• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

紅い十月のブログ一覧

2014年06月28日 イイね!

ブラジルW杯のグループリーグにおける時間別ゴール数

ワールドカップのグループリーグの試合が全て終了しトーナメント進出国が決まったという所で,グループリーグ48試合の時間別得点数を見てみた…

今大会逆転する試合が多いらしいということで,後半の得点が多くなっていますねぇ…やっぱりスタミナ切れちゃうんでしょうか?特に70分・80分がなぜか突出しています.

ゴール数が前大会比で3割増しぐらいで,その増加分は後半に上乗せした形になっています…

2014 前半 後半 総計
ゴール数 51 85 136
割合 37.5% 62.5% 100.0%
2010 前半 後半 総計
ゴール数 42 59 101
割合 41.6% 58.4% 100.0%

ちなみに失点はこんな感じ

Posted at 2014/06/28 13:16:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | サッカー | スポーツ
2014年06月25日 イイね!

W杯欧州勢の不振

第2ラウンドを終えて目につく アメリカ大陸勢の優位……その、メカニズムとは?」というような記事を見つけた.その要旨は,

  • 欧州勢は厳しい欧州国内リーグと欧州チャンピオンズリーグによる消耗でコンディション回復が悪いのでは?
  • 南米の大半の選手も欧州チームに所属しているが彼らはリーグ終了後すぐに帰国し回復したのでは?
  • アジア勢のこれまでの成績が芳しくないのも半数程の選手が欧州チーム所属だからでは?

というような推測である.

興味が湧いたのでちょっとデータを確認してみた…

2014 ブラジル大会 所属クラブ
大陸連盟 チーム AFC CAF CONCACAF CONMEBOL UEFA 総計
AFC aus 10   1   12 23
irn 16   1   6 23
jpn 11       12 23
kor 13       10 23
AFC 集計 50   2   40 92
CAF 集計 2 14     99 115
CONCACAF 集計 1   54   37 92
CONMEBOL 集計 3   11 36 88 138
UEFA 集計 1       298 299
総計 57 14 67 36 562 736
% 7.7% 1.9% 9.1% 4.9% 76.4% 100.0%

なるほど.欧州はほぼ欧州内でプレーしてるんだな…

ちなみに2010年南アフリカ大会では…

2010 南アフリカ大会 所属クラブ
大陸連盟 チーム AFC CAF CONCACAF CONMEBOL OFC UEFA 総計
AFC aus 5 18 23
jpn 19 4 23
kor 17 6 23
prk 22 1 23
AFC 集計 63 29 92
CAF 集計 1 26 111 138
CONCACAF 集計 2 35 32 69
CONMEBOL 集計 1 5 36 73 115
OFC 集計 3 2 9 9 23
UEFA 集計 299 299
総計 70 26 42 36 9 553 736
% 9.5% 3.5% 5.7% 4.9% 1.2% 75.1% 100.0%

2010年は日本4人(松井大輔,長谷部誠,本田圭佑,森本貴幸)だけが欧州行ってたのか,全体の欧州所属比率は75%前後であまり変わらないな…外国人枠があるからかな?

結局,回復度合いがどうかなんてわからないから,わからないなw

Posted at 2014/06/25 00:24:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | サッカー | スポーツ
2011年09月14日 イイね!

Jリーガーの早生まれ


なんだかんだ言ってて,結局Jリーグ選手のデータも取得しちゃった.
文字処理できるのを思い出したのだ.文字列処理なら普通はPerlを使うんでしょうけど…私が慣れているのはAWKの方で…,それで整形し取り込みました.

まずは誕生月別の割合…


これはプロ野球選手よりも顕著な差が出ていますね.

各団体の割合は…
団体 年度前半 年度後半 総計 人数
Jリーグ 61.48% 38.52% 100.00% 1,137
NPB 57.88% 42.12% 100.00% 838
MLB 51.74% 48.26% 100.00% 922
総計 57.34% 42.66% 100.00% 2,897

MLBは年度前半:9月~2月,年度後半:3月~8月です.

Jリーグの差が顕著です.日本のプロ野球(NPB)はメジャーリーグ(MLB)とJリーグの平均に位置してます.何がそうさせるのか?サッカーの方が身体的にキツイからかな?それでなぜ固定化されるんだろ?
ああ,固定化というのは次の年度別グラフを見るとわかります

年度前半が飛び出てますねぇ~
1980年を超えないと揃ってこないって…30超えないと追いつかないんですか!?てことは後半生まれはプロサッカー選手を諦めたほうが得策…なの?
もしかしたら,身体能力がより要求されるスポーツでは子供の時のアドバンテージがその分大きく働くのかもしれない?

身長とポジション


Jリーグのデータにポジションと身長のデータがあったのでグラフ化してみた.プロ野球のデータにもポジション・身長データは載ってましたが特徴的な差が出なかったので割愛.
特徴が出ていますねぇ.
MF→DF→GKの順に山が右にズレて(身長が高くなって)います.FWはなだらかな山.この山は数学的に「正規分布」だってのを高校の時習ったような気がする.そして最近では特に重要な知識になっているはず.±3σで99.74%含まれるって事が.
このズレは身長がポジションを決める要因の1つとなっているからじゃないかな?そしてゴールが近くなるにつれ身長が高くなっているは守備の面で身長要因がより強く意識されているからなのかもしれない.
FWの山がなだらかなのは身長が他のポジションに比べてばらついているからなんですが,得点能力は高さだけでなく当然足技もあるからかな?普通高い事が有利かとも思われてはいるけど,そうで無くても足技で補える可能性も十分ある事を表しているのではないかなぁ?
…というより,やっぱり身長は守備面と強く結びついているのが大きいのかな?
関連情報URL : http://www.j-league.or.jp/
Posted at 2011/09/14 00:30:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | サッカー | スポーツ
2010年08月07日 イイね!

FIFAワールドカップ南アフリカ大会のスタッツデータで遊んじゃおう・その2

前回に引き続き,この企画で. それにしても,また更新が空きましたねぇ(;´∀`) 残っているのをまとめてアップするつもりでしたけど,あまりにも遅筆過ぎて・・・ もう細切れでアップしていこうかと.

攻撃 Attacking

データ出典:FIFA.com - 2010 FIFA World Cup South Africa? statistics - Attacking

攻撃偏差値[試合平均]

(「撃」が文字化けしている・・・ このグラフは Google ドキュメント で描画しています)

AT ATtacking 攻撃数
AFL Attacks From Left 左サイドからの攻撃
AFC Attacks From Centre 中央からの攻撃
AFR Attacks From Right 右サイドからの攻撃
TS Tackles Suffered 被タックル
TSL Tackles Suffered Losing possession 被タックルによるボール支配喪失
LB Lost Balls ボール喪失?でも支配喪失とは違う・・・?
OFF OFFsides オフサイド
ASS ASSists アシスト
BPR average Ball Possession Rate ボール支配率の平均
SR Solo Runs ドリブル? 逆に「独走」じゃない状態って?
DPA Deliveries in Penalty Area ペナルティ・エリアへの運搬

おもしろい事に,スペインとオランダがちょうど逆のような関係になっていますねぇ. これは前回の「シュート」関係でもそうなっていました.

日本はもう全体的に悪いですねぇ. 攻撃(AT)が少ないです. 右サイドからの攻撃(AFR)のみが平均点です. チームの性格として,右が強い左が強いなんてのもあるかとは思いますが. それだからか,ベスト8と不通過の平均したデータではフラットになってしまっていますね. オランダは右が弱くて,日本は右が強い普通なのか. 右サイドと言えば,松井大輔長谷部誠駒野友一のサイドだなぁ. 左サイドは大久保嘉人遠藤保仁長友佑都か・・・ 寝ていたのか?(;^ω^) いや,ディフェンスに忙しかったか.

日本チームの右サイド・左サイド選手の守備スタッツ比較
No. Players Pos. MP MinP TCK TGP SAV CLR RB CC CCR
3 Yuichi KOMANO DF 4 390 4 3 6 4 1 17%
17 Makoto HASEBE MF 4 375 1 1 5 2 1 20%
8 Daisuke MATSUI MF 4 272 1
5 Yuto NAGATOMO DF 4 390 1 1 5 1
7 Yasuhito ENDO MF 4 389 3
16 Yoshito OKUBO FW 4 353 2

日本のディフェンス関係のデータ(上の表)を見てみたけど・・・ 左サイド,暇そう・・・(^ω^) きっとここには表れていないデータがあるんですね.うん,そうだ.そうに違いない.

次は,思いっきり偏差値が開いている支配率(BPR)について見てみようかな.

日本とベスト4のボール支配率(BPR
日本 スペイン オランダ ドイツ ウルグアイ
CMR 45% SUI 63% DEN 58% AUS 55% FRA 47%
NED 39% HON 57% JPN 61% SRB 51% RSA 49%
DEN 43% CHI 58% CMR 49% GHA 54% MEX 41%
PAR 42% POR 61% SVK 52% ENG 49% KOR 45%
PAR 59% BRA 51% ARG 46% GHA 48%
GER 51% URU 53% ESP 49% NED 47%
NED 57% ESP 43% URU 52% GER 48%
平均 42.3% 平均 58.0% 平均 52.4% 平均 50.9% 平均 46.4%

良くないなぁ・・・ ボールを支配(BPR)されていれば当然攻撃が少なくなるのは想像に難くないですね.

『当然少なくなる』だって? ホントに? 支配率(BPR)と攻撃回数(AT)の散布図を見てみよう・・・

散布図:支配率-攻撃数
日本 / スペイン / オランダ / ベスト4 / ベスト8 / ベスト16 / 不通過

相関係数は「0.661842149」なのでビミョーなのかなぁ. かなりバラけてはいるが,まぁ,左下から右上と方向性が見えるが・・・ 相関係数ってどれぐらいから「相関する」って言えるのかなぁ? どの辺りを基準にすればいいのか・・・?

支配率トップは優勝したスペイン(58.0%,14.59回/90分). 日本は今大会最弱の北朝鮮(40.7%,6.00回/90分)に次いで下から二番目(42.3%,7.62回/90分). かと言って,スペインと決勝で対決したオランダでも支配率(52.4%)や攻撃数(9.41回/90分)はスペインから離されているように見えるのだけれども・・・ ちなみにスペインのそばにある緑点はアルゼンチン(57.6%,14.00回/90分)とブラジル(55.8%,14.40回/90分)で,ともにベスト8で倒れました. 攻撃数トップはトーナメントに進めなかったイタリア(17.00回/90分). それらを考えるとこれらの値は勝敗に決定的に響いてくるわけでも無さそう・・・ って言えるのかなぁ?

支配率との相関係数が高い項目は・・・ とりあえず,0.7以上と-0.7以下で抽出.

支配率との相関係数が高い項目
相関係数
PASパス数0.854
PC成功したパス0.848
PCRパス成功率0.756
MP中距離パス数0.873
MPC成功した中距離パス数0.861
DCPボール支配中の走行距離0.832
DCNボール非支配中の走行距離-0.831

「パス」と「走行距離」ですねぇ.

「パス」関係は,「パス(PAS)」が高ければその内数である「成功したパス(PC)」が高くなるのは当然. 「パス成功率(PCR)」もそう. 「中距離パス(MP)」は「パス(PAS)」に占める割合が高いですから.(中=58.2%,短=22.8%,長=19.0%) ――ん? あれ? そうかな? 別途,「パス(PAS)」とそれぞれの間でも相関係数が高い事を言わないとダメなのかなぁ?

「走行距離」関係は,それもまぁ当然ですね,「支配/非支配」で切り分けているデータなんだから・・・ 「ボール支配中の走行距離(DCP)」と「ボール非支配中の走行距離(DCN)」はちょど逆の値をとるので,符号が逆になるのも当然ですね. たぶん・・・

で,この「パス」はさらに「攻撃」「シュート」「ドリブル」「コーナーキック」などあらゆるものと相関が高くなっていますので・・・ これまた当たり前っちゃー当たり前. ということは,ボール支配率が悪い日本はもはや致命的なんですが・・・orz もちろん,心配などいりません. それら悪い値を全て吹っ飛ばす「切り札」を日本は持っています. そう,「フリーキック」です. そして「守備力」かな.

しかしなぁ・・・,入るか入んないかワカラない「フリーキック」という一種ギャンブルに近いものに,その試合の「勝敗」を賭ける必要がある日本って・・・ どうなの?www スゴーく一か八かな戦略じゃぁないでしょうか? うむ,ワールドカップでの日本の成績を振り返れば,グループリーグ1勝もできずに敗退か,トーナメント1回戦ボーイだなぁ・・・ これ以上をさらに目指すとなれば,他に「何か」が必要なのかも知れない.

選手個々の能力が高くてもフランスのようになってしまっては・・・ チームの雰囲気というか,状態というのもかなり勝敗に関わってくるんですねぇ. 対して日本はかなり良かったようで,過去最高に良かったのかな? コレ以上のものは期待できないのでしょうか? するとさらに別な「何か」を求める必要がありそうです.


ところで,FIFA のデータにはフリーキックのデータが載ってないんですよねぇ・・・ フリーキックからのシュートのデータはあるんだけど,それのゴールのデータが無い・・・ 決まったがどうかがワカラないんだなぁ


ん? ここではたと気がついた・・・ 自チームの「攻撃」と「守備」を比較して相関性を見てもなぁ. 比べるなら自チームの「攻撃」と対戦相手の「守備」,自チームの「守備」と対戦相手の「攻撃」でないとマズイのではないか・・・? どうなんだろ?

・・・となると,試合毎・チーム毎にデータを入力するの? マジ?(;^ω^) といいつつ,既にちょっと入れ始めてはいるんですが・・・ 根気が続かないなぁ・・・

入力していて分かったんですけど,実は FIFA のデータ,結構間違っているんですよ(´Д`) 例えば「タックルした/された」なんて相手チームの数値とは行って来いの関係だから同じ数値でないとイカンのですが・・・ 合わなかったり. 延長後半に得点しているハズが・・・ カウントされていなかったり. それらはチーム別のデータであった事例なのですが. 別のところに情報が載っていれば都度修正はしていますがねぇ.

FIFA に「違っている・抜けている」って指摘しておきたい所なんだけど・・・ 英語がなぁ・・・ 言ったところで直るのかなぁ?

これがヤル気が減った原因です(;´∀`)



次は「守備」の予定・・・ いつになることやら(;^ω^)

Posted at 2010/08/07 15:36:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | サッカー | スポーツ
2010年07月27日 イイね!

FIFAワールドカップ南アフリカ大会のスタッツデータで遊んじゃおう・その1

ワールドカップが終了してかなり日が経っていますが・・・ 途端に,ブログ更新のヤル気が減ったなぁ(;^ω^)

ちょっと FIFA のサイトにあるチーム統計データ(Statistics)を比較してみました.FIFA のデータはチーム毎の全試合合計値になっているので,チーム毎の試合数で割って1試合平均にし,その値で中学・高校の頃にお世話になった偏差値を計算してみました.(もう30年近く前の事になるのかな(;´Д`) PCが普及し始めた頃ですなぁ.NEC PC-8001とかが学校にも普及し始めた頃だったかな?)

そんな懐かしい,偏差値を求める式は・・・

偏差値=(値-平均)×10 / 標準偏差+50

となるらしいですわ.Excel だと・・・

=(B3-AVERAGE(B$2:B$33))*10/STDEVP(B$2:B$33)+50

こんな感じの計算式になるんですがね.でもなぁ100点満点テストの評価手法をこれに利用していいものか・・・? 統計学は取ってたんだけどな・・・,そういう知識は失われてしまったなぁ(;´Д`)

日本と優勝したスペイン,準優勝のオランダ,トーナメントに進めなかった16チームの平均.ベスト8の8チームの平均(スペイン,オランダも含まれる)とを偏差値で比較してみました.今回は「ゴール」「シュート」「シュート位置」についてです.

最初,平均値は試合数で割って算出していましたが,もっと厳密に試合時間(分)で割って90分をかける算出方法に変更しました. ちなみに延長戦は64試合中4試合ありました.(アメリカ vs ガーナパラグアイ vs 日本ウルグアイ vs ガーナオランダ vs スペイン


ゴール (Goal scored)

データ出典: FIFA.com - 2010 FIFA World Cup South Africa™ statistics - Goals Scored

ゴール偏差値[試合平均]

GF Goals For 得点
GA Goals Against 失点
GF-GA 得失点差
PEN PENalty goal ペナルティ・キックによる得点
OG Own Goals オウンゴールによる失点
OGF Own-Goals For オウンゴールによる得点
OPG Open Play Goals インプレーでの得点
SPG Set Piece Goals セットプレーでの得点
GSI Goals Scored In penalty area ペナルティ・エリア内からの得点
GSO Goals Scored from Outside penalty area ペナルティ・エリア外からの得点
GCI Goals Conceded In penalty area ペナルティ・エリア内からの失点
GCO Goals Conceded from Outside penalty area ペナルティ・エリア外からの失点

訳は間違って無いだろうなぁ? ちと不安.(;^ω^)

GAOGGCIGCOの値はFIFAのサイトでは正の値で表されていますが,失点ですし,他のグラフの行きがかり上「-1」を掛けて負の数にしていますので偏差値が大きい方が良くなっています.

X軸の隣同士の項目に連続性は無いので折れ線グラフで表すのもアレなんですが・・・ 棒グラフを使うのがスジだとは思いますが,それでは見辛く,値を比較するには線の方が出入りが分かりやすいかなと思い折れ線グラフにしています.

オランダのグラフが真ん中で飛び出ていますが,それは「オウンゴールによる得点(OGF)」です.今大会のオウンゴールは2つだけなので,1点でこんなに飛び出てしまっています.偏差値を使うとこうなってしまうんですね.だから狭い範囲の,バラツキがあまり無い値を扱うのには向いていないんじゃないかなと・・・ 実際問題どうなんだろ?

このゴール関係の値は幅が狭いですから.果たしてそれで偏差値を算出する事が適切であるのかどうか・・・ しかも当然ながら,いくつかのチームをまとめた値の偏差値では,ならされて平坦な線(50に近づく)になってしまう.


日本の全4得点はペナルティエリア外からのフリーキック(本田,遠藤)が2点とペナルティエリア内(本田,岡崎)からの2点で,やっぱりペナルティエリア内からのゴールの偏差値が低いですね.セットプレーからの得点が他チームよりいいのもフリーキックが利いています.流れからの得点の偏差値は低くなっています.

日本は,トーナメントに進めなかったチーム並に流れの中で点が取れていないけど,その分はセットプレーからの得点(SPG,7位)でカバーしています. フリーキックによる得点ですから当然ペナルティ・エリア外からの得点の偏差値も高くなります.

全チームの得点(145点)をペナルティ・エリアの内外で見るとペナルティ・エリア内側からの得点(112点)は外側からの得点(33点)より約3倍あります.

日本の戦術の一つには「ファウルをもらってフリーキックで決める」があったと思うので,まぁその点は狙い通りなのかなと.


シュート (Shots)

データ出典:FIFA.com - 2010 FIFA World Cup South Africa™ statistics - Shots

シュート偏差値[試合平均]

GF Goals For 得点
TS Total Shots 総シュート
GF/TS 得点率
SOG Shots On Goal ゴール枠内へのシュート
SW Shots Wide ゴール枠外へのシュート
SB Shots Blocked ブロックされたシュート
FKS Free-Kick Shots フリーキックのシュート
FKD Free-Kick shots (Direct) フリーキックの直接シュート
FKI Free-Kick shots (Indirect) フリーキックの間接シュート
SOB Shots On Bar クロスバーへのシュート
SOP Shots On Post ゴールポストへのシュート

おもしろいのはスペインとオランダがちょうど逆のような関係になっていますねぇ.

日本代表はよく「決定力」を取り沙汰される事が多いですが,今大会の得点率(GF/TS=得点/シュート数)を見ると優勝したスペイン(6.6%,20位)よりもいい値(8.7%,13位)でして・・・ むしろ問題なのは「シュート数が少ない」事の方が・・・ グループリーグ敗退組平均(12.3本/試合)より悪い(10.6本/試合,28位).

シュート数[試合平均]・得点率(得点/シュート数)
チームシュート数得点率
日本10.6 本28位8.7%13位
スペイン16.5 本4位6.6%20位
オランダ12.7 本22位12.9%3位
不通過12.3 本5.8%
ベスト815.3 本9.7%
32チーム平均13.9 本8.0%

日本の「ゴール枠内へのシュート(SOG)」が高くなっていますが,私の印象では日本のシュートは相手GKへパスしてるように見えるんですよねぇ・・・GKの居る所に蹴ってどうする?みたいな・・・(;^ω^)

「ゴール枠外へのシュート(SW)」「ブロックされたシュート(SB)」の値が低いのはいい事ですが,それはシュート数が少ないから? あるいは,それだけキビシイ所にシュートが打てていない?とか,そんなのが非常に懸念されるのですが・・・

「クロスバーへのシュート(SOB)」がベラボウに高く(イングランド,メキシコに続き3位)なっているんですが・・・ 枠に当ててどうする?

ただ,日本は「ボール支配されても構わん,ファウルもらってフリーキックで決める」戦術なので,必然的にシュートを打つチャンスや流れからの得点するチャンスは減りますよねぇ. ある意味「決定力が無い」からこの戦術という面もあるなぁ・・・


シュート位置 (Shot position)

データ出典:FIFA.com - 2010 FIFA World Cup South Africa™ statistics - Shot positions

シュート位置偏差値[試合平均]
TS Total Shots 総シュート数
SGP Shots on Goal from Penalty area ペナルティ・エリア内からゴール枠内へのシュート
SGO Shots on Goal from Outside penalty area ペナルティ・エリア外からゴール枠内へのシュート
SWP Shots Wide from Penalty area ペナルティ・エリア内からゴール枠外へのシュート
SWO Shots Wide from Outside penalty area ペナルティ・エリア外からゴール枠外へのシュート
BSI Blocked Shots from Inside the penalty area ブロックされたペナルティ・エリア内からのシュート
BSO Blocked Shots from Outside penalty area ブロックされたペナルティ・エリア外からのシュート
SG/S Shots on Goal/Shots ゴール枠内へのシュート/総シュート数

日本はシュート数が少ない(10.6本/試合,28位)のでほぼ軒並み平均を下回っていますが,「ゴール枠内へのシュート(SGOSG/S)」が高い値になっています. 遠目からバンバン打ちましたねぇ. その割には得点に結びついていないような・・・ これがどうも「相手GKへのパス」になっている表れではないかと疑うところなんですが・・・

日本順位スペイン順位
得点(GF0.9点/試合19位1.1点/試合12位
ペナルティ・エリア内からゴール枠内へのシュート(SGP2.8本/試合18位3.8本/試合4位
ペナルティ・エリア外からゴール枠内へのシュート(SGO3.5本/試合5位2.5本/試合13位
ゴール枠内へのシュート/総シュート数(SG/S=(SGP+SGO)/TS58.7%1位38.0%15位

というか,シュート数自体が少ないのでちょっと値が良いとすぐ上位に行っちゃうよなぁ・・・ スペインと比べると,これらの値が「悪い」からといって優勝でき無いわけでも無いようだ・・・ 「悪い」って言っても順位は半分より上なんだケド. 「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言う事でしょうか?

だとすると,「シュート数を増やす」事だよなぁ・・・

でも相手にボール支配されてる中ではシュート数は増やせないよなぁ. 「相手にボールを支配させている」戦術か・・・



というわけで,後は「攻撃」「守備」「パス」「パス距離」「反則」「走行距離」のグラフがもうあるんですが,長くなるのでまた別の機会にします.

Posted at 2010/07/27 21:18:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | サッカー | スポーツ

プロフィール

「FF13やっとクリア」
何シテル?   01/05 21:42
日々妄想中…『紅い十月』は好きな映画「レッドオクトーバーを追え!」から採っています.なぜか好きなんですよね,潜水艦映画…なんでだろ?(;^ω^) どちらかと言う...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

はやぶさ、地球へ! 帰還カウントダウン 
カテゴリ:宇宙
2010/04/15 16:43:34
 
AppBank 
カテゴリ:iPhone
2009/10/03 21:48:17
 
PSJ渋谷研究所X 
カテゴリ:科学
2009/04/19 03:07:26
 

愛車一覧

トヨタ MR-S トヨタ MR-S
2006 V-ed. 6MT ブルーマイカ TRD sportivo サスセット,リアス ...
スバル インプレッサWRX スバル インプレッサWRX
STI Ver.2.5MT.初めて自己資金&新車で購入した車.特にこれが欲しかったわけで ...
トヨタ カローラII トヨタ カローラII
妹のお下がり.中古.妹が結婚する事になり置いていった車です.白.初のAT車. 1993 ...
トヨタ カローラ トヨタ カローラ
父親のお下がり.社会人になった折,自分のダイハツ・クオーレと交換してもらいました.白.4 ...

過去のブログ

2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation