
一昨日(7月14日(木))は写真クラブの月例撮影会でした。前から7月は長野県と決めていましたが、行先は霧ヶ峰です。
梅雨が明けてから、どうしたことかすっかり天気が不安定になり、もしかしたら大雨になりそうだったのですが、そんなことを心配していては写真は撮れないので頑張りましょう。さすがに長老ご夫妻(91歳と86歳)は大事をとって控えられ、他にも欠席者がいたので参加者は5名に留まりました。
5名というのはクルマを1台にするか2台にするか迷う微妙な数字ですが、後部座席を3名というのでは「密」であると、2台(アスパラのActiveHybrid3とスバル インプレッサ)で出かけることにしました。
うちのクラブでは、クルマ提供者に走行距離に対して40円/kmを払っています。今回は高額な高速道路をふんだんに使って往復400kmを走っているのに、参加者が少なかったので1人あたりの負担額は6,200円になりました。クルマを提供したアスパラは「長距離で大変だったでしょう」と労われますが、いやいや高速で楽に距離を稼いでいるので運転時間の割にはすっかり良い収入です。
写真撮影の天気は難しいですが、大荒れになったら引揚げようと覚悟していたのに、それほど崩れることなく一日を過ごせました。雨を心配して持っていったレインコートが霧ヶ峰の湿原を歩き回るのにもの凄く威力を発揮しました。今度からはレインコートは常備しましょう。風景写真の方々は濡れた景色を好むので、多少の雨なんかものともしません。逆にピーカンになったら引揚げるなんて言うくらいです。
【行程】

長泉町→長泉沼津IC→新東名→新御殿場IC→須走道路
→東富士五湖道路→富士吉田IC→御坂みち(国道137号)
→一宮御坂IC→中央道→双葉SA→諏訪南IC
→八ヶ岳エコーライン→芹ヶ沢→国道152号→白樺湖
→ビーナスライン霧ヶ峰線(県道40号)→霧ヶ峰
→ビーナスライン八島線(県道194号)→
①八島ヶ原湿原
→霧ヶ峰→県道194号→
②池のくるみ 踊場湿原
→霧ヶ峰→
③車山肩(ニッコウキスゲ群生)
→霧ヶ峰線→白樺湖→旧蓼科有料道路(県道192号)
→芹ヶ沢→メルヘン街道(国道299号)→
④横谷峡 乙女滝
→メルヘン街道→八ヶ岳エコーライン
→たてしな自由農園→諏訪南IC→中央道
→一宮御坂IC→御坂みち→富士吉田IC
→東富士五湖道路→須走道路→新御殿場IC
→新東名→長泉沼津IC→長泉町

出発 : 5時11分
帰着 :19時18分
走行距離:394km
4時起床の5時出発です。
まだF先輩は近くの御射鹿池に未練があったようですが、「もう終わりましょう」とやっと帰路に向かったほどです。
八島湿原も踊場湿原もしっかり歩いたので、アスパラの万歩計は1万5千歩になりました。
【①八島ヶ原湿原】8:40~10:30
平日の朝ですから駐車場もまだ入れますが、休日は手前から路側に入場待ちをするクルマで長蛇の列ができるようです。
高原の花を撮りまくります。

撮影時間を1時間半と決めて撮り始めました。湿原の周りは木道が整備されていて歩きやすいですが、植物に目を奪われていちいち写真を撮っているとちっとも前に進みません。3名は途中で戻りましたが、2名は果敢にも湿原を一周にチャレンジしました。なかなか出発点に帰りつかず大いに焦ったようで、30分の遅刻となりました。
【②池のくるみ 踊場湿原】11:00~13:00
続いてビーナスライン八島線を戻り、「霧の駅」の前を直進して県道194号に入ります。
有名な撮影スポット「池のくるみ 踊場湿原」です。

いままでは上から眺めるだけでしたが、今回は遊歩道を歩いてみることにしました。
露に濡れた草をかき分けながらの進軍にはレインコートが役に立ちます。

雰囲気はありますが、少し光が欲しいところです。

三菱電機のエアコンは「霧ヶ峰」ですが、実に素晴らしいネーミングで、ここの涼しさが伝わってきます。

湿原の池に辿りつきました。
先輩達もここまで入り込むのは初めてだそうです。
確かにここまで入る人はいないようで、湿原の中では他のグループには会わず、私たちだけの世界でした。
ここを覚えたのは今回の大きな収穫です。
【③車山肩(くるまやまかた)】13:20~14:30
踊場湿原にすっかり嵌まってしまい、朝5時に出発したのにもう13時です。
ビーナスラインに戻って車山方面に向かいます。

車山肩の駐車場は混雑していましたが、平日ですからまだ入れます。
ニッコウキスゲが見事に群生していましたが、それは一旦置いといてまず腹ごしらえです。
レストラン「チャップリン」にてカツカレー。1,400円でした。

もう見事な咲きっぷりです。
この辺は、ニッコウキスゲの周りに鹿除けの電線が張り巡らされていて、写真を撮ろうとするとどうしても電線が邪魔になります。
どうにもならんと往生していましたが、遊歩道が電線まで近づいている場所が1ヶ所だけあり、そこだと電線の間から写真に収められます。
【④横谷峡 乙女滝】15:30~16:30
ニッコウキスゲを撮り終えて「さあ長泉に帰ろう!」というところで、F先輩から「通り道だから、横谷峡の乙女滝に寄ろう」とご提案がありました。どこまでも貪欲な方です。
同じ道ではつまらないと、白樺湖からは旧霧ヶ峰有料道路を回りました。行程図をご覧いただくと、蓼科湖から乙女滝までエラく遠回りしていますが、これは助手席のF先輩との話に夢中になったアスパラが曲がり角を見落としたせいです。
もう大分歩いていたので、滝までの階段なんかヨロヨロと下りましたが、着いたらびっくりの大迫力です。
これは来た甲斐があります。

その時は気づかなかったのですが、この乙女滝は灌漑用水の一部で人工の滝だそうです。できたのは230年前で、いやはや大したものです。
水の勢いがもの凄いこの迫力ある滝を、なんで「乙女滝」というのか、そこが理解できません。説明板にも命名のいわれは書かれていません。
「近くの御射鹿池(みしゃかいけ)に寄って行きたい」とまだまだ熱心なF先輩を説き伏せて、やっと帰途につきました。
八ヶ岳エコーラインを通って諏訪南ICを目指しますが、途中の「たてしな自由農園」に寄ってお買い物です。最後に地元産品のあるところに寄るのは、女性メンバーへのお約束です。いや~っ、凄い購買力です。野菜を買いまくっていますが、買物に夢中になってしまうと、いつまでも出発できなくなったりします。
今回の撮影旅行は9月に予定している写真展に向けた最後のチャンスで、写真展責任者F先輩はメンバーの作品にまだまだご不満なので、今日の頑張りに大いに期待されていました。申訳ないことですが、アスパラはまったく自信がありません。
Posted at 2022/07/16 16:07:44 | |
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信州 | 日記