
ここのところは大忙しでした。
そのひとつが写真展の開催です。アスパラは2つの写真クラブに入っていて、そのひとつの「沼津写楽」の写真展については毎年報告させていただいておりました(「
2020フォト沼津写楽 写真展 」)。
ところが高齢者達が集まる趣味のクラブはいろいろ難しい面があり、昨年暮れに内紛があって空中分解してしまいました。それでいまは、もうひとつの「写団わくわく塾」に集中しています。こちらはずっとお気楽で、それぞれの個性を尊重しながら和気あいあいと運営されているので、のんびり平和なクラブです。写真展も毎年やっては作品を揃えられないと、2年に1度の開催です。
今年は開催年にあたりますので、長泉町の「コミュニティながいずみ」で、6月30日(水)~7月4日(日)の5日間に亘って開催しました。写真展をやるには、開催前から出展写真の選定、プリント、額装、案内状の配布と大忙しですが、搬入日になれば搬入、解梱して作品を吊し、キャプションを貼って、照明を調整してと会場設営が大仕事です。
会期が始まればなおたいへんで、特に今年は新型コロナウイルス感染対策のため、来場者に検温と手指消毒をお願いしたり、万一感染者が出た場合に追跡できるように来場者カードに氏名、住所、電話番号を必ず書いていただいたりと、慣れない仕事が増えました。
出展者は11名で、ひとり6点ずつ計66点の展示です。知合いが来れば一緒に周りながら説明となりますが、一組に30分~1時間程度かかることはざらで、なかなかハードな仕事です。でも来ていただいた方にいろいろなご評価を聞かせていただくのは、もの凄く勉強になります。自分が受付当番でないときも、結局会期中ほとんど会場に詰めてしまいました。

会場全景
ところが今回の写真展はエライことでした。
会期中ほとんど雨に降られ、特に7月3日(土)は静岡県東部は極めてたいへんな状況に陥りました。
深夜のうちから町内に避難指示が出たため、なんと私たちの写真展会場の隣が避難所になりました。最盛期には40~50人の方が避難してきて、顔なじみの自治会役員さんをねぎらったり、みなさんと情報交換しながら過ごしておりました。

黄瀬川の増水により流された住宅跡(静岡新聞より)
近くの黄瀬川がどんどん増水して、そのうち会場から500m位のところの住宅が流されたという情報が届きました。

さらに下流では、旧国道1号線の黄瀬川大橋が崩壊したというニュースも伝わってきました。
情報収集のために私たちが座る受付の前にテレビが置かれて、それでニュースを見ていましたが、突然流れたのが熱海で起きた土石流の動画です。避難者の方々と見ていましたが、一瞬どよめきがあった後はみなさん言葉がありませんでした。
午後は小やみになり避難者は順次家に引き上げたので、私たちが避難所の留守番役になりました。

東名も沼津・裾野間の上り線がその後1週間近く通行止でした。今日テニスに行くときに現場近くの陸橋から覗いたら、結構に大ごとです。いまは1車線で通していますが、全面復旧するにはまだしばらく時間がかかりそうです。
そんな状況でしたので、写真展の来場者は前回の6割程度に留まりました。
もっとも、ブログやインスタグラムが主流になって、写真を大きくプリントして見ていただくというのが、どうも流行らなくなったようです。
写真は大きくして他の作品と並べてこそという写真展の考え方は、あまりご理解いただけないようです。
今回も備忘録として、アスパラの出展作品を並べますので、よろしければゆっくりご覧ください。
(本当は大判で、プリントされた色合いをじっくり見ていただきたいです)
多くの作品は、みんカラに一度は載せていると思います。

「富岳快晴」
山梨県 河口湖大石公園

「春めいて」
静岡県 南伊豆青野川

「雲光る」
静岡県 芦ノ湖スカイライン 三国峠

「澄みわたる」
長野県 上高地

「天を衝く」
長野県 白骨温泉

「山の朝」
長野県 乗鞍高原まいめの池
Posted at 2021/07/16 23:09:52 | |
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