
妹夫婦と三人でお互いの健康を祝しに、修善寺「柳生の庄」へ今年も1月21日(水)に行ってきました。毎年の恒例行事となり5年間続きました。
なぜそんなに「柳生の庄」を気に入っているかというと、①お料理②お風呂③雰囲気④風呂上がりのビールの格別なおいしさ⑤仲居さんの接客といったところでしょう。
私の文章力で「柳生の庄」の良さを説明しきれないので、興味がある方はこちらのブログ「
修善寺温泉「柳生の庄」で味わう風雅の境地 」をご覧になってください。すごくうまく説明されています。
毎年、滞在報告をアップしていますが
2025年 「
恒例の「修善寺 柳生の庄」 」
2024年 「
3年続けて妹夫婦と修善寺に 」
2023年 「
今年も妹夫婦と修善寺に 」
2022年 「
妹夫婦と修善寺に 」
驚くほど内容は変わっていません。
自分の備忘録として大量の写真を載せましたが、どうぞ軽く流してご覧ください。
5年も続けて、同じ旅館の同じ部屋に泊まり、同じ仲居さんに面倒見てもらっているので、もう緊張感はありません。妹は家だと全部自分が用意しないとならないが、ここはなにもしなくてすべてが上等に回るのがなによりうれしいと言ってます。
私らは年に1回1泊するだけですが、仲居さんに聞くと、毎月いらっしゃる方、来ると4泊される方など、世の中にはとてつもない方が結構いらっしゃるそうで、まだまだ常連を名乗れるようなレベルにはありません。

昨年は我が愛車BMW ActiveHybrid3でしたが、今回は事情があって、妹夫婦が東京から乗ってきたメルセデス C200アバンギャルドに乗せてもらい、柳生の庄に到着しました。何故ActiveHybrid3でないかという事情については別途ご報告いたします。
玄関前にクルマを横付けするとすぐに囲まれて、たちまち荷物とクルマを預かってもらい、心地よい滞在が始まります。

部屋はいつもの「九重」
柳生の庄の中でも結構人気のお部屋です。

本間と次の間があります。天井にも注目してください。

3階ですが目の前に坪庭があります

本間の床の間

次の間の床の間
どちらも正月らしくなっています。

まずはお茶を点てていただきました。
添えられたお菓子は上用饅頭(じょうようまんじゅう)。
上用饅頭がなにかわからなかったので調べました。
「上用饅頭とは、山芋(つくね芋など)と米粉・上新粉を混ぜた生地で餡を包み蒸し上げた、上品でしっとりした和菓子で、「薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)」とも呼ばれ、慶事や弔事など格式高い場面で使われるのが特徴です。その名前は「上に用いる(身分の高い人に献上する)」という意味に由来し、ふっくらと膨らんだ皮の美しさと、素材の良し悪しが味に出るため、職人の腕が試される逸品とされています。」
「上品」「格式高い」「身分の高い人」と畏れ入る言葉が並んでいます。
いつも同じ報告ばかりになるので反省して、今回は少し視点を変え柳生の庄の「しつらえ」に注目します。
お風呂とお料理の価値はすでに十分認識していますが、旅館の価値はそれだけではなく、さらに雰囲気が大事と感じています。館内の至るところにそれとなく置かれているものが、それぞれが心を配られて隙がありません。この辺の美意識が実はとても大事だと、歳を取ったので感じるようになりました。
【しつらえ】

まず玄関を入るとこんな感じで迎えられます。

そして左を見ると、堀文子画伯の「群雀(むれすずめ)」があります。
アスパラは教養が無くて堀文子さんのことを知りませんでしたが、高名な画家で「徹子の部屋」の壁に掛かっている絵が堀文子さんのものと言われれば、あああれかと思い出しました。

同じく堀文子の「春」

廊下にさりげなく

風呂場入口の手水も
こういったものは手がかかりますが、なんとも言えぬ雰囲気を醸し出します。折角手を掛けているのですから、こちらが感じ取らないといけません。そういう目で見ると勉強になります。
【お風呂】
やはり柳生の庄での大きな楽しみはお風呂です。
大風呂は二つあり、到着した日は大きい方の「武蔵の湯」が男湯、次の日は変わって男湯は少し小さめな「つうの湯」になります。
風呂上がりにビールを飲みながら相撲を見ようと、到着後すぐ3時前に武蔵の湯に行きました。一人入っていた方がちょうど出ていったので貸切になり、これ幸いと大風呂の写真を撮らせてもらいました。
[武蔵の湯]

広くてきれいなお風呂です。

これがなんとも贅沢です。
個人の家では露天風呂を造るなんてできませんし、たとえ造ったとしても管理するのが大変です。いつも感心するのは見事な湯加減です。この日はとても寒い日でしたが、熱すぎずぬるすぎず、まさに適温です。これは名人芸と言えるものでしょう。

反対側を見れば滝があります。いやいや大きな庭の中に大変なものです。
自然に見えますが、しっかり計算されて作り込まれています。
[つうの湯]

こちらは翌朝の朝食前に入ったつうの湯です。
7時頃に行ったのにどなたもいらっしゃいませんので、こちらも写真を撮らせてもらいました。

お風呂としては少し小さいですが、雰囲気としてアスパラはこちらの方が気に入っています。

紅葉の季節もよろしいそうです

露天風呂脇のお休み所を覗いたら、雨の日に頭に付ける笠が置いてあります。気が利いてます。
[九重のお風呂]

部屋には半露天風呂があります。
いつも良い加減のお湯が満たされていて、外からの空気が流れ込んで幻想的で、なんとも贅沢なものです。就寝前と起き抜けと二度入りましたが、とてもいい気持ちです。

風呂上がりビール
来る前からこの一杯を楽しみにしていました。
【夕食】

柳生の庄 睦月献立
料理長 神田直也さん渾身の品々です。

まずはウェルカムドリンクである梅酒で乾杯

今年は静岡のお酒「正雪」
黒ラベルが辛口、青ラベルが甘口
辛口が男性用、甘口が女性用のつもりで頼んだら、男二人が甘口をおいしいと言い、妹は辛口の方が良いと言います。飲んでみないと分からないものです。
それではいよいよコースが始まります。
昨年のブログと見比べても、ほとんど同じで細かいところが微妙に変わっているだけです。
これを一年に一度味わいたいというのですから、それで構いません。

【初献】 伊豆のにごり酒

【坐附】 胡麻豆腐 割煎酒
塩水雲丹 たらの芽 花穂ちらし 山葵(わさび)

【露払】 甘鯛かぶら蒸し
蟹 木茸 銀杏 旨出汁餡 生姜
この旨出汁餡がなんともおいしい。
和食の魅力はまさに出汁ですね。

【羹】 柚子釜白みそ仕立
車海老 雲子 牡蠣 占地(しめじ) 三ツ葉
柚子をくり貫いて釜にしてありますが、中味をひとつひとつ味わいながらいただきます。
毎年、雲子とは鱈の白子だと知識を再確認しています。

【造里】 本鮪 本日の白身 烏賊
伊豆かおり すだち 妻物色々
土佐醤油 戸田塩
本日の白身は「グチ」で、後で調べたら別名イシモチだそうです。
醤油は使わず戸田塩でいただきます。去年は駿河湾塩と表記されてましたが、どう違うのでしょう。

【強肴】 黒毛和牛ヒレステーキ
修善寺椎茸 芽甘藍(めきゃべつ) 南瓜
大根おろし 山葵(わさび) 岩塩 割醤油
食べるペースが遅かったので、まだ刺身を食べているうちに運ばれてきました。
調理場でできてしまったのでごめんなさいと恐縮しています。

【焼物】鰆柚庵焼 鬼おろし 金時生姜
ステーキを早く持って来たのに懲りたらしく、ここは少し待たされアツアツの焼き魚が運ばれてきました。温かいうちに召し上がれとしっかりアドバイスされ、確かにこれは温かさがイノチで、すごくおいしい。温かい物は温かいうちに、冷たい物は冷たいうちにが大事です。
ご夫婦のお客様が食事中に喧嘩を始めて、料理が出せなくて困ったと仲居さんから苦労話を聞かされました。ありそうな話で笑いました。

【香味】嵯峨竹の子 友穂黄鶏あん
プチベール 木の芽
これは初めてと感激するのに、実は毎年出ているという代物です。さすがに今度は事前に学習していたので懐かしむことができました。

【留椀】赤出汁 生のり 滑子(なめこ) 粉山椒
【御飯】駿河飯 打葱(うちねぎ)
【香物】千枚漬 胡瓜(きゅうり)糠漬 牛蒡みそ漬
例によって漬け物は妹夫婦に差し上げましたが、この千枚漬けは高級品だから食べてご覧と妹に勧められましたが、それでもアスパラは食べませんでした。

【水菓子】伊豆苺 せとか
【甘味】 胡桃汁粉 白玉
まあ苺のデカいこと。三口に分けて上品に食べました。
6時半から食べ始めて9時まで食べ続けたという、なんともロングランになりました。食べ終わるとすぐに布団を敷かれ、妹旦那様はたちまち布団の上に打ち倒れました。アスパラと妹はそれから四方山話をだらだらと2時間も喋り続けました。
あんなに食べたのに、朝になればどうしたことかお腹が空いています。胃の動きが活発になったようです。
部屋風呂と大風呂をハシゴしてもう準備万端です。妹旦那様はジョギングまでこなしています。
【朝食】

いろいろなものがずらっと並んでいます。

苺ラッシー
最初はこれからと案内されて、冷たいうちにいただきます。

煮麺 たたみいわし 打葱 七味
これは温かいうちに召し上がってと。
たたみいわしと麺がマッチして、朝の胃にやさしいです。

(奥右)飛竜頭含ませ
フカヒレ餡 露生姜 蕗(ふき)
(奥左)茶碗蒸し
焼板 鶏 筍 百合根 柚子
(手前左)小松菜 人参 胡麻和え
(真ん中)海松貝(みるがい) 胡瓜 若布 酢のもの
(手前中)牛肉有馬煮

(奥)伊豆鯵干物 酢蓮
(手前右)焼バラのり 削り節
(手前左)香物 色々

みそ汁 渡り蟹 葱

栗善哉

自家製シャーベット
宿泊者の数だけ毎日作るという宿自慢の自家製シャーベットは、とても美味しかったです。

コーヒーです。
ご飯もお替わりして、いつもよりずっとたくさん食べました。満足です。
最後にお部屋で会計です。いや〜値段がまた上がりましたが、近年の物価高、人手不足を考えれば仕方ないでしょう。見事な接遇だったし、「柳生の庄」
の良さがいつまでも残ってもらわないと困りますので、文化財保護の費用だと理解しましょう。

最後に玄関前で記念写真
大変お世話になりました。
今年はしつらえも勉強したし、しっかり楽しめました。
来年もまた来られるようにと願っております。
Posted at 2026/01/26 20:53:54 | |
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