アクティブアスパラのブログ一覧

そんな訳で今回は、Ｆ先輩のアクアに先導していただきながらX2で後ろをついていくという形です。アクティブクルーズコントロールも問題なく使いこなせているので楽なものです。タイトル画は最初の撮影地西伊豆スカイライン達磨山登山口付近でのアクアとX2のツーショットです。

【行程】

　　長泉町→長泉IC→東駿河湾環状道路→函南塚本IC→
　→伊豆ゲートウェイ函南→伊豆中央道
　→修善寺道路→修善寺IC→虹の郷→県道18号修善寺戸田線
　→戸田峠→西伊豆スカイライン→
①達磨山登山口
②平和寺入口
　→船原峠→西天城高原線（県道411号）→
③逆川橋
④風早峠
　→仁科峠→県道410号仁科峠宇久須線→
⑤西天城高原　牧場の家
　→仁科峠→逆川橋→
⑥持越
　→県道59号伊東西伊豆線→
⑦湯ヶ島　世古峡
　→国道414号→県道124号中吉奈門野原線→
⑧吉奈温泉　東府や
　→国道414号→道の駅天城越え→
⑨滑沢渓谷
　→道の駅天城越え→国道414号→湯ヶ島
　→県道59号伊東西伊豆線→
⑩荒原の棚田
　→湯ヶ島→月ヶ瀬IC→天城北道路
　→修善寺道路→伊豆中央道
　→函南町肥田（検挙地点）→函南塚本IC
　→東駿河湾環状道路→三島萩IC→長泉町

初めは頑張って信州まで行こうなんて計画でしたが、あまり状況が良くないので近場にしようと変更しました。正直なところ桜の終わった伊豆で何が撮れるのかと思いましたが、いやいや大した収穫でした。先輩は何度も通ってたくさんの情報をお持ちです。その上、嗅覚も鋭くて良いポイントに次々案内してくださいます。アスパラなんか怠け者ですから「もっと積極的に出かけなさい」と叱られても「そんなの私の趣味じゃない」とほざくので、こんなところまでとても自分では探せません。先輩の努力した結晶を分けていただいているのが撮影会の実態です。ありがたくも申し訳ないことです。

【①西伊豆スカイライン　達磨山登山口】

東側を見ると朝陽が射込んできました。
5時に出発してここはまだ6時15分頃です。


緑が濃くて心に染みます。
手前のオレンジは馬酔木（あせび　または　あしび）です。
達磨山周辺は馬酔木の群生地です。

【②西伊豆スカイライン　平和寺入口】

誰も走っていない西伊豆スカイラインを進んで「戸田駐車場」の先に平和寺の入口があります。
振り返れば西伊豆スカイラインが達磨山の裾をきれいな曲線で巻いています。


朝らしい景色になりました。

【③西天城高原線　逆川橋】
西伊豆スカイランを走り終えれば船原峠の先は天城牧場に向かって西天城高原線になります。
この時間だと我々の他には誰も走っていません。植樹祭の行幸道路として一気に作った快適道路を私らだけで占有しています。


途中に逆川橋があります。ここは周りがよく見渡せるので、多くの風景写真家が好んでいるポイントです。
路側にクルマを停めて撮影開始です。


白い花は満天星（どうだん）。


山の緑の中で満天星が主張しています。


馬酔木と背後の緑が鮮やかです。

【④西天城高原線　風早峠（かざはやとうげ）】

上下に走るのが西天城高原線。手前が船原峠方面、奥が仁科峠方面。
左右に走る道が県道59号伊東西伊豆線で左側が湯ヶ島方面です。


風早峠の少し手前で右折してちょっと登ったところにクルマを停めました。
クルマの右側に続いているのが「伊豆山稜線歩道」です。天城峠から戸田峠まで稜線を辿る歩道です。


西の海側を見れば下に宇久須（うぐす）の集落があります。


山稜線歩道を少し登ってみたら、とても良い場面があります。


来て良かったです。
92歳の長老も山を登っていきます。「撮り始めたらどんどん元気になる」と大喜びです。
「歳を考えなさい！」と奥様に叱られていました。

【⑤西天城高原　牧場の家】
夢中になって撮っていたらさすがにトイレに行きたくなりました。
西天城高原　牧場の家に飛び込んでトイレを拝借しました。

トイレだけ借りるのでは申し訳ないので、ここでコーヒーを頼みました。

【⑥持越（もちこし）】
海側の宇久須に降りてもあまり写真にならないだろうと、少し戻って湯ヶ島を目指します。
風早峠から県道59号伊東西伊豆線を行くのが通常ですが、この道は狭くて難所です。西天城高原線を逆川橋の先まで戻ると地図では目立たないのですが、十分に幅のある道があります。昨年この道を覚えたので、今度もそれを降りましょう。


持越は花のきれいな集落ですが、残念なことに電柱、電線やネットがやたらにあって、写真は撮りにくいです。


きれいな藤がありますが、電線が邪魔です。

【⑦湯ヶ島　世古峡】
湯ヶ島に出て、世古峡に降りました。アスパラは初めてです。

クルマを置いた道路からずいぶん下に降りますが、なかなか雰囲気のあるところです。


川面にもしっかり緑が映り込んでいます。

【⑧吉奈温泉　東府や】
昼食をどうしようという話になったら、女性陣から「東府やのBakery&Table」がリクエストされました。

温泉プールを前にして並んでいる方々の足下は足湯になっています。
奥のベーカリーで買ってきたパンをここでいただきます。


アスパラが選んだのは、カレーパン、ホットドッグ、ミネストローネとホットコーヒー。
しかしこのカレーパンがとてもおいしくて、いままで食べたことがないほどでした。


吉奈温泉の「東府や」さんは超高級旅館ですが、驚くほどに鷹揚です。
入場料も取られずに、見事に整備されたお庭を歩けます。
あちらこちらにゆっくり休めるイスまで用意されていて、私らでも勝手に座れます。


レトロな雰囲気が漂っています。


いつの時代かと思わせるような風情です。


整ったお庭のあちこちに良い風景があります。
きっと泊まられる方々がたくさんお金を落としてくれるのでしょう。

【⑨滑沢渓谷（なめさわけいこく）】
ここまで来たら、Ｆ先輩が大好きな滑沢渓谷に寄らない訳にはいきません。

これが滑沢渓谷です。天城の風景写真では必ず登場します。


流れる水と動かない岩を対比してみました。


ロングシャッター（8秒）で渦巻く葉っぱを捕らえてみました。
なにごとも練習です。

【⑩荒原の棚田】
帰りがけに、湯ヶ島から国士峠方面に曲がって「荒原の棚田」をチェックしましたが、残念ながらまだ水を張っていないので絵にはなりません。

参考までに5年前2018年6月2日に撮った「荒原の棚田」です。

代車ですからいつものドライブレコーダー画像はありません。

今回はGoogleマップのストリートビューを拝借しました。

天城北道路→修善寺道路から伊豆中央道へと順調に流れていました。料金所を過ぎて、日守山トンネルを抜けて狩野川を渡るところです。
自動車専用道路ではないと言われましたが、信号もない快走路です。確かに路面には「50」と表示されております。

ここで計測していたそうです。先輩は測定員に気づきましたが交通量調査と思ったそうです。アスパラは先輩の車にくっついていたので測定員なんかまったく気づきませんでした。


その先「道の駅　伊豆ゲートウェイ函南」向かいのスペースがサイン会会場でした。

赤旗を持った警官に進路を塞がれ先輩の車が引き込まれます。「あらあら」と思っていたらアスパラも誘導されてしまいました。
　警官「スピード違反です。免許証と車検証を持って来てください」
　アスパラ「私は前の車についていただけだよ」
　警官「関係ありません。制限速度をオーバーしています」
なんとなく、この辺から対応が気に入らなくなってきました。

机の前に座ったら若い女性警察官です。
青切符と納付書を作成してから
　女性警察官「22キロオーバーです。気がつきませんでしたか」
　アスパラ「制限速度は超えていたかもしれないが、70キロを超えていたという感覚はありません」
　女性警察官「機械で測りましたので間違いありません」
　アスパラ「その測定器は直近ではいつ較正（こうせい）されましたか。」
　女性警察官「・・・・・・・」

ここで体格の良い男性警察官が加わってきたので、
　アスパラ「並んで走っていて私は捕まったのに何故すぐ後ろの車は捕まらないの」
　男性警察官「違反していませんでした」
　アスパラ「いい加減なことを言うなよ。測りませんでしたと正直に言いなさいよ」
　男性警察官「・・・・・・・」
次々捕まえて、有無を言わさずどんどん処理しているとしか思えません。


青切符が用意され
　女性警察官「ここにサインしてください」
　アスパラ「どういう意味のサインなの」
　女性警察官「告げられた違反を確認したということです」
　アスパラ「確かな測定だったと理解できていないのにサインなんかしたくない」
ちょっと緊張が走ります。
　女性警察官「否認案件としての手続きになりますが、よろしいですか」
脅かしてきましたね～。
　アスパラ「納得していないのにサインできないでしょう」

女性警察官が上司を呼んできます。
　上司「供述調書を作らせていただくのでお時間いただきますが、よろしいですか」
仲間を待たせているし、アスパラのクルマには長老ご夫妻を乗せています。
　アスパラ「一旦、年寄りを送ってからにしたい」
　上司「それでは、後で三島警察署においでください」
と話がつきました。

長泉町に帰って解散してから、ひとりで三島警察署に向かいます。
やはり緊張しますね。

警察署に着いたら、まずトイレを済ませて臨戦態勢です。
交通課に行くと「こちらへ」と奥の小部屋に案内されます。取調室です。

座ると先ほどの上司が対応します。部屋の外には若い警察官が座って話を聞いています。
次々いろんな警察官が覗くし、現場でも威圧的だった男が覗きにきて一言二言毒づいていくし、なんだか総出です。

始まる前にまずスマホを預からせてくれと言われました。録音や撮影をされると困るのです。
さっそく供述調書を書き始めますが、なかなか上手にまとめてくれたのには感心しました。
もっともできあがった供述調書を「コピーしてください」とお願いしましたが「これは捜査資料なので渡せません」と拒否されました。

アスパラの供述は
①22キロオーバーの72キロだったと言うが、測定の信頼性が確認できない。
　更に上の係長が出てきて、
　　・測定器は年1回検査を行なって検査証が出る。今回は2月にやっている。
　　・今日も取締り前と取締りが終わってから音叉を使って精度を確認してOKだった。
　と説明してくれました。
　　・そういう説明が何故現場の警察官ができないのか。
　　　違反を通告する立場なんだからそれくらいできるように教育はしておくべきでしょう。
　　・2月に確認した測定器の合格証を見せていただけないかと求めたところ、
　　　本部で一括管理しているのでここにはないとのことでした。
　　　それもおかしな話です。私らには車検証を常に携行しろと求めているのに。
　　・今日の取締り前後の確認したというデータを見せて貰えないかと言ったら、それもダメでした。
　口で説明するだけで、エビデンスを示さないのは、その程度ででまかり通っているのでしょうね。

②あんなところで取り締まって安易に反則金を稼いでいるのはおかしい
　制限速度でパトカーを走らせるとか、注意看板を立てるとか抑止に向けてもっとやれることがあるはず。
　正直言って安易に稼いでいるとしか思えない。今日の取締りを決めた方の見識を疑う。
　
　係長は「住民から取締りの要望もあるので」と言いますが、「私の家の前の30キロ制限の道を取り締まってくれと何回お願いしても難しいと言ってやってくれない」と返したら「まあやれるところからやるというところはありますが」と苦笑していました。

　段々和やかな会話になり、かれこれ1時間もアスパラの思いの丈を聞いていただきました。
　「さて、これはどうしましょう」と納付書に話題を移したら、払うかどうかは自由意志ですのでどうぞご判断くださいとのことでした。
　「貴重なご意見をたくさんありがとうございました」なんてヨイショされながら警察を後にしました。

仮納付の期限は5月2日です。さてどうしたものか。
ここで払わないと次は「通知書」が送られてくるようです。反則金の15,000円に送付費用が800円くらい追加されるそうです。それでも納付しなかった場合は刑事訴訟手続きになりますが、裁判で言いわたされる罰金は反則金と同額なようです。そりゃそうでしょう。

反則金を払わずに罰金を払うと前科になりますので、青切符を渡された方の98.5%は罰金を避けて反則金でお終いにしています。でも実はアスパラは既に前科者です。大学生の時（50年前）に環七で27キロオーバーで捕まり、当時は25キロ以上は裁判所行きだったので、交通裁判所で罰金を申し渡されました。ただ履歴書等に交通違反の前科は書く必要がないそうで、一度も前科として書いたことはありません。その後50年間の生活で不利益な扱いを受けたことだってありません。

現役の方と違って時間はありますし、二度と無い機会ですから検察庁に出向いた上で裁判所にご判断いただくという経験もちょっと興味があります。ブログネタだと疑われるかもしれませんが。ただ罰金15,000円程度という微細な案件なので、検察庁はいちいち訴追なんかしないという話もネットにはありました。

いつもだったら「あ～やってしまった。ごめんなさい」と思うのですが、今回は前後の車に挟まれて走っていたアスパラに非があるのだろうか、またこんな安易な取締りが許されるのかと、まだしっくりこないでいます。

まわりのみなさんからは「馬鹿なことを言ってないで、さっさと払ってお終いにしなさい」と呆れられています。
どうも老化現象で偏屈になっているようです。