
12月17日(金)に地元の静岡新聞に残念な記事が出ました。なんと「
2023年度の開通「困難」 新東名/新御殿場-新秦野IC間 」と報じています。これは、もの凄く残念な話です。
この区間は、元々2020年度に開通すると予定していたのに、あと1年に迫った2019年8月になってから、開通時期を3年もずらして2023年度に変更したといういわく付きのところです。このときだってアスパラは、怒髪天を衝きながら「
新東名 御殿場JCT以東 開通23年度に延期! 」を書いて大いに不満をぶちまけました。
それなのにまたも延期するのだからもう許せません。
もの凄くがっかりしています。
「連絡調整会議での説明資料 」

新聞に報じられた前日12月16日に沿線自治体との連絡調整会議が開催されて、その席でNEXCO中日本から「新秦野IC~新御殿場ICの2023年度開通は困難な状況にあり、工程精査が必要」と説明されたとのことです。「区間内にある高松トンネルにおいて、トンネル内空断面の変形や湧水が発生するなど工事が難航している。安全に工事を進めるため、有識者にも相談し、慎重に工事を進めていく必要がある」とのことで「工程精査が必要」になったということが延期の理由です。これから工程を精査するのだから完成時期なんかいつになるか分からないと、こんどは開通時期を口にしていません。下手すると1年や2年なんて問題でなくなるのかもしれません。
昔のように強引に工事を進めて人柱を立てるなんて無茶ができないのはあたりまえですが、それにしてもなんとかならんのでしょうか。
静岡県知事も「誠に残念ではあるが、やむを得ない。安全を最優先した上で、一日も早く開通するよう働き掛ける」とコメントしていますが、この程度が精一杯な表現なのでしょう。
ところで、その東側で開通済の伊勢原大山ICから西に向かって新秦野ICまでの延伸は、今年度中に開通できる見込だそうです。あと3ヶ月程度のことですから、これはもう間違いないでしょう。東名と接続していない盲腸線なんて、なんの役にも立たないだろうと思ったら、新秦野ICは名前が秦野なのでもっと東かと思っていましたが、結構大井松田ICの近くです。
地図にはまだICの位置が記載されていないので、航空写真で見てみます。

建設中の新東名が延びていますが、国道246号に近いところに新秦野ICはできるようです。アスパラのように交通量の少ない平日に、西側から高速で来るのだと乗換えるメリットなんかありませんが、休日に大混雑の中を御殿場から厚木まで、東名に乗らずに下道で逃げているなんて方も多いようですから、そういう場合は利用価値が高いかも知れません。開通後の利用実態がどうなるか楽しみです。
それにしても、どんどん遅れるというのはなんとかならないでしょうか。この区間が開通するときに、どうやらアスパラは後期高齢者になっていそうです。
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新しい道 | クルマ
Posted at
2021/12/24 23:47:20