
紅葉狩りの第3弾に行ってきました。
今回は写真サークルにおける年1回恒例の1泊撮影旅行です。
6名が参加して10月26日(金)27日(土)の2日間、「戸隠、八方尾根」に行きました。
タイトル画はその仲間達です。一番手前は、昨年米寿のお祝いをされたK先輩。数々の賞を受賞されている大ベテランです。お歳にもかかわらず、クルマから降りてカメラを持って歩きはじめたら、たちまち姿が見えなくなるという健脚ぶりで、この写真を見ても、崖の上なのに岩に立たれて、大いにハラハラさせられます。この気力の充実ぶりが健康の秘訣でしょう。
今回の撮影旅行について、例会(13日)で検討したときは、戸隠なんかその時点で「見頃」となっていて、とても26日までは保ちそうもないと、山の上はあきらめていました。しかし結果は良い方に転んで、たいへん条件に恵まれた楽しい撮影旅行になりました。

第1日目(10/26(金))
①静岡県長泉町→須走→(東富士五湖道路)→河口湖→(御坂みち)→一宮御坂
→(中央道)→(長野道)→(上信越道)→長野IC
②長野IC→(戸隠バードライン)→飯綱→戸隠
③戸隠→鬼無里(きなさ)→白馬→小谷(おたり)温泉→鎌池
④鎌池→小谷→白馬コルチナ
朝5時に出発。「御坂みち」経由で一宮御坂から中央道に入り、淡々と長野を目指します。
【飯綱高原】

大座法師池
口開けは、戸隠バードライン沿いの大座法師池。
幸先の良いスタートになりました。

飯綱湖
バードラインから少し入って、飯綱湖です。
もう少し雰囲気のある写真を撮りたかったのですが、そこまでは難しかったです。
【戸隠】
戸隠と言えば、いまやたいへんな名所となった鏡池です。
平日にもかかわらず、駐車場はちょうど100%。これでは土日はどうなることでしょう。

山はくっきりと見えました。
水面はしばらく鏡になったり、たちまち波が立ったり、刻々と変化するので大忙しです。
鏡池で、これだけ見ることができたのですから大収穫です。

満足して記念写真です。
戸隠を後に、鬼無里(きなさ)から白馬を目指します。
鬼無里は山あいの集落で、民家を入れた良い写真が撮れそうですが、明日は雨との予報があるので、今日中に鎌池(かまいけ)を制覇しようと先を急ぎました。スナップ派、ネイチャー派では写真の狙いが違って、この辺が調整の難しいところです。
【小谷(おたり)温泉】

尾丸滝
中谷川支流松尾川の滝です。鎌池に行く途中のヘアピンカーブから見えました。

織りなす紅葉
【鎌池(かまいけ)】

暮れゆく山の池
【白馬コルチナ】

この日の宿泊は、ホテルグリーンプラザ白馬
バブルの時代に建てられた立派なホテルに、幹事さんの努力により低料金で泊りました。
平日なので、中国人観光客比率が高いです。
第2日目(10/27(土))

①白馬コルチナ→国場乗鞍→栂池高原→白馬→(黒菱林道)→黒菱小屋
②黒菱小屋→(黒菱林道)→白馬
③白馬→仁科三湖→大町→安曇野IC
④安曇野IC→(長野道)→(中央道)→(中部横断道)→六郷IC
→(国道52号)→新清水IC→(新東名)→長泉沼津IC
夜から降り始めた強い雨が、朝になっても上がらず、撮らずにそのまま帰ろうかなどという話も出ましたが、山に詳しいF先輩から「登った頃にちょうど止むかもしれない」とご託宣があり、強行して山を登り始めたらその通りでした。雨上がりに雲が沸き立つ姿を撮ることができ、さらに虹までくっきりと現われては、大興奮です。こんな幸運は滅多にありません。
ただし、これだけの条件を得ても、写真がものになるかは分かりません。あとは腕の問題です。
【白馬乗鞍】

親沢の紅葉
【黒菱林道】

今回撮影旅行の圧巻は「黒菱林道」でした。
麓である八方の800mから、八方尾根スキー場の中にある黒菱小屋の1,500mまで、一気に駆け上がります。
全線舗装ではありますが、スキー場内を走る道なのでガードレールはなく、路肩を踏み外せば斜度30°とかのゲレンデを転がり落ちる危険があります。それだけに絶景です。

紅葉はちょうど見頃。
出かける前に「もう遅い」と幹事さんに散々プレッシャーをかけましたが大いに反省しております。

紅葉の競演
雨上がりで、いい色に濡れています。

雲湧く谷
ものすごい勢いで雲がわき上がり、ちょっと感動ものです。

紅葉に架かる虹
そのうちに虹が現われました。もう大興奮です。
シャッターを切るのに落ち着いていられません。まだまだ修行不足です。
よく見ていただくと、奥にも虹があって、二重になっています。

山燃ゆる
山の後ろに虹が回り込み、燃えるような明るさです。

虹に浮かぶ
お目にかかれないような色合いに、気持ちが踊ります。
【全行程の走行記録】

出発:10/26 5時02分
帰着:10/27 17時27分
走行距離:680km
諸先輩にリードいただいて、実りある撮影旅行になりました。
山を知っている先輩は嗅覚が鋭いです。私では見過ごしてしまうポイントを次々見つけ出します。
たいへん収穫の多い旅でしたが、拙い腕なので、例会で諸先輩の作品に並ぶのは、いささか気が重いです
。
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紅葉狩り | クルマ
Posted at
2018/10/30 13:44:49