• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

アクティブアスパラのブログ一覧

2024年10月29日 イイね!

乗鞍・木曽への撮影旅行(2024年)

乗鞍・木曽への撮影旅行(2024年)季節が良くなり10月は大忙しです。
3日から名古屋に1泊で研修旅行に行き、17日からは2泊で「みちのく紅葉の旅」に出かけて、帰ってきてからまだ1週間も経っていないのに、10月25日(金)から今度は写真クラブの1泊撮影旅行に出かけました。前2回はあなた任せの旅で楽なものでしたが、今度はしっかり自分でクルマを運転する遠征です。

所属する写真クラブでは来年3月に写真展を予定していますが、まだまだ碌な写真がないので実は切羽詰まっています。作品作りのために秋の1泊遠征はたいへん重要な行事になります。5年前(2019年)にも乗鞍・木曽に行っていますが(乗鞍・木曽へ撮影旅行 )、とても良いところだと心に残っていて、ここなら良い写真が撮れそうだと再びの遠征です。

体調に自信がないと長老ご夫妻が直前にリタイアされたので遠征メンバーは5名になりました。行くのを2台にしようか1台にしようか悩みましたが、撮影機材もあるし、お土産も買い込みそうだし、アクアとActiveHybrid3の2台でゆったり行くことにします。

【10/25,26行程】
全体図
alt

乗鞍・木曽拡大図
alt
  長泉町→長泉沼津IC→新東名→新富士IC
 →西富士道路→富士宮道路→甲府精進道路
 →甲府南IC→中央道→岡谷JCT→長野道
 →塩尻IC→国道19号→アルプスサラダ街道
 →波田→国道158号→前川渡→
①乗鞍高原
 →まいめ池→どじょう池→
そば処 合掌
 →林道安曇奈川線→野麦街道→
②野麦峠
 →野麦街道→飛騨街道→長峰峠
 →県道20号開田三岳福島線→三岳
 →王滝村→
普寛堂 くるみ沢旅館(宿泊)
 →県道486号王滝加子母付知線→
③自然湖
 →王滝村→くるみ沢旅館(朝食)
 →県道256号御岳王滝黒沢線→
④清滝、新滝
 →御岳スカイライン→
⑤御嶽山 田の原天然公園
 →御岳スカイライン→王滝村→三岳
 →木曽福島→国道19号→権兵衛峠道路
 →伊那IC→中央道→小淵沢IC→国道20号
 →県道12号韮崎南アルプス中央線
 →白根IC→中部横断道→南部IC
 →国道52号→新清水IC→新東名
 →長泉沼津IC→長泉町

走行記録
alt
 出発  :10月25日(金)  5時
 帰着  :10月26日(土) 20時
 走行距離:651km

ETC利用履歴
alt
高速主体で渋滞もありませんでしたが、2日間で650km走るとさすがに老体にはきついです。
ACC(アクティブクルーズコントロール)が無かったらできなかったでしょう。
アクアの方は2人で交代していましたが、ActiveHybrid3はアスパラ一人で運転です。
1人分の負担は走行距離と通行料金で14,000円、他に二食付きの宿泊料が10,000円でした。

早朝5時に静岡県東部の長泉町を出発し、朝霧高原から甲府精進道路と抜けて中央道を甲府南から塩尻まで。そこからアルプスサラダ街道経由で梓川沿いの国道158号に入ると、もう気分は盛り上がります。前川渡から県道84号乗鞍岳線で乗鞍高原に上がりました。たいして寄り道はしませんでしたが、ここまで5時間かかりました。

【①乗鞍高原】
5年前に来て気に入ってから、単独で来たり、志賀高原への撮影旅行の時もちっともついでと言える場所でないのに寄り道したりと、何度も訪ねたお気に入りの場所です。

[まいめ池]
alt
乗鞍高原では必ず立ち寄る「まいめ池」
この日は乗鞍岳がこれでもかとばかり姿を見せてくれました。
まいめ池への写りこみを押さえておきましょう。

alt

alt
山の上の池はすっかり秋の気分です。

alt
乗鞍岳がきちんと姿を見せてくれるなんてそんなにありませんが、この日は山肌までくっきり見えています。貴重な機会ですから証拠写真を残しましょう。

alt
道端に名前を知らない可憐な実を見つけました。
あとでアプリで調べたら「エゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎)」でした。

[どじょう池]
alt
池にほとんど水はありませんが、乗鞍岳の全容にはまた感動しています。

[そば処 合掌]
alt
古民家のおそば屋さんですが、5年前にもここに来ていたことを店に来てから思い出しました。
最近は記憶力がめっきり衰えています。
そばと天ぷら盛り合わせをいただきましたが、写真は撮り忘れました。

[乗鞍岳展望台]
alt
しつこく乗鞍岳ですが、上高地乗鞍スーパー林道A区間(林道安曇奈川線)に入って白樺峠の手前に「乗鞍岳展望台」があります。看板に偽り無しで正面にど~んと乗鞍岳です。これくらいしっかり見たので、もう思い残すことはありません。

【②野麦峠】
山男F先輩の強いご希望があり、女工哀史「あゝ野麦峠」で知られた野麦峠に向かいます。野麦峠は長野、岐阜県境ですが、さすが思った以上に山の中です。
alt
野麦峠からは御嶽山が見えます。
alt
高地の感じが広がります。

【普寛堂 くるみ沢旅館】
alt
今日のお宿は「普寛堂 くるみ沢旅館」です。
明朝自然湖での日の出を撮るのが撮影旅行の本命ですが、5年前は木曽福島に泊まったため自然湖までが遠くてたいへんでした。できるだけ近くにということで御嶽湖畔王滝村に宿を探しました。

alt
宿の前に護摩堂がありお堂は旅館の持ち物だそうです。ここは御嶽詣での方々が泊まるための宿で、ご主人も行者さんで滝行もなさるそうです。
いろいろと御嶽信仰についてお話を伺うことができてたいへん勉強になりました。

alt
夕食です

【③自然湖】
alt
2日目の朝は本命の「自然湖」です。
自然湖は1984年の「長野県西部地震」によって王滝川の流れがせき止められて生まれた天然湖で、静かな湖面に立ち木が屹立し神秘的な情景を見せるという絶景地です。

残念ですが、陽が差込まず、朝もやもなかったので、今回は湖面への映り込みに注力しました。
alt

alt

alt
寒かったです。8時まで撮影という予定だったのに、アスパラは30分くらい残して車内に逃げ込み、シートヒーターをかけて暖を取っていました。

今回は自然湖での撮影してから20分くらいと近いので宿まで戻って朝食です。早朝のひと仕事を終えてゆっくり食事ができるというのはなんとも良いものです。
これからはこのパターンがクセになりそうです。

【④清滝、新滝】
朝食後はどこに行こうかと相談しましたが、すっかり御嶽山に取り込まれて滝行の行われる清滝・新滝に向かいます。

[清滝]
alt
下の段に立って滝に打たれるそうです。横には更衣室があります。

alt
鳥居と滝

alt
紅葉を入れて

[新滝]
どちらの滝も道路から結構な登り坂です。往復したら膝がガクガクになりました。
alt
一番奥にある滝にやっと辿りつきました。
高さがあるので、こんな滝に打たれたら怪我するのではと心配になります。

alt
滝から下る渓流も風情があって写欲を誘います。
ただ周りにコケもあって滑りやすく、足下には細心の注意が必要です。

alt
渓流に対峙する風景写真の鬼F先輩です。
気迫が漂っています。

【⑤御嶽山 田の原天然公園】
滝を存分に撮り終えて大勢は「さあ、もう昼も過ぎたから帰りましょうか」でしたが、F先輩は許してくれません。
「ここまで来たら冥土の土産に御岳スカイラインを登ってきたい」とのご希望です。
年寄り仲間ですから「冥土の土産」というフレーズは絶対です。

スカイランの終点は標高2180 mの御嶽七合目です。
alt
登りきりました。剣が峰はもう目の前です。
ここには長野県立御嶽山ビジターセンター「やまテラス王滝」があります。
御嶽山と言えば2014年9月27日の噴火が忘れられません。特にアスパラはActiveHybrid3の納車翌日に霧ヶ峰で第一報を聞いているのですごく心に残っています。ビジターセンターの中で噴火についてのビデオが流れていましたが、見始めたら途中で止められず最後まで食い入るように見てしまいました。

alt
遊歩道を少し歩くと展望台があり、ここからずっと山が見渡せます。
左が乗鞍岳、右が上高地方面で奥に穂高岳が見えます。

これにて撮影は終わりで、一路家を目指します。
土曜日ですから混雑が心配でしたが、権兵衛峠道路で木曽谷から伊那谷に出て伊那から順調に中央道に入れました。
一番心配したのはこの先でやっている須玉・韮崎間の中央道集中工事です。初めは「渋滞5分」なんて表示だったのでそのまま行こうと思っていましたが、諏訪湖まで来たら「渋滞30分」に伸びています。30分も渋滞の中にいるのはごめんですから、一般道へ逃げることにします。小淵沢で中央道を下りて国道20号線を走り、韮崎の手前から県道12号に逃げました。最近は平日ドライブばかりでかつて得意だった抜け道ドライブなんか久し振りです。アスパラが先頭になりましたが後続車はみなさん元気一杯です。昔のようなムチャ飛ばしはしませんが、制限速度をかなり超えています。それでも離れずにみなさん付いてきます。隊列の先頭を続けるなんて珍しいことでした。

おかげで渋滞に巻き込まれることもなく、順調に帰ってこられました。
運転の8割以上はAAC(アクティブクルーズコントロール)を使ったので、ひどい疲れにはなりませんでした。誠にありがたいものです。
まだまだいけるぞ!と自信を深めました。
Posted at 2024/10/29 17:10:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 信州 | クルマ
2024年10月23日 イイね!

みちのく紅葉(???)の旅

みちのく紅葉(???)の旅10月17日(木)から19日(土)にかけてまたも東北に出かけてきました。今度もツァー旅行ですから申し訳ありませんがクルマネタではありません。
先回8月2日~4日に「青森のねぶた」と「秋田の竿燈」 を訪ねたときは、まつりが目的ですから周りの観光地は素通りしました。
これがいけません。高校の修学旅行が東北だったので想い出は一杯散らかっていて、近くを通っただけに強く刺激されてしまいました。

ここのところツァーによく参加するので旅行社にすっかり狙われているアスパラですから、ツァーのご案内が毎週のように届きます。
チラチラ眺めていたら目にとまったのが、この「みちのく紅葉の旅」です。「紅葉3つの遊覧」として「①十和田湖湖上遊覧」「②角館人力車」「③猊鼻渓(げいびけい)船下り」を謳い、奥入瀬渓流や中尊寺も訪ねる内容だったので、おもわず「申込み」ボタンをポチってしまいました。

【行程】
alt 
1日目
東京駅(8:45発)==上野駅(8:51発)==大宮駅(9:10発)==
<東北新幹線・グランクラス利用>==盛岡駅==
【遊覧1】▲十和田湖遊覧(蒼い湖面と色鮮やかな紅葉のコントラストがすばらしい/約40分)==
十和田湖畔 (泊/16:00頃着)
滞在先 十和田ホテル
■バス走行距離:約90km

2日目
ホテル(8:00発)==
○奥入瀬渓流(躍動感溢れる渓流美/約50分)==
★比内地鶏きりたんぽ鍋膳のご昼食==
【遊覧2】○角館・武家屋敷通り
(紅葉に染まるみちのくの小京都/人力車で散策をお楽しみ/昼食と散策合わせて約110分滞在)==
鶯宿温泉(泊/16:30頃着)
滞在先 ホテル森の風 鶯宿
■バス走行距離:約220km

3日目
ホテル(8:45発)==
【遊覧3】▲猊鼻渓舟下り(素晴らしい風景を舟下りで満喫/約90分)==
★盛り出し式わんこそばの昼食(約50分)==
【世界遺産】◎中尊寺(金色堂建立900年/約60分)==一ノ関駅(16:49発)==
<東北新幹線・グリーン車>==
大宮駅(18:32着)==上野駅(18:51着)==東京駅(18:56着)
■バス走行距離:約140km

【東北新幹線】
東京駅に集合して、いよいよツァーが始まります。
alt
奥が22番線 こまち9号+はやぶさ9号、手前の21番線が我々が乗るやまびこ53号です。
やまびこ53号は盛岡止まりですが、こまち編成もつないで堂々17両編成です。

alt
走行中にこまち編成(E6系)とはやぶさ編成(E5系)が分離する事故が最近ありましたので写真に撮りました。
今日は無事に頼みますよ。

alt
じゃ~ん、座席は豪華にグランクラス。3名x6列=18名が定員です。
そのためこのツァーは18名の少人数編成です。

alt
グランクラスは本来「専任アテンダントによる、食事(軽食)提供のサービス、アルコール類を含む飲み物のフリードリンクサービス、各種アメニティグッズの用意、新聞、雑誌、時刻表の貸し出しなど、究極のおもてなしサービス」がウリなんですが、「やまびこ」では(アテンダントによる車内サービスがありません)と断っています。「仕方がないから車内販売で我慢しよう」と思っても、「やまびこ」には車内販売さえありません。「はやぶさ」と比べたらずいぶん格が落ちます。
「はやぶさ」も「やまびこ」も同じE5系編成を使っていて、上客は速達性のある「はやぶさ」に集中するでしょうから、「やまびこ」のグランクラスなんか乗る客はいないのでしょう。回送扱いにするところを席だけ使わせてあげますよという団体向けサービスです。ちょっとすねてみましたが、それでも座ってみればグランクラスはすこぶる快適で、たいへん満足できました。

alt
ツァーで3日間乗ったバスです。立派なバスですが18名しかいない団体ですから、1人2座席使用というお約束で、近くに荷物を置けるのは便利でした。

【①十和田湖 湖上遊覧】
alt
十和田湖は船に乗っての遊覧です。
これが目玉のひとつで、タイトル画のような紅葉を期待しましたが、暑さが続いたために紅葉はほとんどありません。

alt
十和田湖と言えば、休屋の湖畔にある高村光太郎の「乙女の像」が有名です。
船上から眺めます。

alt
なんとか紅葉を探してこの程度です。

【②十和田ホテル】
alt
1泊目のお宿は「十和田ホテル」
秋田杉をふんだんに使っている格調高いホテルです。
どうだすごいだろうという感じではなく、すべてが落ち着いた高級さです。

昭和天皇、ライシャワー米国大使、吉田茂などがお泊まりになりました。
秋篠宮も学習院中等科の修学旅行で泊まられたそうです。
実はアスパラも高校の修学旅行でここに泊まっています。とても懐かしいところです。

alt
部屋の窓から見た朝の景色で、十和田湖が眼前に拡がります。

【③奥入瀬渓流】
alt
2日目は、まず奥入瀬渓流。
バスで往復して途中で少し歩きましたが、ここは半日くらい掛けてゆっくり歩きたいものです。

alt
最上流部にある銚子大滝
マイナスイオンが溢れています。

【④八幡平】
alt
十和田湖から角館に向かう途中で八幡平を抜けますが、ここが一番紅葉が進んでいました。
ただ先を急いでいるのでバスは停まってくれず、窓からガラス越しに見るだけです。

alt
八幡平を下りたところでトイレ休憩。
玉川を堰き止めてできた宝仙湖です。

【⑤角館】
alt
目玉遊覧の第二弾は角館の人力車
くだらないと鼻で笑っていましたが、乗ってみたらこれがたいへんおもしろい。

alt
こちらが車夫のお兄ちゃんですが、ツァー参加の女性陣には大人気でした。
彼が牽く車で武家屋敷を回りますが、しっかり勉強していて上手な案内はとてもおもしろかったです。

alt
角館の武家屋敷通り

【⑥鶯宿(おうしゅく)】
alt
2泊目は盛岡の奥座敷である鶯宿温泉「ホテル森の風 鶯宿」に泊まります。
昨日と違ってドカーンと威容を誇るホテルです。バブルの産物でしょうか。

alt
こちらも部屋(9階)から見た朝の景色がすばらしかっです。

【⑦猊鼻渓(げいびけい) 船下り】
3日目は盛岡を過ぎて一ノ関まで南下します。
北東北の中を移動しているだけですが、東北地方は南北にものすごく長いのだと痛感します。

3つめの目玉遊覧は猊鼻渓の船下りです。
alt
前日降った雨のお陰で川面には気嵐が立って写欲が湧きます。

alt
すばらしい景色です。欲を言えばもっと紅葉がですが、それは言わないことにしましょう。

alt
船の後を鴨がずっとついてきます

alt
一番奥で船を下りて、そこから少し歩きます。

alt
大猊鼻岩

alt
帰りは船頭さんが自慢の喉を披露してくれましたが、それは見事なものでした。

【⑧中尊寺】
最後はいよいよ「世界遺産 中尊寺」です。
alt
中尊寺と言えば金色堂
と言ってもこれは覆堂。金色堂はこの中です。

alt
金色堂の中はもちろん撮影禁止です。
ではこの写真はどうしたのかと言えば、出口に記念写真用の大きなパネルが用意されていて、その前で撮りました。
来年の年賀状にはこれを使おうかしら。

alt
金色堂にばかり目が行きますが、中尊寺はそこここに雰囲気のある景色があり、ここもゆっくり訪れたいものです。

一ノ関から新幹線で帰路につきましたが、一ノ関から東京まで2時間ですからあっという間です。
お弁当を食べてちょっと居眠りしたらもう着いてしまいます。
クルマで行くのも楽しいですが、この新幹線のスピードにはちょっと太刀打ちできません。

「紅葉の旅」としては空振りですが、いろいろ貴重な体験ができました。
今回は名所の位置関係を体で覚えたので、次はポイントを絞ってゆっくり出かけてみたいです。
Posted at 2024/10/24 00:24:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | 東北 | クルマ
2024年10月12日 イイね!

椿ライン阿房自動車

椿ライン阿房自動車すっかり涼しくなってきたら元気になって、お出かけ癖が復活しています。
一昨日(10月10日(木))のことですが、午前中は近所の年寄りが集まって1週間に1度しっかり体を伸ばそうというストレッチ体操に参加しましたが、昼飯を食べたらもうやることはありません。暑い時期はエアコンを掛けてどうでも良いテレビをハシゴしていましたが、いまや外は爽やかな天気です。
「なんにも用事がないけれど、クルマを転がして来よう」とまたも阿房自動車を走らす気分です。またまた富士山麓の「CAFE DO 凜」に行くか、小田原の「だるま料理店」に天重を食べに行くか、どっちでも良いことに散々悩んで小田原に転びました。

静岡県東部に住んで「クルマを走らせるのにこんなに恵まれたところはない」なんてつぶやいているのに、最近はそのメリットを活かしていません。小田原に行くのだってまっすぐ行くのでは能がないので「椿ライン」「真鶴道路」「箱根旧街道」を絡めた阿房自動車にしましょう。

【行程】
alt
  長泉町→国道1号→箱根峠→箱根新道
 →箱根大観IC→
【大観山】
【椿ライン】
 →奥湯河原→オレンジライン
 →湯河原→
【真鶴道路(旧道)】
 →真鶴駅→小田原→
【だるま料理店】
 →国道1号→湯本→
【箱根旧街道】
 →甘酒茶屋→元箱根→箱根峠→国道1号
 →長泉町

【走行記録】
出発  :15時09分
帰着  :19時01分
走行距離:99km

【大観山】
alt
「見えても見えなくてもどちらでも良い」と強がりを言ったものの、見えないよりは見えた方が良いに決まってます。ただ心がけが悪いので富士山はしっかり雲の中です。芦ノ湖とそこを走る遊覧船だけでまあ我慢しましょう。
タイトル画は大観山の駐車場で、定番の写真スポットです。

【椿ライン】
大観山から小田原は、快走路である箱根ターンパイクを選ぶのが普通でしょうが、ターンパイクは900円も取られるし、スピードの出すぎに注意しているだけの下り坂なんてちっとも面白くありません。アスパラの好みは断然「椿ライン」です。これでもかこれでもかと続く急カーブ、その間の短い直線区間で加減速と切り込みのタイミングを楽しむ、偏執狂的であり難易度が高い道です。通行量も比較的少なくて、この日も前を塞ぐクルマはいませんでした。
大観山でナビの目的地を「湯河原駅」にセットしたところ、当然「椿ライン」が案内されると思っていたのに、なんと小田原経由になりました。「距離優先」でセットし直しても案内されるのはまたも小田原経由です。湯河原へは椿ラインで下るのが近いというのはアスパラの思い込みで、もしかするとあまりに屈曲して距離が長くなっているのかもしれません。

久し振りの椿ラインですから初めは緊張します。しばらくすると感覚が戻りましたが、たまには走っていないとやはり腕が落ちてしまいます。その上にこの日の椿ラインは、両側からススキが大きくせり出してきて道路を狭くして難儀しました。カーブでは対向するバイクが現われないか、より一層注意が必要でした。

【真鶴道路(旧道)】
現在は真鶴ブルーラインの部分(湯河原町吉浜-真鶴町岩)が真鶴道路と呼ばれていますが、昔は小田原から真鶴駅前を経由して湯河原まで全体が真鶴道路でした。今回は昔を懐かしんで真鶴駅前を通る旧道にしてみました。いつも小田原から湯河原に向かうばかりだったのが、反対に湯河原から小田原に向かって走ってみるといつもと違った景色になって楽しいです。小田原に近づくと街の中に小田原城が見えてくるなんて新鮮な発見です。

【小田原 だるま料理店】
alt
いつもながらの「だるま料理店」に到着。

alt
天井が高く、適度に古びた店内にアスパラはとても癒されます。
17時入店という中途半端な時間だったこともあり、他にお客はいません。

当然のように「こだわり天重」を注文しましたが「昼間お客様が多くて売り切れました」とのことです。
びっくりしましたが、メニューに「限定数」と謳われているのですから文句は言えません。

alt
代わりに注文したのがこちら 「海鮮ちらしセット(3,685円)」
こちらも「限定数」ですが、まだ大丈夫でした。

期待の天重にはありつけませんでしたが、お陰でいままで手を出さなかったものを味わいます。
久し振りにしっかり刺身を堪能できて、これはこれで大満足です。

【箱根旧街道】
小田原から箱根峠に向かっては
 ①箱根駅伝を思い起こしながらなら宮ノ下経由の「1号線」
 ②先を急ぐならば「箱根新道」
 ③クルマの性能を引き出すならば「ターンパイク」
 ④箱根の風情を楽しみ力強く登るならば「旧街道」
と選択肢はたくさんあります。

今回は先を急ぐ訳でもないし、楽しく箱根を越えようと「箱根旧街道」です。
温泉旅館が建ち並ぶ湯本、寄木細工の畑宿、甘酒茶屋、お玉ヶ池と沿道は箱根をたっぷり感じる所ばかりです。

元箱根、箱根町を過ぎて箱根峠を過ぎると、あとはひたすら国道1号線を三島に向けて下りていきます。箱根新道からのトラック、通勤のクルマで列をなしての走行になりましたが、意外なほどに速いペースなのでまったくストレスはありません。

涼しさに誘われたお出かけでしたが、外には出なければいけないと痛感します。
新しい発見もありますし、久し振りに訪問すれば懐かしく思い出すこともいろいろあって、大いに脳が活性化されます。

Posted at 2024/10/12 19:46:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 箱根 | クルマ
2024年10月09日 イイね!

懐かしいクルマ達(トヨタ産業技術記念館)

懐かしいクルマ達(トヨタ産業技術記念館)アスパラは時間に余裕がある隠居ですから、社会貢献も多少はしなければと福祉関係のお手伝いをしております。先週木曜日(10月3日)はそのメンバー達と名古屋まで研修に出かけてきました。
まずは本来業務で障害者施設を訪問して、たっぷり福祉のお勉強をさせていただき、その後は社会勉強に移ります。行先は名古屋駅近くの「トヨタ産業技術記念館」です。

ここはトヨタグループの17社(豊田自動織機、トヨタ自動車、愛知製鋼、ジェイテクト・・・)が共同で運営しているそうで、トヨタグループのシンボル的な施設です。元々は豊田自動織機の工場だった場所で、内部は「繊維機械館」と「自動車館」に分かれています。

alt
「産業技術記念館」としては豊田佐吉翁の遺徳を偲んで自動織機をじっくり見てもらいたいとお考えのようです。
しかし団体行動で時間が限られていたので、アスパラは「繊維機械館」をスルーさせていただき、真っ直ぐ「自動車館」に向かいました。

「自動車館」は「各時代を代表するトヨタ車を展示」というコンセプトで、我々爺さん、婆さんの心に響く懐かしいクルマばかりです。

【初代クラウン(1955-62年)】
alt
最初に展示されていたのは初代クラウン。
アスパラがこどもの頃に初めて我が家に来たクルマだったので、とっても懐かしいです。
我が家のクラウンと同じ「スタンダード」なので、フロントガラスの中央に支柱があります。
当時の技術では1枚もののフロントガラスでは高価なため、2枚に分割されているという事情です。

ナンバープレートの上にある小さな穴も懐かしいです。何かというと、トランクにしまってあるクランク棒をここに刺して、手動でエンジンを回せば掛けられるというものです。昔はバッテリーが弱くて、スターターの力でエンジンがかからないなんてことはしばしばでした。そんな時に、うちの母親なんか平然とトランクからクランク棒を出してきて、ここに差込んでゆっくり2~3回転させてから、腰を入れてエイッと引き上げて上手にエンジンを掛けていました。まことに手慣れたものです。

このクルマ、実はラジオは付いていないし、クーラーどころかヒーターさえありません。冬場になると母親が豆炭を起こしてくれて、こども達は炭を入れた「品川あんか」という暖房器具を抱えてクルマに乗っていました。車内で炭を燃やしているのですから、しょっちゅう車酔いもしました。

alt alt
こちらは同じクラウンでも「デラックス」で「スタンダード」とは歴然と差があります。フロントガラスは1枚ものになり中央の支柱はありません。バンパーにも角が生えたり、フォグランプが付いたり、フロントには「TOYOPET」というエンブレムまで追加され装飾が豊富です。タイヤは側面が白のホワイトタイヤで目立ちますが、高級車はホワイトタイヤというある時期までの常識が、いまやすっかり昔話になりました。

リアの後退灯もとってつけたような簡単なものです。

【3代目コロナ(1964-70年)】
alt alt
3代目コロナは大人気のクルマで、懐かしがる仲間が多かったです。
コロナは初代、2代目ともブルーバードの後塵を拝していましたが、3代目で遂に立場を逆転しました。
お洒落でブルジョアになったような気がするし、ちょっと誇らしくなるクルマでした。

【初代カローラ(1966-70年)】
alt
カローラが登場して、クルマというものがぐっと身近なものになりました。
アスパラは大学3年の時(1972年)に、友人の家のカローラで17泊18日の北海道一周をしてきました。(1972年に北海道を一周
若かったですね~。いま見ると、よくこんなクルマでフェリーも使わず北海道までいったものだと感心します。

【初代セリカ(1970-77年)】
alt alt
このクルマは憧れました。
1974年に就職してからすぐに新車に手を出しましたが、憧れていてもセリカには手が届かずに、そのベース車だったカリーナハードトップに落ち着きました。それだって思いっきり背伸びしています。会社に入った頃の我々にとって、セリカはどんなに憧れても手が届かないという存在でした。

【初代ソアラ(1981-86年)】
alt alt
昭和の終わり、バブルが膨らんで行く時期に現われて、大いに心を揺すぶられました。
「クルマも遂に400万円を超える時代になった」と新聞では騒いでいました。

【トヨタ2000GT(1967-70年)】
alt alt
「各時代を代表するトヨタ車を展示」と謳う以上は、このクルマを展示しない訳にはいかないでしょう。

alt alt
2000GTのエンジン(3M)も展示されていました。

展示されているクルマは、私ら世代にちょうどマッチしているので、どんどん引き込まれました。
時間を忘れるほどの内容でした。
次はぜひ念願の「トヨタ博物館」に行ってみましょう。
Posted at 2024/10/09 19:30:59 | コメント(4) | トラックバック(0) | 昔の話 | クルマ
2024年09月29日 イイね!

富士山阿房自動車

富士山阿房自動車鉄道紀行文の大御所内田百閒(ひゃっけん)先生の名著「阿房(あほう)列車」は、「阿房と云うのは、人の思わくに調子を合わせてそう云うだけの話で、自分で勿論阿房などと考えてはいない。用事がなければどこへも行ってはいけないと云うわけはない。なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う。」で始まります。百閒先生に心酔するアスパラも「なんにも用事がないけれど、クルマを転がして富士山へ行って来よう」と思いました。

暑い日がずっと続いて「不要不急の外出は控えて家でエアコンを入れていろ」と言われますが、何より自分の気力が無くなってしまいました。やっと涼しさが戻ってきたので、昨日9月28日(土)に久し振りの阿房自動車を走らせました。

「用事がないのに出かけるのだから、三等や二等には乗りたくない。汽車の中では一等が一番いい。」と百閒先生は仰有いますが、それはアスパラもよく分かります。「用事がないのに出かけるのだから、混んだ道は行きたくない。快適に走れるのが一番」です。幸いにも静岡県東部はそういう点では恵まれています。土曜日だって道を選べばいくらでも気持ち良く走れるところです。

【行程】
どうです。見るからに楽しそうなコースでしょう。
alt
  長泉町→裾野バイパス(国道246号)
 →須山街道(県道24号富士裾野線)→
①裾野市 梅の里
 →裾野パノラマロード→十里木→
②CAFE DO 凜
 →勢子辻→富士南麓道路(国道469号)→村山
 →県道72号富士白糸滝公園線
 →富士山スカイライン(県道180号富士宮富士公園線)→
③水ヶ塚公園(森の駅富士山)
 →富士山スカイライン(県道152号富士公園太郎坊線)
 →滝ヶ原街道(県道23号御殿場富士公園線)→滝ヶ原
 →東富士演習場周辺団地間連絡道路→板妻
 →富士南麓道路(国道469号)→大野路
 →裾野パノラマロード→須山街道
 →裾野バイパス→裾野
④かつ栄裾野店
 →県道394号沼津小山線→長泉町

【走行記録】
alt
かつ栄裾野店までの記録です。
すべて一般道路を走りましたが前を塞がれることはありません。
ジェントルに走っているのに平均速度44.5km/hですから、気持ちよさは分かっていただけるでしょう。

【①裾野市 梅の里】
途中で寄り道もしています。
alt
東富士演習場沿いを登る裾野パノラマロードに梅の里があり、周辺は彼岸花が楽しめます。

alt
彼岸花とコスモスのコラボです

alt
名前が分からなかったが、帰ってから調べたら木槿(むくげ)だそうです

alt
一生懸命蜜を集めているハチさんも撮ってみました

alt
十里木では愛鷹連山登山口の広場は、すすきがもうすっかり秋らしくなっています。

【②CAFE DO 凜】
alt
先週写真仲間と立ち寄った「CAFE DO 凜」に今度は一人で来てしまいました。

alt
お許しをいただいて、壁に並ぶカップを撮らせていただきます。

alt
前回はロイヤルブレンドとモンブランでしたが、
今回はクラシックブレンド(北野坂)とチョコレートケーキにしてみました。

alt
帰りがけにトイレを拝借。
ここのトイレは開放的で庭に面して大きな窓があり、そこの巣箱に鳥が来ています。
もの怖じもせず逃げませんが、こちらの方もしっかり鳥に覗かれました。

「CAFE DO 凜」を出て、ここからはもう楽しさ全開です。
勢子辻からの富士南麓道路はすっかり整備されて、富士宮と御殿場を結ぶ幹線になりましたが、50km/h制限ですが緩い湾曲とアップダウンのある道はトラックだって70km/hをキープしています。腕を発揮するような道ではありませんが、何もしないで気持ち良く流れます。

山宮で右折すれば富士山スカイラインの周遊区間ですが、こここそActiveHybrid3が特徴を発揮できる大のお気に入りです。一気に標高を稼ぐので結構な登り坂でつづら折りですが、十分に道幅はあって気持ち良く速度コントロールを楽しめます。ActiveHybridはモーターアシストが付いたBMWの6気筒エンジンなので、静かに力強くという特徴を存分に発揮します。

【③水ヶ塚公園 山の駅富士山】
気持ち良く登ってきて、ついでに登山区間を富士宮口五合目まで登ってしまおうかと思い始めたところで、濃い霧に包まれ始めました。これでは登山区間に入っても仕方がありません。
alt
周遊区間のサミットになる水ヶ塚公園(山の駅富士山)で小休止しましたが、ご覧のような霧の中です。山の駅の建物さえまったく見えません。

alt
外気温も16℃で、もはや寒い領域です。

ここからはずっと東富士演習場の中を横断したり、境界沿いに走ったりの連続ですが、良く整備されているのでいくらでもスピードが出せそうです。
少し下れば晴れると思っていた霧は御殿場側では一向に晴れません。速度を抑えて気をつけながら降りていきます。
慎重に運転していて良かったです。演習場の入口付近で突然鹿に遭遇しました。3頭です。ぶつからなくて良かった~。


【かつ栄 裾野店】
楽しく走ってきてこの時間になれば、やはり「かつ栄裾野店」で食べて行きましょう。
alt
カキフライフェアをやっていたので、ヒレかつ+カキフライの定食(税込2145円)をいただきました。

なにもしないでゴロゴロするより、遙かに充実した半日になりました。


Posted at 2024/09/29 19:34:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 富士山 | クルマ

プロフィール

「@福六 さん、やっぱり先を越されてしまいました~!宿とお風呂とお料理の詳細な報告を、よろしくお願いしま~す。」
何シテル?   11/05 19:18
アクティブアスパラです。 42年間の会社勤めを終えて、いまや隠居生活です。体が動くうちにしっかり遊んでおかなければと、テニス、スポーツジム、写真にと毎日大忙し...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     1 2
3456789
10111213141516
171819 20212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

突然の豪雨 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/09 19:54:43
昔は10円玉を何枚も用意して彼女の家に電話していたもんじゃ。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/11/29 13:14:00
ライダーの苦悩 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/12/19 09:37:57

愛車一覧

BMW アクティブハイブリッド 3 AH3 (BMW アクティブハイブリッド 3)
2014年9月26日大安吉日に納車されて以来、5年が経過しました。 6気筒とハイブリッ ...
トヨタ ヴィッツ ピースケ (トヨタ ヴィッツ)
通勤用に購入して、退職後はもっぱら町内を走るだけ。稼働日数は多いが、距離はちっとも伸びま ...
トヨタ アリスト (チカラ)アリスケ (トヨタ アリスト)
トヨタ アリストには14年18万5千キロ乗りました。49歳~63歳でしたが、思い出深く充 ...
ローバー 200シリーズ ハッチバック ローバー200 (ローバー 200シリーズ ハッチバック)
長く続いた名古屋、東京勤務から解放され97年に沼津に戻りましたが、既にアスパラ奥様はクル ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation