2020年09月15日
昨日の清々しい空気の中を通勤電車で家路を急いだ。
手には傘を持っていた。
あれは金曜日の事だ。あの土砂降りになった日だ。
現場の帰りに土砂降りの中を歩き地下鉄の駅に向かった。傘をさしていてもズボンと靴はずぶ濡れとなっている。
地下鉄は空いていて、クーラーが効いていて足元から寒さが上ってくる。
大雑把に畳んだ傘が気になり、畳直そうとした瞬間に「ボン」と傘が暴発した。
乗客は少ないが一斉にコチラを見た。
傘の中に伸び切ったバネが見え、閉じようとするが抵抗が大きい。
壊れたようだ。いや、壊れた。再起不能な壊れ方だ。
力に任せて閉じたが、抑えていないと傘は激しく開きたがる。
地下鉄から降り歩いた。
傘は開こうとしても激しく抵抗する。
中途半端に開くのが精一杯だ。
頭だけを傘に入れて歩くのだが、頭以外はズブ濡れとなる。
会社に着いて傘をビニール紐で縛っていたら後輩が来た。
後輩「ずぶ濡れで傘をチマキの様に縛ってますが、帰りに使いづらいですよ。」
チョコ父「まずはずぶ濡れの方を労ってよ。それから、この傘は電車の中で暴発して壊れちゃったんだ。これくらい頑丈に縛らないと、心配なんだよー。」
後輩「電車の中で傘の暴発が許されるのは小学生までですよ。、、、それにしても、上手にチマキの様に巻きますね。」
チョコ父「、、、確かにチマキみたい、、、。今日は置きビニール傘で帰る、、、。こんなの雨降りに持って帰れない。傘を持って傘をさして。」
後輩「壊れた傘を電車に忘れちゃダメですよ。」
チョコ父「その手があったか、、、ダメだ。」
そして昨日、傘を家に持ち帰った。
不燃ゴミに出そう。
25年もよく持ってくれた。
ありがとう。
Posted at 2020/09/15 18:06:05 | |
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