かねごんパパのブログ一覧

Q1. 車種名・年式・型式を教えてください。
回答： スズキハスラー　2016年　DAA-MR41S-HBGP-2　

Q2. LEDヘッドライトに変更したいと思った理由を教えてください。
回答：　ハロゲンライトが暗すぎるから

この記事は みんカラ：モニターキャンペーン【スフィアライト・50名限定】 について書いています。


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本日、仕事で市内を走っていると、某ホームセンターの駐車場へ昔懐かしい車が入るのが見えたので、思わず釣られて駐車場へ入ってしまいました。

車は、もう５０年以上前の３代目T40型トヨペットコロナです。

普段は人見知りして見ず知らずの人に声を掛けることは出来ないのですが・・・
この時ばかりはあまりにも興奮して、車から降りてきた高齢の紳士に車の写真を撮らせて欲しいとお願いしました。
紳士は快く承諾してくれて店の中に入っていきました。

そこで撮ったのがこの写真です。












とても綺麗な車です。
ナンバーも当時のものですね。
よく見ると、前部ナンバープレートは今と異なってボルトはプレートの中段に付けられているんですね。初めて知りました。

写真を見て気になりませんか？？
給油口は何処でしょう？？




リアナンバーの裏側にあるんですよ。
ナンバープレート下の台座にバネが付いていて、それを倒すと給油口のキャップが現れるんですね。

後で調べたところ、このT４０型のコロナは１９６４年から１９７０年まで５８万台近く製造されました。
全長4065mm、全幅1550mm、全高1420mm
エンジンは２R型149cc ４気筒OHV
最高出力　70ps/5000rpm
最大トルク　11.5kgm/2600rpm
最高速度　140km/h
海外市場でも通用する機能、高品質を目指して開発され、長年続いたライバルダットサンブルーバードの年間販売台数日本一の座を６５年に初めて奪還し、６８年にカローラに奪取されるまで日本一の販売台数を誇っていました。
アローラインと呼ばれる傾斜したフロントノーズが特徴で、遠くから見ても「コロナ」だと判りましたよね。

写真を撮っていると、今度は「エンジンや車内もじっくり見てみたい」という衝動に駆られました。
そしてオーナーの紳士が戻ってくるまで１０分ほど待ち、「失礼ですがエンジンルームや車内を見せて頂けないでしょうか」と尋ねると、これまた快く承諾してくれました。

聞けば、車は昭和４０年（1965年）製で新車購入して５５年間ずっと維持してきたそうです。

エンジンルーム内です。





手入れが行き届いていて、とても綺麗です。
各電装部品には防水対策としてビニールが被せてあります。
エンジンは２R型1490cc　OHVですが、何度かオーバーホールを行っているそうです。
また、エンジンの振動がきつかったので４代目コロナの６R型エンジンのタペットカバーに交換したところ、振動が収まったそうです。

計器類の状況です。



レトロ感がハンパないですよね。

メーターは９万キロを表示していましたが、十万の桁がありません。



聞けば、４９万キロ走っているそうです。


ガレージ保管はしているものの、当時の塗装技術などから、何度か再塗装しているそうです。

車検整備はDへ出しているそうですが、「部品調達が大変でしょう」と尋ねると、「大方の部品は昔にちょくちょくと買い揃えておいたので大丈夫」と心強い言葉が返ってきました。

タイヤはラジアルタイヤが装備されていましたが、サイズの確認を忘れてしまいました。
後で調べると、当時は5.60-13 のバイヤスタイヤでしたが、今はサイズ的に155SR13タイヤが装着されていたものと思われます。

それにしても５５年もの間、全く飽きること無く、脇目も振らずに１台の車を乗り続けるなんて、なんと素晴らしいことでしょうか。
車的にも名車には違いありませんが、510ブルに対抗して造った同型のツインキャブ、フロントディスクブレーキ搭載のスポーツ指向「1600S」では無くノーマルのデラックスタイプです。
よほど思い入れのあった車なのでしょうが、そんな車を愛し、後々まで乗り継ごうと廃番となる部品を買い揃えるまでして維持を続けているなんて、簡単に真似できないことですよね。
わたくしの車人生も４０年を超えましたが、この紳士に比べると、なんと薄っぺらなものだったと痛感させられます。
戻れるものなら過去に戻り、「この車しかない」と言う車を手に入れ、死ぬまで「相棒」として行きたかったですね