
毎月4日は、アスパラ奥様の月命日です。
そういう訳で、先週金曜日12月4日も墓参りに行ってきました。
私は次男坊なので「お墓はどうしよう」と奥様存命中に相談しましたが、「こどもがいないのにそんなものいらないわよ。誰がお詣りに来るの!」とあっさり蹴っ飛ばされています。
突然先に逝かれてしまったので、さて困りました。葬儀はアスパラ奥様の実家が世話になっている小山町のお寺さんにお願いしましたが、翌日ご住職に「実はお墓が無いので、お骨をどうするか困っています。」と打ち明けたら、「そんなことで悩むことは無い。寺はそのためにある。納骨堂で預かることもできるし、墓を造りたいならこの山のどこに造っても良い。」と、さすがに宗教家というのはこういうときに頼もしいです。
奥様実家のお墓もありますが、その隣が偶然にも空いており、急遽四十九日の法要までにそこにお墓を造ることにしました。奥様のお兄様と、最近造られた墓を参考にしてデザインを決め、その場でご住職が石材店を呼んでくださり石の種類を検討するなど、大車輪で間に合わせました。
故人の言いつけに背いてお墓を造ってしまいましたが、つくづくこれで良かったと思っています。6月下旬に納骨して以来、月命日には必ずお墓にお詣りしています。ご供養のために行うお務めと思っていましたが、いつの間にかこの墓参りが私の癒しというか楽しみになりました。やってみないと分からないものです。いまでは月命日を心待ちにしています。

立派な本堂がある由緒正しいお寺さんとご縁ができました。
これで奥様の故郷にも益々愛着が深まりました。

お墓のある山からは、新東名の工事を見ることができます。まだまだ大分かかりそうですね。

山から下りたら、隣の山が夕陽に照らされてすっかり秋の風情です。
「小山町」は、なんともいいところです。
午前中からテニスを頑張っているし、これでまっすぐ帰れば良いのでしょうが、折角だからどこかで夕食を食べて行こうという気になりました。アスパラのところには15日ごとに、冷凍した晩飯のおかずが10食ずつ届きます。飽きるかと心配していたのに、とても気に入って毎日手を出してしまうのですぐにストックが無くなります。たまには外で食事をしなければなりません。

御殿場から箱根を越えて小田原に向かいましょう。
仙石原、宮ノ下、湯本と抜けましたが、夕方の退勤時で地元のクルマに挟まれます。
地方の峠道を退勤時間に走るというのは、どエラくおもしろいものです。
なにしろ毎日走って道を熟知しているクルマばかりで、みなさんスピードは速い、カーブの加減速は適切でまったく無駄がありません。
とっても気持ち良く走れます。
さて、小田原に夕食を食べに行くと言えば、もうお分かりでしょう。

だるま料理店

コロナの影響で店内はガラガラです。

今回も、豪華「こだわり天重」。
天ぷらの充実ぶりに大満足です。
帰り道は、久し振りに箱根旧街道に行きました。箱根湯本から畑宿経由で元箱根に出る狭い道です。途中の七曲がりでは、箱根新道と絡み合いますが、旧道の方は急勾配でクネクネと一気に標高を稼ぎます。こういうところこそ、トルクが自慢のActiveHybrid3が真価を発揮します。
墓参りを済ませた上に、最後の晩餐候補と公言している「こだわり天重」食べているので、無茶な走りで一命を落としたりしたら「覚悟の自殺」と言われそうです。
無事に帰還しました。
Posted at 2020/12/09 20:10:56 | |
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