2014年05月16日
・ほんっとーに細かいネタ。浅漬けを作る時って浅漬けの元と野菜をポリ袋で混ぜて寝かせる「だけ」です。しかし私はあの化学調味料の強すぎる味があまり好きではありません、値段だって高いし。なので、適当に塩を入れてタレは控え目にしていますが、タレを減らすと野菜全体に味が行き渡らない。かと言って大量に入れると無駄も増える。そこで以前からフリーザーバックのような密閉出来る袋に入れて揉み、ストローで空気を吸い出していました。こうすると負圧になるから浸透圧も上がるし、冷蔵庫でも遊ばないので一石二鳥、三鳥な方法です。しかし、フリーザーバックは市販の真空パックのような物ではないので、空気の漏れがあって、なかなか気持ちよいペッタンコに出来ませんでした。どうすればペッタンコに出来るのか?袋の首を強く押さえて見たりしましたが効果はなかったのですが、ある日ストローを袋の奥、食材の際まで深く差し込んでみた所、簡単にペッタンコに出来ました。
・私は、ストローを抜いた時に空気が入らないように、またタレを吸い込まないように、極力浅く刺して抜いていたのですが、そうするとバックが張り付いて食材側の空気が吸えず、逆にジッパー部分から迂回して吸う量ばかり増えてしまいます。これを深くすると、バックの両面が張り付く力がそのままストローをシールする力になるので、吸えば吸うほどシールも強くなりますし、空気の吸い口は食材で確保されるのでそこからは良く吸えます。抜く時も負圧でバックが閉じようとしているので、空気が入って弱くなってしまうって事もありませんでした。タレの吸い込みは省資源浅漬けだと問題ないようです。もっと汁が多いつけ込みの場合は、そもそも空気引くより水に浸けて追い出せば出来ます。
・そうそう、真空で思い出したのですが、先日ポンプで潅水してたら急に水が出なくてなって「あれ、上流で水使い出したかな?」と思って見て見るも川は流れている。あれ?と思ってポンプの入り口を見たら袋が網に張り付いてました。何度か小石を挟んで痛い目にあって網を取り付けたのですが、それがこんな形で役に立つというか、問題になるとは。で、同時に吸水管の網の適正サイズについて考えた訳です。消防のポンプの吸水管とか、あれかなり効率が悪くて、水深が相当ないとカゴが邪魔でホースが空気を吸って水が上がらなくなります。これを改良した物も売られていますが標準装備ではありません。一見非効率なカゴ網ですが、フィルターとして見ると表面積が大きくてゴミが張り付かないというメリットもあるのかも知れません。とは言えフィルターを大きくすると水路に収まりが悪くなり、底から離れて水を吸いづらいと、なかなか両立しづらいですね。
・今日の仕事は早朝はデラ園のチェックと巨峰園芽欠き(終了)、ちゃんと朝露戻ってて葉先がピンとしていて良かった。それにしてもデランの色がしっかり出てないなーと思って考えて見たが、私は例年は展着材入れてなかったんだった。展着剤にも何種類かあるが、防除の本によると大抵のは界面活性剤により表面張力を下げて被覆率を上げるとある。すると薬液がダマにならないかわり、付着量が大きく減る。結果、耐雨性が下がる。展着剤自体は安いので別にけちってる訳ではないが、今回たまたま入れて見たらそうなったという訳。ただ、本来はじく葉裏なんかもうっすらついている臭いので、そういう用途だとありなんかもなーとも思う。
・草刈機のタイヤの修理、両側ベアリング入ってシャフトの錆を削り取って防錆塗装を大まかにやって組み直し。二回目は穴径拡大を頑張ったので、割と簡単に入れる事が出来た。シャフトへの打ち込みも古いベアリング(全然関係ない機械の)を台にして叩き入れ出来た。空気圧気持ち高めで取り付けて準備OK,早速使ってみたが「ステアリングがちゃんと切れる」事に感動。フロントモアは曲がらないという先入観というか経験がひっくり返されるぐらい、気持ちよくノーズが入る。ほとんど切り返しなしであっと言う間に園を刈り終わった、やっぱり持つべき物は良い機械だね。巨峰園は尿素も二回目の散布した。新しい所は伸びすぎるのぐらい新梢が伸びているんだが、若い枝のため今後落ち込むから、初期に光合成させてデンプンを貯蓄させたい。古い所はやっぱりダメな所があるので、弱い芽を中心に散布、棚下だと「樹」って単位で捉えづらいのよね・・・あと、タイヤはこれでもう一つも交換出来る目処がついたので、もう片側を買いに行って気がついた・・・なぜこのタイヤが安く大量に売られているのの意味を。いや、一輪車タイヤだってあの値段だから、これが5000円とかはおかしいんだけど、それにしても600円とかで大量に在庫するほど売れるものなのか?とも考えて思い出した。こいつ樹脂ホイールじゃん・・・樹脂ホイールなのは錆びないしイイコトづくめなんだが、この手のタイヤは組み立てホイールにはさむ前提でレバーとかでは外せないから、パンクなどしてチューブがダメになったらアウト!使い捨てにするしかないのである。という事で、ノーパンクタイヤの方を買った。もう片方はダメになったらウレタン流し込めばいいだけではある。
・水田で畦をモグラが穴あけて困る。コンクリート板と防水シートがあるので漏水は直接はしないのだが、歩いていると畦が陥没するし、当然下からジワジワと漏水しやすくなると思う。モグラは別に堤防に穴をあけたくて掘っている訳ではなく、ミミズなどを探しており、ミミズは有機物を分解しているので、畦に草があるとモグラが増えるとは言われている。うーん、これ以上穴掘られたらモグラキャッチ仕込むか・・・そして、もうノビエが発芽してきてるよ。浅植えで稲にダメージが行くので除草剤はもう少し我慢したいが、効かなかったらどうしようかと心配になる。
・午後は遠方のデラ園の房ごせに入ったんだが、借りた年のような弱い芽ばっかりだ。昨年は遅霜で副芽など生育がまちまちなのを使って種が入り、一方で巨峰は好調だったので、デラをそのまま乗せておいたため、樹がすごい弱ってしまったのだろうと思う。ちなみに初年度は前の地主さんが亡くなって、やっぱり収穫せずに乗せておいたのだが、あの年は普通に房を残してえらい目にあったようなぁ。デラは出荷スケジュール的にも厳しいのが見えているので、今回は着果量を最初から1/3ぐらいの見当にして樹勢回復と果実成熟をはかることに。あとは、ここからの追肥でどれだけ樹勢を回復させられるかだが、なにせ水がないので追肥しても効かせられない。とりま、明日は即効性肥料と化成肥料を追肥してどっからか水持ってこられれば散水、こっちもモアで草刈だな。幸い不発芽は少ないのでこれで樹勢回復するだろうし(実際一度は切ろうと思った木が今年は養生の甲斐あって比較的マシである)、房が少ないし残さないので、半日で半分ぐらいまで房づくりが進んだ。
・ハウスの潅水でスミサンスイを提案されていたが、高いナー、以前買ったのはもっと安かったような・・・と思って探したら、シーアイ化成のセフティ潅水チューブというスミサンスイと同じ原理のが同じ長さで15%ぐらいの価格だった。とりま、こいつを引っ張ってみて散水出来るか試して見ようと思う。まあ、出来るのは分かっているが、水が飛ぶ距離と高さだな。前も書いたが谷にはかけなくて良いので、幅で3mも飛ばせば充分なはずだが・・・他にも細々したパーツ購入、最初結構複雑な配管を想定していたが、どんどん頭の中で簡略化されてくるのが面白い。この価格なら1シーズン持てば御の字だろう。
・明日の予定 「露地デラ園の消毒」「巨峰園の消毒SS、こいつをブドウ園に走って持っていけば余剰薬液をそこで移す事が出来るが、そうするとジェットポンプで吸水する時が問題になる、あんま詳しく書けないけど」「デラ園の草刈、追肥、芽欠き」「余裕があれば散水チューブの試運転、トイレ掃除など」「雨よけの再処理は明後日のお手伝いさんの仕事にとっておこうか・・・」
Posted at 2014/05/16 20:11:40 | |
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