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アクティブアスパラのブログ一覧

2022年12月30日 イイね!

さあどうなるか 2023箱根駅伝

さあどうなるか 2023箱根駅伝今日は富士山女子駅伝をテレビ観戦しました。コース下見をした甲斐があって、まわり状況をしっかり把握できて臨場感も高まりました。結果は名城大の5年連続2冠(全日本、富士山)達成と、圧倒的な強さが示されました。

元日に実業団駅伝はあるものの、アスパラの興味はいよいよ箱根駅伝です。毎年この時期には箱根駅伝予想をアップするのに今年はサボっておりました。「どうした!」という叱責もいただいています。実は前から引受けている福祉関係のボランティアで役員のお鉢が回ってきてしまい、いまのうちに済ませておくかとお引受けしたら、これがメチャクチャに忙しくて、とても駅伝予想まで手が回りませんでした。

しかし正月にテレビ観戦するには、事前予想をした方が楽しめます。簡単にでも整理しようとやっと神輿を上げました。

今回は、予選会も全日本大学駅伝もしっかり観戦したのに、その時点でまとめれば良かったのにグズグズしました。いつものベースボールマガジン社「箱根駅伝完全ガイド」も最近やっと購入したほどです。


【2022年の顔ぶれ】
今回2022年も出場校は20校とオープン参加の関東学生連合を加えて21チームです。
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最多出場は中央の96回。最多連続出場は日体大の75年で、どちらも無事に記録を延ばしています。

[復帰組]
予選会を通過して本戦に復帰するのは大東文化(予選1位)、城西(予選3位)、立教(予選6位)の3校です。立教はなんと55年ぶりに復活してきました。

[落選組]
反対に昨年の出場校から3校が落選しました。神奈川(予選11位)、中央学院(予選12位)、駿河台(予選19位)です。駿河台は前回伝統校を押し退けて初出場しましたが、今度はしっかり跳ね返されました。

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さて、これがアスパラの秘宝のデーターシートですが、最新版に更新しています。

今年は違った切り口を試してみました。
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過去5年間について、シード校は前年順位と次の年の本戦順位を、予選会組は予選順位と本戦順位を比較しました。

この5年間の優勝は、青山3回、駒澤1回、東海1回ですが、連覇は18年の青山ただ一度だけです(このときの青山は15年から18年まで5連覇しています)。

シードについて見ると、前年10位までのシード組は72%の確率で次の年もシードを確保しており、シード組からは3校程度がシード落ちしていることになります。前年順位が3位以内ならば93%シードを獲得できます。この5年間で落選しているは19年に前年3位だった早稲田が12位に沈んだ1例のみで、本戦3位までのチームであればほぼ安泰でしょう
予選会を見ると予選会順位が6位以下だと本戦で10位以内に入る確率は16%に留まり、かなり厳しい状況です。

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次に直前の全日本での順位と本戦結果の比較です。

特徴的な発見は、全日本で3位に入らないと箱根では優勝できないということです(あくまでこの5年のことですが)。もうひとつは、この5年間で全日本と箱根の2冠を得ているのは21年の駒澤のみで、19年東海、20年青山、22年青山とも全日本は2位ながら箱根で優勝しています。二兎を追わずに箱根に絞るという戦術の方が可能性が高くなるのかもしれません。

さて、以上の知見を加えて優勝校とシード獲得校(10位以内)を予想しました。

【優勝校の予想】 駒澤
前年優勝青山と全日本3連覇中の駒澤に絞られるでしょうが、全日本で2位になった國學院にも可能性はあるかもしれません。
21年は青山と予想したら駒澤が、22年は駒澤と予想したら青山が優勝してしまい、アスパラは予想を外し続けています。どちらかを予想するなんて、もうサイコロを転がすようなものです。散々迷いましたが、全日本の8区間、出雲の6区間を通して青山は一度も区間賞を取れていないことを見つけたので、それを最後の判断根拠にして青山は外して、優勝するのは駒澤だと予想しましょう。

【シード権確保】
難しいのはシード権(10位以内)確保です。

以下がアスパラの判断根拠です。
①「前年順位」
 ・前年3位以上なので、まず青山、順天堂、駒澤を入れましょう。
 ・前年16位以下なので日体大、山梨学院、専修は落としましょう。

②「直近全日本」
 ・直近全日本で2位ですから國學院は入れましょう。
 ・直近全日本で11位以下または予選落ちしているので
   帝京、法政、大東文化、城西、立教、国士舘は落とします。

④「予選順位」
 ・予選会順位が9位なので東海は落とします。

ということで、シード獲得(10位以内)は次の10校に絞られました。
 青山、順天堂、駒澤、東洋、東京国際、中央、創価、國學院、明治、早稲田

関係者のみなさまにはお怒りやご不満がおありでしょうが、昨年もお断りしたように年寄りの無責任なたわ言ですから、どうか聞き流して下さい。

なんとかレース前に予想をまとめました。
これで箱根駅伝をじっくり楽しめます。
Posted at 2022/12/30 19:11:29 | コメント(3) | トラックバック(0) | 箱根駅伝 | クルマ
2022年01月10日 イイね!

2022年箱根駅伝を振り返って

2022年箱根駅伝を振り返って今年の正月もどっぷり箱根駅伝に浸かり、しっかり楽しませていただきました。
それにしても青山学院の勝ちっぷりには圧倒されました。
「パワフル大作戦」なんてふざけたことを言っていると思ったら、まさにそのパワーで圧倒されました。
もうお見事と言うしかありません。

アスパラは年末に「原マジックの神通力が無くなってきた」なんて失礼を申し上げましたが、原マジックの神通力が復活し今後数年間は持続しそうです。もう脱帽です。

毎年勝手な予想をしているアスパラですから、今後のために今年のレースを整理しておきましょう。
主催者 関東学生陸上競技連盟による公式記録はこちら をご覧下さい。

【往路記録】
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【復路・総合記録】
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これらのデータに基づいて、アスパラのデーターベースを修正しました。
【アスパラの箱根駅伝データーベース】
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[タイム向上]
青山が総合記録を更新しましたが、今年はまさに高速レースでした。
昨年は各校タイムを落としていますが、今年は連続出場した18校のうちタイムを落としているのは日体大ただ1校だけで、軒並みタイムが向上しています

[予選順位]
予選会2位の「中央」と6位の「法政」がシードを獲得しました。
逆にシード組だった「東海(前年5位)」と「早稲田(前年6位)」がシードを落としています。

[持ちタイム]
シード権(10位以内)確保の学校を予測するのに、各校上位10名の1万メートル記録の平均値による「持ちタイム順位」を今年から判断材料に入れてみました。ところが結果は散々です。持ちタイムが3位の「東海」、4位の「明治」、5位の「早稲田」が枕を並べてシード落ちとなりました。
こんなことではもう来年から「持ちタイム順位」なんか判断材料にはできません。

[全日本順位]
全日本大学駅伝の上位3校(駒澤、青山、順天堂)がそのまま箱根でも上位3校になりました。両大会の相関は注目していましたが、今回も関係の深さを改めて確認しました。全日本4位の國學院、5位の東京国際もシード権を確保しています。
6位早稲田と7位明治がシード落ちしたのは意外ではありますが、今後この辺は注意しなければならないでしょう。

【各区間の順位】
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各区間の順位を一覧にしてみました。
これはなかなかわかり易い気がします。

[青山]
圧倒的な強さが良くわかります。
3区で先頭に立つと、それ以降は6区を除いて7区間で3位以内を確保しています。
他校のレベルが落ちる復路なんて、5区間のうち区間賞が3つ(そのうち2つは区間新記録)、2位が1つと、もう手がつけられません。

その他のもうひと息に見える区間だって、1区は5位でもライバル駒澤に僅か6秒の遅れで留めているし、2区も駒澤のスーパーエースで区間賞を取った田澤廉に対して1分以内の遅れに抑えて、しかも区間7位でも総合順位は不思議なことに5位から2位にと上げています。
6区の4年生高橋勇輝は区間8位を「ふがいない走りだった」とインタビューで涙しましたが、よく見ればライバル駒澤に10秒縮められただけの見事な走りです。復路スタートの3分28秒の差を6区山下りで1分30秒以上は詰めたかった駒澤に、ここで引導を渡した訳ですから、立派に大役を果たしています。

[駒澤]
余裕ができてすべてがうまく回っていった青山とは対照的に、駒澤は追い込まれては無理を重ね、悪い方に悪い方にと落ちてしまいました。実力のある2チームなのに、余裕ができるかそうでないかで結果が大きく変わることを見せつけられました。
駒澤にとって1区、2区は最高のスタートだったでしょう。2区田澤廉で先頭に立ったところまでは順風満帆で、あとは順次レースを固める手順だったでしょうに、3区の大ブレーキとそれをカバーすべき4区の不調によって大苦境に陥ったのです。
復路はもう崖っぷちの勝負です。3分28秒差を逆転するにはリスクを取らざるを得ず、回復途上の鈴木芽吹を8区に投入するという賭けに出ましたが完全に裏目となりました。
作戦は裏目でも、あくまで逆転優勝を狙ったという駒澤の姿勢はすばらしいです。
今回は本当に運がなかったのだと思います。

アスパラ予想 の査定】
それでは、今年のアスパラの予想を結果と比較して査定してみましょう。

[優勝校]予想:駒澤
外しました。
昨年青山を予想したら駒澤が優勝したというのに続いて、またも外して2連敗です。
言い訳すれば、昨年優勝で全日本2連覇中の駒澤を外す予想なんて誰もできないでしょう。
「ひっくり返す可能性があるとすれば全日本2位の青山くらいでしょう。」と書いたのが、せめてもの救いです。

[シード権]
予想:駒澤、東洋、青山、東海、早稲田、順天堂、國學院、東京国際、明治、中央
東海、早稲田、明治が落ちて、創価、帝京、法政が入りました。
10校中3校を外しました。昨年も3校外しているので昨年並みですが、これでは落第ですね。

細部を検証すると
・駒澤、青山、明治のシード確保は盤石。(△)
  予選会1位通過は例年シードを確保していました。
  それなのに今回予選会1位の明治はシードを取れませんでした。
  予選会1位ならシード確保という法則ですが、怪しくなりました。
  明治は昨年もシードを得ると予想して外したので、もう明治は信用できません。
・早稲田、順天堂、國學院、東京国際、中央もシード確保が有力。(△)
  全日本6位、持ちタイム6位だからと早稲田を有力としましたが、見誤りました。
  持ちタイムは判断材料にならないし、全日本も5位以内でなければ怪しいと考えましょう。
・シード校である帝京はシードを落とす。(×)
  たいへん失礼しました。往路の頑張りは予想外でした。
・シード校である創価、東洋、東海のうちどれかがシートを落とすだろう。(○)
  3校の内どれかと言ったのが東海になりました。
・法政、中央学院はシードを得るかもしれない。(○)
  法政に可能性ありとしたのは正解でした。

いい加減な予想で人心を惑わしましたが、反省を込めて来年は精度を上げたいと思います。
優勝校は「青山」にしそうですが、順天堂、駒澤、東洋には奮起を期待したいですね。
Posted at 2022/01/10 23:37:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 箱根駅伝 | クルマ
2021年12月07日 イイね!

さあどうなるか 2022箱根駅伝

さあどうなるか 2022箱根駅伝師走に入りましたが、アスパラは毎年この時期になると箱根駅伝の予想に励んでおります。
昨年は12/19に「さあどうなるか 2021箱根駅伝 」をアップしていますが、今年もそれを踏襲して「さあどうなるか 2022箱根駅伝」を書いてみましょう。

予想を立てるための情報は、例年通りベースボールマガジン社の「箱根駅伝完全ガイド」に頼ります。今回は前哨戦となる全日本大学駅伝もきちんとテレビ中継で見ましたが、細かい情報を持っていないアスパラですから、あくまで統計を頼りにして予想しています。

今年のガイドブックではタイトルを「超・戦国駅伝」としていますが、どうもしっくりきません。2022年に優勝する可能性があるのは駒澤と青山2校だけではないでしょうか。昨年のタイトルは「高速駅伝」と謳っていましたが、結果は前年優勝タイムを10分以上オーバーしたタイムでした。予想なんて、まあその程度のものかもしれません。

2021年は、レース後に「2021箱根駅伝は感動した! 」を書きましたが、予想を外しまくったと反省しています。その程度の内容だとまずお断りしておきます。

【2022年の顔ぶれ】
今回2022年も出場校は20校とオープン参加の関東学生連合を加えて21チームです。
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最多出場は中央の95回。最多連続出場は日体大の74年であり、箱根駅伝の伝統を感じます。

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これがアスパラの秘宝であるデーターシートです。
パッと見たって分からないでしょうが、多くの情報が詰まっていていろんなことが見えてきます。
ここを出発点にしています。

[復帰組]
今回は中央学院(予選7位)が復活しました。2018年まで5年連続でシード権を確保している大学で、2021年に予選落ちしたのはさぞや屈辱だったことでしょう。
駿河台(予選8位)は初出場ですが、新顔が登場するのは2016年の東京国際以来なんと6年ぶりです。

[落選組]
前回シードを得られなかった大学は予選会に回りますが、10位までに入らないと本戦に出られません。
昨年の出場校の中から拓殖(予選11位)と城西(予選15位)が予選を通過できずに姿を消しました。
かつて常連校であった日大も、いまでは予選21位と低迷しており寂しい限りです。

【優勝校の予想】 駒澤
ずばり駒澤でしょう。
昨年優勝、全日本2連覇中(2020,21)ですから、押しも押されぬ大本命です。
ベースボールマガジンが調査した、チーム上位10名の自己ベスト平均も堂々のトップであり、もう隙はありません。

ひっくり返す可能性があるとすれば全日本2位の青山くらいでしょう。
だけど全日本最終区で駒澤との一騎打ちに敗れたように、最後は原監督の思惑通りになると思われていた原マジックの神通力が無くなって、いまでは駒澤大八木監督のカリスマ性の方に説得力があります。

本来優勝候補に入れたいその他の前年上位校は、昨年2位の創価が全日本では予選落ちだし、3位の東洋は全日本10位、5位の東海は全日本12位です。箱根の順位と全日本の成績は相関が深いので、これらの大学はもう優勝圏外だとアスパラは見ています。

【シード権】
難しいのは、シード権(10位以内)確保の予想です。
昨年は、創価、國學院、東京国際がシードを落とすだろうと予測して大恥をかきました。
今回はじっくり検討してみましょう。
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過去4年間のデータを分析したところ、下記の現象を確認しました。
①「前年順位」
 ・前年1位と2位は次年度確実にシードを確保している。3位であってももほぼ確保できるでしょう。
 ・前年15位以下と予選落ちでは次年度はシードに届きません。

②「直近全日本」
 ・直近全日本の1,2位はほぼ確実にシードを確保しているし、3~6位でもシード確保は固いでしょう。
 ・直近全日本で11位以下と予選落ちだとシードには届きません。

③「平均タイム」
 ・上位10名の平均タイム1,2位は◎、3~7位は○、8~10位は△、11位以下は×で評価してみます。

④「予選順位」
 ・予選会1位通過は例年確実にシードを確保しています。
 ・予選会9,10位はシードを得ることはありません。

⑤「初参加」
 ・初出場の大学がシード権を確保したことはありません。(昭和30年以降)

[シード権の総合予想]
以上をベースにして評価したところ
 ・駒澤、青山、明治のシード確保は盤石。
 ・早稲田、順天堂、國學院、東京国際、中央もシード確保が有力。
 ・シード校である帝京はシードを落とす。
 ・シード校である創価、東洋、東海のうちどれかがシートを落とすだろう。
 ・法政、中央学院はシードを得るかもしれない。

ということで、シード権を確保する10校の予想は次の通りと予想します。
 駒澤、東洋、青山、東海、早稲田、順天堂、國學院、東京国際、明治、中央

これだけ大胆に予想しておけば、正月の駅伝中継も身を入れて見られます。
無責任な内容ですから、まあ年寄りのたわ言と聞いて、選手のみなさんは発奮材料として下さい。

大学の3大駅伝と言えば出雲、全日本、箱根ですが、このうち箱根だけは関東学連主催の地方大会です。他の2つが全国レベルなのに、地方大会である箱根の人気が飛び抜けています。
箱根に出場できる関東勢が、出雲では1位~10位までを、全日本でも1位~15位までと上位を独占しています。関東と他地域では顕著に差がつきました。実力のある高校生が、箱根に出られる大学に進学してしまうのでしょう。
箱根駅伝の人気とは、それほど強大なものです。

さあ、1月2日、3日が楽しみです。
長々と駄文におつき合いいただき、ありがとうございました。
Posted at 2021/12/08 00:06:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 箱根駅伝 | クルマ
2021年01月10日 イイね!

2021箱根駅伝は感動した!

2021箱根駅伝は感動した!今年の箱根駅伝は、感動しまたね~!
タイトル画は「日本テレビのホームページ 」から拝借したものですが、最終10区20.88km地点で駒澤が創価を追い抜く場面です。

鶴見中継所で1位創価と2位駒澤とは3分19秒の差がついたので、誰しも創価が優勝すると確信したでしょう。駒澤の大八木監督でさえ、「正直言うとあきらめた」とインタビューで言っています。10区での逆転は20年ぶり、3分差以上をひっくり返したのは89年ぶりとのことで、とても信じられないようなことが起こりました。

出場4回目の創価にとって、初優勝のプレッシャーは並大抵で無かったのでしょう。これが伝統の怖さです。昨年は優勝した青山が同じように鶴見で3分42秒差で2位東海をリードしていましたが、安全運転で40秒詰められても見事に3分4秒の差を維持して優勝しました。これが優勝常連校の強さで、最後の詰めという場面では経験が大きな財産になるのでしょう。
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どうしてこうなったのかと、日本テレビホームページの「記録速報」を利用して、10区での創価と駒澤の走りを分析しました。

10区は23.0kmありますが、この区間の最高記録は他ならぬこの創価が持っていて1時間8分40秒です。昨年はこの区間ですばらしい走りをして、逆転でシード権を確保しています。
今年は199秒(3分19秒)ものリードを持って鶴見をスタートしましたが、田町まで1キロを3分8秒のペースで走っています。1キロを3分8秒で走れば、10区23.0kmでは1時間12分4秒になり、2位駒澤が最高記録である昨年の創価のタイムで走って、やっとゴールで追いつけるかというペースで、安全かつ確実に勝利できる作戦のはずでした。
鶴見→新八ツ山橋までは順調に進み、このままリードを保ってゴールできるはずでしたが、駒澤が新八ツ山→田町でペースを上げました。このままではちょっと危ないかもしれないとペースを上げようとしたのでしょうか、ここで動揺しています。安全にスローペースで入ったものを急にペースアップしようとして、却って大幅なペースダウンになりました。まさにレースマネージメントの難しさでしょう。一度ペースが崩れると元に戻らないのが駅伝の怖さです。

それにしても今年の箱根駅伝は大波乱でした。
公式記録はこちら をご覧ください。

【往路記録】
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【復路・総合記録】
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これを元に、アスパラも作っているデーターベースを修正しました。
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昨年・今年と連続出場しているのは17校ですが、13校がタイムを落としました。中でも横綱格の2校は青山が15分53秒、東海が13分39秒と大幅に悪化したため大混戦になりました。今シーズンは優勝常連校にとって、十分に仕上げられる環境が無かったのかもしれません。

【往路・総合順位の変化】
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大波乱の大会だったという印象ながら、シード校10校は9校がそのまま今年もシード権を獲得しました。あらたにシード権を得たのは予選会1位の順天堂だけです。例年予選会組からも3~4校がシード権を獲得していましたが、今年はシードの壁が高かったです。全日本3位の明治がシードを落としたことは大きな誤算です。

さてアスパラは、年末に「さあどうなるか 2021箱根駅伝 」で予想を語っていますので、その結果を検証しなければならないでしょう。

【優勝校】 予想:青山
青山は往路の大失敗で4位になりましたので、これは大外れです。
「この6年間で5回優勝している青山を外すなんてことはとてもできません。」と実績重視で予想しましたが、直近の全日本で4位に沈んでいたことをもっと重視すべきでした。なにしろ全日本で優勝した駒澤が優勝したのですから。
「駒澤が優勝するなら、ミスをしないだけでなく、多少のリスクを犯してでも往路でトップを獲り、さらにタイム差を確保すべきです。」とコメントしていますが、これは良い視点でした。「往路でトップ」ではないものの青山、東海の上に出て、タイム差を確保しました。
ですから復路出発時点でアスパラは、駒澤の優勝が一番確率が高いとすっかり駒澤派に変わっていました。6区区間賞で2位に上がったのは思惑通りでしたが、7,8,9区で創価に頑張られたのは予想外で、みなさんもそうでしょうが9区終了時には駒澤優勝はあきらめて、創価優勝に乗換えていました。

【シード権】予想:青山、東海、明治、早稲田、駒澤、帝京、東洋、順天堂、中央、日体大
10校中7校は的中しましたが、3校も外したのでは落第でしょう。
シード獲得と予想したうち明治、中央、日体大が11位、12位、14位に落ちて、反対にシード落ちと予想した國學院、東京国際が9位、10位に滑り込んでいますが、この程度は誤差範囲と言い逃れても、問題は創価です。ほとんど優勝しかけた創価をシード落ちと予想していたことは、もう不明を恥じるしかありません。すみません、その程度の予想です。

駒澤は実力がある上に久々に優勝して自信を深めたでしょう。創価がどんどん躍進していることも間違いありません。青山、東海が今年のようなようなドジを続けることはまさかないでしょうから、来年の箱根駅伝はまたまた混戦になりそうです。
来年も期待しています。
Posted at 2021/01/10 23:24:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 箱根駅伝 | クルマ
2020年12月19日 イイね!

さあどうなるか 2021箱根駅伝

さあどうなるか 2021箱根駅伝駒澤OBのnonchanさんが、先日「来年は期待が持てそうな箱根駅伝、そしていつものアレ。」をアップされました。

最近季節感を失っているアスパラは、箱根駅伝が近づいていることを気がついていませんでした。慌てて「箱根駅伝2021完全ガイド(ベースポール・マガジン社)」を購入して、勉強をいたしました。

今回は、くどい内容で興味のない方にはご迷惑ですが、お正月のテレビ観戦の一助にしていただければと思っております。

前回駅伝に関しても、レース後にアップした「箱根駅伝2020の分析 」を含めて4回もネタにしており、一人で勝手に盛り上がっていました。
今回2021年はコロナ騒ぎで無観客のレースですが、とにかくよくぞ開催してくれたと関係者に感謝しております。箱根駅伝が開催されないと、アスパラは正月にやることがありません。

箱根駅伝の魅力といえば、なんと言ってもその伝統でしょう。今回が第97回ですよ。
すごいものですね~!

今回2021年の出場校は20校とオープン参加の関東学生連合を加えて21チームです。
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出場20校のうち9校が50回以上出場しています(中央94回、早稲田90回、法政81回、東洋79回、日体大73回、専修69回、明治62回、駒澤55回、神奈川52回)。聞き慣れた名前の学校ばかりです。
その中でも、日体大が73年、駒澤が55年も、なんと連続して出場し続けています。しかもこの2校は初出場以来一度も落選したことがないという凄さです。
反対に新たに本戦に出場できたのは、この10年間で創価と東京国際の2校だけです。箱根駅伝がいかに狭き門なのかが良く分かります。

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さて、毎年更新しているアスパラ製作のデーターシートです。
パッと見たところでは分からないでしょうが、噛めば噛むほど味が出ます。

【出場校の顔ぶれ】
[復帰組]
前回は予選会を通過できなかった、城西、山梨学院、専修が復帰しました。
69回の出場を誇る専修でさえ7年ぶりの復帰です。予選会では10位というぎりぎりの通過だったので、本戦でどこまでやれるか心配です。

[落選組]
前回本戦で11位以下となってシードが取れず、今回は予選会にまわった学校のうち筑波、中央学院、日大の3校が落選しました。
中央学院なんか前回2秒差でシード権を逃したと思ったら、今度の予選会では10人の合計タイムが最終通過の専修に僅か37秒(一人あたり4秒)足りなくて落選したという二重の悲劇でした。前回のシード校であっても落選するというほどの厳しさです。
出場89回という古豪の日大も最近低迷していましたが、今回遂に落選です。

【優勝校の予想】
予想:青山

さて、最大の注目は優勝校の予想でしょう。
大方では、青山、駒澤、東海の3校が挙げられています。そりゃ、そうでしょうね~。
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この20年間の優勝校データです。
駒澤の時代、東洋の時代、青山の時代というのが見えます。
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前年順位と直近全日本での順位と比較してみます。
 ・前年5位以内が75%の確率で優勝している。
 ・直近全日本の3位以内が75%の確率で優勝している。

[青山]
予想をするのに、この6年間で5回優勝している青山を外すなんてことはとてもできません。
いつも見せる盤石なレース運びは見事なもので、優秀な選手も集まり優勝の本命です。
不安は、直前の全日本4位という成績です。最終区をトップでスタートしたのに4位まで落としました。
上表のように、この20年では全日本で3位までに入ったチームが75%の確率で優勝しているので、「調整不足だったが箱根は心配ない」なんて言われても、やはり不安が残ります。
優勝を逃した19年も、4区、5区のミスで往路が6位に終わり、復路で驚異的に挽回しましたが優勝は逃しました。
レースマネージメント抜群の青山ですが、十分に戦力が整えられてこそマネージメント力は発揮されるもので、制約の多かった今シーズンですから、いくつかのミスが出る恐れはあり、それによって歯車が狂うかもしれません。

[駒澤]
全日本を優勝したことで、俄然注目されているのが駒澤です。
この20年間では全日本優勝校が8回(40%)箱根を制しています。
駒澤が、毎年期待に届かない結果を繰返すのは、小さなミスに足をすくわれからでしょう。
逆に言えば、ノーミスでうまく回ったら、優勝も夢ではありません。

[東海]
前回2位、直近の全日本でも2位というのですから、安定感があります。
昨年強かった4年生が卒業したことが不安視されていましたが、新戦力の台頭が著しいとも言われています。

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昨年作成した表ですが、新しい発見がありました。

箱根は長丁場なので、優勝するには豊富な戦力が必要だということを確認しました。
往路順位と総合順位を比較すると、青山、東海は19年、20年ともに往路のトップを維持するか、または順位を上げています。これは戦力が豊富なことを証明するものです。
一方で戦力に劣るチームは往路を押さえても、そのポジションを維持できません。
東洋、國學院、東京国際、明治が復路で順位を落とすのは、その表われでしょう
駒澤だけは2年続けて、往路順位をキープしているので、もし駒澤が優勝するなら、ミスをしないだけでなく、多少のリスクを犯してでも往路でトップを獲り、さらにタイム差を確保すべきです。
青山、東海に往路を獲られたら、もうこの2校以外が優勝することは無いでしょう。

【シード権】
予想:青山、東海、明治、早稲田、駒澤、帝京、東洋、順天堂、中央、日体大

10位までに入ればシード権が与えられ来年の出場が保証されます。
さてどこの学校がシードを得るでしょう。
毎年、予選会に出場した学校から4~5校がシードを獲得しており、なかなか激しく入れ替わっています。
今回については、青山、東海、明治、早稲田、駒澤がシードを確保するのはまず間違いないでしょう。帝京、東洋もなんとかなりそうですが、國學院、東京国際、創価あたりは警戒信号と見えます。
逆にノーシード組からですが、予選会1位校はこの3年間ともシードを確保しており、今回も順天堂のシード権確保は堅いと見ます。中央も有力そうで、残りは日体大でしょうか。

【途中棄権は?】
予想:途中棄権は無し

2014年第90回大会の山梨学院を最後に、ここのところ途中棄権は起きていません。選手には申し訳ないのですがが、正直言えばテレビ局は大いに期待していそうです。過去の途中棄権なんか、それぞれの場面が強烈に記憶に残っています。番組製作という観点では欲しい場面でしょうね~。
2008年第84回大会なんか、5区順天堂、9区大東文化、10区東海大と3件も途中棄権が発生して、テレビ中継は大騒動でした。東海大が最終10区の中央通りで倒れたときは、もうたいへんでした。この年棄権した3校は、当然予選会に回りましたが、3校とも予選会を通過しており他の予選会出場校はさぞつらかったことでしょう。
最近は選手の健康管理が徹底したので、途中棄権なんてことはもう起こらないと思いたいです。

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もう一冊参考にしたのは「Number」です。
表紙写真は青山学院で、中央が有名な原監督です。

「あのニヤケ顔がどうにも・・・」とnonchanさんが仰有る原監督ですが、今回はレース後にさてどんなお顔になっていることでしょう。
いまから楽しみです。
Posted at 2020/12/19 20:26:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 箱根駅伝 | クルマ

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「@福六 さん、やっぱり先を越されてしまいました~!宿とお風呂とお料理の詳細な報告を、よろしくお願いしま~す。」
何シテル?   11/05 19:18
アクティブアスパラです。 42年間の会社勤めを終えて、いまや隠居生活です。体が動くうちにしっかり遊んでおかなければと、テニス、スポーツジム、写真にと毎日大忙し...
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