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アクティブアスパラのブログ一覧

2023年08月27日 イイね!

代車BMW 218iアクティブツアラーの印象

代車BMW 218iアクティブツアラーの印象結局まだ終わっていない車検ですが、2泊3日で予定した当初期間に貸していただいた代車はBMW 218i アクティブツアラーでした。

うちのディーラーは一時期国産車が代車という時期もありましたが、慣れない操作ではつらいのでぜひ代車はBMWに限定してくれと強く申し入れていました。他の多くのユーザーさんも同じご意見だったのでしょう、いまは黙っていてもBMWを用意してくれます。

BMWは多少車種が変わっても、マン・マシン・インターフェースが統一されているので代車に乗って戸惑うということはありませんでした。ところが今度はかなり様子が違っています。

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運転席に座ってみると、目の前にはいま流行りの「BMWカーブド・ディスプレイ」が拡がっています。ミラーと座席を調節してすぐにディーラーさんを出発したものの、どうにも要領が分かりません。

少し走ってみるために国道1号を箱根峠に向かいましたが、とりあえず登り口の駐車スペースに停めて学習を始めます。
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(カタログ写真を借用)
一番戸惑うのはこれです。

助手席との間が至ってシンプルです。左側が奥から「ON/OFFスイッチ」「シフトスイッチ」「パーキングスイッチ」で右に「オーディオスイッチ」があるだけです。

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いつも頼りにしているi-Driveのダイヤルスイッチがありません。これでは手も足も出ません。
地図の拡大・縮小はどうするのかと一生懸命スイッチを探しても見つからず、もしかしてと画面上で指2本を使って拡げたり縮めたりしたら、やっと地図の尺度が変わりました。なるほど。
その他も画面に表示される選択肢は、画面をタッチして選ぶようです。いちいち画面に手を伸ばします。どうも慣れないなぁ。

借りたクルマですが、車内で電話を使えなくては不便ですから、スマホをBluetooth接続します。これはなんとか繋がりました。

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ひととおり学習を終えて、スタンバイ完了です。モードも「スポーツ」にしてみました。
そこで気がついたら、このクルマまだ走行距離が1156kmで登録は6月です。まっさらを貸してくれました。

走り始めましたが、マン・マシン・インターフェースが大幅に変更されて落ち着かないことに加えて、このクルマ個体の問題かもしれませんが、えらくハンドルが軽くて切り始めでは思った以上に曲がり込みます。
こわごわ走っていましたが、心配があたりました。

箱根への登りは結構キツい勾配ですが、笹原バイパスの2車線区間で突然強い雨が降り始め路面が濡れてきました。右側車線を譲らない軽自動車に業を煮やして左側から抜いていたら、突然クルマに電話がかかってきました。初めての操作でどうやったら電話が取れるか分からず大慌て。ディスプレイに視線が動いたせいでしょう、隣の軽自動車に寄ってしまいました。危ないと咄嗟にハンドルを切ってアクセルを緩めたせいでしょうか、スピンしかかりました。いや~、恐かった。

慣れないクルマはもっと余裕を持って走らないといけません。箱根峠から十国線(県道20号)に入り、熱海峠から旧熱海街道(県道11号)のクネクネ道を下りてきましたが、途中からは豪雨になってしまい、もう冒険どころではなくなって、なんとか安全に帰りたいと怯えていました。

最近アスパラは、アクティブクルーズコントロール(ACC)を使って走っていますが、借りたクルマでは使い方がわからないので初日は普通に走りました。そうしたら如何に普段はACCに頼っているかと痛感します。前のクルマに近づいて減速操作をすることだけでも、めんどうに感じます。

ところが次の日に代車218iアクティブツアラーのACCの使い方をやっと理解したら、いや~格段に進歩しています。前のクルマに近づいたときのブレーキのかけ方なんかは格別良くなりました。アスパラのActiveHybrid3ではブレーキ操作は中の下くらいと評価していますが、今度はぐっと進歩しています。

あとクルマに戻ってきたとき、ドアハンドルに触らなくても近づいただけで解錠してくれます。どうでも良さそうなことですが、とても便利で気に入りました。クセになります。

さすがに10年経つといろいろと操作が変わっており、我が愛車ActiveHybrid3が一世代前のクルマになったことはよく分かりました。
それでも安全面での進歩は欲しくても、老人ですから操作性は慣れ親しんだものがありがたいです。

代車を返してActiveHybrid3に乗換えると、いつもの環境と胸のすく加速にまたニンマリします。
馬鹿につける薬はなさそうです。
Posted at 2023/08/27 17:27:10 | コメント(4) | トラックバック(0) | 代車 | クルマ
2023年08月26日 イイね!

9年目車検は大混乱

9年目車検は大混乱アスパラの愛車BMW ActiveHybrid3は、車検更新の時期になりました。
9年経過して、走行距離も11万5千キロです。

BMWディーラーの担当君から「事前確認のためにお出でいただきたい」との連絡があり、7月15日(土)に行ってきました。もう9年ですから大きな修理項目が出るのではと心配しましたが、結果は「オイル漏れもありませんので、多少の追加項目を入れても20万円以内に収まりますよ」とありがたいお話しです。その場で入庫日を決めて、今週水曜日8月23日に入庫し作業を開始しました。見積りは189千円ですが「いつできる?」と尋ねれば「2泊3日で考えておいてください」でしたが、何の連絡も来ないので3日目の夕方に「どうなってますか?」と電話を入れたら、サービス担当リーダーが「ちょうどいまご連絡しようとしていました」とそば屋の出前みたいな返事です。「実は悪い話ですが、不具合が見つかり作業がかなり大がかりになります」なんて言い出します。

「事前チェックでは問題ないと聞いているよ」と言ったら、
「えっ事前チェックしましたか?」とリーダーはご存知ありません。
「部品の取り寄せもあるので、いったんお返ししてから仕切り直しましょう。詳細をご説明しますので明日ご来店いただき、代車と交換してください」とのことです。
「おいおい脅かすね。一体いくらぐらいになるの?」
「おそらく60万ちょっとに」

いやもうびっくりです。すごく腹もたって夜も寝られません。
今日ディーラーに出向くと、営業担当のY君と、サービスリーダーのHさんが恐縮した顔で待っていました。
「7月15日の事前チェックは何だったの?」
「申し訳ありません。リフトアップしなかったのでオイル漏れが見つかりませんでした。」
「リフトアップするかはそちらの判断でしょう。事前チェックがまるで意味無いじゃないですか」
こういうところで相手を追い込むのはアスパラの得意技です。
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新たな見積りを出してきました。92万円!!!
「いえいえ、必須項目に絞れば63万円です」
そんなこと言われてもホッとなんかできません。63万円は十二分に高い金額です。

必須の追加項目ですが、
エンジン関係では「オイルフィルターハウジングオイル漏れ」と「シリンダーヘッドカバーオイル漏れ」
足回りで「左右プルストラットグリス漏れ」
伝達系で「トランスミッションオイル漏れ」です。

「こんなに不具合が増えて、事前チェックと違いすぎるね」と言ってから、
「何の都合で項目が増えたのかと心配になりますよ。BMWだからまさかビッグモーターのようなことはないだろうけれど」と辛辣な言い回しになりました。

「ところで不具合箇所を見せて貰えませんか?」と尋ねたら
「リフトアップすればご覧いただけますが、いま別の車が載っていて少し時間がかかります」
「では不具合箇所の写真はありますか?」
「あっ、撮っておけば良かったですね」
どうにも噛み合いません。

出てきた項目はどれも9年11万キロのクルマならありそうな項目ですから、誤解が起きないようにしてくれれば済むことです。事前チェックできちんと見つけて通告されたら、天を仰ぎながらも諦めていたでしょう。

追加するのは必須項目だけにして部品発注をお願いしました。車検が切れる日が近づいてもう余裕はありません。

「今度こそ作業の(Before)(After)を写真に撮ってくださいよ」と念押ししました。
仲間内では変な話に騙されちゃいけないぞと戒め合っていますので、年寄りだと思って軽く見られたかと、ついひがみっぽくなります。
こちらは素人ですからその気になればいくらでも騙せますよ。ディーラーさんはしっかり信頼できる存在でいてください。よろしくね~!
2023年08月13日 イイね!

箱根阿房自動車

箱根阿房自動車「阿房(あほう)と云うのは、人の思わくに調子を合わせてそう云うだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考えてはいない。用事がなければどこへも行ってはいけないと云うわけはない。何も用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う。」
私が大好きな内田百閒(うちだひゃっけん)(1881-1971)先生による「阿房列車」の書き出しです。昭和25年(1950)という私が生れた頃のお話しですが、明治生まれの頑固親父は気骨に溢れユーモアたっぷりです。「用事がないのに出かけるのだから、三等や二等には乗りたくない。汽車の中では一等が一番いい。私は五十になった時分から、これからは一等でなければ乗らないと決めた。」と続きます。当時の国鉄は三等制で普通の人はもちろん三等に乗り、一等なんていうのはいまのグランクラスか更にその上という感じです。

百閒先生に憧れるアスパラですが、いまやお出かけはクルマばかりなので、「阿房列車」になぞらえて「阿房自動車」を走らせております。

お盆休みに入る直前の8月10日(木)、なにも用事はないけれど箱根に行って来ようと思いました。今年のお盆はただならぬ人出が予想され、ヒマな隠居はこんな時は遠慮すべきですから、最後のチャンスと連休前日に「阿房自動車」を出動させたのです。
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用事はありませんので、気の向くままです。
気の向くままに走ったら、懐かしい道ばかりになりました。

【深良みち】
箱根に登るならマイペースで走れる「深良みち」です。
「深良みち」とはアスパラが勝手につけた名称ですが、東名裾野IC近くの岩波から箱根用水の流れる深良川沿いを箱根外輪山の湖尻峠に向かう県道337号仙石原新田線のことです。湖尻峠近くはまだ狭い道が残っていて対向車に気をつかいますが、前半はすっかり改良された快走路です。見た目より勾配がキツいようで、少し力のないクルマだと登り坂に難儀するらしく、アスパラが吹っ飛んでいくと横に避けて道を空けてくれます。無理に頑張って邪魔をしたりせず、後ろのクルマにすぐ道を譲るというマナーが最近は多くなってきて、これはお互いとても良い気分です。

【芦ノ湖スカイライン】
湖尻峠に上がれば、右に芦ノ湖スカイライン、左に箱根スカイランが伸びています。芦ノ湖スカイランを箱根峠に抜けると800円、箱根スカイラインを長尾峠に抜けると360円とそれぞれ通行料がかかります。どちらも全線転回禁止で通り抜けるのが本来ですが、折角ここまで来たのだからと途中の駐車スペースで折り返えさせていただきました。モータリゼーション勃興期の1962年に藤田観光が開発したドライブウェイ(2007年NIPPOに売却)であり、自動車雑誌が頻繁に試乗コースに使うくらいですから、さすがに楽しく走れます。
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沿道で有名な富士山ビューポイント 三国峠
富士山にはちょっと雲がかかり過ぎです。

【箱根スカイライン】
湖尻峠に戻り、ついでに箱根スカイラインも走らせてもらいました。こちらは静岡県道路公社が1972年に開通させていますが、芦ノ湖スカイランよりはカーブも勾配もキツくて、少し緊張した走りになります。
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途中のビューポイントは箱根芦ノ湖展望公園。
駐車場から少し坂を上がると、芦ノ湖を見下ろせます。
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反対側に見える富士山は、やっと雲がどいてくれました。

湖尻峠からは、芦ノ湖スカイラインの支線になっている湖尻線(1972年開通)を下ります。さすがにここでは通行料を払うのだろうと料金所に停まったら、「そのまま通過してください」の張り紙があり徴収員不在でした。

【箱根ゴールデンコース】
箱根ロープウェイの終点桃源台(とうげんだい)でトイレ休憩してから、さて腹も減ったので小田原に行こうかと思いましたが、小田原までどう走るか考えているうちに、箱根ゴールデンコースを辿ることを思いつきました。
箱根ゴールデンコースというのは、箱根湯本~強羅の登山電車、強羅~早雲山のケーブルカー、早雲山~桃源台のロープウェイというコースで1960年のロープウェイ開通で繋がった昭和という時代らしい箱根観光ルートです。上空のロープウェイは東急系で、直下の道路は西武系という有名な箱根山戦争を象徴する場所を通り抜けます。

途中の強羅、小涌谷、宮ノ下には結構人が出ており、外人さんが多いのには驚きました。箱根のメインルートですから、登山電車の出山鉄橋手前から箱根湯本駅前まで、しっかり渋滞に嵌まりました。この日の渋滞はここだけです。

【だるま料理店】
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アスパラ様御用達の「だるま料理店」です。

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老舗の雰囲気ですが、お高くなんかとまっていません。
働いているおばさんもお客も年配ばかりで、すっかり落ち着きます。

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もちろん「こだわり天重」です。
前にお店のおばさんが「体の大きな板前さんが作ると、かき揚げが大きくなる」と笑っていましたが、どうやらこの日もそのイタさんだったようで、それこそ立派なかき揚げでした。

【真鶴道路旧道】
お腹が満ち足りて、帰りは海岸線を走りましょう。小田原から南下する国道135号はいまは無料開放されていますが、元は1959年日本道路公団によって作られた真鶴道路です。海岸沿いというよりまさに海の上を走っているようで、夕方のドライブなんかなんとも言えず気持ちが良い道です。

【真鶴ブルーライン】
2/3位のクルマはそのまま無料の国道を進みますが、アスパラは豪毅に真鶴ブルーラインに入ります。真鶴駅付近の渋滞解消のため、日本道路公団が1982年に開通させましたが、現在は神奈川県道路公社に移管されています。料金は200円ですがETCカードが使えず、料金所で少し並びます。ETCの無い頃はどこの料金所でも渋滞させられて腹を立てていたなんて、昔のことを懐かしく想い出しました。
ところで、この真鶴ブルーラインは真鶴半島をトンネルで抜けますが、トンネルの両側が海面近くにあるため、トンネル内には「津波浸水地域」と大きな警告が出ています。地震が来たらトンネルを抜けて早く外に避難しろということでしょうか。走りながら恐くなります。

【湯河原新道】
湯河原まで戻ってくれば、このまま熱海経由で熱函道路を帰るのが順当ですが、大観山に登って暮れゆく芦ノ湖、箱根外輪山、富士山の景色を見たくなりました。
湯河原駅前を過ぎて新幹線をくぐったところで右折して湯河原新道に入ります。湯河原新道なんて道はご存じない方が多いでしょうが、1968年に神奈川県道路公社が温泉街のバイパスとして開通させました。裏山の高いところを抜けていく快適な道路ができたのに何故か利用者が少なくて、とうとう有料道路を止めて町に譲渡されたという、なんとも珍しい道です。

【椿ライン】
大観山に行こうと思ったのは、結局この椿ラインを走りたかったからでしょう。この日一番緊張する道です。日が傾いて暗くなっていますので、無理な突っ込みは慎んで余裕を残して走ります。窓を開けて風を入れながら気持ち良く走っていましたが、登っていくうちに天気が怪しくなりました。たちまち雨が吹き付け、霧に包まれます。こうなったら無事に峠を越えることが最優先です。大観山で景色を楽しむつもりが、濃霧と吹き付ける雨でそれどころではなく、クルマを降りるなんてとてもできません。

「阿房自動車」を優雅に楽しむつもりが、最後はアドベンチャーになってしまいました。
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走行記録です。
Posted at 2023/08/13 20:18:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 箱根 | クルマ
2023年07月22日 イイね!

ビーナスラインでニッコウキスゲ

ビーナスラインでニッコウキスゲ7月11日(火)に写真クラブのみなさんと霧ヶ峰に出かけました。すっかり報告が遅くなったのは、強行軍の疲れから立ち直れなかったのと、大相撲名古屋場所のテレビ観戦に忙しかったためです。

大相撲の観戦というと多くの方は17時頃からの幕内後半戦くらいをお考えでしょうが、すっかり老人らしくなったアスパラは、すごく早い時間から見ています。14時30分くらいの十両土俵入りから見ることもあります。十両にも長く幕内を務めていたベテランが落ちているので懐かしく観戦できます。ただ毎日3時間以上もテレビ観戦すると、他のことはほとんどできなくなります。
今場所は3関脇の大関取りで大いに盛り上がりましたが、大栄翔と若元春はもう望みがなくなって、残る豊昇龍が明日千秋楽で優勝して大関に昇進するというストーリーを期待しています。

アスパラはここのところすっかり八ヶ岳に嵌まっています。前回撮影会で八千穂高原(5/31)、男二人で入笠山(6/14)、八ヶ岳高原ロッジ寛ぎの旅(6/29,30)と続いたのに、今回も霧ヶ峰にニッコウキスゲを撮りに行こうというのですから、やはり信州は魅力的なところです。

【行程】
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 長泉町→長泉沼津IC→新東名→新御殿場IC→須走道路
 →東富士五湖道路→山中湖IC→
①忍野 桂川
 →新倉山トンネル→御坂みち→一宮御坂IC→中央道
 →八ヶ岳PA→諏訪南IC→八ヶ岳エコーライン→芹ヶ沢
 →湯川パイパス→大門街道→白樺湖→ビーナスライン
 →車山→
②富士見台
③車山肩
 →霧ヶ峰→白樺湖→ビーナスライン→大門街道→
④姫木平 美しの池
 →大門街道→
⑤白樺湖 ミニレマン湖
 →ビーナスライン→
⑥女神湖
 →ビーナスライン
⑦蓼科湖
 →芹ヶ沢→八ヶ岳エコーライン→
⑧たてしな自由農園 原村店
 →八ヶ岳エコーライン→県道17号茅野北杜韮崎線→
⑨井戸尻遺跡
 →県道11号北杜富士見線→小淵沢IC→中央道
 →双葉SA→一宮御坂IC→御坂みち→河口湖大橋
 →富士吉田IC→東富士五湖道路→須走道路
 →新御殿場IC→新東名→長泉沼津IC→長泉町

【走行記録】
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約400km走行、出発5時、帰着19時、14時間のツァーでした。

無事には帰ってきましたが、旅の疲れはなかなか抜けません。この歳になると強行軍は考えものですが、ガイド役の先輩はサービス精神に溢れて「ここまで来たら、あそこに寄らないともったいない」などと、あくまで貪欲です。「そろそろ帰りたい」なんて口にすると、たちまち不機嫌な顔をされます。

【①忍野 桂川】
東富士五湖道路の山中湖ICで下りて、行きがけの駄賃に忍野に寄ります。
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川面に朝陽が射して、朝もやが立っています。

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朝の森の景色です。もっと靄(もや)が欲しいところですが、これで精一杯でした。

「道の駅 富士吉田」でトイレ休憩してから、御坂トンネル経由で中央道に向かいます。午前中はみなさんトイレが近く、次のトイレ休憩は八ヶ岳PAです。八ヶ岳PAは八ヶ岳が手前の本線上ではきれいに見えるのに、PAに入るとちっとも眺望がありません。名前負けしていると憤慨するところです。

霧ヶ峰方面に向かうときは、諏訪南ICで下りて八ヶ岳エコーラインから大門街道(国道152号)で白樺湖を目指します。エコーラインから大門街道に入るには芹ヶ沢で複雑な経路を辿っていましたが、今回行ったらなんとバイパスができて、両方の道がスムーズに繋がりました。
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湯川バイパスで3月に開通しています。

【②ビーナスライン 富士見台】
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ビーナスラインを快走し、富士見台に到着。平日にもかかわらず駐車場は賑わっています。

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車山周辺はニッコウキスゲが咲き乱れることで有名でしたが、近年は鹿にすっかり食い荒らされてしまい、鹿除けフェンスが完備した富士見台と車山肩地区だけでしかニッコウキスゲは見られません。
富士見台はよく管理された貴重な群生地です。

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バックの青空が気に入っています。

【③ビーナスライン 車山肩】
続いて車山肩に移動しましたが、こちらでは駐車枠確保の大バトルでした。平日でこれでは休日はどうなるのでしょう。
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車山山頂を望んで
車山肩は鹿除けの電線がさらに厳重に施され、写真を撮ろうとすると電線ばかり入り込んでしまう上に、肝心のニッコウキスゲに近寄れません。

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ここでの撮影はあきらめて、腹ごしらえにしました。
山男達には有名な「コロボックルヒュッテ」に入ります。

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せっかくですからテラス席で景色を楽しみながら

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ボルシチをいただきました。

霧ヶ峰まで行きましたが写欲を刺激するような景色はなく、白樺湖に引返して大門街道を上田方面に進みます。

【④姫木平 美しの池】
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姫木平の別荘地に「美しの池」があり、ここで撮影です。

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山の中にある静かな池です。

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池の反対側はハンノキ林。条件が整ったら雰囲気のある写真になりそうです。今回はロケハンです。

【⑤白樺湖 ミニレマン湖】
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白樺湖に戻ってトイレ休憩。コンビニの裏にあるミニレマン湖です。
もう疲れてきて写真を撮る気力は落ちています。

【⑥女神湖】
ビーナスラインに入って女神湖を偵察しましたが、ここも絵になる景色はなくそのままパス。

【⑦蓼科湖】
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蓼科湖ではトイレ休憩してソフトクリームを舐めましたが、それだけです。

【⑧たてしな自由農園 原村店】
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やっと帰る方向になりましたが、みなさんの強い希望で立ち寄ったのが「たてしな自由農園 原村店」。八ヶ岳エコーライン沿いにある生産者直売所です。安くてうまいものがたくさんあるので買い出しです。若手女性メンバーは買物になると目つきが変わります。たちまち真剣モードです。
アスパラはジュースを買い込みましたが、後日姪っ子達に振る舞ったら大好評でした。

【⑨井戸尻遺跡】
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諏訪南ICから中央道かと思ったら、そのままエコーラインを小淵沢方面に進んで、信濃境駅近くの井戸尻遺跡に立ち寄ります。南アルプスを望む南面に豊富な湧き水があるというので、大昔から集落ができて遺跡がたくさんあります。

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そのひとつが井戸尻遺跡。

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ここに来た目的は、蓮が咲く池です。
ただ時期も時間も悪くて、ここも今回はロケハンです。

やっと、撮影地巡りは終了。小淵沢ICから帰路につきます。
幸い、中央道、御坂みち、東富士五湖道路とも順調に流れ、疲れた身にはおおいに助かりました。
ただし東富士五湖道路の籠坂トンネルではびっくり。「出口はキリ」という表示を「またまた大袈裟な」なんてタカをくくっていたら、御殿場側に出たら本当にもの凄い霧でした。トンネルひとつで気象は大違いです。

アクティブクルーズコントロール(ACC)に助けられて、大いに疲労軽減していますが、無事に長泉町に帰りつくと心底ホッとします。今回も無事帰還できました。神に感謝です。
Posted at 2023/07/22 21:02:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 信州 | クルマ
2023年07月08日 イイね!

八ヶ岳高原ロッジに寛ぎの旅

八ヶ岳高原ロッジに寛ぎの旅1週間以上前の話になりますが、6月29日(木)~30日(金)で八ヶ岳高原に行ってきました。
5月31日に八千穂高原、6月14日に入笠山に行っているので、これで八ヶ岳三連チャンです。

今回は究極の癒し旅です。最近一緒に遊んでくれている幼馴染みが、家を建替えるため仮住まいに転居したのですが、これは年寄りには過酷な作業でした。あんまり頑張ったら終わってもテンションが上がったままで、クールダウンが必要だそうです。「どこかでのんびりしたい」とぼやくので「それなら八ヶ岳高原ロッジが良いですよ」とお誘いしました。アスパラは何度も立ち寄っていますが、泊まるのは今度が初めてでずっと憧れていました。

もとより梅雨の真っ最中ですから景色は望めませんし、「ゆっくり寛ぎおいしいものを食べる」が今回のテーマです。友人は横浜に住んでいますが、癒しの旅ですからお玄関先までお迎えにあがり、帰りもお送りするという大サービスをいたしました。

【行程】
そんな訳で、後から見ると一体どこへ向かっているか分からない行程図になりました。
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 長泉町→長泉沼津IC→新東名→御殿場JCT
 →東名→横浜青葉IC→横浜北西線→港北JCT
 →第三京浜
都築IC
 →第三京浜→横浜北西線→横浜青葉IC
 →東名→海老名JCT→圏央道→八王子JCT
 →中央道→甲府昭和IC→県道101号敷島竜王線→
①そば・山菜洞 しを里
 →県道101号敷島竜王線→双葉SIC→中央道
 →長坂IC→八ヶ岳高原道路→清里
 →国道141号→
②八ヶ岳高原ロッジ
 →国道141号→須玉IC→中央道→一宮御坂IC
 →御坂みち(国道137号)→河口湖大橋
 →富士吉田IC→東富士五湖道路→須走道路→
③名鉄菜館
 →御殿場IC→東名→伊勢原JCT→新東名
 →海老名南JCT→圏央道→茅ヶ崎JCT
 →新湘南バイパス→藤沢バイパス→横浜新道
 →第三京浜→
都築IC
 →第三京浜→横浜北西線→横浜青葉IC
 →東名→沼津IC→長泉町

【走行記録】
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出発  :6月29日(木) 8時11分
帰着  :6月30日(金) 20時32分
走行距離:652km

横浜までお迎えに行ってから、第三京浜、横浜北西線、東名と来た道を戻って海老名SAでトイレ休憩してからやっと圏央道に入り、高尾山の麓の八王子JCTから中央道です。静岡在住のアスパラですから中央道の八王子JCT→大月JCTというのは縁の無い道です。東名、新東名を走り慣れている者には、なんとも走りにくくて緊張する区間です。

そろそろ昼飯の時間でいつもなら双葉SAのパンなんかが候補になりますが、今回は食事で手を抜けません。前に写真仲間と立ち寄った甲府郊外敷島総合公園近くの「そば・山菜洞 しを里」を想い出して、そこへ向かいます。

【①そば・山菜洞 しを里】
まさかと思う狭い道を登って辿りつきました。来たことはありましたが、実に分かりにくいところです。
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お店のメニューです。
迷わず「しを里定食(天ぷら有り)」にします。

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そばはおいしい、天ぷらもおいしいし、いろいろと並んでいるものも珍しくて楽しい昼食でした。

【②八ヶ岳高原ロッジ】
食事の後は、双葉SAに併設するSICから中央道に入り、須玉を通過して長坂から清里高原道路にしました。ただどこにも立ち寄らず、ひたすら宿を目指します。
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八ヶ岳高原ロッジに到着。

八ヶ岳高原ロッジは西武が開発した八ヶ岳高原海ノ口自然郷にあります。西武というから堤義明さんの西武鉄道かと思っていたらお兄さんの堤清二さんがやっていたセゾン系の西洋環境開発だそうです。ロビーの壁に掛かるプレートについて質問したら「堤清二さんの奥様がヨーロッパで集められたもの」だそうです。センスに溢れたホテルでこれは癒やされます。

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部屋に荷物を置いてさっそくお庭を散策です。お庭といってもすっかり森の中です。
その森を辿っていくと

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八ヶ岳高原音楽堂 」に出ます。ここでコンサートを聴いてロッジに宿泊ということもお奨めのようです。友人に「聞きに来たいコンサートはありますか?」と尋ね、ピアノリサイタルでも所望するのかと思ったら「石川さゆりに興味がある」と意外なお返事でした。

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近くには八ヶ岳高原ヒュッテもあります。
徳川家の邸宅を移築したもので、ドラマ「高原へいらっしゃい」(田宮二郎主演)の舞台です。
ご覧のように、この日はまだ見事な青空です。

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部屋に戻って、ゆっくり風呂に入りました。
八ヶ岳高原ロッジは大風呂がありませんが、大きめなお風呂の部屋にしたらこれが大当たりです。
大きな湯船に浸かって庭に向いた窓を開ければもう露天風呂の気分です。

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いよいよディナーです。会場はレストラン花暦(はなごよみ)。メインダイニングでのフレンチフルコースを所望するとお値段が倍になるので、さすがにここは洋食フルコースで手を打ちました。

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グリーンアスパラガスと小海老の高原サラダ仕立て八ヶ岳ヨーグルトソース

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冷製コンソメと豆乳のヴィシソワーズ

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信州サーモンのポワレ
パセリバター グリルポテト添え

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国産牛ロースの網焼き
ローズマリー香るトマトソースで

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マンゴームース トロピカル風

ビールと甲州ワインを飲みながら、たっぷりいただいてもう満腹です。

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翌朝は和食を選択したら、会場はメインダイニングです。

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朝食メニューです。

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しっかりおいしい朝食でした。

朝食を食べている間に外はびっくりするような大雨になりました。
川上村から信州峠を越えて帰ろうなんて思っていたのにそれどころではありません。とにかく確実にまっすぐ帰ろうと国道141号をひたすら南下、須玉から中央道に入ります。さらに不慣れな中央道は止めて、河口湖、御殿場経由で帰ります。

【③名鉄菜館】
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御殿場を通るならと、昼食は名鉄菜館で中華にします。

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ここなら慣れたもので、平日限定の「”選べる”ミニコースランチ」にします。

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”選べる”部分で選んだのは、
 料理:白身魚のオーロラソース、海老のチリソース
 麺 :担々麺、豚肉細切り焼きそば
 デザート:杏仁豆腐、マンゴープリン

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庭には見事な紫陽花が咲いていましたし、期待通りにおいしくいただきました。

ただ横浜に送っていくときには、ちょっとトラブルです。
東名が綾瀬SIC→横浜青葉JCTまで事故渋滞で70分かかるというのです。ナビも推奨するので圏央道→新湘南バイパス→横浜新道経由に変更しましたが、こちらもいけません。藤沢→戸塚警察署でたっぷり渋滞しました。渋滞知らずの静岡県人には、かなりつらい経験でした。

「ゆっくりする」「おいしいものを食べる」に絞りましたが、このパターンは良い選択だったとすっかり気に入りました。
Posted at 2023/07/08 15:13:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | 信州 | クルマ

プロフィール

「@福六 さん、やっぱり先を越されてしまいました~!宿とお風呂とお料理の詳細な報告を、よろしくお願いしま~す。」
何シテル?   11/05 19:18
アクティブアスパラです。 42年間の会社勤めを終えて、いまや隠居生活です。体が動くうちにしっかり遊んでおかなければと、テニス、スポーツジム、写真にと毎日大忙し...
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突然の豪雨 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/09 19:54:43
昔は10円玉を何枚も用意して彼女の家に電話していたもんじゃ。 
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2024/11/29 13:14:00
ライダーの苦悩 
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2020/12/19 09:37:57

愛車一覧

BMW アクティブハイブリッド 3 AH3 (BMW アクティブハイブリッド 3)
2014年9月26日大安吉日に納車されて以来、5年が経過しました。 6気筒とハイブリッ ...
トヨタ ヴィッツ ピースケ (トヨタ ヴィッツ)
通勤用に購入して、退職後はもっぱら町内を走るだけ。稼働日数は多いが、距離はちっとも伸びま ...
トヨタ アリスト (チカラ)アリスケ (トヨタ アリスト)
トヨタ アリストには14年18万5千キロ乗りました。49歳~63歳でしたが、思い出深く充 ...
ローバー 200シリーズ ハッチバック ローバー200 (ローバー 200シリーズ ハッチバック)
長く続いた名古屋、東京勤務から解放され97年に沼津に戻りましたが、既にアスパラ奥様はクル ...
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