• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2020年01月05日

箱根駅伝2020の分析

箱根駅伝2020の分析 今年の箱根駅伝は、好天と厚底シューズの影響で新記録ラッシュとなりましたが、青山の復活優勝で終わりました。
今回は、
と3度もブログネタにして、一人で大いに盛り上がっていました。

予測を語ったからには結果を検証すべきでしょう。あと1回おつき合いください。

今大会の詳細記録をご覧になるには、こちらをご参照ください(「箱根駅伝結果 」)。

alt
それでは、まず順位表です。
参考のため左側に昨年2019年の結果も掲示しました。
校名にブルーの網掛けがあるのはシード校です。
アスパラが「大胆予測! 」した6項目は、3勝3敗でした。

[予想的中]
 ・青山 優勝
 ・東海 2位
 ・東京国際 シード権確保

東海有利の呼び声が高かった中で、青山優勝を当てたことは少し鼻が高いです。
青山 原監督のマネージメントを信頼したことが当たりました。
東京国際のシード権確保は、銀行レースみたいなものですからこれは当然の結果です。

[予想外れ]
 ・東洋 3位 → 10位
 ・駒澤 4位 → 8位
 ・早稲田 シード落ち → 7位シード確保

東洋、駒澤の底力を信じましたが、新興勢力の台頭はそれ以上のもので、これから両校が上位を確保するのは難しくなっていくでしょう。
早稲田の「シード落ち」を大胆に予測しましたが、これは大ハズレです。早大関係者からの厳しいご叱責を覚悟しております。6区終了時点で早稲田が12位まで落ちたときは予測が的中したぞと思いましたが、その後の頑張りで7位まで上げたのはお見事のひと言です。侮った予測をして、たいへん申し訳ありませんでした。

[シード権]
往路が終わった時点で「箱根駅伝2020 往路は青山学院が優勝! 」に、「総合の優勝争いは青山でもう決まりでしょう」「俄然おもしろくなったのは、シード権(10位以内)争い」と書きましたが、本当にシード権争いはおもしろかったです。特に最終10区を創価が区間新で走り抜いて、11位→9位に押し上げたところなんか、大いに感動しました。

昨年は往路10位までがそのまま復路で10位以内を維持して、10校とも揃ってシードを得ましたが、今回はもっと入れ替わりがあるだろうと「11位の東洋はこの後間違いなく順位を上げるでしょうし、熾烈な戦いになることでしょう」と予想しました。順位の入れ替わりがあり熾烈な戦いになった、東洋が上がって拓殖が落ちたという結果にはなりましたが、あとの9校はそのままシードを握りました。「シード確保には、往路10位以内が絶対条件」という新しい法則を見つけた気がしています。

昨年10位以内で今年シード校だった10校の中から、中央学院、拓殖、順天堂、法政の4校が「シード落ち」しました。「さあ待ち遠しい!箱根駅伝2020 」で「法政、拓殖、中央学院は、かなりの確率で危ないでしょう」と心配しましたが、これは見事に当たりました。

反対に予選会出場校10校の中から東京国際、明治、早稲田、創価がシードを獲得しました。「予選会1位の東京国際はまずシードを確保するでしょうが、それに続いて2位神奈川、3位日体大、4位明治には、ぜひとも頑張ってもらいたい」と期待したのに、神奈川(16位)と日体大(17位)は及びませんでした。伝統校早稲田とシード初獲得の創価が終盤の頑張りを見せましたが、それはアスパラにとっては予想外のことでした。

何故青山が優勝し、何故東海は優勝を逃したのでしょう。
両校の成績を比較してみます。
alt
大胆予測! 」では、次のように予測しました。う~ん、結構当たっている。

【青山】
「昨年の様にブレーキが発生するリスクだってもちろんありますが、2年続けて同じ轍は踏まないだろうと信じて、原監督のマネージメントに期待します」
【東海】
「昨年はすべてがうまく回ったのと、青山がつまずいたことが重なって優勝しましたが、そうそう運良くいかないでしょうし、今回は連覇へのプレッシャーも大きいことでしょう」

青山が優勝したポイントは
 ①2区で1年生の岸本がトップに押し上げた。
 ②3区鈴木が東京国際の怪物ヴィンセントに抜かれてもペースを乱さなかった。
 ③4区吉田が区間賞を獲り、効果的に東海との差を広げた。
 ④5区飯田は東海西田に1分は詰められると予想されていたのに、逆に1分離した。
 ⑤8区岩見は区間賞の東海小松に1秒差で走り、詰めさせなかった。
 ⑥9区神林が区間賞を獲り、復路出発時点よりタイム差を広げた。

上表右側の「差(区間)」を見てください。
マイナス表示は青山が差を広げ、ブラス表示は東海が差を詰めています。
10区間の勝敗は5勝5敗ですが、青山は4区、5区、9区で1分以上勝ったのに対して、東海が1分以上詰めたのは6区館澤だけです。あのリスクを冒した超人的な走りなら2分以上詰めたっておかしくないくらいですが、逆に1分で抑えたのは隠れた勝因かもしれません。東海が1分以上の差をつけられたのは、不本意な走りになった区間ばかりです。往路は3区で49秒の遅れを取ってから、4区、5区で続けて1分以上差を拡げられています。これが最大の敗因でしょう。調整不足とか、メンタルの問題でしょうか。

復路は6区に続いて、7区、8区も差を詰めたものの、青山にコントロールされて追い込めませんでした。痛かったのは8区でしょう。東海小松が区間賞で見事に走っているのに、青山岩見もそれに負けず1秒差で走ったので差が縮まりません。青山がミスをしてくれません。ここでせめて1分縮めて青山の背中を見たかったのにそれができず、致命傷になったようです。東海の優勝は8区終了の戸塚で無くなりました。

往路が終わって「箱根駅伝2020 往路は青山学院が優勝! 」に書いた「余裕を持ったときの青山 原監督のレース運びは、それこそ憎らしいほど安定しています」が、まさにその通りになった復路でした。

強かったですね~、青山。昨年だって4区の失敗さえ無ければ優勝していたかもしれません。来年の優勝争いは、青山と、リベンジの東海、それにアスパラは不勉強で今年は見落としていた國學院あたりが加わるでしょうか。そのうちに帝京、東京国際も入り込むかもしれません。

来年は予選会もたいへんです。今年は予選会を通過できなかった上武、専修、城西、東京農大、山梨学院、大東文化だって本戦出場を狙ってくるでしょう。
どんな顔ぶれが揃うか、いまから興味津々です。
ブログ一覧 | 箱根駅伝 | クルマ
Posted at 2020/01/05 22:53:54

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

皆様のおかげで最初で最後の1位?😁
ベイサさん

モニターキャンペーン応募✨
musashiholtsさん

ハゲ隠しを入手しました.🤠
すっぱい塩さん

暑い中ですが
ヒロ坊おじいちゃんさん

200万円弱なカババ BMW 1シ ...
ひで777 B5さん

マツダドライビングアカデミー
zakiyama @ roadstinさん

この記事へのコメント

2020年1月5日 23:29
素晴らしい考察、大変興味深く拝読いたしました。
私の場合、どうしても駒沢贔屓になってしまいまして・・・
正直なところ、原監督がテレビに出ているだけでチャンネルを変更する始末であります(汗)
他校の選手たちの頑張りを讃えて振り返るだけの心の広さがあればよいのですが、まだまだそこまで至れない未熟な私です。
いけませんなぁ。
とはいえ来年の箱根が今から楽しみなのは間違いありません。
うーん、せめて5位以内に入ってくれるとうれしいんだけどなあ。
コメントへの返答
2020年1月6日 9:24
年寄りの暇つぶしをお誉めいただいて、どうもありがとうございます。

漫然とみるより、背景を少しでも知って、自分なりに予想し、結果を反省するという流れは、時間つぶしにはもってこいで、楽しんでいます。

富士山大学女子駅伝、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝と続けざまに見て、忙しい年末年始でした。

青山の原監督はチャラさが鼻につくでしょうが、若者にはそれが良いのでしょう。選手起用の見事さ、その気にさせて目一杯能力を発揮させる手腕は敬服しています。

新興勢力の台頭があるので、東洋も駒澤も、従来のやり方からの脱却が必要でしょうね。

来年がいまから楽しみです。

プロフィール

「@福六 さん、やっぱり先を越されてしまいました~!宿とお風呂とお料理の詳細な報告を、よろしくお願いしま~す。」
何シテル?   11/05 19:18
アクティブアスパラです。 42年間の会社勤めを終えて、いまや隠居生活です。体が動くうちにしっかり遊んでおかなければと、テニス、スポーツジム、写真にと毎日大忙し...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     1 2
3456789
10111213141516
171819 20212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

突然の豪雨 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/09 19:54:43
昔は10円玉を何枚も用意して彼女の家に電話していたもんじゃ。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/11/29 13:14:00
ライダーの苦悩 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/12/19 09:37:57

愛車一覧

BMW アクティブハイブリッド 3 AH3 (BMW アクティブハイブリッド 3)
2014年9月26日大安吉日に納車されて以来、5年が経過しました。 6気筒とハイブリッ ...
トヨタ ヴィッツ ピースケ (トヨタ ヴィッツ)
通勤用に購入して、退職後はもっぱら町内を走るだけ。稼働日数は多いが、距離はちっとも伸びま ...
トヨタ アリスト (チカラ)アリスケ (トヨタ アリスト)
トヨタ アリストには14年18万5千キロ乗りました。49歳~63歳でしたが、思い出深く充 ...
ローバー 200シリーズ ハッチバック ローバー200 (ローバー 200シリーズ ハッチバック)
長く続いた名古屋、東京勤務から解放され97年に沼津に戻りましたが、既にアスパラ奥様はクル ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation