PCをパワーアップする手段として、メモリやHDDを増設するのは良く行なわれる事だと思います。少し詳しい方だとCPUも交換したりするけれど、単にCPUを換えただけでは通常の作業では殆ど体感できないうえ、なによりもCPUは安い買い物でないのが痛いところ。
が、マザーボードによってはCPUを定格以上で動かす為の仕掛けが用意されていて、これを利用すれば運と設定次第では、パフォーマンスを向上させる事が出来ます。ちょうどターボ車のブーストアップみたいな感覚かも。
自分もオーバークロッキング(OC)して、AMDの「Opteron144」という、定格が1.8GHzのCPUを2.52GHzで動かしています。条件が違うので一概には比較できないけれど、購入当時、定格2.4GHzの「Opteron150」が\90k程度したので、\18kで買った144がそれ以上のクロックで動くのは何となく得した気分になったり。笑
勿論うまく行く場合ばかりではなく、高クロックで動かなかったり、最悪データの消失やPCを壊すリスクもあるので、何かあっても自己責任と割り切れる人向きだけれど...
このOC、今でこそBIOSメニューからベースクロックやメモリタイミングの設定、電圧の変更などが簡単にできるけれど、かつてはマザーボード上のジャンパーやディップスイッチの設定を変えたり、あるいは別回路を製作してベースクロックや電圧を換えていたので、ある程度の知識を持った人しか手を出せませんでした。
別回路を製作してOCする手法としては「原発乗っ取り」というものがあり、PCで必要となるクロックを作り出す「PLL IC」のリファレンスとなるX'talを換えて、ベースクロックを変化させるというものです。
が、リファレンスを換えると、ベースクロック以外にFDDやUSBで使っているクロック(24/48MHz)まで変化して、不具合が起きる事は必至なので、これらのクロックは別のオシレータなどを用意して、そちらから供給してやります。
ついでにCPUに供給する電圧を作り出すレギュレータICも乗っ取って、CPUの電圧を可変化。
自分は純空冷で頑張っていたけれど、PC冷却用にエアコンや炭酸ガスを用意したりと、コアなオーバークロッカーも結構いました。
今はCPUとメモリの耐性の高ささえ確保できれば、ある程度のところまでは簡単に出来てしまい、金に物を言わせれば何でも出来る時代なので、何となくつまらなかったり。
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PC | 日記
Posted at
2006/11/11 00:14:10