
今年も、色々なところに紅葉見物に出かけていますが、いよいよ佳境を迎え、決定打が欲しいところです。
近所の床屋の親父は80歳を過ぎていますが、この人は大の旅行好き。頭を刈ってもらいながら、紅葉の話題をしていたら、「いままでで一番良かったのは滋賀の湖東三山、二番目が白山スーパー林道(現:白山白川郷ホワイトロード)。湖東三山はなんとかもう一度行ってみたい」と、つくづく語ってくれるのです。
アスパラは、ご推奨のうち二番目の白山スーパー林道は、すでに一昨年制覇していますので、それでは一番ご推奨の湖東三山へ行ってみましょう。
アスパラ奥様を誘ったのですが、何でそんなに紅葉が見たいのかとか、遠くなんて行きたくないとまったく気乗り薄。それではしょうがないと、一人でビジネスホテルに泊まるしかないと段取りをつけました。ところが先週木曜日の夜になって、月曜火曜ならば行こうかな、その代わりおいしいものを食べさせろと唐突に言い出します。
トップシーズンの京都で、しかもおいしいものを食べさせる宿なんてあるかいなと思いましたが、なんとかインターネットで予約して、急遽奥様にご満足いただける旅行にと組み直しです。
しかも、Wikipediaを検索して、訪問先のガイドブックまで作るやら、もうたいへんでした。
タイトル写真が、Yahooカーナビを使って作成した湖東三山までの走行計画ですが、沼津を5時に出て8時37分に湖東三山に着くということで、意外に近い印象です。

湖東三山は、金剛輪寺(こんごうりんじ)、西明寺(さいみょうじ)、百済寺(ひゃくさいじ)の3つのお寺の総称ですが、近くにもう一つ永源寺(えいげんじ)という紅葉の名所があり、ついでに足を伸ばしましょう。

4つのお寺の位置関係です。
最初に行くのが金剛輪寺。名神の湖東三山スマートICができて、便利なことにその目の前にお寺があります。
4時50分に家を出て、途中養老SAでゆっくり朝食を摂ったにも関わらず、8時50分には金剛輪寺の駐車場に着きました。混雑を覚悟しましたが、まだ駐車場はガラガラで、さい先の良いスタートです。

金剛輪寺 参道の紅葉
ちょうど小雨が上がったところで、曇り空の朝の光は柔らかく、見事な紅葉が待っていました。

着いたときは人出もチラホラで、ゆっくり写真が撮れます。

金剛輪寺 白門
山のお寺らしい雰囲気で、どこを向いても絵になります。

金剛輪寺 庭園

金剛輪寺庭園
小さなお庭ですが、良く整備されています。拝観者が段々増えてきました。
金剛輪寺 本堂(国宝)
血染めの紅葉と呼ばれます。
湖東三山も永源寺も、しっかり山を登りですが、金剛輪寺では気がせいて、運転してきた靴のまま登ってしまい、えらく疲れました。次の西明寺からはトレッキングシューズに履き替えたところ、嘘のように楽になります。トレッキングシューズの威力を体で確認しました。
金剛輪寺 三重塔(重要文化財)
本堂からさらに一段上ったところです。私はここでいいだろうと言ったのですが、アスパラ奥様に叱咤されてお堂まで登りました。
金剛輪寺の次は、西明寺に戻ります。
名神を跨ぐ橋が狭くて片側交互通行ですが、係員が立って誘導してくれます。
ここでも、すんなり駐車場に入れました。湖東三山はそれぞれ拝観料(¥500)を取りますが、駐車場は無料です。

西明寺 名勝庭園「蓬莱庭」

西明寺 名勝庭園「蓬莱庭」
紅葉の色加減にうっとりします。

西明寺 名勝庭園「蓬莱庭」
地面の苔が、紅葉を引き立てます。

西明寺 名勝庭園「蓬莱庭」
苔の上に落ちた紅葉を撮ってみます。
西明寺をあとにして、湖東三山の最後は百済寺。

百済寺 庭園

百済寺 庭園

百済寺 庭園
湖東三山を3つとも制覇しました。どのお山も結構な登山で、なかなかたいへんでした。
最後に永源寺にも寄り道します。

永源寺 参道
光の具合に惹かれて撮ってみました。

永源寺の下を愛知川(えちがわ)が流れています。
見事に紅い紅葉です。

永源寺 本堂前

黄色の葉に注目しました。

永源寺

永源寺
ここでも苔と落ち葉に注目してみます。
朝から頑張って4つもお山を登り、そろそろ限界です。
15時のチェックインを目指して、これで切り上げて京都に向かいます。
Posted at 2017/11/23 18:01:30 | |
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