
一昨日(7月29日(木))は、霧ヶ峰方面に出かけました。恒例の写真クラブ撮影旅行です。
いまのご時世に県境を越えて移動しているのは後ろめたい気もしますが、2回のワクチン接種が済んでいる高齢者の集まりなので、そこのところはどうぞご容赦ください。
実は今週アスパラは、ずっと家の中に蟄居して外部との接触を断っておりました。なんと日曜日に熱を出していたのです。先週から始まったオリンピックを見るのに、冷房をガンガンかけて扇風機を回し、薄着で一日中ゴロゴロしていたら、夜になって寒気を感じた時にはもう手遅れでした。単なる風邪ではありますが、熱が出た以上は用心して外部との接触を数日間控えました。
撮影旅行ですが、この時期は行先に苦労します。春の桜、秋の紅葉に比べれば、とにかく条件が悪すぎます。写真は撮れなくても涼しい信州に行こうということで、霧ヶ峰方面にしました。
行程図
長泉町→長泉沼津IC→新東名→新御殿場IC→須走道路
→東富士五湖道路→富士吉田IC→河口湖大橋→御坂トンネル
→一宮御坂IC→中央道→諏訪IC→霧ヶ峰→
【①池のくるみ 踊場湿原】
【②八島ヶ原湿原】
→ビーナスライン→車山→白樺湖→
【③女神湖】
→御泉水自然園→ビーナスライン→
【④道の駅 ビーナスライン蓼科湖】
→芹ヶ沢→湯みち街道→
【⑤御射鹿池】
→八ヶ岳エコーライン→諏訪南IC→中央道
→一宮御坂IC→御坂トンネル→河口湖大橋
→富士吉田IC→東富士五湖道路→須走道路
→新御殿場IC→新東名→長泉沼津IC→長泉町
走行記録集合時間は朝5時ですが、アスパラは運転手ですから事前にコンビニに寄って朝飯を済ませておくので、4時16分に自宅を出発しました。帰着は18時12分です。走行距離414kmは日帰りにしてはなかなかのものですが、高速道路が主体で残りも走れる道ばかりなので比較的楽にこなせました。
通行料金一覧
各区間で記録された時刻はオレンジ色のIC通過時ですが、須走道路の開通、新東名の延伸で一宮御坂から1時間、富士吉田から30分で地元長泉沼津ICまで帰ってきており、本当に楽になりました。
【①池のくるみ 踊場湿原】
中央道を諏訪ICで下りて、霧ヶ峰に向かいます。
ドライブイン霧の駅で脇道に入れば、最初の撮影地点は「池のくるみ」です。

遠くの山は見えず、かといって霧はいまひとつですし、花は終わっています。
まあ高原らしく清涼感に溢れているので、それで満足しましょう。
【②八島ヶ原(やしまがはら)湿原】
続いては、美ヶ原方面に向かうビーナスラインを少し行った「八島ヶ原湿原」です。
ビーナスラインを何度も疾駆していながら、八島ヶ原湿原は駐車場が混んでいることもあって、実は一度も立ち寄ったことがありません。今回はまだ時間が早かったので、すんなり駐車場には入れました。

お花好きにはたまらない魅力のようです。

湿原に出たら、これは雰囲気があります。
下界はさぞ暑いのでしょうが、ここは霧が流れて別世界です。

レースのような草ですが何というのでしょうか。

これはオニユリです。
【③女神湖】
八島ヶ原を堪能した後は、車山を覗きましたが結構混んでいながらあまり写真になりそうもないので早々に退散。白樺湖もパスして女神湖へと向かいます。

女神湖に到着。蓼科山に雲がかかっているものの、なんとか姿を見せてくれましたし静かです。

家族連れのボートが来ました。
漕いでいるのはお母さん。女は強しです。

こちらは、まだ練習のようです。
【そば処 せんすい】

朝も早かったので、すっかりお腹が空きました。
女神湖に何回も通っているF先輩のご案内で、「
そば処 せんすい 」に入りました。

天ぷら蕎麦 1,400円
たいへんおいしいお蕎麦でした。このお蕎麦を食べるだけでも、また来たくなるというレベルです。

長老ご夫妻も仲良く召し上がっています。
旦那様90歳、奥様86歳ですが、食べる速度の速いこと。ぐずなアスパラですからすっかり遅れを取ってしまいました。
お二人とも人を入れた写真が得意で、数々の賞を取っている名人ですが、風景写真を優先しがちな撮影会でも、嫌な顔ひとつされず「勉強になります」と謙虚なことでございます。本当に人格者です。
旦那様は耳が、奥様は足がご不自由ですが、頭の回転は二人ともすばらしく、まったく衰えを見せません。
我々のクラブが続いているのは長老ご夫妻が醸し出す雰囲気のお陰だと感謝しています。
こういう姿を保てるのであれば長生きしたいのですが、すぐに自我が出るアスパラではとてもムリでしょう。
【④道の駅 ビーナスライン蓼科湖】
続いて蓼科湖に立ち寄りました。

「
道の駅 ビーナスライン蓼科湖 」が湖畔に整備されていて、入場料も取られずにゆっくり寛げます。ちょっと暑くなってきたので「氷マンゴー」を食べたのですが、写真を撮り忘れていきなり食べてしまいました。すっかり生き返ります。
【⑤御射鹿池(みしゃかいけ)】
写真的には収穫に乏しかったので、定番ではありますが有名な御射鹿池に立ち寄ることにしました。

御射鹿池の案内看板です。
多くの方が「みしゃがいけ」と濁られますが、正しくは「みしゃかいけ」です。お間違いの無いように。

山の中の溜め池で雰囲気があります。
いつもだと代わる代わるやって来る大型バスがまったくいないので、気持ち良く撮影ができました。

ゆっくり泳ぐカモと、木の映り込みを撮ったりしていましたが

遂に湖面がぴったり止まって、すばらしい映り込みになりました。
長老夫人は「東山魁夷の絵より良いんじゃないの」と仰有いますが、そんなことを言っては魁夷先生が怒るでしょう。
最後に期待以上の場面に出会えて、初めて御射鹿池に行ったメンバーなんか大喜びでした。
帰りは女性陣のリクエストで八ヶ岳PA、双葉SAに立ち寄らされました。女性メンバーはこの買い出しも楽しみなのです。
籠坂トンネルからの下り坂になったら前方には夏らしい雲が湧き上がっています。
夏真っ盛りのところに帰ってきました。
この時期の信州はやはり魅力一杯で、いい一日でした。
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信州 | クルマ
Posted at
2021/07/31 22:36:30