
少し時間が経ってしまいましたが、所属している写真クラブの写真展が終わりました。
1週間開催するクラブが多いのですが、我々はもう体力が付いていかないので会期は5日間で勘弁いただいております。
高齢化による会員数の減少はどこも共通の悩みですが、私どももご多分に漏れず会員数は8名なので、展示が寂しくならないようにと1人7点のノルマが課されました。これが大変で、出展作の質を落とさないようにと準備に苦労しました。

会場は従来通り、御殿場線下土狩駅前の「コミュニティながいずみ」です。

今回は新しい試みとして、各作品に「作品への想い」を書いて貰いました。これには大きな抵抗がありました。写真は撮るが文章を書くなんて嫌いだと強い反対が出ます。初めはお互いの作品を理解するための内部資料だからと納得してもらいましたが、出てきたらこれが実におもしろい。詩的なもの、あっさりしたもの、言い訳がましく長いもの(笑)。各人の個性が色濃く出ています。ぜひみなさんにも見ていただきたいと掲示したら、たいへん好評でした。

もうひとつ、我々がここ数年出かけた撮影旅行の行先一覧を掲示しましたが、これも話のネタになりました。
飽きることなくよく出かけていて、健康に恵まれた年寄り集団の幸せが出ています。
それでは、今回アスパラが出展した7
作品をご覧に入れましょう。
① 光る海 神奈川静岡県境 明神峠 2025年1月28日

【作品への想い】
異様な景色に出会いました
雲間に何が光っているのかと
思ったら 朝陽に輝く相模湾です
こんなところから海が見えるとは
まったく意外なことで驚きました
② 醍醐の桜 京都伏見区 醍醐寺 2024年4月5日

【作品への想い】
太閤秀吉の花見で知られる醍醐寺
いまが盛りの桜ではありますが
どんなに見事に咲いていても
まもなく散ってしまう運命ならば
どこか寂しく見えてきます
③色が絡まる 山梨県南アルプス市 南伊奈ヶ湖 2024年11月15日

【作品への想い】
色が欲しいと期待していたら
秋の湖はこれでもかの大サービス
いろんな色が豊富に絡み合い
南伊奈ヶ湖は 今回も
しっかり期待に応えてくれました
④鐘楼の秋 南足柄市 大雄山最乗寺 2024年11月27日

【作品への想い】
色のある景色を探していたら
ちょうど盛りの紅葉が
お寺の鐘に絡んでくれました
山のお寺から静かに鐘の音が
聞こえるようです
⑤草庵を訪ね 京都嵯峨野 祇王寺 2024年12月4日

【作品への想い】
各地に紅葉を追いかけても
最後は京都に行きたくなります
京都の紅葉レベルはダントツで
他の追随を許しません
歴史の重みをずっしりと感じます
⑥朝の目覚め 伊豆市 修善寺 2024年12月10日

【作品への想い】
前夜の雨による朝靄の中に
突然朝の光りが射し込むと
山がたちまち活気に溢れ
今日の一日が動き始めました
その活力に心が踊ります
⑦高原の朝 長野県木島村 カヤの平 2023年11月2日

【作品への想い】
早朝から高原で待っていると
射し始めた朝陽にうっすら霧が
絡みメルヘンチックな景色です
冷たい空気を吸い込んで
高原の朝を満喫しました
うちのクラブはしっとりした絵の方が多いので、アスパラは逆に
色を多く求めました。みんなの写真が並ぶと、各人の個性が出てきておもしろいです。
多くの友人知人がわざわざ出かけてきてくださいました。

東京から来てくれた従兄弟

姪っ子2人とその家族

会社の先輩もわざわざ横浜から来てくれました。
先輩はこちらの方が大事な目的だったようですが、「うな繁」に場所を変えて2人にしかわからない昔話に大いに盛り上がりました。
会期中は会場に詰めっぱなしでした。
終わったらもうヘロヘロですが、歳を取ると疲れを自覚するのに数日かかります。
その間に黄砂と花粉にまみれたこともあり、とうとうダウンしました。
今日やっと熱が下がり、ブログを書き始めた次第です。
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写真修行 | クルマ
Posted at
2025/03/30 17:32:29