2024年10月16日
昨日は「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」再放送を見ていた。
太川陽介さん、蛭子能収さんの固定メンバーにマドンナを1人加えた3人で路線バスだけを乗り継いで、地図を頼りに3泊4日で目的地へ行くだけの番組だ。
最初の頃はゆるい旅番組で簡単に目的地に着いていたのだが、回を増す毎にルートが難しくなっていった。
バスが繋がらない区間は歩く。
太川、蛭子の凸凹コンビ。
目的地にひたすら着こうとする太川に対して歩く事が嫌いな蛭子は「また、歩くのかあ」とぼやく。蛭子さんのポンコツぶりが笑える。
マドンナは歌手や女優で、彼女らは最初はよくある旅番組だと思って参加する。
ノンビリとバスに乗っているシーンを撮り、美味しい食事のシーンを撮る、そして宿を楽しむシーンを撮るものだと想像してオファーを受けているのだろう。
まさか、本当に長距離を歩き、バスの乗り継ぎ時間によっては食事もままならない、宿は自分で宿泊交渉をしなければならない。
チャラチャラした服装と履き物ではこなせない旅に絶望するのだ。
彼女の絶望を無視してロケは淡々と続く。
3泊4日の旅でカメラは回し続けているのだろうが、放送で使われる部分は極めて少ない。
汗をダラダラと流して歩く、歩く、歩く。
しかし、そこは歌手、女優だ。
不機嫌な姿をテレビ画面に映すわけにはいかない。
頑張りまくる太川さん、ポンコツな蛭子さん、意味がわからなくなってきているマドンナ。
旅の途中で諦めなのか、マドンナ達は変化していく。
「ここまで来たら、どうしてもゴールしたい」気持ちが出てくる。
3者の心模様が織りなすドキュメンタリー。
ゴールできても、できなくても清々しさがある。
(旅番組なのにゴールできない事があるんだ)
制作に予算をかけないテレビ東京らしい番組だ。
蛭子さんが旅を続けなくなり「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」が続編となるが、ルートが難しくゴールできない事が多くなり終了。
チーム戦とした「バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅」が始まったが、これも過酷な旅番組。
これらについては明日以降に書こう。
Posted at 2024/10/16 09:00:59 | |
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