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イイね!
2015年08月02日

MIRAIに乗ってきた

MIRAIに乗ってきた 60年前の車の話をした直後ですが、未来の車である水素自動車トヨタMIRAIに、東京ビッグサイトの下水道展で先日(7/30)乗ってきました。(現状では燃料電池車と言えば水素自動車となります)

燃料電池自動車(FCV)の試乗という催しで、自分で運転させてもらえないかと期待しましたが、もちろんそんなことはなく、横に乗せてもらうだけでした。
受付を済ませて待機場所に向かうと、テントが用意され、先客は3名のみ。一度に3名ずつの乗車なので1回待ちです。



待つことしばし、MIRAIが帰ってきました。


先客3名を乗せて、いってらっしゃ~い。


私の順番が回ってきましたが、後ろの方々は3名のグループだったので、私1人が助手席に乗っただけで貸切で出発です。


会場を出て有明埠頭側に向かいすぐにUターン。ここで加速の体験をするのですが、60km/hの速度制限を遵守するためあまり加速感はありませんでした。「黙っているから、もう少し頑張ってよ」と言ってみましたが、「それはできません」。当然です。

体験乗車のスケジュールが詰まっている大事な車なのでしょう、その後も極めて慎重な運転でした。

水素から電気を作って走る車ですから、乗ってしまえば只のEV(電気自動車)というか、只の乗用車。生意気を言えば、普段BMW AH3で加速を楽しんでいる私には、おとなしい印象の車でした。まぁ、それが大切なのでしょう。


会場内には、ホンダが発売を予定しているFCVも展示されていました。

下水道展の特別企画「水素社会と下水道」をしっかり聴いてきました。

水素と下水道というのは何の取り合わせかと思われるでしょうが、とても勉強になりました。

水素自動車が水素を電気に変えて走る段階では水しか排出しないので環境に優しいのですが、水素を作る段階でCO2(二酸化炭素)を排出してしまうので、それではクリーンなエネルギーになりません。

そこで太陽光とか、風力とかクリーンなエネルギーを使って水素を作るということが進められていますが、一方下水処理場で発生する汚泥には豊富なエネルギーが含まれていて、その30%が未利用なので、それを活用することで160~260万台のFCVに水素を供給できるということが注目されています。
さらに下水処理場は都市部に集中していて、FCVのための水素ステーションと立地が重なります。下水処理場で水素を作ることでエネルギーの地産地消を期待しているのです。

既に福岡市で実証実験が行われ、下水処理場で水素を製造し、併設する水素ステーションに供給し始めたとのことです。

ただ、ある研究機関が示した2050年の自動車の割合は、EV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリッド)、HV(ハイブリッド)の順で、FCV(燃料電池車)が苦戦しています。
いまのEVの弱点は、航続距離と充電時間ですが、これは解決されるだろうという見方が大勢で、そうなると燃料電池車の優位性が無くなるという見方です。
当然、ガソリン車、ディーゼル車は、ともに極小化していました。

聞きかじってきたことで蘊蓄(うんちく)を傾けてしまいました。
将来の自動車社会がどうなっていくか、とても楽しみです。
ブログ一覧 | MIRAI | クルマ
Posted at 2015/08/02 19:11:26

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この記事へのコメント

2015年8月2日 20:45
うちの会社にMIRAIがあります。なんでも試乗もできるようなので、予約を入れようとしたら、9月まで一杯・・・。10月の予約はまだ受け付けていないようで・・・。興味がある車なのですが・・・。
コメントへの返答
2015年8月2日 22:33
会社にMIRAIがあるなんて、うらやましいです。

横に乗っただけですが、動力性能を楽しむのではなく、いかに普通の車であるかを味わったという気分です。

官庁向けの注文が半数とのことなので、今後はもっとフォーマルな車も用意したら良いのではと思いました。
2015年8月3日 17:07
下水処理場などの汚泥にはメタンなどを多く含んでるので、そのガスから火力などを使用して水素を造る!

いろいろな物の再利用とか コスト削減とか

技術者の皆様の頑張りに期待です♪

化石燃料が枯渇するのは目に見えてますが、

私達がクルマを走らせてる頃までは化石燃料系が主流だと思います。

電気系のクルマは過渡期だと思います。

あっ ハイブリットは 化石燃料系 ですょ (^_^)v
コメントへの返答
2015年8月3日 19:21
こんばんは。

とても勉強になりました。いまや「がまんの省エネ」から「スマートな省エネ」に変わって、いかに無駄なくエネルギーを利用するかということだそうです。

そう言えば、GoogleやAppleが取り組む自動運転も、それによって渋滞解消などトータルな交通制御により大きな省エネが期待できるとのことです。技術の進歩が環境課題を解決してくれるでしょう。

ただのガソリン、ディーゼルは恐らく規制もかかって衰退するのでしょうが、CO2削減では効果を発揮し、使い勝手が良いハイブリッドは、しぶとくシェアを維持していくと見ているのだと思います。

化石燃料の枯渇もさることながら、CO2削減が最優先課題なのでしょう。
2015年8月3日 18:57
こんばんは。

ちょうど同じようなルートを2月に運転しました。
当時の試乗記では伏せていましたが、3桁ギリギリまで踏み込んだり、ブレーキテストしたり結構遊びました。
印象としては、やや重さを意識するものの至って普通で味気なく感じました。
しかし、近未来を端的に表したような違和感の無さにトヨタの本気を感じたのも事実です。
コメントへの返答
2015年8月3日 19:35
こんばんは。

ご自分で運転されたのですね。うらやましいです。

水素ボンベを保護することもあって、車体剛性が高いのですか。乗り心地がしっかりしていることは、官庁での購入が多いことに、マッチしますね。

仰有るように違和感の無さがこの車のウリでしょう。インフラが整備されれば、いろいろなタイプのFCVが出るのではないでしょうか。楽しみですね。
2015年8月3日 22:05
こんばんは。

貴重な体験ができて良かったですね(^u^)

普段AH3の加速に慣れていると、殆どの車で刺激を感じる事の方が少ないのでは?(笑)

ただ、このFCVには色々な課題がまだまだ盛りだくさんなので、オリンピックで世界に向けたアピールには使われそうですが、本当の意味での普及には時間がかかりそうですね(^_^;)
コメントへの返答
2015年8月4日 7:53
おはようございます。貴重な経験で勉強になりました。

モーター駆動なので、加速力を見せつけるのかと思ったら、普通の車だよとアピールしていました。キワモノでは無く、本格的な普及を目指しているのでしょう。

インフラ整備が大変ですね。水素ステーションを作ってもまだFCVの台数が圧倒的に少なく、ガマンの時期が続くと覚悟されていました。

コストの話題はまったく出てきませんでした。まだ話題にしてはいけない段階なのでしょう。

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「@福六 さん、やっぱり先を越されてしまいました~!宿とお風呂とお料理の詳細な報告を、よろしくお願いしま~す。」
何シテル?   11/05 19:18
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