
アスパラは愛車ActiveHybrid3のナビ画面に、デジタル時計と天気予報を表示しています。オリジナリティを主張するのにいいアイテムだと思っていますし、天気予報が表示されているのは乗った人を少しびっくりさせます。この表示させるためにBMWのConnectedDriveの中からBMWオンラインという有償サービスを契約する必要があります。
新車購入時に選択したオプション「コネクテッドドライブ プレミアム」にBMWオンライン3年分が含まれていましたが、期間が満了して使えなくなりました。無くても困まりませんが、常時表示されていたものが無くなってなんとも寂しいと感じたので、その後はずっと契約を延長して利用しています。3年間の無償の後にまた3年契約をしましたが、その次の更改では1年契約しか無くなりました。実質の値上げです

そんな訳で「契約期間が14日後に終了します」というメールがBMW ConnectedDriveから届きましたが、もうActiveHybrid3のナビ画面はこれだと決めているので、さっそく更新手続きを始めました。
ところがいつものことですが、ConnectedDriveの契約をしようとすると、いろいろなトラブルにぶち当たります。BMWという会社には日本の会社とは感性が違います。どちらがいい悪いではなくて、多様性でしょうか、そういうものもありなのかと勉強させられます。
まずはConnecteDriveにログインして、契約状況を確認します。

アスパラのConnecteDrive契約状況です。
いまは「USBマップアップデート」と「ドライバーサポートデスク」の契約が切れています。
反対に「BMWテレサービス」「BMW SOSコール」「リモートサービス」「コネクテッド・ドライブ・サービス」は無期限の契約になっていますので、契約更改の心配はありません。

さて今回対象となる「BMWオンライン」ですが、詳細内容を見ると有効期限2022/4/25のあとに「サービスは新規パッケージでのみ延長することができます」になっています。そのままの更改はできま
せん、新規のパッケージに移行してくださいとのことです。

案内されている新規パッケージとは「CONNECTEDブースターパッケージ」です。「幅広いサービスが盛り込まれています」と宣伝しています。

期待しながらパッケージ内容を確認しました。含まれる機能は「BMWオンライン」「eDriveサービス」「リモートサービス」です。
しかし「なんだ!これは?」です。
「BMWオンライン」は今度の購入目的の機能ですが、追加された他の機能ですが「eDriveサービス」は電気自動車とPHEVでしか使えないし、「リモートサービス」は「ドア施錠、パッシングライト、パーキングベンチレーション」なんて既に無期限の契約しているもので、追加されたリモート3D機能はActiveHybrid3では対象外だし、対象となるクルマであっても「別途有償契約が必要」とのことです。パッケージにしたと言いながら新たに使える機能なんてありません。
「幅広いサービスが盛り込まれています」なんて、正気で言っているのかと疑いたくなります。
それでいて価格はBMWオンライン単体の7,000円から9,900円になんと4割も上がっています。因みに2018年のBMWオンラインは3年契約で13,000円(年あたり4,333円)、1年契約でも6,000円でしたから、毎年の価格アップです。使えない機能をパッケージして値段をつり上げるなんてやり方は正道とは思えません。
→①【商道徳としていかがなものか】
価格に文句はありますが、仕方がないので購入手続きを始めます。

買物かごに「CONNECTEDブースターパッケージ」を入れ、決済画面で必要な情報を入力して、いよいよ注文ボタンを押そうとしたら「今すぐ注文する」ボタンが反応しません。
もちろん利用規約に同意というところはチェックしましたし、利用規約もダウンロードしました。住所やカード情報が違っていてうまく進まないのかもと心配し再入力しましたが、一向に埒があきません。
パソコンに問題があることも疑って、iPadからもログインしてみましたが、これでもダメです。
もうその日は諦めて、次の日に再チャレンジしましたが同じです。どうにもなりません。
こうなったら頼みの綱は「BMWカスタマーインストラクターセンター」だと、電話を架けて相談しました。
とても丁寧に対応してくれて、使っているパソコンのOSやブラウザの種類を確認された後、調べてから折り返し電話をしてくれるという段取りになりました。
20分位したら電話がありました。
「利用規約はご覧いただきましたよね。」
「もちろんです。ダウンロードもしました。」
「お読みいただけましたか?」
「正直言うと斜め読みだったけど一応見たつもりです」
「もう一度ご覧になって下さい」
と言われたので、今度は頭から最後まで一応画面上で流しました。
そうしたらあら不思議、「今すぐ注文する」ボタンが有効になりました。
「よろしければ注文ボタンを押してみて下さい」で押したら、

購入が完了しました。

なんだこんなことだったのかですが、もちろんアスパラが悪いのです。
上にあるのが利用規約ですが、膨大なもので44ページもあります。しかも難解な言葉の羅列です。
みなさん本当に全部読んでいるとは思えませんので、きっと同じトラブルが頻発しているのでは。
これだけ厳重にすれば「読んでいない」「気がつかなかった」と後で言いにくくて、売り手としては身を守りやすくなるのでしょう。
→②【お客に優しくない。売り手を守ることばかり優先している】

購入が完了したら契約満了日が2023/4/20と表示されています。
購入したのは4/20ですが、BMWオンラインの契約が4/25まで残っているので「CONNECTEDブースターパッケージ」はそれまで使えなくて、使い始めるのは4/26からです。

訳の分からない注意書き
「契約期間満了までは既存のサービスが継続し、契約期間満了後は自動的にパッケージへ移行します。パッケージの有効期間が適用されます」と強調しています。「パッケージの機能が使えるようになるのが4/26ならば、1年契約の満了日はその1年後の4/26」という方が常識的な感覚だと思います。BMWは「言ったもの勝ち」とばかり、買った日から1年の4/20で押し通しています。
→③【非常識なことを平気で押し通す】
いつものことですが、BMWが主張してくることは感覚の違いがあって驚かされます。
悪びれていないのでBMWさんがワールドスタンダードかもしれませんが、ウェットな日本の商慣習に馴染むアスパラなんかは強く違和感を覚えます。
これでBMWが嫌いになったということではありません。こういう世界もあるのだと、また勉強させられました。
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コネクテッド・ドライブ | クルマ
Posted at
2022/04/21 00:01:49