
さてさてビジネスホテルに泊まって、12月4日(水)はいよいよ本命の京都です。
2022年のときは11月30日に訪問して(「
2022年 晩秋の京都 」)「1週間遅かったです」と言われています。その前年(2021年)嵯峨野を訪問した(「
奈良・京都への紅葉狩り(11/25京都嵐山) 」)のは11月25日でしたが、まさに大当たりで超絶感動しています。
今回は「あの感動を再び」と嵯峨野に重点を置きます。京都の紅葉盛りは11月25日頃だと思いますが、今年は大きく遅れているので期待できます。21年は常寂光寺であまりに感動して体力を使い過ぎ、二尊院で引返しました。今回はその轍を踏まずに祇王寺に辿りつこうと、途中にある大河内山荘は割愛して体力を温存します。
前日は早く寝ました。なにしろ嵯峨野を歩き回ってから静岡県長泉町までクルマを転がさなければいけません。ところが興奮して5時半には目が覚めてしまい、大風呂に行って体を温めたら6時半にはチェックアウトしました。途中のコンビニでフィッシュバーガー+サンドイッチ+ホットコーヒーで朝食を済ませ、早めに嵐山を目指します。気が急いています。

嵐山に着きました。朝の渡月橋をゆっくり鑑賞してから、7時30分に開場する天龍寺さんの駐車場に余裕で駐められました。幸先の良いスタートです。この駐車場は17時の閉場まで1,000円で駐められるという誠に都合の良い駐車場ですが、一度満車になったらなかなか空きが出ません。
【嵯峨野散策図】

天龍寺駐車場→宝厳院→桂川→
【⑤臨済宗 天龍寺】
→北門→竹林の小径→大河内山荘→
【⑥常寂光寺(じょうじゃくこうじ)】
【⑦二尊院】
→カフェ仙扇(昼食)→
【⑧祇王寺】
→竹林の小径→嵐山→天龍寺駐車場
お寺が開くのは8時半なので約1時間あります。写真を撮りながら近くを散策しますがまだ人が少なく、朝の空気の中で気持ちがよく時を過ごします。

宝厳院
紅葉の時期だけ公開されますが、公開は9時からなので外から写真を撮られていただきます。

桂川の畔に出て、のんびり景色を眺めます。いいものです。
【⑤臨済宗 天龍寺】8:30~9:30
入場料 本堂+庭園 800円

いよいよ入場開始です。
まだそれほどの人出ではありません。

お馴染みの構図ですが、落ち着いて撮れました。

バックのお山もいい具合です。

ちょっと絵画的に

前回訪問したときは、「お庭の写真を撮るだけだから」と庭園のみの入場券にしましたが、これは失敗でした。
地面の高さからお庭を見てもいまひとつです。
お庭というのはお部屋の中から見るものだと気づいたので、今回はどこのお寺さんでも本堂に上がってお庭を拝見しました。
まだまだ見ていたいですが、先がたくさんあります。
北門から外に出ると、そこは有名な「竹林の小径」です。

みなさんの記念写真スポットです。
カメラマンやスタッフを従えて結婚写真を撮るカップルさえ何組もいます。
【⑥常寂光寺(じょうじゃくこうじ)】9:45~11:10
入場料 500円 本堂 500円

3年前に超絶すばらしかった常寂光寺ですが、今年もそれを上回るレベルです。
12月に入っているというのに紅葉真っ盛りです。

どこにカメラを向けても絵になるという状況にいると、そのうちどう撮ったら良いか混乱してきます。

多宝塔
どうしても青空を入れたくなりました。

こちらでも本堂に上がり込んで、ゆっくりさせていただきました。
【⑦二尊院】11:20~11:45
入場料 500円

紅葉の馬場
テレビでも紹介されていましたが、いま真っ盛り。
ただここは枝が低いので、人を入れずに写真を撮るのは至難の業です。

それではと枝の下から見上げるように

美しい女性が入る分には良しとします。
そろそろ昼時ですが、ここらで食事をするのはたいへんです。多くの人が並んでいたり、べらぼうな値段だったりと決心がつきかねます。
祇王寺に向かっていたら感じの良いカフェがちょうど席が空いていて、欧風ビーフカレーが 1,000円とリーズナブルだったので飛び込みました。
小休止できたし、お腹も満たされたし、たいへん助かりました。
【⑧祇王寺】12:10~12:45
入場料 300円

いよいよ祇王寺です。
祇王寺は「平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を去り、母と妹とともに出家、入寺した悲恋の尼寺」だそうで、つつましやかな雰囲気に充ちた草庵です。
常寂光寺とは違った美しさで、ここまで来て本当に良かったと思います。

苔のお庭がすばらしく、こもれ陽が映えます。

もう圧倒されるばかりの紅葉です。

いつまでも留まっていたくなる雰囲気です。
嵯峨野はこれにて終了しましょう。
天龍寺の駐車場まで戻れば愛車ActiveHybrid3が待っています。
既に満車となっているので、早く出てあげるのが良さそうです。
もう帰路につこうかと考えましたが、あと1ヶ所やはり気になります。
それは北野天満宮ですが、覗いてみて混んでいるなら素通りすることにします。
【⑨北野天満宮】14:00~14:45
入場料 1,200円 駐車場 600円
駐車場を心配したのにあっさり入れました。京都のキャパの大きさには感心します。

学問の神様菅原道真公の北野天満宮ですが、紅葉の季節には境内にある御土居(おどい)の一部が「もみじ苑」として公開されます。
嵯峨野、永観堂と並ぶ京都紅葉見物では欠かせない重要ポイントです。

いやいやいや~、見事です。
常寂光寺、祇王寺で紅葉をたっぷり味わっても、また別の味付けと感じるド迫力です。

下を流れるのは紙屋川。
後で調べたらもみじ苑の公開が12月15日(日)まで延長されるそうです。
そうでしょう、まだまだ見頃です。
これにて京都の紅葉狩りは終了です。
アスパラ奥様が大のお気に入りだった京のお菓子「華」をお土産にしようと、鼓月本店に立ち寄りましたが、あとは一生懸命に帰ります。
帰路行程
北野天満宮→鼓月本店(みやげ)
→五条大橋→国道1号→京都東IC→名神
→草津JCT→新名神→土山SA(夕食・給油)→
→四日市JCT→伊勢湾岸道→豊田JCT→新東名
→岡崎SA→静岡SA→長泉沼津IC→長泉町
家には20時44分、無事に帰着しました。
途中、土山SA、岡崎SA、静岡SAと約1時間毎に休憩を取っています。
昔はSAではトイレを済ませばすぐに出発したのに、いまは体操したり、じっくり店を眺めたりとしっかり気分転換しています。ツァー旅行に参加するようになって、SAを楽しむというクセがついたのでしょう。
西から帰ってくるときは、浜松いなさJCTから3車線になると、もう本当に気楽な走りで助かります。新東名静岡県区間こそ「高速道路のあるべき姿」だと声を大にして言いたいくらいです。
2日間の旅行をまとめます
【走行記録】

出発 :12月3日(火) 6時56分
帰着 :12月4日(水) 20時44分
走行距離:785km
【ETC利用履歴】

通行料は 18,000円。
ガソリン代は785kmの走行で燃費14km、単価180円/ℓとすると約10,000円
この他に拝観料と駐車代で約10,000円
宿泊費が13,000円
お土産も約10,000円使いました。
概略6万円ですか~。
う~ん、ひとり旅だとこの位にはなりますか。
お金は随分かかりましたが、思い切って出かけたのは本当に良かったと思います。
それにしても京都の貫禄には唸らされました。ダントツのレベルだと感服いたします。
帰りに新名神土山SAで給油したら、セルフなのにハイオクの単価が207円/ℓでした。
おったまげてのけぞりました。