
三連休のど真ん中3月20日(日)、久し振りに西伊豆戸田(へだ)の「の一食堂」に行きました。
アスパラ奥様は「の一食堂」の高足蟹が大好物だったので、誕生日の2月に食べに行くのを恒例としていましたが、彼女が亡くなってからは一人で行ってもしょうがないと足が遠のいていました。
アスパラは戸田の高足蟹について、みんカラに何度もご報告しております。今度確認したら8回もブログアップしています。
(申し訳ありませんが、備忘録として記載します)
①2015/2/28 「
西伊豆戸田で高足ガニ 」
②2016/3/ 1 「
河津桜と南伊豆 」
③2017/2/21 「
戸田に高足蟹を食べに行く 」
④2017/9/ 8 「
の一食堂(戸田)に高足蟹を食べに行く! 」
⑤2018/1/ 8 「
妹夫婦と西伊豆戸田に 」
⑥2018/2/27 「
西伊豆にお花見ドライブ 」
⑦2019/2/21 「
河津桜を見に河津町に! 」
⑧2020/2/20 「
恒例の西伊豆戸田 」
④のとき(17年9月)にアスパラ奥様のお兄様をご案内したら大層気に入られて、その後に娘達と亡くなられた奥さんの妹さん(茅ヶ崎のM子さん)まで連れて再訪されています。クルマの運転がそんなに好きでない方が、あの山道を越えて案内しようというのだから相当な気合いですが、それで連れて行った全員が高足蟹のとりこになりました。
今年の正月に姪っ子の家で飲んでいたら、「今年は戸田のカニを食べに行こう!」と大いに盛り上がったのです。
その後はコロナ騒ぎに翻弄されて、特に姪のうち妹は1歳半の男の子を抱えて働きながら川崎で暮らしているというのに、保育園が度々休園になったり、こどもが濃厚接触者と疑われたりと、何度も窮地に追い込まれました。困り果てて茅ヶ崎のM子おばさんのところに転がり込んだり、兄が小山から子守りに借り出されたりと、それはもうたいへんなご苦労の連続です。アスパラだけは「心配してるよ」とメールするくらいで何の手助けもできませんでした。
もう疲れ果てて、カニの話なんか消えたかと思っていたらとんでもありません。それを楽しみに頑張っているそうで、これは何としても実現しなければなりません。
多くの苦難を乗り越えて、3月20日を迎えました。兄一家はチャイルドシートをくくりつけた日産ティーダで小山から出発し、茅ヶ崎に住むM子さんは電車で三島に来てもらいアスパラがピックアップして、戸田で合流します。

沼津、三島から西伊豆戸田へ行くのはルートの選定に迷います。ナビは三津(みと)、古宇(こう)から県道127号で真城峠(さなぎとうげ)を越えるルートを推奨しますが、伊豆中央道→修善寺道路経由で戸田峠を越える道の方が運転は楽そうです。
「の一食堂」は2日前までにカニを予約しておきますが、それでも到着30~40分前にお店に連絡を入れるのがお約束です。カニの調理時間を確保するためです。事前連絡のために2台で連絡を取り合ったら、伊豆中央道入口の「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」付近で、ほぼ一緒にいることが分かりました。ところがその辺からもう渋滞が始まり、辛抱の無いアスパラは伊豆中央道に見切りをつけて、地道を長岡温泉から三津の海岸に出て海岸線から真城峠を目指します。西浦付近でそろそろ「の一食堂」に連絡しようと兄の車に連絡したら、そちらはもう修善寺を過ぎて虹の郷付近とのことです。ヤバイ、遅れを取ったとアクセルに力が入ります。幸い西浦から先は空いていたので順調に走り、戸田へはタッチの差で早く着きました。
予想はしていましたが、「の一食堂」は大混雑です。いつもの駐車場は満杯で入れず、港の横にある空き地の方に案内されました。30分前に電話を入れた時点で順番待ちリストに書き込んでくれていましたが、それでも到着してからあと20分くらい待ちました。既に店の入口には「かに(皿盛り)は売切れ」と張り紙がしてあります。予約してあるので問題ありませんが、大変な勢いです。
それではカニさんをご紹介しましょう。

不肖アスパラとツーショットです。

こちらは茅ヶ崎のM子さんとお兄さんです。
アスパラを含め3人とも連れ合いに先立たれて、いまは寂しい(気楽な?)境遇です。

カニばかり強調していますが、姪っ子姉です。

姪っ子妹とその息子
ここからはその息子がカニと戯れている様子です。

初めて見るカニに興味津々です。

恐る恐るちょっかいを出し始めました。

もうかなり余裕が出ています。
まだカニを食べることに興味はなく、肉を抜いた後の殻をしゃぶって十分満足していました。
でも深海魚のメヒカリは、手に持つのにちょうど良い大きさのフライだからか、大変気に入ってもりもり食べていました。
この後、大人達はカニと取っ組み合いです。大人5人なのでカニは2杯でも良いかと迷いましたが、折角来たのにもの足りなくてもつまりません(カニは1匹、2匹ではなく、1杯、2杯と数えます)。思い切って3杯頼みましたが、一口食べたところでそのおいしさに全員理性が飛びました。元々食べるスピードが早いお兄さん一家ですが、もうアクセル全開でたちまち平らげました。
すべて食べきって満足感一杯です。

腹ごなしに海を眺めて「さあ帰ろうか」と言ったら、「途中でいちご狩りをしていきたい」とのことです。もう疲れることを知らない若いお母さんパワーには圧倒されます。
普段はひとり暮らしで、年寄り仲間達とばかり遊んでいるアスパラにとっては、とんでもなく刺激的な一日でした。あふれるばかりの活力に感心させられます。
まだまだたいへんな世情ですが、大丈夫、若い人達はしっかり乗り越えるでしょう。
頼もしい限りです!!
Posted at 2022/03/23 19:45:04 | |
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