
先日、あちこち回って福島県境近くまでドライブに行ってきました。
目的は興味本位で国道49号線の10年以上前に代替バイパスの開通に伴い閉鎖となって通行止めとなっている旧道がどうなっているかの確認したいがためです。
国道49号線は福島県浜通りから新潟市に至る237.8kmに及ぶ一般国道です。
その区間内で、昔は旧三川村から旧津川町に至る一級河川阿賀野川沿いの区間は幅員が狭い箇所があり、急カーブや旧規格の狭いトンネルがあって大型車のすれ違いが難しかったのです。
加えて落石や川の増水で通行止めになることもしばしば。
そこでこの問題点を解消するため旧国道とは全く別ルートでバイパス工事が進められ2013年に7.5kmの新しい道路が完成し開通しました。
旧国道はというと阿賀町の新国道との分岐交差点から新潟市方面に向かって4キロほどは駅や集落が点在するためそのまま残されております。
しかし、その先は前述のとおり落石等の危険があることからゲートにより通行止めとなったのです。
ゲートが設けられていてその先は行けません。
この辺迄来ると幅員も雑草に侵食されて狭くなってます。
ゲートの先は更に雑草で幅員が半分以下に。
道路と並行して阿賀野川が流れてます。
新潟方面。
福島方面。
対岸には昔から「何だろう?」と不思議に思っていた橋の支柱のような建造物があります。
対岸には道路も無いことからケーブル等の支柱の残骸なんでしょうかね??
福島方面を見ると集落の端が見えます。
ゲートの先には楊川ダムまで続いていて景観も良かったんですよね。
このままずっと閉鎖されたまま時が過ぎて今後誰も見られないと思うと切なくなりますよ。
気を取り直して折角なので旧国道脇にある磐越西線津川駅に立ち寄りました。
阿賀町にある駅なのですが、阿賀野川を挟んで市街地の対岸にあるんですよね。
路線の関係でこのようなところに駅ができたのでしょうが、今は車社会になったとはいえ市街地に住む人にとっては不便このうえありませんよね。
駅前は住宅が点在しているだけで「本当に駅前?」と疑ってしまいます。
実はこの駅には全く用が無かったことから駅前の道路は走った記憶はあるものの、駅自体の存在を忘れてました。
磐越西線は新津~郡山を結ぶ175.6kmのローカル線ですが、4月から11月まで土日祝日にSL C57を気動車とする「SLばんえつ物語」が新津駅と会津若松駅を結んで運行しているのが有名ですね。
駅前の案内図
駅舎はわりかし新しい。
名物の「狐の嫁入り」のオブジェがお出迎え。
この辺はやはりサルが出没するらしいです。
実際に帰り道の国道沿いでガードロープの上で通り過ぎる車を見物?している親子サル3匹を見かけましたよ。
中に入ってみます。
路線図です。
時刻表。
流石ローカル線です。
1日上り7本、下り10本しかありません。
待合室もあります。
中の掲示物。
電車は通常ワンマンなので、乗り慣れていない人のための説明も掲示されてます。
無人駅なので改札口はこんな感じ。
ホームに出ると柵がしてあって線路に出れないようになっています。
上り下りとも階段を上って反対側のホームに出なくてはならないんですね。
あまりにも喉かすぎるので、ここにいると時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
いままで駅には全く興味ありませんでしたが、これを機会に無人駅を巡り歩くのも一興かもしれませんね。
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2025/09/10 10:47:57