2014年05月01日
・芽欠きはじまって腕上げっぱなし時間も増えて、そこそこ肩も疲れるようになってきた。私はまだ腕が上がらなくはならないが、高齢農家さんにはそれでリタイアする人もいるし、休憩を挟まざるを得なくなる事もある。んで、最新の機材でその手の人間工学的な分野も対応していこうというのが私の考えなんだが、既存品は高いんだよねぇ。とりあえず「空調ベスト」「肩のアシスト」「剪定アシスト」らへんは今後増えていかないと困ると思う。空調ベストは自作したが、昨年は割と涼しくて使わず過ごした。剪定アシストは今年は割となんとかなった(理由は大粒種の剪定は従来とは違う剪定ハサミを導入したため)、肩のアシストは今年グレーパーの偽物を作っている所だが、これが結構難しい。
・で、検索したら、クボタがアシストスーツというのを開発していた事が分かった。これは腕と肩の関節にラッチ機構を取り付けて、固定出来るようにし、ロック関係だけ電動にしたという製品。背負うロボットスーツのような物で、12万円もするんだが、効果は実際の農家のインタビューでやってるのであるんだろう。過大評価もせず好感が持てるが・・・・12万円ねぇ。作業効率だけで言ったら一年で2日の作業短縮のために12万円だったら、日給8000円の人だと15年かかる計算になるので、もう少し安くならんかったのかとも思うけれど、つくった事自体には大いに賛辞を送りたい。本当に普及すりゃ半額ぐらいになるだろう。今はロットも知れてるだろうし、まだ改良の余地もあるだろうしね。グレーパーが3万だから、まあRPGの防具で言えば皮の服と鉄の鎧ぐらいな感じか。
・とは言え、このスーツのアイデアは一つ面白い可能性を示している。こいつ、どうやってラッチのロックを外すのか解説してくれてないのだが、簡単な腕の動きで解除と書いてある。作業で使わない動きがコマンドになってロック外すんだろうが、固定範囲はかなり狭くて上30度、下20度ぐらい。つまり50度の範囲でロックすりゃいい訳だ。これだったら、別に高度な固定をしないでも、ワンウェイラッチ(座椅子の背もたれみたいなの)を使って、上げる方向のみロックさせて一度フリーにしたら下に降ろして再び上げていくって方法でいけそうな気がする。それならソレノイドバルブとか電源いらんし、軽くてシンプルで安くなるんじゃなかろうか?
・グレーパーに関しては樹脂(PP)の布団叩きだと持ち上げてる力は充分なんだが、フリーにして降ろすのが難しい事(製品がどの程度の力で降ろせるのか分からないが)、意外と腕の角度を微妙に変えるので、いい位置が広くないとダメな事が分かった。製品は形状記憶合金のバネを使っているが、そのように可塑性が高く反発力がある物じゃないと辛い。で、FRPのロッドを使ってみたのだが、こいつは確かに柔軟で破損にも強く安いんだが、反発力が金属ほど高くない。私の腕が5kgだとして、パイプ一本で5kg持ち上げるなんて無理なんだから当然か。ただ、1kg程度の反発力しかないとしても、腕が4kgになったと思えば当然負荷は減るはず。ところが、それがあんまり実感出来ないのが問題なんだよなぁ。もっと反発力を上げてみればメリットを感じるのか、そもそも反発力じゃなくて構造的に支えてやらないといけないのかが分からない。
・仕事はデラの芽欠き全部、一本眠り病で死んでた。10年生ぐらいのいい木だったのに・・・あとトラカミキリをほじくって殺虫。草刈りをちょこちょこやってみて、「やっぱり草刈りするんだったらエンバクやっても同じじゃん」と気がついてエンバク播種。乗用モアもチェックしたが、補助輪の一つがパンクどころかバルブさら折れてた。てかホイール基部ごと折れてない。どうすっかなー。
・明日の仕事 パープルのマルチ張り、トラクターかける、トイのエンドパーツとかの補充、巨峰園の段差埋める(さすがにSSとか乗用モアがアゴついていかん)。
Posted at 2014/05/01 23:49:03 | |
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