
黒部渓谷鉄道に乗りに出かけ、宇奈月温泉に泊まりました。(11/7(月))
いまや旅行に関する私たち夫婦の嗜好はだいぶ変わって、人がたくさんいる名所旧跡を数多く回るという気はまったく無く、旅先ではいかに寛ぐかということが最大の関心事になっています。
ですから宿への到着も可能な限り早く、出発は可能な限り遅くという具合で、宿の雰囲気、中でも食事がとても大切な要素です。
外れが少ないということで、宿探しには「一休.com」を多用していますが、宇奈月温泉を検索すると「延楽」ともう1軒が提示されました。「延楽」は先日福六さまがお泊まりになったお宿ですし、テニス仲間の女性にも「宇奈月温泉にお泊まりでしたら、『延楽』がお食事も良くおすすめです。」とご推奨いただいたので、これは堅いだろうと泊まることにしました。
結果を言えば、大正解です。

部屋で寛ぐアスパラ夫婦
肝心の食事は、富山でしかとれない白海老を中心にした料理とのことで、とても満足いくものでした。食べるスピード遅いアスパラ夫婦のはずが、いつになくハイペースで食べ進みました。
いったい何日分食べただろうという感じです。
それでは、当日の食事を乱写してきましたので、目だけになりますが楽しんでください。
献立です。

いや~、たくさんあって楽しみです。
まずはお酒。
館主推奨の利き酒セット を頼みました。
その内容ですが(宿のパンフから)
「千代鶴」滑川市千代鶴酒造
やや辛口で柔らかな口当たりの優しいお酒
「勝駒」 高岡市清都酒造
深みのある吟味と落ち着いた吟醸香に、さらっとした飲み口で
米のうまみが生きている。
「黒部峡」 朝日町林酒造
富山県で最も古い蔵元。
香り味ともに芳醇な仕上がり。
飲兵衛ではありませんので、この程度あれば私たちには十分です。
なお勝駒は、延楽では飲ませてもらえますが、手に入りにくく買って帰ることはできないそうです。

前菜 霜月の前菜

椀物 木之子汁
実はアスパラはきのこが苦手です。中身のきのこはアスパラ奥様が2人分食べました。

本日の割鮮 煎酒を添えて
山の宿で刺身に感嘆するのは筋違いかもしれませんが、甘エビはとろけるようでした。

別皿 白海老のお造り
お待ちかね富山湾の白海老です。
ぜひ最初は何もつけないで食べてくださいとのことでそうしましたが、うまい!実にうまい。
これでなんかつけたらもったいないと思いましたが、少し食べ飽きたところで(なんという不遜な表現)ちょっとタレをつけてみると、これがまたいい。
大袈裟ですが、来た甲斐がありました。

温物 真鯛蓮蒸し
ほっとする感じです。手が込んで美味しくできています。

強肴 津合蟹 土佐酢
(ズワイガニ)って、津合蟹と書くのですね。勉強になりました。

ほじくると立派な身が出てきます。
また無口になって作業に没頭します。

食べきったあとの殻を見ると、ずいぶん食べています。

鍋から湯気が上がり始めました。

焜炉 国産和牛すき鍋風 胡麻ポン酢
火にかけすぎて肉が固くなるのではと心配しましたが、そんなことはなく柔らかいお肉でした。

白海老米粉揚げ
見た目よりもずっとボリュームがあります。

焼物 サーモン炙りと県産里芋
サーモンと里芋の間に練った物が入っていて、なかなか手が込んだ一品です。

食事 白海老の釜飯

香物 盛合わせ

留椀 越中田舎味噌仕立て

水菓子 季節のデザート
ということで、すべての料理を完食いたしました。

しかし、白海老の釜飯は釜の中にまだこんなに美味しそうなご飯が残っています。

サランラップをもらって、漬け物とともに明日の弁当を作ってしまい、これを欅平に持って行きましたが、とてもグッドなアイディアでした。
食事にすっかり満足して、胃薬を飲んでそのままぐっすり寝ました。
快適な1日を演出してくれた仲居さんに、記念のツーショットをお願いしています。

仲居さん、美人でしょ。
一応夫婦のツーショットも

先人達の実績があるので安心はしていましたが、今回のお宿も大正解でした。

ご参考まで、これは朝食です。
夕朝食ともお部屋でしたので、遠慮なく料理の写真を撮ることもでき、ゆっくり寛ぎ楽しめました。
行って良かったです。
Posted at 2016/11/12 11:38:12 | |
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