
年賀状を投函し終えて、年内の仕事は終わった気分のアスパラです。
年内には面倒な行事もないので、興味は新年恒例の箱根駅伝に移りました。
ご存知の通り箱根駅伝は、10区間217.1km(往路5区間107.5km、復路5区間109.6km)の長丁場です。最後の10区が銀座通りに迂回しているせいで、復路が若干長いのです。
花の2区と言われて、エースが集まる2区(鶴見→戸塚)が注目されていましたが、山の神 柏原が鮮烈な走りを見せてから、最近は5区(小田原→芦ノ湖)山登り20.8km高低差800mが注目を集めています。
思わせぶりなタイトルにしましたが、もちろん自分が走ったのではなく、ActiveHybrid 3を駆って12月21日(木)に走ってきました。昨年の5区区間賞は、駒大 大塚君の1時間12分46秒でしたが、今回クルマで走っても37分かかっています。
お正月のテレビ観戦のために、5区の主要なポイントをご紹介しましょう。

小田原中継所
手前の往路4区→5区も、向こう側の復路6区→7区も、中継所は小田原の有名かまぼこ店 鈴廣(すずひろ)の駐車場が提供されています。テレビ中継に鈴廣の女会長さんと、地元で日本陸連会長の河野洋平さんが並んで映ったり、駅伝への協力ぶりは有名です。

「鈴廣かまぼこは箱根駅伝を応援しています」の横断幕。
それに習って「アクティブアスパラも箱根駅伝を応援しています」。
5区をテレビで見るときの、アスパラ流チェックポイントをご紹介しましょう。

小田原中継所をスタートして、国道1号線を箱根に向かいます。
地図下側にある1号線は、箱根新道です。

①小田原中継所
鈴廣さんの駐車場は、中継所に使い易いように整備されています。

②箱根新道分岐点
しばらく行くと、左下側に箱根新道方面が分岐していきます。箱根新道も、駅伝コースの宮ノ下経由も、どちらも国道1号線です。
西湘バイパスが延伸されて、オーバークロスで合流するようになりました。

③箱根湯本の手前、三枚橋
ここを左折すると畑宿経由の箱根旧街道です。狭くて曲がりくねっていますが、宮ノ下経由の国道より距離は短いので、飛ばせば国道より早く芦ノ湖に着きます。

④箱根湯本駅
萌えますね、小田急ロマンスカーNSEが止まっています。
ロマンスカーに乗れば、新宿からここまで乗換え無しで着くので、箱根観光へ小田急ロマンスカーの寄与は大きいです。

ここからは、湯本、塔ノ沢の温泉街を抜けて、山に入ります。

⑤箱根湯本駅前商店街。
もう出場校の垂れ幕が下がっていました。

⑥旭橋
早川を渡る橋で、ここからが箱根路と感じて、運転していても身が引き締まります。

⑦函嶺洞門(かんれいどうもん)
箱根を洒落て書くと函嶺。函嶺洞門が劣化したため、橋で対岸に渡ってすぐ戻るという新道が整備され、いまや洞門の中は通れません。

⑧塔ノ沢温泉
狭く屈曲した道に宿の建物が迫っていて、テレビで見ていても中継車が通り抜けるのにハラハラする場所です。

塔ノ沢を過ぎれば、本格的な登山区間になります。

⑨出山(でやま)鉄橋
最初の目印は、箱根登山鉄道の出山鉄橋。対岸から早川を渡り、そのまま国道も跨いでいきます。登山鉄道はこの先でぐるっと180°まわって出山の信号場に入り、そこでスイッチバックで向きを変えるという芸当をしています。

⑩大平台のヘアピンカーブ
次の見どころは、大平台のヘアピンカーブです。テレビ中継ではここに固定カメラが置かれ、各校順位と時間差を確認しています。

⑪宮ノ下 富士屋ホテル
大平台を過ぎれば次は宮ノ下温泉。宮ノ下と言えば箱根のシンボル富士屋ホテルの勇姿は落とせません。
また宮ノ下での応援は、校名でなく選手名をコールするという伝統があります。
富士屋ホテルで国道は左折して、さらに急坂を登り続けます。

⑫小涌谷(こわくだに)踏切
次の目印は、小涌谷の踏切ですが、駅伝のときはここに登山鉄道の職員が出て、選手が止まらないように、電車を停めてくれます。関係機関の協力はこんなところにまで及ぶのです。

⑬小涌園(こわきえん)前
正月の小涌園の宿泊客が、沿道に鈴なりになって選手を応援する有名な応援ポイントです。ここにも固定カメラがあって、順位確認する重要なポイントです。

⑭恵明学園
この辺まで来ると、調子の良い選手と疲労困憊の選手にはっきり分かれ、選手ごとのスピードがまるで違ってしまい、順位が入れ替りやすくなる場所です。

そして、いよいよ最終盤。

⑮芦ノ湯(あしのゆ)
延々続いた急坂を登りきり、ここで一旦下ります。選手は登り切ったという手応えを感じるところでしょう。

⑯最高地点
もう一度登ったところが国道1号線の最高地点であり、当然この駅伝コースでも峠です。5区は山登り専門の区間ではありますが、ここからゴールまでの下りをどう走るかも、実はものすごく大切なのです。

⑰旧街道合流点
この付近は急な下り坂で、いかにブレーキを掛けずに、登りで使い切った足をうまく回転させるか、たいへんな勝負どころです。
正面に見える道は、畑宿経由で登ってきた旧街道です。

⑱元箱根
芦ノ湖畔まで下りて平坦路となって、箱根神社の鳥居をくぐります。
ここまで来れば勝利を確信することでしょうが、この先で脱水症状から足が痙攣して、途中棄権した学校もありました。限界で走っているため、残り数キロになっても、まったく油断はできません。

⑲箱根ホテル前
箱根関所跡を過ぎれば、ゴール手前まで続く最後の直線です。応援団が沿道に並び、まさに見せ場です。

⑳箱根駅伝往路ゴール
交差点を右折すれば、眼前に芦ノ湖とゴールが飛び込んできます。
以上が、5区のコース案内です。
ドライブレコーダで記録した動画も載せますが、40分近いものなので適当に飛ばして下さい。
「箱根駅伝 5区山登りを走る」
行き帰りに、芦ノ湖で富士山を撮りました。

観光船も「歓迎 箱根駅伝」です。

風呂桶に浮かべたおもちゃのようになりました。

元箱根 成川美術館裏手の別荘地から
来年も、1月2日、3日はテレビに釘付けでしょう。
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箱根駅伝 | 日記
Posted at
2017/12/23 19:14:00