正月最大の行事が終わってしまいました。
今年の箱根駅伝は、青山学院が大会新記録で優勝しました。
1区で中央が飛び出して大きくリードしたときは驚きましたが、5区山登りで逆転したらさすがに青山は強く、以降トップを譲らずにそのまま優勝してしまいました。
昨日の往路が終わった後に「
箱根駅伝往路は青山学院 」
をアップし「明日の復路をしっかり戦えるのは駒澤と國學院くらいですが、駒澤には3分16秒、國學院には5分25秒も差をつけましたので、豊富な戦力と緻密なマネージメント力を持つ青山ですから、もう横綱相撲を見せつけるでしょう。」と書いたら、まさにその通りになりました。
7区で駒澤の3年生エース佐藤圭汰君に追上げられたときだけは、青山もヒヤッとしたでしょうが、あとは余裕のレース運びでマネージメントの緻密さを見せつけられました。

総合記録(速報)(
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走 HP )

区間賞(
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走 HP )

順位推移(
NTV HP 第101回箱根駅伝 )
お天気に恵まれた中で、十分に準備をした選手達が、存分に力を発揮したという印象です
。大きな波乱はありませんでした。アスパラは「
さあどうなるか 2025箱根駅伝 」で事前に予想をご披露しましたが、今回はいつになく良い成績でした。
優勝校「青山」は予想した通りだし、シード校10校のうち外れたのはたった1校だけです。
シードを獲ると思った「法政」が落として、獲らないと思った「東京国際」が獲ったので、そこだけ入れ替わりです。
まあこれは小さな波乱だったかもしれません。「
明日は箱根駅伝 」で「アスパラと識者3人の予想」ご披露しているのが次の表ですが

(茶が正解、青が不正解)
法政は全員が「シード権獲得」、東京国際は全員が「シード権得られず」と予測してますから、まあこれは波乱ということでしょう。
識者の方々と並べても、今回アスパラ予測は精度が高かったとちょっと鼻を高くしています。
さて、各区の印象を実況風に書き留めます。
【6区】 青山驚異の区間新
昨日のレース後に原監督が「6区区間賞なら総合優勝は堅い」と大きなことを言ってしまいましたが、区間新を出してそれを大ボラにしないところがすごい。
駒澤 伊藤は従来の区間記録ペースで3位に上げたものの、青山 野村がそれを上回って区間新で走ってしまうので差が縮まらない。
1位青山、2位中央、3位駒澤、4位早稲田、5位創価、6位城西、7位國學院、8位立教、9位東洋、10位東京国際
帝京は12位、法政は15位。シード目指して頑張れ〜。
【7区】 駒澤実力者が本領発揮で猛追
この区間は駒澤の佐藤圭汰に注目。10ヶ月ぶりのレース参加で心配しましたが、実力をいかんなく発揮して記録更新の区間賞で、青山との差を小田原から2分27秒も縮めました。こんなことなら往路で使っておけばと思いますが、駒澤 藤田監督も一抹の不安を持っていたのでしょう。
1位青山、2位駒澤、3位中央、4位早稲田、5位創価、6位國學院、7位城西、8位順天堂、9位東京国際、10位日体大
11位帝京、12位東洋、15位法政
【8区】 青山磐石なレース運び
青山 塩出が区間賞の走りでレース運びは盤石。駒澤との差を平塚から16秒広げて1分55秒に。
中央は佐藤がブレーキで6位に落とす。東洋 網本は区間2位の走りをして12位からシード圏内の10位に上げる。
1位青山、2位駒澤、3位早稲田、4位創価、5位國學院、6位中央、7位城西、8位順天堂、9位日体大、10位東洋
11位帝京、15位法政
ここに来ても15位では法政のシード権獲得は絶望でしょう。
戸塚では日大が繰り上げスタート。
【9区】 熾烈なシード争い
青山 田中は区間2位だが2位駒澤との差はさらに24秒広げて2分21秒に。憎らしいほどのレースマネージメント。
東洋、順天堂、日体大、帝京のシード権争いが熾烈。
1位青山、2位駒澤、3位早稲田、4位國學院、5位創価、6位中央、7位城西、8位東洋、9位帝京、10位順天堂
15位法政
鶴見では山梨学院、大東文化、日大が繰り上げスタート
【10区】 期待に応えた青山1年生
原監督が初めて10区アンカーに1年生を採用しましたが、青山 小河原君は不安要因かと思ったらこれまた区間賞。舞台を与えれば力を発揮する選手がたくさん控えているのがすごいです。選手層の厚さは驚嘆ものです。
シード争いは日体大が落ちたと思ったら今度は東京国際が追上げてきて、4校が残り3つのシード枠を争って長いこと併走しましたが最後のスパート合戦で順天堂が脱落です。東洋は20年連続シードを達成しました。
来年に向けて
・駒澤の60年連続出場、早稲田の50年連続出場
・東洋の20年連続シード
・中央の99回出場
は確定しましたが、
・日体大の78年連続出場
は予選会次第になるので注目です。
来年は予想が難しいと感じています。
・優勝した青山は、今年の出場選手は経験者ばかりで
4年生が6名いてその内3名が区間賞を獲っているほどでここが抜けるのは大きそう。
・それに対して駒澤で抜ける4年生は主将の篠原君だけ
大エース佐藤圭汰君は残っています。
往路の早いうちにトップに立ったら余裕のレース運びができるのでは。
「青山」「駒澤」以外の学校を優勝候補にするのは、来年もまだ難しそうです。この2校は組織力が抜きん出ていると感じました。
以上、取り急ぎで2025箱根駅伝の感想です。
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Posted at
2025/01/03 16:56:20