
昨日(1/12)は、突然小田原まで行って、天丼を食べてきました。
年末に本屋で「箱根・小田原 ごちそう大図鑑」という本を買ってしまい、いわゆるグルメ本ですが、その中で小田原「だるま料理店」というところの、天丼の写真に目が釘付けになりました。
小田原は良く通りますが、ほとんど探訪していません。
これも何かのご縁でしょう、思い立ったが吉日です。
なんにも用事がないけれど、Active Hybrid 3に乗って小田原に行って来ようと思います。

刺激されたグルメ本。良さそうなお店が結構載っています。

だるま料理店
駅伝でも気がつきますが、東京側から来ると小田原市内で東海道は、鍵の手に曲がります。
市民会館にぶち当たったところで左に曲がりますが、そこを逆に右にちょっと行ったところに、目指す「だるま料理店」があります。
創業明治26年(1893年)。この建物は、関東大震災の復興で大正15年に作られ、国指定登録有形文化財だそうです。
「のれんと味」を謳っていますが、この建物を見ただけで、ちゃんとしたものが出るだろうと期待できます。

お店の中も天井が高く、格天井で趣があります。
平日の13時30分なのに、混み合っていました。土日の昼時はすごく待たされるそうです。

「天重こだわりセット」(税込¥2,700-)
さっそく頼んだ天重は、期待に違わずおいしく、がっつりいただきました。
載っている天ぷらは、あなご、かき揚げ、帆立、海老、ししとう、相模湾の魚です。
わざわざ出かけた甲斐はあります。
家から小田原に、箱根峠を越えて真っ直ぐ向かった訳ではありません。
時間に余裕のある身なので、どうせなら足柄峠を越えていこうと迂回しました。
先に用事があるわけではありません。

今回のコース。
三島→御殿場→小山→足柄峠→大雄山→小田原→宮ノ下→芦ノ湖→三島です。
まったく、どこに向かっているかわからないという徘徊ドライブです。
足柄峠に向かうまでの寄り道は、「御殿場の妖怪」といわれ長く政界に影響力を発揮した元総理大臣 岸信介(きし のぶすけ)の旧邸の探訪です。
前回、西園寺公望の興津 坐漁荘を見学したのに続いて、何故か大物政治家の隠居所巡りです。

庭から見た 旧岸邸
シーズン外れのせいで、他には見学者はまったく現れず、受付の女性、案内の女性二人に、終始ご丁寧に対応していただきました。
庭を散策しているうちに、自分の家にいるような気がしてきました。(図々しい)

岸邸の間取りです。
斜線部以外をすべて見ることができて、ソファーなどもどうぞおかけになってくださいとのことでした。

食堂から庭の眺め
障子、ガラス戸、網戸、雨戸すべてを戸袋に収納して開放できるのですが、私ひとりのために実演してくれました。
なるほど、すべてを開け放って庭を眺めると、見事な絵になります。
この部屋で食事をされたり、写経をされたそうですが、こういう環境ならば長生きできそうです。
さて御殿場をあとにして、小山町経由で足柄峠を目指します。

足柄峠の手前にある 誓いの丘
なかなかの撮影ポイントですが、惜しむらくはあと1時間早く来るべきでした。このときも雲がどくのを2台の車が待っていましたが、せっかちな私は、もうこれで手を打ちました。
朝起きるのが遅いのと、せっかちを直さないと、良い風景写真家になれないでしょう。

足柄峠にて
このひろびろ感が魅力です。
富士山を見上げると言うより、見下ろす感じさえします。
他県からの観光客の方が、下まで雪がないと不満を言ってられましたが、こちら側は富士山の南面で、これだけ太陽が降りそそいでおり、それは無理です。山梨県側に行けば、しっかり雪があります。
ゆっくり楽しんでいるうちに腹が空いてしまったので、小田原に急ぎました。
小田原からの帰り道は、箱根新道ではなく箱根駅伝5区山登りのコースを丹念にたどりました。
小田原中継所→箱根湯本駅前→函嶺(かんれい)洞門→塔ノ沢温泉→出山(でやま)の鉄橋→大平台のヘアピン→宮ノ下→小涌谷踏切→小涌園→恵明学園→芦ノ湯→国道1号最高点→元箱根→箱根町→往路ゴール。テレビのポイントですね。

往路ゴールの芦ノ湖畔 芦ノ湖周遊の海賊船と富士山

箱根駅伝の余韻が残っています。
ゴールインのポーズをとって記念写真を写していました、

箱根駅伝ミュージアム
入場料¥500-なので、今回はパス。
ゆったり走り、しっかり富士山を眺め、たっぷり食べて、有意義な1日でした。

本日の記録です。
足柄峠と箱根の登りがあるので、燃費は10.1km/lと低調です。
追伸
ところで、今日はいまごろ東京オートサロンに行っているはずでしたが、ぎっくり腰の回復を優先して自重しました。
折角の当選券は2枚とも無駄にして、誠に申し訳ありませんでした。
Posted at 2017/01/13 14:52:04 | |
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