2025年04月03日
友の探検に巻き込まれそうだ
友との独り旅二人組の話は進んだり戻ったりだ。
彼は大学の頃に「探検部」に入っていた。
木曽川をイカダで下って遭難しそうになっている。
彼は河岸をパトカーが並走して応援してくれたと言っているが、きっと違う意味だろう。
何かというと探検を全面に出してくる奴なんだ。
彼は九州と北海道に行きたがっている。
南と北で真逆の方向性なんだが、どこかで彼の探検の心をくすぐっているのだろう。
まあ、彼は何かとチョコ父を巻き込もうとしている。
探検部なのに計画ができないようで、行きたい方向は決まっているのだが、詳細になると混乱する。
友「名古屋から四国の高知までは一日で行けるか?四万十の宿で一泊だ。次は四国の西の端からフェリーで九州に行く」
チョコ父「高速を使えば可能だ。ただし、君のことだから岬を経由するんだろ」
友「僕は探検部だからなあ。室戸岬は外せない」
チョコ父「朝早く出ればね可能だが、ほぼ一日走りっぱなしだぞ。12時間は止めない」
友「そうなんか・・・」
チョコ父「・・・つまり、もっと楽だと思っていた・・・」
友「そうだ。観光しながら、行こうかと・・・」
チョコ父「君は探検部だよな」
友「そうだ。探検部だ」
チョコ父「なんだか、君は宿を先に決めて計画していないか?」
友「・・・四万十の宿の次は別府・・・」
チョコ父「旅で宿を先に決めると、そこまでは無理をしてでも走らなきゃならんから、計画に縛られた旅となるぞ」
友「でも、宿はいるだろ」
チョコ父「寝袋と枕は持ってるよな。君は探検部なんだから」
友「持っている。が、探検部は枕は使わない」
チョコ父「枕があると楽だぞ」
友「探検部は枕は持って行かない。荷物は最小にするのが、探検部だ」
チョコ父「しかし、車で行くんだろ。枕ぐらい積めるぞ」
友「まあ、そうだ。枕も持って行くか。しかし、寝袋は最終の手段だ」
チョコ父「つまり、宿でゆっくりと寝たいと・・・探検部は思うわけだ・・・」
友「そうだ」
チョコ父「俺は探検部ではないが、自分のルールがある。旅では最初から宿気は決めない。とにかく、思った方向に走り、15時ぐらいに夕方に到着できる範囲で宿を探す。駐車場があり、周囲に居酒屋がある宿だ。車だから、便利な場所でなくてもいい。宿を取ったら宿に向かう。そして、宿に着く前にコンビニで缶ビールと氷を買いクーラーボックスに積む。宿に着く前にガソリンを満タンにしておく。翌日の早朝はガソリンスタンドが開いていない場合があるんだ。宿に着いたら『缶ビールをシュパッ。』そして、居酒屋に向かう」
友「・・・君の方が探検に向いている・・・」
その彼は九州の旅を夢見ている。
そして、友からの計画の断片が送られ続けている。
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Posted at
2025/04/03 06:51:21
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