かねごんパパのブログ一覧

群馬に住む友人の愛車のお話です。

10数年前に趣味の渓流釣りの足用にと、顔見知りの農家のおばちゃんからスバルサンバートラックをタダで譲り受けたそうです。
（友人の愛車の写真は無いそうなので、車のイメージが湧くように同型車の画像を載せますのでご容赦を）

その軽トラは当時既に20年位経過していたそうですが、自宅から畑の往復用に使用していたので走行距離は数万キロと僅かで、しかも納屋保管だったことから錆も殆ど無くて比較的綺麗な状態だったとか。
友人はその軽トラをメンテナンスもしっかり行いながら大きな故障もなく、趣味用だけでなく家事用にと大事に使っていました。
しかしこの春、遂に重大な故障が発生してしまいました。
バックギアが全く入らなくなってしまったのです。
馴染みの車屋で見て貰ったところ、ミッションが壊れたので部品交換しなくてはならないとのこと。
手っ取り早くはミッションの載せ替えですが、車が古すぎて程度の良い中古部品も無くて修理費用が結構掛かるとのこと。
悩んだ末に断腸の思いで車の入れ替えを決断したそうです。
本人は再び軽トラを買いたかったみたいですが、中古でも軽トラは結構高いんですね。
車によっては軽バンの方が安いらしく、仕方なく高年式の軽バンを購入したそうです。

余談ですが、軽トラとの最後のお別れの時の話しです。
車屋がキャリアカーで自宅まで引き取りにきたところ、入らないはずのバックギアがスコッと入ったそうです。
友人曰く「車が別れを惜しんで最後の力を振り絞って健在をアピールしたのかな」と冗談めかしに言ってました。

アメリカでは日本の軽トラがブームになっているとか。
アメリカには「25年ルール」というものがあります。
初年度登録から25年以上経過したクルマであれば、右ハンドル車の走行を法律で禁止しているにもかかわらず、輸入することを認めるという特別ルールです。
ですので25年を経過した軽トラを容易に輸入出来るので重宝されているみたいです。
手放したサンバーも30年以上経過してますので、その対象車両となります。
これまで大事に使われてきたのですから、スクラップとして潰されることなく、アメリカに渡って第3の人生を送れるよう願わずにはおりませんね。