<前置き: つくばマラソン(10km)完走>
11月24日、つくばマラソン10kmの部を完走いたしましたー。
完走して浮かれる小生の図。
ランニングイベントに出たのは、08年の東京マラソン以来、約6年ぶり。
あの時は事前の練習がほとんど全くできなかったので、たかだか10kmにもかかわらず、ゴール直前には結構死ぬ思いをしたんだけど(笑)、今回は付け焼刃の調整が功を奏したか、序盤ペースを抑えて後半徐々に上げていき、楽しく完走することができました。
30代になり「少しは運動習慣をつけないとなー」って思うこともあり、最近少しずつランニングを始めています。継続して、そのうちハーフマラソンぐらいには出たいなーと思います。
<東京モーターショー2013・総評>
さてさて、今日で閉幕となりました東京モーターショー2013。
私は商用車のみの展示だった回を除き、1997年以来皆勤しているのですが、ここ数回は平日に休みをとって行くのを通例にしています(土日なんか、人が多すぎて見れたもんじゃないよ笑)
一般公開スタートの土日が終わった、翌日の月曜日に行ってきたのですが、平日とは言うものの結構な人出でしたね。前回から会場が東京ビッグサイトになり、アクセスがよくなったのと、開催期間が短くなった(確か幕張時代は2週間ぐらいやってなかったっけ?)のが、一日当たりの来場者増につながってる気がしますが。
ショー全体の感想を言うと、ジャーナリストの人たちなんかが言ってる通り、今回のショーは「エコ一辺倒」ではなくて、エコの視点は当然持ちながら、それと「車の楽しさ」を両立する……という方向性が見られて、全体的な方向性としてはよかったように思います。
やはり車の楽しさ、移動の楽しさというのはモータリングの原点だし、それをマーケットにアピールしていかないと自分たちのメシの種にならない、ということを、改めて業界が認識し始めた、ということじゃないですかね。
これから会場で自分が興味を持って覗いたり、色々いじり回したりした車を紹介していくのですが、上記のようなジャーナリスト的なことを言いつつも、ショーに行って気づいたことは「俺、新しい車から次第に関心薄れてきてるわー」ということ。これは、今の車にずっと乗る気でいて、新しい車に買い換えたいっていう願望が湧かないというのが、要素としては大きいけど。
私は例によって「乗れない車・出てこない車」には関心がないので(笑)、発売を前提としていないショーモデルにはあまり関心を寄せていません。そのようなモデルも含めて、各メーカー毎の「注目株」など関係なく、自分が関心を寄せた車だけを紹介していくので悪しからず。
あと、今回紹介するのはは四輪のみということで。
<トヨタ/レクサス>
(クラウン)
まずはピンクのクラウン、勝手に略して「ピンクラ」の画像をどうぞ。これ間近で見るとすごいインパクト(笑)
(FT-86 オープンコンセプト)
ステージの上には、86のオープン仕様のコンセプトモデルがあった。
昔オーテックジャパンがS13シルビアの4シーターコンバーティブルを作ってたと思うんだけど、あんな感じか? 個人的には「ハチロクがオープン」って、どうも腑に落ちない感じがするんだけど…どうなの?(笑)
ところで、今回はトヨタの子会社のトヨタ車体も単独でブースを出していて、ここには少し興味深い車両があった。
(アクア・クロス)
(アクア・エア)
「アクア・クロス」と「アクア・エア」。どちらもコンセプトモデルなのだが、その名の通りアクアをベースとしたクロスオーバータイプとオープンエアタイプのコンセプト。
前者はスバルのインプレッサXVやVWのクロスポロ、後者は日産マーチのカブリオレのような車である(特にインプレッサXVには最近ハイブリッド車が追加されたよね)。どちらもスタイリングの完成度はとても高くて、明日市販されてもおかしくないような出来だった。
こういう実用車ベースの遊びグルマを仕立てるのは欧州メーカーが得意とするところだけど、国産車でもこういう車がもっと出てくると面白い気がする。
一方のレクサスブースでは、クーペモデルの「RC」が今回最大のトピックか。
(RC300h)
今年新型にモデルチェンジしたISをベースとしたDセグメント・クーペで、実際そのアクの強いデザインもISとの近似性を感じさせる。実際にプロダクトモデルが出れば、BMWの4シリーズなどと好敵手になるだろう。
このほか、レクサスのブースにはアイコニックなLF-Aも展示されてたんだけど、あれってもう完売してますよね? まだバックオーダーが残っているのかなー
<日産>
(IDx Freeflow)
ターンテーブルの上に載っていたコンセプトモデル「IDx Freeflow」。
ハコスカをイメージしたと思しきノスタルジックな造形を持つ、コンパクトな2ドアクーペ(サーフィンラインは無いけど)
パイクカー路線復活か…!? ……無いよな^^)ゞ
最近の日産車って、モデルラインナップが社長さんよろしく「日本語を喋らないような車」ばっかりで、特に私らの親の世代の、プリンス時代からのファン層の心を完全に踏みにじってる感があるので(笑)、ショーでこういうコンセプトモデルを出して、そういう日本のオールドファンの気持ちを引きとめる戦略、と私はみた。
(GT-R)
この車もあったけど……人大杉(滝汗)
横浜の本社に行けばいくらでもいじれるぜ!
<ホンダ>
四輪車の展示では、NSXコンセプト、S660の2台のスポーツカーと、新型のコンパクトSUVが注目株か。今日は2台のスポーツカーを。
(NSXコンセプト)
まずは次期NSXのコンセプトモデル。
すでにプロトタイプの試走の模様がホンダ公式のYouTubeなどでアップされていますね。このモデルは「ハイブリッド四駆」を搭載するみたいで、どんな車になるのか楽しみですよね(買えねーけど)
ところで、見てて気になったのはこのホイール。
この貼りついてるカーボン地は一体何なのか? ショー向けの飾りの可能性が高いと思うけど、最新のテクノロジーはよくわかんないから、何か意味を持ってる?という気も…(無いかな)
あと、ホイールナットがどこにも見えず、どっかに隠れてる様子もないんですが。センターナットとかなの?
(S660コンセプト)
一方、そのNSXの縮小版のようなスタイルの、「S660」コンセプト。
NSXとのデザインの近似性もあってか、遠目には軽自動車であることを感じさせない、「ちゃんとして見える」デザインですが、市販時にはもう少し現実的な修正が行われるのでしょう。
ところで、S2000乗りとしては、ミドエンジン車が「S」を名乗ることには多少の違和感を禁じ得ないんだけど(笑)、市販時にはS660となるのか、また「ビート」あたりを名乗るのか……。まぁいずれにしても、今後が楽しみな車だと思います。
<スズキ>
(X-ランダー)
コンパクトカーの雄スズキからは、いくつか面白いショーモデルが出ていました。
一つは「X-LANDER」というモデルで、一部からは「ジムニーの次期モデルのスタディーか?」などとも言われていたようですが、出てきたモデルがこれでは、正直あまり次期モデルを占うことはできない気も……(笑)
(ハスラー)
もう一台の注目モデルは、軽のクロスオーバー車「Hustler(ハスラー)」。
これは企画として非常に興味深いモデルだと思います。要は軽のハイトワゴンをベースにロードクリアランスを上げ、外装を少しアウトドアテイストに仕上げただけの車なのですが、「ワゴン系のユーティリティを必要としながらも、未舗装路や雪道で、高めのロードクリアランスの安心感がほしい」というユーザーは結構いるはず。
日常的なシーンで、悪路ばかりか未舗装路を走ること自体がほとんどなくなった今の時代、ジムニーのような本格的な悪路走破性が必要とされる場面は、普通のユーザーにはほとんどないと思います。この車体に生活四駆を組み合わせたタイプが出れば、「街乗りからスキーやキャンプといったアウトドアイベントまで、家族のお出かけに使える車を低コストで運用したい…」というユーザーには結構受け入れられるんじゃないですかね。
HP見てたら、これ月末に市販予定とのこと、今後が楽しみな一台だと思うね。
(ジムニー・クロスアドベンチャー)
そしてジムニー。この車は見るとほしくなりますね(笑)
展示されていたタイプはSALOMONとタイアップした特装車。
黒パールの外装色は特装車のみだし、内装も一部に赤をあしらった、革っぽい防水性の素材になっていたりする。
個人的にはもっと「素の」標準グレードで十分だなー。……オイオイ、何の話だ(笑)
(ワゴンRスティングレー)
「エネチャージターボ合流!!」
……スイマセン、それが言いたかっただけです、ハイ(笑)
<ダイハツ>
(コペン)
コペン復活、のコンセプトモデルが最大の見せ物。
これ、モデル名のスペリングが“Kopen”です。K(軽)+Openの意味でしょうね。先代の市販時のスペルは“Copen”ですが、先代もショー出品時は“Kopen”だったはずで、そういう意味でも先代を踏襲している。
スタイリングは、先述のホンダS660が結構ガチな「スポーツカースタイル」を志向しているのと比較すると、軽自動車らしいコロッとしたかわいらしさを感じるものですが、私はこれはこれでとても「アリ」だと思います。フロント周りの処理に先代との近似性を感じさせつつも、先代モデルの丸みがだいぶ取れて、より本格的な造形になり、なかなか好感が持てますね。(特にテールエンドの処理は、コロッとしながらもスポーツカーっぽい佇まいがあって、とても好きだ)
なお、この車はおそらくプラスチック製の外装パネルが、簡単に取り外せるようになっており、携帯電話のように「気分に合わせて、好きなカラーや模様に着せ替え」が可能な仕様になっています。実際、ショーでは外装を着せ替えるデモをやっていました。現実に着せ替えの需要があるかどうかは謎なので(少なくとも私は外したパネルの置き場が無いので要らないw)、この点は市販モデルに反映される可能性は低いと思いますが、なかなか面白い試みだと思いました。
<スバル>
(レヴォーグ)
人多かったなぁ……。
スバルが「25年目のモデルチェンジ」と言う、「レヴォーグ」の登場が最大のトピック。
グローバルフラッグシップたるレガシィがどんどん大型化し、日本市場が取り残されていくことに対するスバルの回答であり、スバリストの皆様、お待たせしました、という感じかもしれない。
正直、このカテゴリの車で国内専売車種をリリースできるのは、それだけレガシィに根強い支持層がいるからであり、スバルのブランドロイヤリティの高さの賜物だと思います(例えばトヨタがカムリ、ホンダがアコードで同じことをやるかと言えば、今さらそんなことをするのはありえないでしょうね)。
乗るとたぶんイイんでしょうけど、スタイリングは……スバリストの皆さんには悪いけど、私には今一つかなぁ。なんか欧州のライバル意識し過ぎじゃないですかね? 「全体のつるんとした感じはアウディで、目だけBMW」みたいな、そんな感じがしてしまって……レオーネ時代やBF・BG時代のレガシィみたいな、シンプルな機能美がないんだよなぁ。個人的には、もう少しすっきりしたデザインが好きなのですが。
(フォレスター)
そこいくと、このフォレスターみたいな「のほほん顔」は、意外と好きだね。
スバルと言えば、今や代表的な名車の一つがインプレッサのWRX STIだけど、今回は出品がありませんでした。そういえば、三菱ブースではライバルたるランエボXの出品も無し。たまたま双方がモデルチェンジを控えた「谷間」の時期を迎えているという事情もあるのかもしれないけど、この2車種双方が出品無しという事実からは、少し時代の変化を感じるものがあります。
<マツダ>
(ロードスター)
ロードスター載っけときましょう。言わずと知れた日本のスポーツカーの雄。
現行NCはそろそろモデル末期だと思うけど。新型はどんな車になるんでしょうか、楽しみですよね。
(新型アクセラ)
ブース全体としては、後日発売予定の新型アクセラが最大の見どころのようです。クリーンディーゼルを搭載したタイプも登場予定とのこと、どんな車になるのか楽しみですね。
以下、後半に続きます(後日更新予定)