すのは大変そうです。アウディR8よりは簡単なレベルかな?一応外してみようとしますが、やはりバンパーから外さない事には無理だとわかりましたので早速準備して外していきます。マスキングを慎重にして取り外しにかかります。



まずは定番タイヤハウス、テールランプを外しバンパーに至ります。意外にメンテナンスしやすいように初めから設計されており難しいことはありません。






バンパーフレーム、遮熱版を外したらマフラーが見えてきます。






これで簡単に外れるのですが、マフラーに付いているAFセンサー、O2センサーの配線のカプラーが外れません。手が入りません。仕方ないのでエンジンルームをばらしていきます。やはりR8みたいに大変になってきました。しかしよくもこんなに狭いスペースにエンジン、マフラー、補機類を納めているものです。カプラーを取るために固定してある配線結束が邪魔で本当に苦労します。






タービン後のフランジボルトが熱で固着、スタッドボルトごと何本も外れてしまいます。スタッドボルトを外す工具、O2センサーを狭い所で外す工具などいろいろな工具を持っていないとこの手の車の整備は厳しいです。
そして遂にマフラーが外れました。








タービンアウトレットのフランジですが、こんな専用のフランジを持っているわけがありませんので専用設計してレーザーで制作しました。





最初から触媒ごと一体式ですのでスポーツ触媒から制作していきます。
ここでノーマルのように全部一体式にすると最後に取り付ける時に装着出来なくなる可能性がありますので、溶接して熱が加わり歪ますので左右のタービン取り付けボルトの位置が内側に縮んでしまう事が最初から分かりますのでスポーツ触媒後で分割できるように設計します。この方が後々メンテナンスも楽ですし、ね。AFセンサーとO2センサー取り付けの台座のボルトの高さ、角度、位置を正確に測定し位置決めをして触媒前後に取り付けます。これは空燃比を正確に測定する今のコンピューターが誤作動を起こさないようにするためにとても重要なことです。
そして完成、取り付け





次にメインタイコの制作です。
ノーマルのように一体式にするかメンテナンスの良い左右別体式にするか悩みましたが左右の排圧のバイパスが出来る一体式にしました。右側の排気ガスは右側に、左側の排気ガスは左側に折り返す構造で、真ん中でバイパスさせています。バイパスの径もパイプ径と等しい60.5φにしてあります。





バルブ付きですのでタイコ側は出来る限り消音したいので可能な限りのオリフィスを使いました。







タイコの取り付けもノーマルと同様の所にバンドで取り付けるようにして、タイコにピッタリの座代を制作、溶接してセットし、バンドも専用に一から制作しました。こういう細かな技の数々がマフラーの仕上がりに影響しますし、私の腕の見せ所、こだわりでもあります。皆さんにも見ていただきたいです。





後は配管、バルブをセットして(狭いスペースにセットするのは大変です)お客様の希望のテールを仮合わせ。何度もバンパーを取り付け、位置を確認します。






そして遂に完成!
力作です!
見てください。美しい仕上がりです。バルブ側と消音側の仕組みが良くお分かりかと思います。






最後にバルブを作動させる負圧、コントロールソレノイドに繋げる電気配線を行います。この作業だけで丸一日かかります。何せ配線を持ってくるのに内装をバラバラにしないといけません。
エンジンルーム内の負圧の取り回しがよく分かると思います。






後は元通りにエンジンルーム内、バンパー、テールランプなどを取り付けて遂に完成しました。いやはや本当に苦労しました。







最後の写真は負圧ホースの取り回しが良くお分かりかと思います。リアエンジンですので遮熱対策を万全にしてあります。

そしていよいよ試乗します。
?? アクセルを閉じるとバルブが閉じて静音に。アクセルを開けると即座にバルブが開いて爆音に?何だ、これは??負圧を保持してくれません。
帰って良く調べると、エンジンルーム内キャニスターラインから負圧を取り出してこのすぐ後に純正ワンウエイバルブがありましたので当方で後付けのワンウエイバルブを取り付けしませんでしたけど、どうもこの純正はワンウエイではなくてフィルターのようです。紛らわしい形をしていますね、惑わされました。当方のワンウエイを装着して再度試乗してきます。
今度は完璧!リモコンで完全にバルブをコントロールできます。しかし排気通路が極端に短いリアエンジン車ですからバルブを開いた時の音量といったら凄まじい。くれぐれも高速道路やサーキットだけにしてください。触媒も交換して抜けが断然いいのでかなりのパワーアップをしていますのでこの後コンピューターセッテイングが必項となります。空燃比が薄いためエンジンを壊しかねません。必ず行ってください。
初めての997TBでしたが大満足のマフラーが出来ました。
価格はスポーツ触媒付きバルブ付きタイプで688,000円。工賃が脱着交換とバルブ配管、配線で80,000円掛かります。バルブ無しタイプですと598,000円。脱着工賃が30,000円です。

最後までお読みくださりありがとうございます。

乱筆お許しください。
















                      株式会社 ジースプロジェクト
                          代表取締役 澤村淳





第三弾はメルセデス・ベンツW117 です

ブログアップまでしばしお待ちくださいませ。
Posted at 2015/01/08 00:01:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | porsche 911 type997 | イベント・キャンペーン
2015年01月07日 イイね!

謹賀新年゚+.゚(○。_。)ペコッ 新車種 開発ストーリーシリーズ 第一弾

謹賀新年゚+.゚(○。_。)ペコッ 新車種 開発ストーリーシリーズ 第一弾皆様、明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

愛知県ではA型インフルエンザが流行っているみたいです。
手洗い、うがいはマメに、マスクはしたほうが良いですね。
ちなみにみんカラ担当者は39度の熱が出まして見事A型インフル的中
初出社が本日になりました^^A


さてさて、今年のブログ第一弾としまして

新型マフラー開発ストーリーシリーズ

を掲載していこうと思います。

今回は メルセデス・ベンツ W176 Aクラス です。

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W176新型Aクラス。フルモデルチェンジとともに全く新しくなり従来では考えられないレベルアップをしてきました。小型車の活況がこのセグメントを盛り上げメルセデスも本気で作ってきた力作だと思います。発売するとすぐに全世界で20万台の受注、半年待ちというヒット商品となりました。最上位にはA45AMGがあり幅広いユーザーから憧れの的としてドレスアップも活況になる車種ではないでしょうか。
これは私もすぐに開発したいと思っていました。
しかしなかなかA45AMG純正パーツが揃わず、ようやく開発を終えましたので皆さんに伝えたいと思います。



ご存じのとおりA180,A250はテールがある普通のマフラー。A45AMGだけテールレス専用ディフューザーの恰好良い、全然外見の違う形をしております。これでは普通のマフラー交換タイプを作ってもユーザーの求めているマフラーではないと思います。やはり憧れはAMGではないでしょうか?ならA45AMGルックになるマフラーを作ろうではないか!こうして開発を進めていきました。



まずノーマルを調べます。AMGルックのスポーツパッケージを外装オプションで選んでいればA45の専用リアアンダースポイラー、テールカバーが装着できそうです。

展開図面、品番をよく調べて行くと更にテールカバーブラケット、専用ボルトなどが必要そうです。ここで全ての部品を発注しました。もし装着出来なかったら水の泡になります。どうかボルトオンで装着出来ます様に!!
ここからが大変で、部品が全然来ない。本当に来ない。初期ロットがドイツから来るのに4か月も掛かりました。更にリアアンダースポイラーは3万円位でお値打ちなのにテールカバーが片側63,000円!!左右で126,000円!!絶句です。したがって全部部品をそろえると155,000円程になります。これでマフラーを合わせると本当に売れるかな?不安になってきました。

それでは開発を進めていきます。
まずはノーマルマフラーから。


なんと一番前の部分、フロントパイプからリアエンドまで一体ではありませんか!また絶句です!!これでは他のメーカーさんは純正を切断してのリアマフラーのみを発売してくるだろうな?しかし二度と純正に戻らないこの方式は嫌ですし性能もあまり出ません。やはり完全ボルトオン、車検対応がシュレンザーの魅力と思いますのでフロントパイプ部分、純正結合部分から開発を進めていきます。
思った通り新形状の結合です。型を作り純正に合う結合部品を制作します。

今までのメルセデスはこの部分にガスケットがなかったのですがこのAクラスからはガスケットが付いています。国産と違い外車はこの部分に対する考え方がラフで完全な気密を求めておらず、ガスケットすらないのですから今までは少しの排気や水が漏れていました。しかし今回は対策してきて国産並みの気密精度となっております。



まずはフロントパイプから。

ここにサブタイコがあります。スペースもかなりあるので純正同様サブタイコを入れます。

ここが純正の隔壁構造かシュレンザーのストレート構造かではパワーアップが全然違いますので、いくらリアピースをよく作っても純正の中間タイコがある限りシュレンザーにはかないません。また純正パイピングは所々潰れていますので潰れなくスムーズにパイプレイアウトを作っていきます。

長いので3ピース構造として装着もメンテナンスも楽に出来る様なマフラーにしました。





リアピースを作る前にリアアンダースポイラーをA45AMG用に交換します。
これが凄く難しい。個人でできる範囲を超えていますのでプロショップに依頼してください。純正を取り外すのにリベットが多数使われているので大変で、私は後から簡単に交換出来るようにボルトナット式にします。遮熱版やカバーなど全部はずして最後にリアアンダースポイラーを外しますがこれが手が入らなくて外しづらいです。擦り傷だらけになって何とか外しました。









後はAMG部品を装着、見事ボルトオン装着出来ました。



最後にリアピースを作ります。

タイコへのパイプの入り口がタイコ側面に直接入っておりさらに真ん中ではなく右寄りから入っています。私自身真中から入れたいのですがスペースが無くて(オーバーハングが無いので)無理で仕方なく純正同様右寄りから排気を入れます。しかしこれでは右側タイコ部分の容量が無く右側の排気音が大きくなってしまいます。したがって右側はオリフィス式の消音構造、左側はTB用ストレート構造で制作しました。左右の流れる排気量の体積を足してメインパイプ径の容量と同じか上回る断面積でなくてはなりません。せっかくのTB車ですから伸びの良い加速を楽しみたいです。



構造に苦労しましたが完成しました。しかし綺麗ですね!A45AMGディフューザーにピッタリフィットしています。




純正タイコより低い位置にタイコを持ってきて後ろからでもきらりと光るシュレンザータイコがよく分かるようにセットしました。しかもリアタイヤ後ろの純正バンパーの一番低い部分よりリアタイコの方が高く作ってありますので輪留めにも当たらないでしょう。マフラーは見せる部分も大切なドレスアップパーツですので私のこだわりです。



この状態で近接騒音を測定したら左側が83dB、右側が85dBでした。右側をこれ以上絞ることはできないので仕方ありません。しかしほぼ揃いましたので満足、これで加速騒音試験もクリアーできるでしょう。

乗ってみると純正より明らかに変わって元気のいい排気音、加速の伸びが体感できます。さすがフロントからの全交換ですね。普通ステップアップしてようやく叶う全交換が最初から実現できるこのマフラーは最高です!

しかし何故あんなにもすぐにシフトアップしていくのでしょうか?すぐに1000回転になってしまい加速しません。せっかくマフラーがいいのにこのシフトプログラムはだめですね。今の車は環境のために仕方ないのでしょうね。常にスポーツモードで運転しました。

大満足して試乗が終わり、近いうちにパワーチェックをしてきたいと思います。その時に結果を記載しますのでどうかご期待ください。

マフラーの定価はフロントパイプから全てにもかかわらず10万円台、198,000円で販売いたします。かなり頑張った価格なので皆さんぜひ体験してください。オールステンレスは288,000円です。


さらにノーマルバンパー用マフラーも完成しました。



純正出口にしっかりフィットするテールはBOかBO2です。ツバの薄いスポーティなBO、ツバの厚いお洒落なBO2、好みによって選択できるように2ラインナップします。更に新開発チタンコーティングバージョンも登場です。オプションでお選びください。
横置きタイコで左右出しと大きいマフラーなのでテールを含めてリアピースを一体式にするとどうしても左右のバランス、傾き、左右の出具合が溶接によるひずみ及び車両誤差、取り付け具合などにより揃わないことが多いのでテールは初めからスライド式にします。これなら自由に傾きも出具合も調整できますので完全にそろえられます。左右のバランスって大切ですよね。

そして完成!
スライド式テールを採用したため完璧にマッチします。
価格はハーフステンレス218,000円、オールステンレス308,000円です。
チタンコーティングは1本6,000円UPにて制作いたします。








続いて250
排気量が大きいのでメインタイコの内部構造を大きくし、オリフィス構造も無くし、パワーアップに備えます。しかし右側の容量が小さいので左側の通路を大きくして排気ガスを左に多めに持っていき、しかも共鳴効果を使い排気音量を下げます。これで加速騒音試験も大丈夫でしょう。詳しい構造は企業秘密にしてください。







見栄えは同じですが全くの別構造となっております。価格は企業努力によりA180と同じです。


続いて250 4マチックです。

これはリアタイヤを駆動するためにプロペラシャフトがありますので完全に別構造となります。フロント部分にはタイコが無く中間部分に薄型のタイコがセットされます。
この部分非常に興味深いことにノーマルは同じエンジンを積んだCLA,GLAとは構造が違います。GLAはフロント部分、中間部分、リア部分にすべてタイコがあり3つ。CLAは中間とリアで2つ。Aはリアのみで1つです。なぜか首をかしげたくなる構造。だからAクラスが一番音が大きい。車の車格、重量によって細かくすみわけされているようです。






価格はノーマルバンパー用がハーフステンレス218,000円、オールステンレス308,000円です。
A45 AMGエアロ用はハーフステンレス208,000円、オールステンレス298,000円です。


最後までお読みくださりありがとうございます。

乱筆お許し下さい。

株式会社 ジースプロジェクト

代表取締役  澤村 淳




次回はポルシェ911ターボ^^ 乞うご期待 byみんカラ担当
Posted at 2015/01/07 15:51:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mercedes-Benz W176 | イベント・キャンペーン
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