日経のメルマガが無責任な件

※具体例として日経を引き合いに出しましたが、恐らく類似するケースはあちこちにあるんじゃないかと思います。（￣～￣；）

去年の暮頃だったか、「日経ニュースメール」というものに登録した。
言うまでもなく母体となっているのは新聞社であるから、「ちょっといいニュース」は単に登録しただけの会員では見られない。
「四千円/月」を払って有料会員になれば紙面全てが読めるようになる。言わば『お試し』＆「ちょっとくらいはタダで見せてやるよ」なランクの会員なんだけれど、新聞を隅から隅まで見るようなライフスタイルとは随分前におさらばしたし、ぶっちゃけヘッダーだけでも世間の動向を知るには十分役立っている。
マァ『いつまで経っても金にならない、客予備軍』という訳だ。(苦笑)

それだけであれば何をどうと言う事もないし、わざわざblogに取り上げるまでも無いんだけれど、朝昼晩と届くメールに不具合があり、且つ横着で無責任なのでネタになる。(笑)


不具合が多発し始めたのは２月頃だったと思う。
１時間～２時間のインターバルを挟んでメールが重複して送られてくるようになった。それもランダムに。
全部が重複しているなら「二重登録されている」と素人でも判断のつく事象なんだけど、朝だけだったり、昼と夜だったり、一日分全部だったりと一貫性が無いまま、律儀な事に「重複しない事はない」日々が続いた。

その時ネタにしていれば良かったんだけれど、いつの間にか重複メールは収束してしまったので、すっかり忘れてしまっていた。
そして３ヶ月の潜伏期間(謎笑)を経て悪癖は復活した。


システムなんて所詮は「人の作りしもの」
どれだけ金と手間を費やしても『絶対』や『完全』には至らない。
であるが故に、分かってる人はフォロー体制や、障害発生事に切り替えの効くサブシステムを構築するし、サービス提供者であれば受け手の意見に耳を傾けるのが本来の姿だ。

しかし本件のメールは一味違う。
メールサービスに対しての窓口が無い。

問い合わせ先としてのリンクはあるものの、内容は有料会員への手引きや一般的なトラブルに対する回答のみで、それ以外は「想定外」なのか“御意見無用”のスタンスを取っている。

勿論、資本主義に於いては「金を払わない奴は客じゃない」というのもアリだろう。
しかし「お試し」段階でこの有様では、有料会員になるにも気が引ける。
つーか紙面そのものに対しても、唯我独尊のスタンスで臨んでいるのではないか？という疑念さえ生じてしまう。(苦笑)


「無料のものに目くじら立ててｗｗｗ」という見方はある。
しかしタダで貰った物がハズレだった場合、わざわざ金を払ってそれを買い求める人も居ないだろう。
ネットの普及で『情報なんて無料』という風潮が溢れているが、古来より有益な情報というのは有償であった。またタダでは無いが故に一部の人しか知らないという優位性があるし、ちょっとした事でも使い方次第では価値を生む。
逆に言えば、タダの情報に価値はあるのか？　誰でも知り得る情報なのに。

少なからず矛盾を孕んではいるが、顧客対応に重きを置いていればこのような対応は無いだろう…というのが主題。（＾＾ゞ