
最近は、老人が車に乗って何時間も(何日も)走り回った挙げ句、どこを走っていたかわからず事故を起こしたという事件が多々あり、「老人の徘徊運転」が社会問題になってきました。
目的地を定めないで気ままに走るっているのは、本人は高尚な趣味のつもりですが、世間様としてはかなり危険視しそうです。
昨日(11/15(火))、町内会の関係で銀行に行くという仕事があり出かけました。銀行は近所なので用事はすぐに片づきましたが、せっかく車を動かしたので、まったく用事は無くても、ちょっと走ってみたくなりました。

ということで、昨日走ったコースです。
しかし我ながら痴呆症を疑うような走り方だと感じます。
天気が悪く、一眼レフは持たずに来ましたが、そうだこんな日こそ紅葉の名所を確認しておこうと気づき、三島市玉沢の妙法華寺(みょうほっけじ)と修善寺の紅葉林を、まずターゲットにしました。

妙法華寺
だいぶ良くなっています。天気の良い日に再チャレンジです。
ここまで来ると、妙法華寺の裏から函南の月光天文台に続く農道が気にかかります。ハンドルさばきと頻繁なシフトチェンジが楽しめます。
よしっ、月光天文台から函南に抜けようと思ったあたりから、おかしな方向になりました。

久しぶり立ち寄った函南駅
東海道新幹線と東海道線の丹那トンネルの西口に位置し、鉄道にとってはたいへん大事なポイントです。
ここから修善寺に向かうのですが、また急に思い立ち、いままで通ったことがない畑毛温泉を経由してみました。
ふと気がつくと、世界遺産で有名になった韮山反射炉の横を通っています。

ここも近所に40数年住んでいながら、一度も行っていないので、突然気が変わりブラッと立ち寄りました。
反射炉の前に立つ銅像は、韮山代官江川太郎左衛門でしょう。
大仁からは定番の抜け道で、修善寺ニュータウンを越えて、虹の郷の手前にある修善寺の紅葉林に着きました。

乗用車の駐車場は離れたところにあり、道路に停めたまま観察しましたが、もうひと息と言ったところでしょうか。
さて、ここまで来てしまえば、当然達磨山レストハウスを目指します。
気持ちよく登ったまでは良いのですが、

レストハウスは、ご覧の通り霧の中。

駿河湾越しに富士山を望む方向も、眺望は全然ありません。
黙って出てきたままなので、ここでアスパラ奥様に電話を入れました。
「ずいぶん遠い銀行ですね。さっさと帰っておいで!」と叱られました。
ここまで来て西伊豆スカイラインを走らないのも残念な気はしますが、霧も濃く楽しめそうもないので、今回は止めておきます。
真城峠(さなぎとうげ)から海岸の古宇(こう)に下りましたが、先行車にまったく出会わず、気持ちよくマイペースで走れました。
沼津市内に戻ると、こんな天気だったのに、どうした訳か富士山が見えてきました。
旧沼津御用邸横の海岸に出て、富士山を仰ぎます。

すっかり富士山らしい姿になっていて感動です。
これから毎日が楽しくなります。

振り返ってみると、おやっ、そこにはみん友青空スローライフさんが紹介されていた「GT cafe」さんがあるではないですか。

裏に回ってみると、こちらが入口とのこと。

駐車場には興味を惹く車が並んでいます。
楽しく走っていますが、いかにも支離滅裂なので世間受けは悪そうです。徘徊運転は同好の皆様からご支持をいただいて、しっかり趣味や文化に確立しておかないと、排斥を受け、免許の返上等を迫られかねません。
道楽で無意味に走っていることは自覚しておりますので、絶対に事故を起こさないようにと、あらためて気を引き締めているところです。
Posted at 2016/11/16 22:36:14 | |
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