2022年02月07日
息子とは、しばらく連絡が取れなかった。
ラインも既読にならない。
返事はともかく、生存確認の既読が欲しかった。
土曜日に既読がついた。
元気でいるのか?
卒業できるのか?
就職はどうなっているのか?
聞きたい事は山ほどある。
高校時代には雪の日に「ありのままで〜」と歌いながら公園をグルグル走っているうちに遅刻していた。
卒業式の前日は遅刻して会場に入れずに帰って来た。練習もなく卒業式の当日は周りをキョロキョロしながら彼の卒業式は済んだ。
大学選びは理学部、機械工学、電気工学と脈絡が無かった。
入試では時計を忘れ、時間配分が出来ず、不合格。
センター試験の得点だけで後期入試ができる大学に入った。
もともと、やりたい事があって入った学校ではなく、夢も無い。
教室から足は遠のき、放送研究会の部室にこもり、脚本を書いていた。
当時は脚本家になりたいと言っていた。
いくつか放送研究会でドラマを撮ったらしいが、思ったようなできばえではなかったようだ。
映像制作会社で編集のバイトを始めた。
CMや結婚式の映像を編集して、僅かばかりの収入を得たようだ。
2021年春頃にはMVの仕事を貰い、エンドロールに名前がのった。
嬉しそうに話していた。
愛知県内で就職をして欲しい我々、両親の気持ち。
就職が決まらずに過ぎていく時間。
どこでも良いから就職してくれと思うようになってきた。
息子は「フリーの編集マンになりたい、東京に行く」と言い出した。
チョット待て、フリーってのはテレビ局や制作会社で修行を積んで、実力を付けてから独立するもんじゃないか。
と、強く思うチョコ父。
しかし、初めて自分のやりたい事を言い、行動している息子の姿を見て、その言葉を飲み込んだ。
まあ、やってみろ。
当面は富山の制作会社から編集の仕事をもらったり、先輩から編集の仕事を貰うそうだ。
Posted at 2022/02/07 07:52:19 | |
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