チョコ父のブログ一覧

土曜日の朝、ユックリと起き、モゾモゾと布団から這い出す。
階段を降り、キッチンに着く。
水道水をコップに注ぎ、飲む。
まだ、眠い。
冷蔵庫からレタスとトマトを取り出し、トマトは切り、レタスはむしる。
それらを皿に放り込む。
菜花の味噌汁を作る。
味噌の香りがキッチンに広がる頃には目が覚めてくる。
冷蔵庫からタマゴを取り出し、目玉焼きを焼く。
半熟の目玉焼きが好きだ。
黄身が壊れないように皿に移す。
食パンをトースターに放り込み、ダイヤルタイマーをひねる。
サラダには塩胡椒とオリーブオイルをかける。
朝食が済めば、コーヒーだ。
コーヒー豆をコーヒーミルでユックリと粉にする。
ユックリとドリップする。
時間をかけてドリップした濃いコーヒーは好きだ。
晴れている。
気持ち良く晴れている。
外に出ると風が吹いている。
そんなに強い風ではない。
感じるか感じないほどの空気の流れがある。
空気は少し冷たいが陽射しは暖かい。
コーヒーを持ってデッキのベンチに座る。
コーヒーカップをベンチの手すりに置き、タバコに火を点ける。
タバコの煙は緩やかに流れる。
熱いコーヒーをすする。
良い1日の始まりだ。
クシャミがでた。
その後はクシャミが止まらない。
鼻水が出てきた。
これも止まらない。
飛んでやがるな。
花粉。
決して良い1日の始まりではなかったようだ。

外に出る時には必ず腕時計をしている。
日付が30日になっていた。
竜頭を引っ張り出して日付を二つ進めた。
スーパーから帰って来てテレビのチャンネルをNHKにして待っている。
政倫審はやっていない。
南極海の海の底に住んでいる生き物の番組を放送している。
政倫審は中断しているのだ。
午前中の政倫審では安倍派の幹部だった人が出ていた。
派閥の幹部って何も知らされていないんだな。
僕は何も知らないって言っていた。
特にお金には頓着していない。
チョコ父だったら「あのお金って、どうなった？」と気になって仕方がないのに。
とにかく、全てを把握していないと気が済まないのに。
政治家の住む世界はチョコ父のそれとは掛け離れているようだ。
テレビの画面には大きなイカが写っている。
それをチョコ父は酎ハイを飲みながら眺めている。
南極の海の底は暗い。