
前夜すっかり夜更かししたこともあり、昨日(3月9日(土))は起きたらもう11時半でした。いくら用事がない隠居だとしても、いささかだらしない生活ぶりでこれは改めないといけません。
慌てて朝食(昼食?)をとって、予約した13時の散髪に行ってきましたが帰ってくればもうやることがありません。しばらくテレビを見ていましたが、外は良いお天気だし、これではいかにも非生産的です。朝食からあまり時間が経っていませんが、15時を過ぎればそれなりに腹も減ってきます。裾野の「かつ栄」にしばらく行っていないと気がつき、遅い昼飯兼晩飯はそこにしようかと思い立ったものの、お店は17時まで休憩時間ですから、行くならどこかで時間を潰さないといけません。暇つぶしにどこか走ってくるかと家を出ました。
走り出してみれば、富士山がよく見えます。富士山がきれいに見えて気持ちよく走れる場所となれば、東富士演習場の周りなんかよさそうです。
【行程】

長泉町→裾野バイパス(国道246号)→駒門
→東富士演習場周辺団地間連絡道路→
→富士山樹空の森→
①印野
→富士南麓道路(国道469号)→
②須山
③十里木
→大野路→パノラマロード→梅の里
→下和田→静岡県道24号富士裾野線
→裾野バイパス(国道246号)
→長泉町
【走行記録】
裾野バイパス(国道246号)を北上し、駒門から東富士演習場周辺団地間連絡道路に入ります。長ったらしい名前の道路ですが、ここでいう団地というのは戦前の国有地を払い下げた解放地団地のことで演習場がらみの地元対策道路です。
立派な整備された道路ですが、国道でも県道でもなく市道です。演習場周辺の駐屯地を数多く結んでいるから自衛隊にとってたいへん重宝な道です。なにしろすれ違うクルマの半数くらいが自衛隊車両であり、中には演習場に向かう迷彩を施したクルマさえあります。
【①印野】

「富士山樹空の森」を通り過ぎると演習場にぶち当たります。ここから演習場に沿って道がありますが、ここは演習場の敷地内になりますが一般車両の通行が黙認されています。しっかり踏み固められているものの舗装されていないのは、キャタピラーを履いた戦車なんかが通るためでしょう。

ここから演習場の奥へ道が続いていますが、入口にはしっかりゲートがあります。
この日はゲートは開いていましたが、実弾演習をやっている日はゲートは閉まり赤色灯が周り、見張りの自衛官が立つという物々しさに変わります。

近くに立っている注意看板です。
演習場というのは歴史的に権利関係が曖昧で、戦前は陸軍が住民を強制移転させて演習場にし、終戦で演習場指定が解除されて住民による開墾が始まったというのに、今度は占領軍(米軍)に有無を言わさず接収されたりして、後年訴訟が起こされて国が地元地権者と和解するため入会権を認めて、いまでも日にちを限定して関係者は演習場に立ち入ることができます。
この日は立入日だったようですが、もちろんアスパラは関係者ではありませんから遠慮します。かつてはマニアが演習場内に侵入して不発弾を持ち去るなんてこともあったそうです。

東富士演習場からの富士山
御殿場側からの富士山ですから、宝永火口が目立ちます。
火口を強調した写真を撮りました。
ここから少し下りて、富士南麓道路(国道469号)に入ると、須山までの区間は演習場を横切っており、道路の左右は立ち入り禁止です。
実際に使われている演習場ですから、その中を通過するというのは一種異様な景色で興味深いものです。
【②須山】
国道から離れて十里木へのショートカットの道に入りますが、ここも東富士演習場周辺団地間連絡道路の一部です。演習場周辺は道路がよく整備されます。

富士山から噴煙が出ているかのような形の雲が出ましたので、クルマを停めて撮りました。
演習場越しで邪魔なものはありません。
【③十里木】
再び国道に戻ると「チェーン必要」とか「ノーマルタイヤでの事故多発」といった注意看板が現われます。一日中良い天気だったから大丈夫だとは思うもの無理は禁物です。

十里木高原の富士山資料館裏から撮りました。
ここでも宝永火口を強調しました。
富士山を撮るのに気が入っているうちに、もうとんかつ屋「かつ栄」が開く時間になりました。腹が減ったので急いで山を下りますが、須山までの国道とその先の県道富士裾野線は林の中を走っていて凍結が恐いので、日当たりの良いパノラマロードに回って下りました。

かつ栄 裾野店
いつものヒレカツにしましたが、季節のカキフライも一粒追加しています。
暇つぶしのドライブでしたが楽しめました。
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Posted at
2024/03/10 16:20:43